御船小ニュース

カテゴリ:全学年

ジョギングフェスタ2017

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」かつて、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんが、座右の銘として語り、話題になりました。地道な努力が、いつか成功につながるという、まさに長距離走の醍醐味を表しているように思います。

12月14日(木)、御船小にてジョギングフェスタが行われました。これが初めての持久走だった1年生は、どの児童も途中で止まることなく、精一杯走ることができました。2年生は昨年の経験を生かし、自分のペースを調整しながら走りました。3年生は自分の順位を気にしながら、一人でも多く抜けるように頑張る様子がありました。4年生は自己最高記録を目指して走ることができました。5年生は走る時のフォームや息継ぎにこだわり、工夫して走りました。6年生は「スクラム」を合い言葉に、互いを励まし合いながらゴールすることができました。

これまで、朝の時間を使って多くの児童が自主的にグラウンドを走り、自分なりに体力を高めてきました。また、体育でも日々目標をもって努力する様子がありました。今回の結果で実を結んだ児童もいれば、悔しい思いをした児童もいると思います。しかし、どの児童にとっても、生きる上で決して無駄にはならない経験ができたのではないでしょうか。


 

学習発表会 大成功!

12月2日(土)、御船小学校体育館にて学習発表会が行われました。体育館後方の前後左右の壁を、子ども達の作品(版画や壁新聞)で飾り、多くの保護者や地域の方々が見守る中での発表です。大変緊張したと思いますが、各学年ともこれまでの練習の成果が十分に発揮されたすばらしい発表でした。

 さて、今年度の学習発表会の大成功の裏には、実はいくつか秘策がありました。ここではその中から2つご紹介します。1つ目は「メリハリ」です。今年は特に「頑張る時は頑張る、休む時はとことん休む」を大事にしました。具体的に、休憩中は専用のBGMを流し「現在が休憩時間であること」を意図的に伝えました。更に休憩の終了は、高らかにブザー音を響かせることで、気持ちの切り替えを促す工夫をしています。一般的な劇場を参考にしており、非常に効果的でした。

2つ目は、「気持ちを落ち着かせる手段」です。自分の発表が終わってホッとすると気持ちは緩み、友達のすばらしい発表を見た後には、気持ちが高まるということは、誰にでも言えることです。そこで取り入れたのが「黙想」でした。30秒あれば、静けさを取り戻す会場。この静けさこそ、自分や他者の発表を大切にする態度につながったように思います。

 今年の学習発表会で子ども達が乗り越えた緊張。それは、会場が1つになったことで味わうことの出来た貴重な産物でした。「緊張させてもらえた」と感謝をし、来年は一段と良いものになるように、工夫していきたいです



 

人権旬間で目指すのは…

身の回りの差別をはじめ、様々な差別や偏見を許さず、なくしていこうとする意欲及び実践力。それらは、誰もが社会の中でよりよく生きるために、常に求められる資質であり、能力でもあります。

 御船小学校では「人権旬間」でした。各学年ごとに人権学習に取り組み、どの学級も、人権感覚を意識的に高めています。特に3、4年生は『人権の花運動』に参加しました。花を種から育てる活動や花の種取りを経験して、小さな命が持つ大きな強さを感じ、同時に、それを支える存在の大切さを感じました。

上も下もなく、誰もが中心である世の中を、これから大人になる子どもたちが築いていくことを願います。


経験を積み、教訓を得る

元気玉プロジェクト、けんこうレンジャー、イントロクイズ、あいさつ運動、チャレラン…これら全て、児童らによって、委員会活動の中で企画された取組です。ユーモアのある取組ばかりで、学校全体が楽しい気持ちになれます。

9月の児童集会では各委員会から2学期の目標と取組について紹介がありました。美化委員会から「すみずみまできれいにし、黙掃掃除を身につけましょう。」、放送委員会から「明るく放送して、みんなをハッピーにします。」、図書委員会から「みんなに沢山本を読んでもらい、図書室すべてを大切に扱ってもらいたいです。」等、それぞれが思いを込めて力強く伝えました。

行動することで、何かしらの変化が起こる。何もしなければ、何も変わらない。今回のような取組と発信を積み重ねることで、子どもたちは生きる上での大切なことに気づくことができているように感じます。

2学期のスタート

8月30日、2学期が始まりました。登校する子どもたちの様子を見ていると、久々に友達と会えたことを喜ぶ子ども、先生たちに夏休みの思い出を話す子ども、眠い目をこすりながらあいさつをする子ども等、様々でした。少しずつリズムを取り戻し、1学期以上に御船小を活気づけてほしいと思います。

始業式の中で行われた学校長講話では「2学期、これだけは」として「命を大切にする人に」「思いやりのある人に」「進んで行動できる人に」の3つが挙げられました。それに続き、「一人一人が当たり前のことを当たり前にできるようになったら、きっとみんなの笑顔が輝くすばらしい御船小になります。みんなでがんばりましょう。」と激励しました。

