校長室だより

校長室だより

240417

交通教室がありました!
 4月17日(水)に、道路の安全な歩行の仕方や自転車の安全な乗り方等について学び、交通安全に対する意識を高めることを目的として、交通教室を実施しました。
 この日は、講師として交通指導員の方々や駐在所の方に来ていただきました。低学年の子供たちに対しては、交通安全に関するお話をしていただいた後に、実際に道路に出て、道路の歩行及び横断歩道の安全な渡り方等について実技指導をしていただきました。また、3~6年生に対しては、実際に実技を通して、自転車の安全な乗り方について、運動場の模擬道路を使って指導していただきました。子供たちは真剣な表情で話を聴いたり実技に取り組んだりしていました。
 そして、当日は予定になかった白バイ隊員の方も急遽交通教室に飛び入り参加していただきました。子供たちも白バイに興味津々で、テンションが上がっていたようです。
 子供たちにはこの交通教室で学んだことを生かして、今後、絶対に交通事故に遭わないよう、「自分の命は自分で守る」という意識を強くもって生活していってほしいと思います。

240412

楽しかった歓迎遠足!!
 4月12日(金)に歓迎遠足がありました。前日が雨でしたので、天気を心配していましたが、当日は久しぶりに穏やかな陽気となりました。実は、昨年度、4月に歓迎遠足、3月に送別遠足と遠足を2回予定していましたが、いずれも雨天のため中止となっていましたので、今回の遠足は、1年生だけでなく、2年生にとっても小学校初めての遠足となりました。
 遠足に出発する前に、体育館で1年生の歓迎レクリエーションがありました。1年生からの言葉のあと、各学年から1年生に向けて自己紹介したりクイズを出したりと、楽しい時間を過ごしました。
 遠足の目的地は小島公園でした。1年生は6年生に手を引かれて現地まで元気に歩きました。公園では縦割り班で行動することになっていましたので、上級生が下級生の面倒を見ながら、一緒にお弁当を食べたり遊んだりして、みんなで遠足を楽しんでいました。
 学校では、このように縦割り班で活動することがありますが、これは子供たちにとって、とても意味のあることだと思っています。上級生には、「下級生のお手本となるようしっかり頑張ろう」という意識が芽生えますし、下級生は、「お兄ちゃん、お姉ちゃんみたいになりたい!」という憧憬の念(あこがれ)を抱きます。
 学校では、今後も異学年での縦割り班による活動を通して、子供たちの豊かな心の育成に向けて取り組んでいきたいと考えています。

 

240409

ご入学 おめでとうございます!

 4月9日(火)に入学式を行いました。前日は雨風が強かったため、天候が心配されましたが、当日は、新入生を待ち侘びていたかのように、朝から久しぶりに春の日差しが戻り、新入生を温かく迎えてくれました。
 本年度は、9名が本校の新入生として仲間入りしました。氏名報告の際は、担任の指名に対して、全員「はいっ!」と大きな声で返事をすることができていました。また、新入生代表あいさつでは、寺本まひろさんと松本ななこさんが立派にその役割を果たしてくれました。大勢の人がいる中でしたので、とても緊張したと思いますが、前に立つ校長の目をしっかりと見て、新1年生とは思えないほど堂々とした態度であいさつができていたので感心しました。
 校長式辞では、「こんな子どもになってほしい」ということについて、次の4つを話しました。
①自分がされていやなことは相手にしてはいけない。友達のことを思いやり、「人に優しい子ども」になってほしい。
②今、あなたたちには分からないことや知りたいことがたくさんあるはず。小学校では、各教科や活動等を通じて学習していくので、「目を輝かせて学ぶ子ども」になってほしい。
③きついことから逃げてばかりいてはいけない。時にはやりたくないことでも我慢して頑張ることも大事。そのように、「努力して体をつくる子ども」になってほしい。
④小学校での学習や地域での体験活動、地域の方々との交流等を通じて、もっともっと姫戸のことを知り、今よりも更に「姫戸が好きな子ども」になってほしい。
 新入生は、これからさまざまなことを学んでいきます。保護者の皆様、地域の皆様、今後、9名の子供たちが目を輝かせ、いきいきと学ぶ中で「生きる力」を確実に身に付けていけるよう、学校としても精一杯取り組んでいく所存ですので、ご理解とご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。

240408

新年度のスタートです!! 

 4月8日(月)に始業式があり、いよいよ新年度が始まりました。令和6年度、姫戸丸の出航です。

 始業式では、それぞれ進級し、一つ上の学年になった子供たちが、やる気に満ちた表情で、目をきらきらと輝かせていました。そのような子供たちの姿を目にし、私たち職員一同、「よし、この子供たちのために頑張ろう!」という思いを強くしたところです。

 校長講話では、まず、本年度の学校教育目標

に向かって挑戦し、感動を共有するひめっ子の育成」

について、子供たちと共有しました。子供たちには、この目標の達成に向けて、姫戸小の子供たち、先生方、保護者の皆様、そして地域の方々と一緒になって頑張っていこうと伝えました。また、この目標を受けて、ひめっ子合言葉である「夢 もっと挑戦 より感動」について、次の3つを話しました。

をもつことはすばらしいこと。、もっと分かりやすく言えば、目標をもつことで、人は頑張ろうという気持ちが心の中に生まれる。だから、ぜひ、や目標をしっかりもってほしい。

②何かに挑戦して思うような結果が出なかったとしても、挑戦した経験は必ずその後の自分の成長につながる。だから、何事にも挑戦するたくましさを身に付けてほしい。

③人が感動するのは、誰かがひたむきに努力している姿、目標達成に向けて一生懸命頑張っている姿を目にしたとき。だから、何事にも一生懸命取り組んでほしいし、お互いの頑張りを認め合って、感動を共有してほしい。子供たちは、真剣な表情で、目と耳と心でしっかりと話を聞いていました。

 これから1年間、学校教育目標とひめっ子合言葉を常に意識しながら学校生活を送ることで、姫戸小をよりよくしていってくれることを期待しています。

海翔さん、ありがとう!

 長崎総合科学大学付属高校サッカー部キーパーとして、昨年12月の全国高等学校サッカー選手権大会に出場された山口 海翔さん。姫戸町出身。大津高校の碇 明日麻さんと同級生。忙しい合間をぬって子ども達に会いに来てくれました。サッカーを始めたきっかけ、サッカーを通して学んだこと、苦労したこと、将来の夢など、たくさん話をしてくれました。
 特に感銘を受けたのは、山口選手が座右の銘とする「感謝」「努力」「挑戦」という3つの言葉。
 苦しいときや辛いときこそ、自分を支えてくれる親や友達に感謝し、今の自分がやるべきことを黙々とやる。できるようになったら更なる高みに挑戦する。挑戦したら自分の良い所やダメな所が分かる。それは、もっと努力しようという原動力になる。そんな山口選手の言葉に、真剣な瞳で聞き入る子ども達でした。キーパーの構え、ジャンプキャッチの仕方、リフティングも実際にやってみせて教えてもらいました。
 山口選手のお母さんにもお話をうかがうことができました。子の成長を願い、涙を隠して叱咤激励したことなど、子を想う親の気持ちについて、お話していただきました。涙が出ました。 

 山口選手、お母さん、ありがとうございました。 

授業参観、お世話になりましたm(_ _)m

 3月1日(金)の授業参観、PTA総会、学級懇談会には、ご多用にかかわらずたくさんの保護者の皆様、学校運営協議会の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 子ども達にとって、親や祖父母が教室に来てくれることは特別なこと。ある子によると「嬉しい気持ち50%、緊張50%」だそうです(笑)。授業中も何気に出入口を気にしつつ、姿が見えると「来た-。」と笑顔いっぱいで呟いていました。
 写真は、4年生の1/2成人式の様子。10年間育ててもらったことに感謝し、出来るようになったことと、将来の目標をしっかり発表することが出来ました。
 どの学年も、ず-っと心に残る学習になったようです。ありがとうございました。

6年生に「ありがとう」を伝えよう

 2月22日(木)、あいにくの雨。 みんなで諏訪公園に送別遠足に出かける予定でしたが、雨天時計画に従い「お楽しみ送別会」を体育館で行いました。
 4月から姫戸小の看板を背負う5年生13名が、計画・準備・進行の全てを担い、卒業する6年生との名残を惜しみつつも、和気藹々で笑顔溢れる送別会を開いてくれました。司会をする人、説明をする人、例示をしてみせる人、時間を計る人など役割分担をして、全校児童をしっかり楽しませてくれました。また、端々にギャグを盛り込んだ雰囲気作りは流石でした(空雅さんのダンス最高!)。
 写真は「震源は誰ゲーム」と「伝言ゲーム」。6年生をリーダーとする縦割班で行いました。「震源」の変な動きを必死に真似する様子や、「伝言」がジェスチャーによってどんどん変わっていく様子が、とっても面白かったです。

 上の写真は、インタビューを受けている6年生。「中学校で頑張りたいこと」「好きな給食」の質問に加えて、「英語で自己紹介をしてください」といった無茶ぶりもありましたが、そこは最上級生、格好よくペラペラと英語で話していました(^o^)。 サプライズゲストとして、かの有名な「ホテイ陽向さん」↓ も現れ、大興奮の会場でした。

楽しかった-!

