御船小ニュース

カテゴリ:4年生

伝統とわたし

四年生の見学旅行では、山都町の清和文楽邑、通潤橋、円形分水場を訪ねました。今回はその中から、清和文楽邑での様子について、ご紹介します。ここでは、資料館にて人形の構造や歴史に触れたり、「人形遣い」の皆さんから説明をして頂いたり、更には、実際にミニ講演を鑑賞したりしました。人形浄瑠璃は、2009年、ユネスコによって世界無形遺産に登録されており、その点からも、いかに貴重な文化であるかを推し量ることができます。日常では聞き慣れない「太夫」による浄瑠璃の語りや、表情及び仕草豊かな人形を目の当たりにし、心を奪われた様子の子ども達でした。

伝統とは、決して「過去」ではありません。自分自身が何らかの形で関わることで、その形を保存したり、あるいは新しい要素を加えたりしながら、更に深みのある「伝統」にしていくものだと思います。「自分ならばどのように『伝統』と関わっていきたいか」このことを、今後四年生の事後学習では時間をかけて考える予定です。

御船川探検隊!

4年生の総合的な学習の時間について紹介致します。この日は「御船川探検隊」の学習として、御船川に対するイメージマップを広げる学習を行いました。御船町に住む人にとって、御船川はとても身近です。子どもたちは「御船川はきれいだよね。でも、どうしてきれいなんだろう。」「魚が住んでいたな。あれは何という種類の魚だろう。どこから来たのかな」等、次々にイメージを挙げては、それを疑問に変え、他者の発表や話合いの中で考えを広げました。

今後、実際に御船川の探検が計画されています。国土交通省の方に来て頂き、水の中の生き物を観察したり、水質調査をしたりする予定です。体験を伴う調べ学習により、学びを深められることと思います。また、御船町で育つ人として、御船川について誰よりも詳しく、そして大好きになってほしいと思います。


自分で伸びていく子どもたち

2学期のはじめ、4年生は自分たちのめあてを立てました。単純に1つの大きなめあてを立てるのではなく、「知・徳・体」の3つのテーマでそれぞれ考える点に、「さすが4年生」と感じさせられます。特にこの学級は、学級目標においても「知・徳・体」それぞれで目標を立てているので、それをベースにしながら考える子どもの様子がありました。この工夫により、一から物事を考えることが苦手な子どもにとっても、手助けになっていたように思います。また、子どもたちの手元には「1学期のめあて」のシートがありました。目標やめあてとは、自分の姿や反省を受けて立てるものです。1学期のめあてを更に発展的にした目標を立てる子ども、新たにできるようになりたいことを考える子ども等、自分自身の実態をよく見つめながら、中身の詰まっためあてを立てることができました。