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心温まる贈り物
心温まる贈り物が届きました。贈り主は兵庫県姫路市立白鷺小学校・姫路市立手柄小学校の皆さんです。白鷺小学校の先生とは、熊本地震の際からのつながりがあります。地震があった2016年夏、EARTH員(震災・学校支援チーム)として、多くのことで御船小学校の復興に向けたお手伝いをして頂きました。今回送って頂いた物は、お手紙と段ボールいっぱいのポケットティッシュです。ポケットティッシュと言っても、普通のポケットティッシュではありません。何と一つ一つにメッセージカードが付いており、目に入る度に、心がとても温かくなります。素敵なアイデアに感動しているとともに、地震発生から2年が経とうとしている今でも、遠い場所から気にかけてくださっていることに、大変感謝しています。ずっと大切にしたいつながりの一つであると、教師、児童共々感じました。
以下は、いただいたお手紙から一部抜粋してご紹介致します。
「今年は阪神・淡路大震災から23年になりました。毎年1月17日は、訓練と防災教育月間として、クラスで災害の話を聞きます。その時に、御船小学校の皆さんのお話をし、熊本地震のことや地震後の生活のことを、そして震災後に皆さんが先生方と一緒にがんばっていたことを伝えました。
兵庫県では、『南海トラフ地震』が起こると予想されていて、熊本地震の事は他人事ではありませんので、真剣に聞いていました。
4月の進級・進学に向けて、小さい学年の児童は『僕たちが頑張っていることを伝えると笑顔になってくれるかな。』など様々な思いを持ち、皆様にメッセージを書きました。
ポケットティッシュを使うときに、メッセージを見てください。少しでも、心がほっこりとして頂けたら幸いです。」
白鷺小学校ホームページ:http://www.himeji-hyg.ed.jp/hakuro-e/
手柄小学校ホームページ:http://www.himeji-hyg.ed.jp/tegara-e/
教育講演会
「脳は、教えられて育つのではなく、五感で感じながら育つものです。」
先日、本校にて、熊本大学附属病院の上土井貴子先生による教育講演会が行われました。演題は「脳と心を育む生活リズム」です。「人の脳は旧脳(本能等、生存に関わる領域)と新脳(知識、思考、記憶等、社会性に関わる領域)に分かれ、大人に向けて、新脳を育てるという意識が必要である。」このことを主軸として、講演が進められました。中でも「親としての関わり方については、我が子の発達段階(幼児期、学童期等)に応じて、適したものにしなければならない」という内容には多くの保護者が共感を覚えていました。具体的に、例えば学童期の場合、出来る限り毎日、我が子の宿題を見てあげて、つまずきに気づいてあげることが大切だそうです。前向きに励ましたり、学習を支えながら潜在能力を引き出したりする等、いわゆる「コーチング」により、子どもの能力は飛躍的に伸びる他、親子間の信頼関係も深まります。その積み重ねにより、最も理想的な状態で思春期を迎えられるとのことでした。
上土井先生のユーモア溢れる人柄により、講演会は終始和やかな雰囲気が漂いました。また、この場では書き記せない程、内容が豊富であり、多くの学びを得ることができました。どの子どもたちも、親に愛されたいという強い気持ちを持っており、自分なりの表現方法で常に伝えようとしています。この日のような教育講演会に足を運ぶことも、我が子の気持ちに応えるための一つの手段であるように思います。
パソコンクラブ
パソコンクラブではタブレットPCのカメラ機能を使い、「御船小学校の魅力探し」をしました。友達ががんばっているところや校舎の自慢したいところ等、様々な「魅力的な場面」を自分たちで見つけ、撮影するという内容です。児童はペアで活動し、はじめは、他のクラブ活動に打ち込む友達の姿を探して撮影をしたり、校舎の内観を撮影したりしていました。しかしいつの間にか、ペア同士で「靴箱を撮影したいから、すべての靴のかかとを揃えよう」「トイレのスリッパを並べてから撮った方が良い」というやりとりが見られるようになりました。「魅力探し」は「魅力づくり」に変身です。
今回の活動では、あらかじめ「みんなが撮影した写真のいくつかは、ホームページで紹介します」と伝えてありました。発信者の気持ちで「魅力」を探したことで、同時に「ここはこうあれば良いのに」という改善点も見えたようです。児童が撮影した写真は、合計190枚に及びました。そのうちいくつかは、ホームページ上で少しずつ紹介していきたいと思います。
髙岡市立定塚小学校
本校が大切にしているつながりの1つに、髙岡市立定塚小学校があります。富山県高岡市に所在し、藤子不二雄(代表作「ドラえもん」「忍者ハットリ君」等)のコンビの出身校としても有名です。昨年の熊本地震の際に多くのご支援と温かい励ましを、御船小に届けて頂きました。その後、お互いに手紙のやりとりや、町を紹介したパンフレット、ビデオレターを送り合う等、交流が続いています。
昨年末、本校校長と職員が御船小を代表して、定塚小学校を訪問しました。講堂では子どもたちや先生方、また、PTA会長や髙岡アラートライオンズクラブの会員の皆さん等、多くの方々に出迎えて頂きました。「ようこそ!定塚小学校へ集会」の中では、本校校長が「熊本地震から今日までの感謝の気持ち」を伝えた他「当たり前の生活がいかに有り難いか」について話をしました。また、定塚小校長先生からは「定塚小の子どもたちが自発的に行動した結果が今日につながっていること」についてお話がありました。この他、子どもたちから義援金をいただいたり、歌やくまモン体操を披露してもらったりと、とても温かい時間となりました。
失ったものや傷ついたことがたくさんあった熊本地震でした。しかし一方で、かけがえのないものに気づき、大切な存在が増え、そのことに感謝する気持ちが高まったことも事実です。これから創造的復興への一員として携わる私たちの使命とは何か。それは地震の恐ろしさや心構えの他、日々のつながりに感謝する心、それらを絶やさない為に具体的に行動していくこと、それらのことを次の世代に伝えることだと思います。
髙岡市立定塚小学校ホームページ〈 http://joduka-e.el.tym.ed.jp/ 〉
御船町学童陸上記録会
「御船町内児童の体力及び陸上の技能の向上を図り、また各校児童間の親睦を目指す」という目的の下、御船町学童陸上記録会が行われました。100m走や走り高跳び、400mリレーなど、全7種目に御船町内の小学校5、6年生が臨みました。これまで放課後の時間をつかって、自分が参加する種目の練習をしてきた子ども達。練習以上の記録に喜んだり、緊張によって思うような記録が出せなかったりする等様々でした。早速多くの子どもが「次こそは」と意気込んでいます。
親睦を深める、という部分においては、例えばリレーの順番を待つ間、他校の友達に「自信はある?」と話しかけ、心境を探ってみたり「(君の学校は)普段給食の時間は何時から?」と何気ない会話を交わしたりする様子がありました。同じ空の下で一緒に汗をかいたことで、多くの交流を生み出み出しました。