 お昼からの「PTA親子ふれあい活動」も、子ども達、大喜びでした。
「みんなで、もっとふれ合おう、もっと楽しもう!」をスローガンに、糸や和紙で作るランプシェード【作る活動】グラウンドゴルフ大会【動く活動】に分かれて、親子や兄弟、地域の方との交流を楽しみました。
 企画・準備・運営等、多大なご尽力をいただいたPTA役員の皆様、ありがとうございました。お世話になりましたm(_ _)m。

くまモンが来た-!

 1月28(日)の「歯・口の健康集会」では、くまモンと一緒に歯と口の健康について勉強しました。
 思わぬサプライズゲストに大興奮の子ども達でしたが、「むし歯になりはじめると?」「歯マップ」「食べ物を磨りつぶす歯は?」「ステファンカーブ」「口の中にいる細菌」「歯を大切にするためには」「よく噛む習慣」など、中島先生花田先生から出題されるクイズに、みんな元気に答えていました。これまで学んできたことについて復習問題もありましたが、正解率の高さに感心しました。
 くまモンには、と✖のボードで正解を示す役をお願いしたのですが、さすがは熊本県「敏腕」営業部長。キレのよい動きとユーモア溢れるしぐさで、子ども達の興味関心を引きつけてくれました。

 

頑張ったね!学習発表会

 1月28日(日)、保護者や地域の皆様をご招待して、学習発表会を開催しました。1年生の光織さんが「あったかい心になる発表会にしたい」とはじめの言葉で言ってくれたように、観る人も、発表する児童も、みんなの心がぽっかぽかになる発表会になりました。ありがとうございました。

 織姫と桃太郎と金太郎と浦島太郎と鬼ちゃんに扮した1年生が、みんなで仲良く過ごしてきた一年間を、劇にして紹介しました。ウントコしょ、ドッコイしょと、みんなで力を合わせて大きなカブを引っ張りました。

 姫戸の森を探検しながら、歌や楽器演奏を披露しました。出来ることがたくさん増えて、やる気いっぱいの2年生です。いろんな楽器を、息を合わせながら演奏しました。歌やダンスもとっても上手でした。

 みんなで一生懸命に調べた姫戸町や上天草市のことを、クイズにして楽しく発表しました。アコウの木の話にはびっくりしました。バスに乗って買い物学習に出かけたこともよい思い出になりましたね。 元気いっぱい、絵もとっても上手な3年生です。

 4年生は、天草発展のために命をかけ、天草五橋を建設まで導いた偉人「森 國久」の物語を発表しました。長いセリフも完ぺきに覚えた素晴らしい発表でした。「天草の未来に橋を架けるんだ」という國久さん強い思いが、よく表現されていました。

 5年生は「正しく水俣病を知る」「差別をなくす」「環境を守る」など、水俣に学ぶ肥後っこ教室で水俣市を訪れて学んだことを、しっかり発表することができました。学習したことが、テーマごとに広用紙に丁寧にまとめられていて、5年生の「水俣病や環境について、これからもしっかり勉強していきたい」という思いを感じました。

 6年生は「永井 隆博士~平和への祈り~」と題し、原子爆弾に妻や同僚を奪われた永井博士の、それでも、我が子の未来と世界平和のために、必死に生き抜いた姿を発表しました。子ども達の真剣な表情と迫真の演技に思わず引き込まれ、目頭が熱くなりました。

 あいにく、熱発等で泣く泣く欠席せざるを得なかった子ども達もいて、これまでの熱心な取組を考えると不憫でなりませんが、学習発表会に向けて学級の仲間と協力し、懸命に努力したことは、ずっと心に残り続けることと思います。

 

雪ですね

昨日から、雪が舞いました。

寒さに縮こまる大人とはちがって、舞う雪に手を広げる子ども達の上着は教室の椅子に置いてけぼり。

登校しながら雪だるま一つ。悴んだ手はパパッとお尻で、ひとはたき。

昨日のお昼前に「校長先生、もっと雪降らせてください」と言った子も、今朝は満足顔でした。

寒梅や雪ひるがへる花の上  蓼太

次学年への「0学期」

 3学期は、次学年に向けた「0(ゼロ)学期」だと言われます。5年生は、最上級生に向けた0学期。6年生は、いよいよ中学1年生に向けた0学期。

 多目的室をストーブで暖めて行った9日の始業式でも、11日の全校朝会でも、子ども達の表情や態度から「3学期は、次の学年になった気持ちで頑張るぞ!」という思いがひしひしと感じられました。さすがです。 
 なかでも各学年代表の(↓)「昨年の反省と、今年の意気込み」発表は秀逸でした。頑張ってきた自分を認め、逆に十分には努力できなかった自分を反省し、自分なりの具体的な目標を設定することができました。「気づき」「考え」「行動する」「そして習慣化する」というセルフコントロールが、着実に身に付いてきています。3学期の子ども達の成長がとても楽しみです。
 いま、子ども達が一生懸命に取り組んでいるのは、学習発表会の練習です。1月28日(日)9:00~体育館にて開催します。その後、歯・口の健康集会PTA親子ふれあい集会も予定しています。皆さま、是非おいでいただき、子ども達の溌剌とした発表をご覧ください(^o^)。

謹んで震災のお見舞いを申し上げます

 このたびの能登半島地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
 犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご家族、ご親族、関係者の方々に心からお悔やみを申し上げます。被災された皆様の生活が一日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
 また、被災地における救命・救助、復旧・復興活動などにご尽力されている方々に深く敬意を表します。

           姫戸小学校職員一同

あけましておめでとうございます

  謹んで 初春のお慶びを 申し上げます

  平素より 本校教育活動に 多大なるご理解 ご協力を賜り 心より感謝申し上げます

  姫戸小の学校教育目標である『夢に向かって挑戦し 感動を共有する 姫っ子の育成』の実現に向けて 全職員で力を合わせ 誠心誠意 努力していく所存です

  本年も 変わらぬご支援を賜りますよう 何卒よろしくお願いいたします

    令和六年 元旦     

            姫戸小学校職員一同

よいお年をお迎えくださいm(_ _)m

 今日の終業式で、校長から子ども達へ、冬休みの宿題を三つ出しました。

一つ、 毎食後の歯みがきを忘れずにする。必要なら歯医者さんに行く。
二つ、 家での役割分担(茶碗洗い、洗濯、風呂掃除など)を、意識を持ってこなす。
三つ、 毎日、勉強する。分からないことを、分かるようにする。

 2学期、姫戸小のみんなで学んだことは、自分自身の課題に気づき、対策を考え、解決に向けて行動し、それを習慣にする「セルフコントロール」
 冬休みの2週間は、各々の努力を継続し、「習慣」にまで高めるチャンス! 

 年明けの始業式で、「あ~、歯みがきしないと気持ち悪っ」「〇〇さんと一緒に歯医者さんに行ってきた」「家での自分の役割をしっかり果たしたぞ」「家族のみんなが喜んでくれて嬉しかった」「計算は、正確さとスピードです!」といった反応があることを、大いに期待しています‥。

 ともかく、安全に、幸せに、笑顔いっぱいで新年を迎えてくれるのが一番です。

 保護者の皆様、地域の皆様の御陰をもちまして、子ども達にも、職員にも、大きな怪我や病気もなく、無事に2023年が暮れようとしています。誠にありがとうございました。  
 ご家族皆様で 元気に よき新年をお迎えください。         姫戸小職員一同

歯と口の健康づくり

 地域学校保健委員会では、姫戸小中学校歯科医の 竹中先生をお迎えして教育講演会を開きました。

 竹中先生から大変有意義なお話をいただきましたので、紹介します。

1、むし歯を防ぐ「フッ素」の働き

①エナメル質の修復を促進:酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進
②歯の質を強化:歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を向上
③菌の働きを弱める:むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑制

※歯磨き粉に含まれるフッ素や歯科医院でのフッ化物塗布、学校で実施しているフッ化物洗口は、無機フッ素化合物を使用したもので有害性はない安心して使用できる。適量摂取で虫歯予防や骨折・骨粗しょう症の予防などに効果がある。自然界にも存在している。一方で、最近話題となっている有機フッ素化合物(PFAS)は、界面活性剤として泡消火剤や研磨剤等で広く使用されているが、最近は発がん性や肝臓・甲状腺障害、免疫効果の低下など人体への影響が報告されている。自然界での性状としても、ほとんど分解されず土壌や水質汚染の原因になる。

2、むし歯になる4つの要因

歯の質(子どもの歯は歯の質が弱くむし歯になりやすい)

時間(だらだら食いは口の中を酸性にしてしまう)

糖分(砂糖はむし歯菌の大好物)

(むし歯菌が増えないようにするのが肝心)

3、むし歯にならないための4つの習慣

①歯の質を強くするためにフッ化物洗口やフッ素配合の歯磨剤を使用する。よく噛んで食べることが効果的!