「自分にできる『当たり前』とはなんだろう」と自分なりに考え、具体的に行動することで、充実した生活につなげてほしいと思います。


御船小の「当たり前」

 7月20日、1学期の終業式を行いました。学校長から、「児童一人一人の『がんばり』が、御船小学校を一層良いものにしていった、そんな1学期でした。例えば、毎日児童玄関の靴箱に、きちんと靴を入れる高学年の『がんばり』、童話発表会で一生懸命に本を覚え、披露してくれた皆さんの『がんばり』等。そんなたくさんの『がんばり』に感動したとともに、とても嬉しかったです。」という話がありました。また、企画委員会が実施した、なかよしアンケートの結果から、『学校は楽しいですか』という項目が100%でないことについて、話題に取り上げました。「2学期は100%になるために、①声をかけよう、②相談に乗ってあげよう、③いやなことは「いや」、嬉しいことは「ありがとう」と伝えていこう」と、3つのことを呼びかけました。

いよいよ待ちに待った夏休みです。学校ではできない体験をしたり、苦手な学習を克服したり、新しいことにチャレンジしたり。それぞれの過ごし方によって、夏休みの価値はどんどん高くなります。第一に命を大事にしながら、自分たちにとって、最高の夏休みにしてほしいと思います。

最後になりますが、終業式の中の、学校長の言葉で終わります。

「当たり前のことを、当たり前にできる夏休みにしましょう。御船小学校の当たり前とは、『あいさつ』『進んで学習』『お手伝い』『時間を守る』そして『命を守る』ですよね。」

傘の気持ち

梅雨後半に入ったとはいえ、まだまだ不安定な天気が続きます。そんな中、「傘問題」が浮上してきました。「間違えて他人の傘を持ち帰ってしまう。」「1本目を持ち帰り忘れたため、2本目を持ってきたものの、1本目はずっと置いたままになっている」等々。これらのことに、心当たりはありませんか?傘立ての中で、傘たちが寂しそうに、持ち主を待っています。

実はこの傘問題、たった1つの手立てによって解消されます。それは、「傘に名前を書くこと」です。名前さえあれば、教師が該当する児童に声をかけることができますので、ご協力をお願い致します。

物を大切にするという視点からも、1学期の内に、傘たちを迎えに来て頂けると、とても助かります。

 

生活しやすい学校にするためには?

全校集会で行われた美化委員会の発表について、ご紹介致します。委員長の「一人一人が生活しやすい学校にするために、環境づくりをがんばりましょう。」という一言に表れるように、今回の内容は、全児童で学校を美化することへの呼びかけでした。誰もが親しみを持てるようにと、ドラえもんのキャラクターに扮して、劇を行う美化委員の子どもたち。発表全体に、工夫が感じられました。校内の環境美化とともに、「エコバッグ」「4R(リデュース、リユース、リフューズ、リサイクル)」等の紹介があり、物を大切にする心についても学んでいます。子どもたちによる感想では、「これから環境について考えていきたいと思いました。」「牛乳パックのリサイクルから頑張りたいと思います。」という声が上がりました。

町の環境美化や、地球環境を守ることに配慮した取組がたくさん広がっている現代。新聞やニュースから得た、それらに関する情報を、学校や家庭の中で話題にすることも、環境に働きかける第一歩かもしれません。

サイレントゾーン

これまで大きな目標であった運動会も終わり、次は「仲間作りや勉強」に日々力を入れることになります。そこで、全校集会では、その新たな目標を実現するために、どんなことが大切であるか、という視点から、生活安全委員会の児童が、新たな取組の発表をしました。

「仲間作りや勉強に勤しむためには、『安全な学校生活が送れること』が重要です。例えば、『廊下は右側をゆっくり歩く』などが挙げられます。」このことは、6月の生活目標である、「室内では静かに過ごそう」ともリンクしています。「そこで、今回打ち出すのが、『サイレントゾーン』です。」

サイレントゾーンとは、声を出さず、静かに歩くエリアのことです。人とすれ違う際も、あいさつとして、立ち止まったおじぎのみを行います。サイレントゾーンは、御船小学校の事務室から、なかよし教室までの長い廊下までと、設定されています。

この活気的な取組が定着し、安全な学校生活が確保される時は、同時に充実した「仲間作りや勉強」が実現される時ではないかと期待しています。


人権の花伝達式

6月5日、「人権の花伝達式」がありました。「人権の花」とは、法務局と人権擁護委員連合会が昭和57年から実施している運動です。学校に配布した花の種子や球根を、「子どもたちが協力して育てることによって、生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得すること(法務省HP. http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken06.htmlより)」を目的としています。

式の中では、「花を育てることで、協力や感謝の大切さを知り、生命の尊さ、感動、人の気持ちや感情などを、受け止められるようになってほしいと願っています。」と話がありました。

後半は、人権擁護員の方々による劇がありました。初めにまもる君とあゆみちゃんが登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。劇の節々では、「思いやりをもったまもる君が、取るべき行動」について考える場面や、「あなたならばどうしますか。」という問い掛けに、自分の考えを発表する場面等があり、楽しみながら学ぶことができた子どもたち。

思いやりを行動で示すことを心掛けるとともに、今回頂いた花の苗も、3・4年生を中心に、大切に育てたいと思います。