②食事やおやつは決まった時間に!食後の歯みがきを忘れない!

③おやつは、キシリトール配合のものを選ぶ。飲み物もできるだけ糖分の少ないものを!

④むし歯菌を減らすには、歯みがきが絶対。毎食後の丁寧な歯みがきを!

 また、歯ブラシとデンタルフロスの両方を活用した歯みがきの仕方など、歯と口の健康について親子で知っておくべきことや取り組む内容など、多くの示唆をいただきました。学んだことを子ども達と一緒に実践してまいります。ありがとうございました。

地域学校保健委員会とは、学校、家庭、医師・歯科医師等の専門家、地域の代表など様々な立場の人が集まり、みんなで子ども達の健康をより良いものにしていこうと協議・行動する組織です。課題解決に向けて、それぞれの立場で意見やアイデアを出し合いながら、具体的な実践・啓発事項を取り決めるなど、保育園から小学校、中学校を通した子ども達の健全な成長をサポートします。

ご声援、ありがとうございました。

 12月2日(土)、心配した雨も上がり、北風は冷たいものの絶好のマラソン日和。保護者や地域の皆様、駐在さんをはじめ交通指導員の皆様から多大なご協力をいただき、姫戸小中合同持久走大会を開催することができました。
 会場や沿道からは、温かい声援や拍手をたくさんいただきました。応援に応えようと、子ども達も懸命に走りました。自己新記録も続出。練習では歩いたり立ち止まったりしていた子も、声援に背を押されて走り通すことができました。
 得意な子も、そうでない子も、自分なりの目標を立て、自分のペースで走り抜く。ライバルは「背中を追いかけてばかりのあの子」であっても、「すぐに諦めてしまう自分自身」であってもいい。 子ども達からは、「まだ行ける! と自分に言いながら走った。」「もう少しで〇〇さんに勝てそうだった。」「頑張れー!の声援が嬉しかった。」「あんなに温かい声援をいただいて、さすがに力を抜いたり歩いたりはできましぇん。」などなど、街中を走る新コースで数多(あまた)のドラマがあったようです(^_^)。

写真(↑)は、元気に完走を果たした6年生の直樹さん。背中には「中学校でもがんばるぞ!」と気合十分のゼッケン。

芸術の秋、どっぷり!

 

 今年は、秋を飛び越えて、真夏から一気に冬へと季節が移ったかのように感じましたが、いえいえ、姫戸には確かに「情趣豊かな美しい秋」が訪れていました。11月3日の姫戸町文化祭、17日の天草郡市音楽会と、子ども達と一緒に「芸術の秋」にどっぷりと浸ることができました。
 永森先生の熱心なご指導の下、練習する度に美しいハーモニーを奏で始めた4,5,6年生の合唱。藤本教頭先生編曲の「姫戸の秋~夢に向かって~」と、感動の卒業式ソング「未来への賛歌」の2曲を披露してくれました。
 ひかり保育園の園児によるダイナミックな太鼓演奏、コツコツと練習を重ねたピアノ演奏、お腹の底にドーンと響く迫力の三味線の音色、なぜか懐かしく琴線に触れる大正琴、麗しのフラダンス‥。「安奈 おまえの愛の灯はまだ 燃えているかい♪」「You raise me up to more than I can be♫(あなたは私に力をくれる 自分を越えていけるように)」「こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが沁みてくる♪」には、特にやられました(泣)。
 展示部門の秀作の数々にも目を見張りました。姫戸の文化の豊かさを感じた一日となりました。ありがとうございました。

 ↑ このお二方のパフォーマンスも圧巻でした(^o^) さすがです。

 郡市音楽会での勇姿です。審査をしていただいた龍ヶ岳中学校の中嶋校長先生からは「美しい声の響き。掛け合いやハモりもしっかりできていて、たくさん練習してきた様子を感じることができました。ソロも緊張の中でしっかり歌えました。そして全体に繋げてくれましたね。姫戸の自然を歌で表現でき、秋の様子を思い浮かべることができました。とっても感動しました。」 との講評をいただきました。ありがたいですね。

 ↑  二間戸の大銀杏。今年も手を合わせに行ってきました。

いい日 旅立ち

雪解け間近の北の空に向い
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を道連れに‥

岬のはずれに少年は魚釣り
青いすすきの小径を帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯木で書くつもり“さよなら"と

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を道連れに‥

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を道連れに‥

 「いい日旅立ち」山口百恵 1978.11.21
   作詞・作曲 谷村新司

 学生時代に「冬の稲妻」「チャンピオン」を、カラオケで一緒に熱唱していた仲間からの電話で 谷村新司さん の訃報を知りました。びっくりしました。もんたよしのりさん も、私たちの青春を彩るシンガーです。「ダンシング・オールナイト」は義母の十八番でした。年は取ったけど、気持ちはあの頃と然程変わっていない、いつでもあの頃に帰れる、という自負をきれいに打ち砕かれたような感じです。 心よりご冥福をお祈りします。 

いっぱい勉強してきました! いっぱい楽しんできました!

 10月11日と12日の2日間、6年生14人は修学旅行に行ってきました。

1, 1945年8月9日午前11時2分に「長崎で起きたこと」を知る。
2, 希望を失わず、血のにじむ復興を果たした「長崎の歩み」を知る。
3, 命の尊さを胸に刻み、「平和実現への希望」を持つ。
4, 「自然と共生する街」ハウステンボスに学び、仲間と一緒に楽しむ。
5, 共に学び、共に成長する「仲間の大切さ」を実感する。

という目的で、事前に平和学習や環境学習等に取り組み、「見てみたい」「聞いてみたい」「やってみたい」という思いを募らせて長崎を訪れました。
 子ども達は実際に長崎の被爆遺構を巡ったり、被爆者の声を聴くことで、平和の価値観を深めることができたようです。同時に、環境保全に対する企業の真摯な取組を目の当たりにして、「我々が汚した水は、持てる力で可能な限り、元の姿に戻して自然界にお返しする」というポリシーや、徹底した処理システムに、我々人間の自然環境に対する大きな責務を感じ取ることができました。
 また24時間、仲間と生活を共にすることで、それぞれの良さや協力することの大切さを感じ取ったようです。

 保護者の皆様には寂しい思いをさせましたが、貴重で有意義な体験をありがとうございました。

「習慣化」への道のり

 「生きる力を育む歯・口の健康づくり」研究推進校として、姫戸小が子ども達全員に習慣化・定着を促したい内容は、次の4つです(現時点で)。

1 効果的な 歯みがき歯科医と連携したデンタルメンテナンス
2 幼少期から バランスを意識した食生活意識して30回咀嚼(そしゃく)
3 夢の選択を拡げる 語彙力(漢字・音トレ)計算力 の定着
4 豊かな人間関係の基礎を築く 挨拶のこだま(こちらから、誰にでも、真心込めて)「ありがとう」「ごめんなさい」 の定着

 子どもを輪の中心に据えて、子どもの健全な成長を願いながら、学校と保護者、地域が強く連携しながら、同じ言葉で、同じ手法で、同じ目標に向かってアプローチしていくのが最善の方法であると考えます。
 そこで、習慣化・定着に向けて、次のような4つのステップを計画しています。

① 簡単目標! 「これなら続けられる」という目標を立てる

 まずは、少しの努力で達成できる目標を立てる。「さっと達成」→「自分を誉める」「人から誉められる」→「喜び(*^_^*)」→「もっとレベルをあげてやってみよう!」「続けよう!」というスパイラルが大切。最初は、1日10分程度でできる目標だと無理がなくてオススメ!

②「続ける」が一番! 「やり続けている自分」を誉める、誉めてもらう

 結果ではなく、「続けること」自体を目標にする。目標や結果にばかり意識がいくと、そこに近づいている感覚がなかなか得られず習慣化に挫折してしまう。「今日もできた!」という毎日の小さな成功体験を重ねて継続のモチベーションを高める。続けられた自分を誉めてあげる。

③ セットで習慣化! 別の習慣にくっつける

 すでに習慣化していることに、くっつけてやることで続けやすくなる。習慣化済みの行動に別の行動をかけあわせることで、行動を起こすタイミングとシチュエーションを一定にする。取り掛かるタイミングを同じにすることだけでも、習慣化の難易度が下がる。

④ いっしょに習慣化! 誰かと「いっしょに」、「競い合って」取り組む

 一緒にできる仲間がいるなら、一緒にやりましょう。これが一番のおすすめ。一人で行動するよりも誰かと行動する方が、挫けそうなとき、仲間の「やる気」「頑張り」が自分を引っ張ってくれる。

 このようなステップに従って、一人一人の「習慣化」を促進してまいります。
先述したように、これらの「習慣化」は、学校、家庭、地域が同じベクトルで進めることが肝要です。進めていくなかで様々な改善点やアイデアが、三者それぞれから提案されるようになると、更に精度が増し、効果的なアプローチが可能になります。研究の経過については、成果や課題も合わせて学校(学級)便りやHPをはじめ、授業参観や学級懇談会等で積極的に情報発信してまいります。 校長室にも気軽においでいただき、ご意見をお聞かせくださいm(_ _)m。
 この研究が、子ども達の輝く未来につながる「心豊かに生きる人生づくり」の、一つのきっかけになればと願います。どうぞよろしくお願いいたします。

それほど頑張らずに、「習慣化」

 私たちはお箸を持つとき、「手を動かして、お箸を持ち上げて、親指と人さし指と中指で持って…」とは、いちいち考えません。これは、幼少期から繰り返し行われた行動が習慣になっているからです。 “お箸を持つこと”のように「やるか、やらないか」を考えることなく、面倒だと感じることもなく、勝手に身体が動いて自動的に行動できる状態になっていることを「習慣化」といいます。
 習慣化の特徴は、「その行動をするのが、当たり前に感じる」「その行動をしない方が気持ち悪いと、違和感を覚えることもある」「意志の力はあまり必要なく、無意識のうちに行っていることが多い」「頑張らずにずっと継続できる。むしろやめようと思っても、やめられない」‥等という点にあります。
 これらの習慣化の特徴を活かして、「やり続けたいこと」を意図的に習慣化すると、自分の行動をコントロールしやすくなります。
(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 前野隆司教授 参照)

◎豊かな食生活につながる「歯の健康」
◎健康な身体を創る「バランスのよい食事」
◎夢の選択を拡げる「確かな学力」
◎他者と心地よく繋がる「社会形成能力」

 さて、姫戸小で取り組んでいる上記(↑)の育成4項目についても、この「習慣化」の特徴を活かして、お箸を持つようにスムーズに、そんなに頑張らせずに「やり続けさせる」ことができないものかと頭をひねっているところです。
 昨年度から取り組んでいる「音韻トレーニング」は、自立支援相談員の辻川先生にご指導をいただき、本校の特別支援コーディネーターである小野先生の快活な号令と周到な準備の下、子ども達に「何故このトレーニングが必要なのか」「これを頑張れば何ができるようになるのか」をしっかり理解させたうえで、全学級で足並みを揃えて行っています(令和4年度学校だより第15号参照)。
 次のプリント、その次のプリントと、自分から求めてトレーニングを進める者も増え、先日は「100枚達成!賞」の賞状を手渡しました。その効果は顕著で、「聞く力」を高め「言葉のまとまりを捉える力」の向上に大変役立っています。
 多くの子ども達にとって朝自習や宿題等で行う「音韻トレーニング」は、それほど頑張らなくても継続できる「習慣化」された取組になりつつあります。
 考えるに‥、「習慣化」のポイントは、次の4点にありそうです。
☆そもそも何故、日常の習慣にするくらい身に付けなければならないかを、子ども達に肚落ちさせる(なるほど、納得! やってみようかな!)
☆やってみての成果が「すぐ表れる」→「誉められる」→「楽しいと思える」→「続けてみよう」と思う
☆それを行う時間や機会を、ちゃんと設定する
☆「自分で進んでやってる感」を持たせる

※子ども、保護者、職員の「肚落ち」が、まず必要。

皆さんに、ちょこっとお福分け(^o^)

 この夏、友人が富士登山に挑戦しました。なんと、本校の職員も挑戦しました。

 「富士は日本一の山音楽 あ~、いつか富士山に登ってみたいな~」と憧れるだけで全く実行に移しきれない私と違って、「よし、登るぞ!」とスパッと富士の山頂を目指した二人の行動力に、強い尊敬と羨望の念を感じました。
 友人からもらった写真です。日本一高い場所からの眺め期待・ワクワク

 壮麗な「雲上の世界」。もくもくとした白い雲が眼下に広がり、山麓の住宅やビルは小粒のように見えるそうです。
 2013年、世界遺産に登録された富士山。登録名は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」。有志以来、神が宿る山として敬まれてきた側面が評価されました。

 そして、富士登山といえば御来迎。
 雲上の空が次第に明るくなり、魔法のように刻々と色を変える薄明。やがて太陽が雲の上から顔を出す瞬間は極上のひと時。「運が良ければ」見られるそうです。
 8月の富士山頂の平均気温は、最低4.3℃、最高10.0℃で、真冬並の寒さになります。3776m(小学生の頃に「富士山のように3(み)7(な)7(な)6(ろー)」で覚えましたね(^^))という高所環境では高山病のリスクも発生します。
 友人は大丈夫だったそうですが、パーティの中には頭痛や吐き気、めまいを訴える人も多かったとか。
 いろいろ聞くと怖くなりますが、やっぱり一度は登ってみたい富士山。
 膝の治療を続けながら、愛犬チコちゃんにも散歩に連れて行ってもらいながら、無理せず、少しずつトレーニングをしていきたいと思っています。

みんな元気に2学期スタート!

 9月1日(金)、2学期がスタートしました。

始業式で子ども達に尋ねたところ、「あ゛~っ、私の夏休みカム・バ~ック!」と「た~いがいで学校がイイ!」が半々くらい。
 一昔前は、真っ黒に日焼けして「誰?」という子も結構数いましたが、最近の小学生は熱中症・紫外線対策もばっちり。聞けば、「夏休みのプール開放は最高でした。保護者の皆さん、ホントにありがとうございました。楽しかった-!でも、プール以外は涼しい室内で過ごすのがほとんど。家族や友だちとゆ~っくりゴロゴロと過ごしました。だって、外は暑いも~ん。」ですって。
 夏休み前には、「自分の命は自分で守る」というテーマで、子ども達とその具体的な方法について再確認する場を設けました。一人一人の自覚は勿論ですが、保護者や地域の皆さまの温かい見守りのお陰で、大きな事故や病気もなく、みんなで揃って2学期を迎えられましたこと、心より感謝申し上げます。

 「夏休みの楽しみって言えば、昔からやっぱりプール。あのわくわくを、子ども達に!」という保護者の皆さまの熱い想いで実現した夏休みのプール開放。実に4年ぶり(?)の開放でした。
 仕事帰りの疲れた身体に鞭打ち、汗だくの救命救急講習会90分を乗り越え、4名ずつ13回の開放に向けた当番決め、当日は大事な仕事を休み、コロナウィルス感染症第9波を心配しながら、これまた汗だくの炎天下プール監視2時間‥。並の努力では為し得ないことを、「子どもの笑顔のため」にと粛々と、平然と、行動を進められる保護者の様子に大きな感動を覚えました。
 姫戸小学校の全校児童は68名(1学期末現在)。プール開放に参加した児童は、のべ236名。「最高に楽しかった」「とっても気持ちよかった」「水に顔を浸けられるようになった」「泳げるようになって嬉しい」という子ども達の感想の中に、「暑い中に監視をしてくれてありがとう」「汗びっしょりで大変そうだった」「私も大きくなったらプールの監視をします」という声も多く上がっていました。
 PTA役員の方々をはじめ保護者の皆さま、誠にありがとうございました。

さぁ、夏休み!

 

「忘れもの」  高田敏子

 入道雲にのって 
 夏休みはいってしまった
 「サヨナラ」のかわりに 
 素晴らしい夕立をふりまいて

 けさ 空はまっさお
 木々の葉の一枚一枚が
 あたらしい光と
 あいさつをかわしている

 だがキミ! 夏休みよ
 もう一度 
 もどってこないかな 
 忘れものをとりにさ

 迷子のセミ 
 さびしそうな麦わら帽子
 それから ぼくの耳に
 くっついて離れない波の音

 以前、国語の教科書に載っていた詩です。
 「夏休みはこれからなのに、もう終わったって話かい!?」って言われそうですが‥‥、足音を忍ばせて、そっと
、しかし確実にやってくる8月31日。子どもの頃、大好きな夏休みが終わるのが寂しくて、あの自由気ままな日々が戻ってきてほしいと切に願った8月31日。手つかずの宿題の山に「毎日、絵日記に書くようなイベントがあるわけないだろ」と、ため息と涙が混じった独り言をつぶやいた8月31日。
 詩では、萎んでしまった積乱雲の「あちら側」に行ってしまった夏休みという親友に向かって、少年は「こちら側」に「忘れものを取りに戻ってこないかな」とお願いします。詩中での忘れものは「セミ」「麦わら帽子」と「波の音」ですが、42日間という自由気ままな時間は、これまで根気強く培ってきた「意識」「習慣」を忘れ去るには十分な時間です。
 終業式で子ども達と確認したのは、学んできた①気づき②考え③行動するという セルフコントロール を、夏休みも「やらされる」のではなく、自分から「やる!」ということ。 大切な命を守るために、生涯にわたる健康づくりの習慣を身につけるために、夢を実現するための学びを継続するために、セルフコントロール。自由気ままな時間を満喫しながらも、きちんと立ち止まって セルフコントロール。 

 ポケットからこぼれ出る「忘れもの」は多い方がいい。親友(夏休み)との思い出をポケットいっぱいに詰め込んでください。

すごい!

 姫戸小学校の卒業生である 川上 謙二 より、素晴らしい水彩画を寄贈いただきました。『小島を望む』という題名で、姫戸公園から眺める姫戸町の美しい風景を描いたものです。

 「小島のむこうに朝陽が昇り」と校歌にも歌われる小島。川上様の胸の奥にある姫戸町への親しみや愛おしさが、柔らかで爽やかな色合いの中に感じ取ることができます。時間を忘れて見とれてしまうほどです。

 川上様は、「天草謹製 﨑津Nanban」というケーキの紙器にも、水彩画で﨑津の美しい風景を描かれています。風景や昆虫等を描いた絵はがきも多数、作製されるほか、本物と見間違うような野鳥のカービングにも取り組んでいらっしゃいます。アロマで描画教室を開かれているので、私も是非教えてもらいたいなぁと思っています。

 この度は無理なお願いを申し上げて、子ども達に水彩画の筆遣いや、空や雲の描き方等のご指導をお願い致しました。大変勉強になりました。ありがとうございました。2学期の描画展の時期になりましたら、構図の取り方や立体感・奥行きの出し方、彩色など、またご指導いただけるようお願いしたいと思っております。厚かましい限りですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 この度は、ご親友の 糀本 佐戸之 のお計らいで素晴らしい御縁をいただきました。ありがとうございました。

 なお、ご寄贈の水彩画は、玄関に飾らせていただいています。みなさん、どうぞご覧になってください。すごいです。

楽しかったね、七夕集会(^o^)

ささの葉 さらさら
のきばにゆれる
お星さま きらきら
きんぎんすなご

ごしきの たんざく
わたしがかいた
お星さま きらきら
空からみてる

 7月6日(木)、姫戸町老人会の皆さまをお迎えして七夕集会を開きました。
 ご用意いただいた立派な笹竹に、吹き流しや網飾り、折り紙と、各々に願い事を書いた短冊を飾り付けました。
「家族みんなが元気に暮らせますように」
「おばあちゃんが長生きしますように」
「算数の筆算がすらすらと出来るようになる」
「25m 泳げるようになりたい」
「登校班に間に合うように早起きを頑張る」
「ケンカをせずに友だちと仲良くしたい」
「友だちが百人ほしい」
「仮面ライダーのベルトがほしい」
など、願いも多種多様・盛り沢山ですが、天の神様、どうぞお聞きくださいませ。
 1~3年生のダンス披露、糀本先生による本の読み聞かせ、合唱「たなばたさま」と大いに盛り上がりました。

 老人会の皆さまには、早朝から大きな笹竹を切って提供していただきました。毎年のことながら、青々として立派な笹竹です。ありがとうございました。

 また、7月6日(昭和47年)は「上天草大水害の日」本田様に体験に基づいた講話をしていただきました。
 突然の豪雨により各地で山津波がおこり、115人を超える死者・行方不明者を出す未曽有の被害に遭いながらも、翌日には復興作業が始まり、子ども達と先生の見事なチームワークにより間一髪で難を逃れた「牟田分校の奇跡」は、暗く沈みがちな住民にいちるの希望を与えたとのこと。みんな真剣な顔で本田さんの話に聞き入っていました。

 調理場の先生方の協力もあり、給食にもご招待することができました。 ありがとうございました。
 木口会長様波戸内事務局長様、そして1年生担任の奈々先生、お陰様で子ども達に素晴らしい体験をさせることができました。 ありがとうございました。

夏休みの楽しみって言えば、 昔からやっぱりプール☺ あのわくわくを、子ども達に!

 こんな寺尾PTA会長様の「熱い思い」で始まったプール開放プロジェクト(仮名)。コロナ禍で完全に寸断された「夏休みはプールで遊ぼう!」の「こども」の伝統。
 5類に移行された今年の夏も、依然としてプール開放を見送る学校がほとんどです。その理由として、

〇新型コロナウィルス感染症第9波が始まる可能性
〇PTAの責任で、PTAがプールを開放する困難さ
〇保護者全員で、順番にプール監視にあたる苦労
〇プールを開放するには4人以上の監視員が必要
〇4人の内の1人は救急救命講習会の受講が必要
〇その救命救急講習会は90分みっちり汗だく講習
〇仕事で疲れているのに、命を救う真剣な講習会
〇監視は、仕事を休んで、平日の昼間
〇うだるような暑さと闘い、元気すぎる子どもを監視

などが挙げられます。 そりゃぁそうです。
 でも、「こども」の夏休みの思い出といえば、「青い空」と「アイスキャンデー」、「打ち上げ花火」、「ハンコ欲しさのラジオ体操」、「だんだんと書く材料がなくなる絵日記」、そして、「ビート板を積み重ねた船で、友達と落としあったプールの塩素のにおい」‥が定番!? やっぱり「こども」の夏休みにプールは欠かせません。
 そんな「こども」の伝統を取り戻そうと立ち上がった姫戸小の保護者の皆さま。もっと反対意見が出るのかなぁと思っていましたが、それも全くなく。
 気合十分に6月27日の第1回救急救命講習90分コースに参加されました。このあと第2回7/4、第3回7/5と講習会は続きます。 うちの保護者はすごい。
 子ども達には、そんな姿をしっかり目に焼きつけてほしいと思います。 本当にありがとうございます。 そして、5年生の松本柊斗さん、山口葵さんのお父さん方から、立派なプールカードをいただきました。手作りでカッコいいカードです。 ありがとうございました。

高倉教育長先生、お疲れさまでした

 上天草市教育長、高倉利孝先生が6月いっぱいで勇退されました。写真は6月26日、公務最後の学校訪問である姫戸中学校の経営訪問で撮らせていただきました。
 中学校の窪田有紀先生が広用紙に書かれた「感謝」の文字。生徒達や職員みんなからの深い感謝の想いが込められています。
 1、2年生もベランダに出て、別れを惜しんでいます。私たち姫小職員もお見送りをさせていただきました。
 子どもや保護者、地域に真摯に向き合う教師としての在り方と信念を厳しく貫かれ、思いやり深く、周囲を笑顔にする温かいユーモア、そして誰よりも子ども達を愛された高倉教育長先生。 ありがとうございました。

濱﨑先生ん家のシャリちゃん

 今週に入って、登校時の正門は大賑わい。かわいい白豆柴のシャリちゃん♂が子ども達を出迎えてくれます。

 濱﨑先生ん家の新しい家族です。炊きたての白ご飯のようにホワホワな様子から名付けられたと聞きました。表情がなんとも愛らしくて、抱きしめたくなりますね。かわゆい。

お見事!曲独楽(キョクゴマ)

 2月の昔遊び体験教室に引き続き、お忙しい中に、またまた山下様ご夫妻においでいただき、コマ回しの妙技を見せていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m。
 目の前にずらっと並べられた珍しいコマの数々。子ども達の顔よりずっと大きいコマ、親指の先くらいの小さいコマ、平たいコマ、ずんぐりのコマ、色鮮やかな珍しいコマなど、いろんな種類のコマをご紹介いただきました。
 糸の上を綱渡りのように移動したり、日本刀の刃渡りをしたり、、扇子の上でバランスを取ったり‥、神業とも思える「曲独楽(キョクゴマ)に子ども達も職員も、ただただ息をのみました。
 独楽には「ひねりゴマ」や「投げゴマ」「ぶちゴマ」「手よりゴマ」「曲ゴマ」「糸巻きゴマ」「ちょんかけゴマ」「逆立ちゴマ」などいろいろな種類があるそうです。近頃は運動場でコマ回しをしている子どもは見かけなくなりましたが、1999年に発売されたベイブレードは、一大ブームになりましたね(息子達もハマっていました)

 もういくつねるとお正月♪
 お正月には 凧あげて
 こまをまわして 遊びましょう
 はやくこいこいお正月♫ 瀧廉太郎「お正月」

にもあるように、コマ回しは正月の風物詩。小学生の頃は、木の塊の胴体に金属の釘を突き刺しただけのコマを駄菓子屋で買って、これを互いにたたきつけ合い、相手のコマをかち割る遊びをよくしていました。なかには釘の先端をトンカチで叩いて鋭くした「包丁ゴマ」を自作して連戦連勝する強者もいました。浩ちゃん、留ちゃんのコマ、強かったよね。元気ですか?
 独楽はまっすぐと芯が通って回り続けることから、「物事が円滑に回る」「お金が回る」といった縁起物として考えられ、お正月遊びとして親しまれるようになったようです。また、一人で立って回ることから「子どもが早く独り立ちできますように」という願いや「世の中がうまく回りますように」といった意味が込められているとも言われています。
 久しぶりにヒモ(私たちはヨマと言っていたような‥)を巻いて投げてみましたが、全く回らない‥。悔しいので、こそっと練習します。

3秒型!?

 天草高校科学部ホタル班の生徒さんが、ホタルが一度光ってからもう一度光るまでの「発光周期」を調べ、河浦町のゲンジボタルの発光周期が九州では数少ない「3秒型」であることを確認。研究成果は高く評価され、国際科学アイデアコンテストで最上位の賞を受賞し、7月に日本代表としてシンガポールで発表することになりました。スゴい(^o^)

 ホタルの発光は求愛行動だといわれ、雄は川の上空を飛び回りながら発光し、川辺の草などに止まって発光している雌を探すそうです。東日本は4秒型、九州を含む西日本は2秒型が主流だといわれる発光周期ですが、3秒型は天草のほか山鹿市と佐賀県小城市で確認されているとのこと。

 ところで、ほ ほ ほーたるこい♪ と歌われる日本の童謡「ほたるこい」。わらべ歌的な起源で、作曲者、作詞者ともに不明。地方によって様々な歌詞があるようです。

ほ ほ ほーたるこい♪

ほたるのおとさん かねもちだ
どうりでおしりが ぴかぴかだ

ほ ほ やまみちこい
ひるまはくさばの つゆのかげ
よるはぼんぼん たかじょうちん
天ぢく(空)あがりしたれば
つんばくら(燕)にさらわれべ

 ホタルは、きれいな水が無いと生きられません。成虫してからは何も食べず、水だけですごします。ホタルの生涯の中できれいに光り輝くのは、ほんの2週間ばかり。その僅かな期間で、僅かなチャンスをものにして、次の世代へと命をつなげていく。これまでの自分の人生を顧みながら「悔いのないよう全力で生きなさい」「一生懸命にひかりなさい」と、先人のホタルを思う気持ちが、しみじみとうかがえますね。

 

 先日、ちょっと蒸し暑く、風のない夕方。二間戸の小川にホタル探しに出かけました。
 すると、川向こうに二匹のホタル。2本の淡い光の線をひいて、寄り添いながら飛んでいます。ぼんやりと眺めているうち、母がまだ生きていた頃、庭に迷い込んだ蛍のことを思い出していました。
 「こっちの水は甘いよ♪」と歌い始める母、泡だらけのスポンジを持った妻、風呂上がりでトランクス一枚の長男。よほど慌てていたのか片足だけ裸足の次男は「姉ちゃんに見せてあげたい(当時は高校生で寮生活)」とか言っていました。
 その時期、高校、中学、小学校と運動会が続き、部活の試合もあって、一息もつけない程の慌ただしさ。週末に疲れ倍増っ汗・焦るの生活に、家族みんながイライラしていた最中でしたので、この「蛍効果」は絶大でした。蛍を指にとまらせながら「こんな時間が大切。」と母がぽつり‥
 蛍火の 今宵の闇の 美しき(高浜虚子) 

 週末は、娘の結婚式です

 

Self-control

 姫戸小学校は、熊本県及び上天草市教育委員会より令和5・6年度「生きる力を育む歯・口の健康づくり」研究指定を受け、生涯にわたる健康づくりの源である「望ましい生活習慣」につながる歯・口の健康づくりについて研究を進め、子どもの生きる力の育成を図ります。

令和5年度姫戸小学校の研究主題を、
求めて学び、粘り強く実践する児童の育成
~生きる力を育む歯と口の健康づくりを通して~

と掲げ、推進案の概要として大きく次の三点を設定しました。
1、自分の歯と口がどんな状況なのかを詳しく知る、具体的な改善の方法を知る、改善への取組を自分の意志で始め、継続するという「セルフコントロール能力」を育成する。
2、全校で取り組む主な内容として、①歯と口を含めた健康づくりと望ましい生活習慣の定着、②家族や友達、地域の方との良好な関係を基盤とした自己肯定感の向上、③未来を切り拓く学力の向上(やらされるのではなく、自分で求めて学ぶ)を設定し、手立てを明確にして五者(児童、学校、家庭、地域、行政)が連携しながら楽しんで研究を推進する。
3、「自分をもっと好きになる」「姫戸町を、上天草を、もっと好きになる」ことを本研究の究極の目的とする。   

 大切なのは、「やらされる」のではなく、課題解決に向けて「自分からやる」児童を育成すること。つまりは、「セルフコントロール能力」の育成にあります。
 6月6日の校長人権講話では、

なぜするの?(目的に気づく) 気づき

自分はどう?(理想の自分) 考え

これからどうするの?(対策) 行動する

という思考段階を示し、健康づくり、学習、良好な友人関係づくり等で、それぞれ具体的にどんなセルフコントロールが求められるのかを説明しました。 5年生の寺中さんが、丁寧に水かけを行っている様子を紹介し、寺中さんの「元気に大きくな~れという気持ちで、水かけをしています。」「必要だと思うから、ずっと続けていきます。」という考えや行動そのものが、私たち姫戸小学校が目指すセルフコントロールであると話しました。
 毎朝、正門に立たれる斉藤先生梅田先生。登校指導でゴミ拾いをされる二間戸の本田さん。その「気づき」と「考え」についても紹介させていただきました。

人権の花運動

 5月31日(水)、たくさんのお客様をお迎えして「人権の花運動」伝達式を執り行いました。子ども達に向けて、次のように話しました。

 今日は、校長先生が大好きな高倉教育長先生をはじめ、法務局や人権擁護委員の皆様、上天草市役所の皆様と、たくさんの方々においでいただきました。みんなでお礼を言いましょう。「ありがとうございます。ようこそ姫戸小学校へ。」
 みなさんは「人権の花運動」という言葉を、聞いたことがありますか?
人権の花運動は主に小学生を対象として、昭和57年度から実施されています。
 その内容は、昨年度の花運動学校(龍ヶ岳小と五和小)のお友達が大切に育てた花の種子や球根を「思いやりのバトンリレー」でいただき、みんなで力を合わせて育てることを通じて「協力」や「感謝」することの大切さを学ぶこと。生命の尊さを実感する中で「豊かな心」や「思いやりの心」を育むことを目的としたものです。
 みんなが一所懸命に育てた花の種が、次の学校で大事に育てられ、優しさや思いやりの心と一緒に、また次の学校にバトンリレーされます。なんか嬉しいですね。咲いた花は、おうちの方や近所のおじいちゃん、おばあちゃんに届けると、とっても喜んでもらえそうですね。 また一つ、楽しみができました。

 この植物は、「カポック」といいます。先代の早川校長先生から譲り受けて校長室で育てています。今年で5才です。
 早川校長先生は「子ども達がケガをしないよう病気をしないよう、今日も元気で過ごせますように」と声を掛けながら水やりをされていたそうです。私も毎朝、そうしています。
 ある冬の日、葉が黄色くなってぽろっと落ち始め、2枚だけになりました。日当たりがよい場所に置いて、肥料をやり、「元気になってね」と声をかけました。すると新しい芽が出て、少しずつ元気を取り戻しました。植物も大切な「命」です。懸命に生きる「命」。心の拠り所になる「命」です。
 この度、龍ヶ岳小や五和小、法務局、上天草市から、いろいろな種類の花を、たくさんいただきました。皆さんも一人ひとり違います。互いの違いを認め合い、長所を生かし合う豊かな心をもちましょう。協力して花を育てながら「優しさ」や「思いやり」の心の芽を、みんなで一緒に大きくしていきましょう。

 「はいっ!」 と呼応する子ども達の瞳は、とてもキラキラと輝いていました。
 高倉教育長先生の植物クイズに会場も大盛り上がりでした。あらゆる未来の花は、今日の種の中にある。そう実感した人権の花運動伝達式になりました。

第1回学校運営協議会を開催しました!

 姫戸小学校と姫戸中学校で設置しております学校運営協議会の今年最初の会議を、5月30日(火)に行いました。学校運営協議会制度は、学校と保護者、地域の皆さんが知恵を出し合い学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子どもの健やかな成長を支え、「地域とともにある学校づくり」を進める仕組みです。この姫戸地区は何年も前からこの制度に取り組まれている先進地域です。

 学校運営協議会の主な役割として、①学校運営方針の承認、②学校運営に関する意見を教育委員会又は校長に述べることができる、③教職員の任用に関して意見を述べることができる、の3点があります。協議会では、子ども達の実態と抱える課題を共有するとともに、この姫戸町でどのような「姫っ子」を育てたいのかという目標・ビジョンを共有するために「熟議(熟慮と議論)」を重ねることが大切になります。

 会長に 田中 様を、 副会長に 金子 様を推薦いただき、以下の20名で活動を進めてまいります。よろしくお願いします。

藤崎 様 (姫戸統括支所長)
水深 様 (姫戸駐在所長)
竹本 様 (姫戸小中地域学校協働活動推進員)
前田 様 (姫浦地区公民館長)
田中 様 (子供会連絡協議会長)
木口 様 (老人会長)
橋本 様 (婦人会長)
小多 様 (交通安全協会支部長)
金子 様 (主任児童委員代表)
出口 様 (グループホーム姫戸管理者)松本龍之助 二間戸地区公民館長
松本 様 (二間戸地区公民館長)

濱邊 様 (人権擁護委員)
福田 様 (天草青年の家所長)
深谷 様 (姫戸ひかり保育園長)
寺尾 様 (姫戸小PTA会長)
志水 様 (姫戸中PTA会長)
坂田   (姫戸小校長)
藤本   (姫戸小教頭)
小柿   (姫戸中校長)
瀬戸口  (姫戸中教頭)


「夢」を支える

 5月21日(日)体育大会早朝の写真です。
 まだ誰もいない校庭で、ただ黙々とラインカーを押す斉藤俊輔先生
 すでに汗びっしょりになりながら、でも何故か愉しげ。朝陽と万国旗がよく似合う男。気づかれないように、こそっと撮りました。
 今年の小中合同体育大会は、我々小学校が担当。計画立案、連絡調整、全体指導、プログラム編成、当日の運営・進行等、全てが体育主任である斉藤先生の肩に掛かっています。
 「家族と一緒にお弁当を食べたい」という子どもの一言がきっかけとなった三年ぶりの一日開催。それに伴うプログラムと種目内容の大幅修正。テント等の会場設営の再検討。僅か2週間あまりの練習期間。加えて連日の暑さ‥。
体育主任として正に多忙を極め、神経を磨り減らす一ヶ月だったと思います。
 しかし、不平を口にすることもなく、苦労を嘆くわけでもなく、斉藤先生のスタンスは、常に写真の通りでした。
 体育大会における、我々の役割は、①主体的な行動と自律的な態度を育む、②体育学習の向上を図る、③協力する心を養う、④小・中・保護者・地域との連携を深める、という目的を達成し、「夢を持つ(こんな姿を目指す)」「挑戦する(これを頑張る)」「達成感と感動を感じる(みんなで頑張ってよかった)」という3つの段階を、子ども達一人一人に「実体験」させること。 そのために、出入りを熟考した最適なプログラムを立てる、熱中症対策を図り限られた時間で効果的な練習内容を吟味する、全職員で共有できるように説明を工夫する、粛々と準備する、粛々とラインを引く、休日も草を刈る、雨で消えたラインをまた引く‥といったスタンスを斉藤先生は決して崩さず、地道に、根気強く、子どもの「夢」を支えてくれました。    

「夢」に向かって挑戦し、感動を共有する姫っ子の育成

 姫戸小学校の学校教育目標です。目標の達成に向けて、「学校は子どもの夢をともに育み、拡げ、支える場所である」という基本理念のもと、
 1、全職員が持ち味を生かし、同じ方向を向いて協働する
 2、人権・道徳教育を充実し、自分の長所を言える児童を育成する
 3、「熊本の学び」を確実に展開し、一人一人に確かな学力をつける
 4、小さな情報も共有し、相談・連絡・協力し合う職員集団をつくる
 5、「よい環境は、よい心を育てる」 よい環境で子どもを育てる
の5項目を、全職員一丸となって推進してまいります。
 斉藤先生が示してくれたスタンスを全職員で共有し、子ども達一人一人の「夢」をしっかり支えていきたいと思います。

頑張ったね!最高の体育大会でした!

 令和5年5月21日(日)、快晴。

 保護者、地域、来賓の皆様の温かい声援のもと、姫戸小中学校合同体育大会を盛大に開催することができました。
 「学校で、家族とお弁当を食べてみたい。」という子どもの声に、保護者の皆様のご協力を得て、実に三年ぶりの一日開催としました。早朝からのお弁当の準備、テント張り、会場設営等、誠にありがとうございました。 
 思えば、2020年からのコロナ禍で小学校1~4年生にとっては初めての一日開催。炎天下に終日運動場というのも初体験ですので、水分(塩分)補給、体調管理など熱中症対策は練習時より十分に図ってきましたが、とても心配しました。閉会式後に子ども達に感想を聞くと、
「のどがかわく前に、こまめに水を飲んだから大丈夫。」
「ダンスが上手にできた。いっぱい練習してよかった。」
「家族とみんなでお弁当を食べて楽しかった。」
「リレーで追い越されて悔しかった。もっと速くなりたい。」
等々、元気いっぱいに答えてくれました。 安心しました(^_^)

 1年生の畑中さん坂本さん。「はじめの言葉」の「大好きな人に囲まれて幸せです。」の言葉に、保護者の皆様、地域の皆様、来賓の皆様、我々職員も、一部の多感な中学生も、うるうる(T-T)となりました。入学してまだ一ヶ月半なのに、たくさんの人の前で緊張したでしょうに、とっても上手でした!

 赤団団長寺尾さん、白団団長川本さんを先頭に「自分で気づいて動く」「体育大会を思いっきり楽しむ」を、みんなで意識して行動することができました。大会スローガン「挑戦・団結・感動」は十分に達成できたようです。

 小中合同開催の最大のメリットは、「中学生の行動を直に見て学ぶこと」ができるところ。今年も様々な場面で、中学生一人一人の「主体性」「責任感」に感心するとともに、このような先輩達が卒業生にいることを誇りに思いました。
 短距離や中距離の走り方、バトンの渡し方・受け方、バトンゾーンの使い方といった技術的なことから、体育大会を自分たちのイベントと捉え、必要なものを自主的に準備する、競技や演技に全力で取り組む、頑張っている人を懸命に応援する、そして肩を抱き合ってみんなで楽しむ。そんな意識の持ち様まで、小学生にとっては大きな学びであり、憧れを伴った目標となりました。

 代々引き継ぐ「姫っ子ソーラン」も、その「憧れ」の一つ。4年生になってソーラン節を踊るのを楽しみにしている子も多いようです。中学生の兄姉や従兄弟に、家で猛特訓を受けるのも恒例だとか‥。 
 この春、中学校を卒業した高校1年生もたくさん応援に来てくれました。筋肉番付パワーフラッグに出場したそうな様子でした。OB(OG)対決を恒例種目にするのも面白そうですね。

 保育園の年長さんも参加してくれました。打ち合わせで「長い距離で大丈夫です。園児たち、かけっこ大得意ですよ。」という担任の先生の言葉通り、みんなビューンとスゴイ走りでした。フォームも綺麗で脚の回転も速く、数年後の部会陸上記録会が楽しみです。 たった2週間の練習期間で大変だったと思いますが、子ども達から「頑張った」という達成感と大きな成長を感じました。この気持ちを次の教育活動に生かしていこうと思います。ありがとうございました。

ご入学おめでとうございます

 令和5年4月11日(火)、元気いっぱい、ぴっかぴかの新1年生7人が姫戸小学校に入学しました。 挨拶も上手、返事も上手、笑顔がとびっきり可愛い7人です。
 お兄さん、お姉さん達も、先生達も、みんなで首を長~くして待っていました花丸お祝い

 校長式辞の一部をご紹介します。
 ---学校は、勉強をたくさんして、遊びや運動をたくさんして、たくさんの友達と笑ったり、がんばったり、ときには失敗したりしながら、大きく成長するところです。失敗してもいいんですよ。「失敗は、成功のもと」と言います。しっかり反省して、考えればいいんです。安心して、失敗してください。
 今日、登校して気づきましたか? くつ箱にも、教室の机にも、椅子にも、道具を入れる棚にも、あなたたち一人一人の大切な名前が書いてあります。それは、
「この教室が、この机が、毎日、あなたを待っていますよ。」
「ここに、あなたの居場所が、きちんと用意されていますよ。」という意味です。
 おうちだけじゃなく、この姫戸小学校にもあなたの「居場所」があります。あたたかい居場所で、のびのびと、自分らしく、がんばってください。
 保護者の皆さま、これから六年間、大切なお子様をしっかりとお預かりいたします。一人一人に、安心できる、確かな居場所のある学校づくりに向けて、担任はもとより、全職員が一丸となり、精一杯、努力する覚悟でございます。お子様のことで、ご心配なことがございましたら、すぐにご連絡ください。
 今日から始まる六年間の小学校生活が、実り多いものになりますよう、手に手を取り合って、一緒に努力していきましょう。---

 入学して2週間ちょっと。保護者や地域の皆さま、そして、ここまで一生懸命にご指導をいただいた保育園の先生方のお陰で、一日一日の学校生活を元気に逞しく過ごしている新1年生7人です。姫戸小学校校歌も、ラジオ体操も、とっても上手になりました。担任の山下奈々先生も、毎朝早くからニコニコ笑顔で跳び回っておられます。今後も変わらぬ見守りをいただきますようお願いいたします。

よろしくお願いしますm(_ _)m

『夢』に向かって挑戦し感動を共有する姫っ子の育成姫戸小学校教育目標)の実現に向けて、職員一丸となって努力します。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 校 長  坂田 3年目
 教 頭  藤本(宇城教育事務所より)
教務理科 池田 6年目
1年担任  山下(本渡北小より)
2年担任  栗﨑 2年目
3年担任  鬼塚(新規採用)
4年担任  斉藤 3年目
5年担任  梅田(本渡東小より)
6年担任  濱﨑 3年目
わくわく学級担任  小野 4年目
養護教諭 中島 2年目
事務職員 井上(御所浦中より)

栄養教諭  花田 2年目
学校用務員 山中 2年目
学習支援員 糀本 再任用
特支補助  池上 3年目
給食技師  植里 再任用
給食技師 山本(大矢野中より)

調理員   吉澤 5年目
調理員   山内(龍ヶ岳小より)
調理員(代替) 平岡
外国語科学習支援員 濱本
英会話講師 リリィ先生 アントニー先生
学校司書  大川 

 

さぁ、スタート!

 この時季の山々を眺めるのが一番好きです。モコモコと若葉が萌え、生き生きとした春の息吹を感じます。始業式で対面した子どもたちの、新たな学年に向かうキラキラとした瞳に、その「新緑」のまばゆさを感じました。呼応して「この子どもたちのために、我々も頑張るぞ」という職員全員の気迫がうかがえました。

 4月10日(月)快晴。姫戸小学校が、令和5年度の新たな目標や夢に向かって、子どもたちも、職員も、一斉にスタートをきりました。校長挨拶では、進級のお祝いと新学年における期待を述べるとともに、子どもたちに次のような話をしました。

 ①姫っ子合言葉「夢 もっと挑戦 より感動」: 学校は、子どもの夢を「ともに育み」「拡げ」「支える」場所である。あなた達は家族や地域からの大切な預かりもの。教師の責務は、家族や地域と、密に連携して、あなた達の「よいところ」「更に伸びていくところ」を見つけ、気づかせ、拡げていくことにある。一緒に小さくても地道な挑戦を積み重ね、「やった-!」「できた!」と感動を分かち合い、夢に向かって一歩一歩進んでいこう。

 ②4つのあたりまえを大切にしよう: あいさつ(人としての基本)、あつまり(時間を守る)、あとしまつ(次に使う人のために)、ありがとう(感謝の気持ちを言葉に)の「4つのあたりまえ」を、姫戸小のみんなで大切にして行動しよう。この意識・行動の一つ一つが「明日の自分」を、そして「好きな自分」を創ります。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも5月8日に、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行します。制限されていた保護者や地域の皆様との連携も、感染対策をしながらコロナ前の状況に戻していけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

お世話になりましたm(_ _)m

 この度の教職員定期異動により、下記の9名が転出・退職することになりました。本校在職中は一方ならぬご支援をいただき、誠にありがとうございました。
 新任地では、本校での経験を生かして勤務に精進する所存です。今後とも変わらず、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

   氏名    本校勤務年数   新任校

 金子  教頭  2年  本渡北小学校

 糀本  教諭  3年  定年退職

 大谷  教諭  4年  本渡北小学校

 荒木  教諭  3年  上小学校

 本多  事務主任  6年  本渡東小学校

 植里  給食技師  3年  定年退職

 桶本  特支教補助員  半年  龍ヶ岳小学校

 松永  給食調理員  2年  退職

 田中  給食調理員  2年  龍ヶ岳小学校 May success always find you. 

 “いつも成功がそばにありますように”

ご卒業おめでとうございます

 令和5年3月24日(金)、時機を知っているかのように校庭の桜も美しく咲き誇り、皆さまの御陰をもちまして、第64回卒業証書授与式を挙行することができました。
 コロナ禍を超え、実に三年振りにご案内させていただいた23名の来賓の皆さまの励ましのなか、11名の卒業生一人一人が立派に胸を張り、晴れやかな表情で学舎を巣立っていきましたことを、ご報告致します。校長式辞の一部をご紹介します。

(前略)
 皆さんが手にしている卒業証書は、6年間の学びが全て修了したという証(あかし)です。あとでそっと開いてみてください。その卒業証書には、友達と違うところが3ヶ所あります。 
 一つ目は、はじめに書かれている番号です。この番号は、あなただけの番号です。およそ百五十年の歴史をもつ「二間戸小学校」と「姫浦小学校」が昭和三十四年に統合し、姫戸小学校となりました。その第1回卒業生から始まり平成二十二年の牟田小学校との統合を経て、これまで六十四年間ずっとつながってきた番号です。あなたは、この姫戸小学校の引き継がれた「伝統」の中に居ます。 
 二つ目は、もちろん、あなたの名前です。おうちの方が、あなたへの限りない愛情と健やかな成長を願ってつけた大切な名前です。その名前を小学校生活で何度呼ばれてきたことでしょう。
 三つ目は、あなたの生年月日です。そこに書かれている日に、あなたの命が生まれ落ちたのです。家族やみんなが、どんなにあなたの誕生を待ち侘び喜ばれたことでしょう。あなたの命が生まれた日から、今日まで四千数百日。たくさんの方々が、あなたを守ってくれました。心から愛し、大切に思いながら育ててこられたのです。あなたは、家族の「宝物」です。たくさんの想いが詰め込まれたこの卒業証書は、姫戸小学校と皆さんを、また、一緒に卒業する仲間たちを固く結びつけるものです。生涯、大事にしてください。

 この佳き門出にあなたたちが歌う『旅立ちの日に』は、三十数年前、埼玉県の中学校長と音楽教師によって作られた曲です。荒れていた学校を「歌声の響く学校にしよう」「卒業する子どもたちのために何か記念になる、世界に一つしかないものを残そう」という熱い想いから作詞作曲されました。卒業生に向けた保護者や先生、在校生からの「応援歌」であり、一緒に巣立っていく仲間に向けた、そして、自分自身を奮い立たせる「力強いエール」でもあります。一度きりのサプライズとして先生たちによって歌われたこの曲は、その翌年からは生徒たち自身が歌うようになり、次第に県内、全国へと歌い広がりました。

 歌詞を見ると、その視線が「朝の光」→「山々」→「遙かな空の果て」と段々と遠くの、スケールの大きなものへと移っていきます。まさに翼を広げ、飛び立つ瞬間の場面です。この歌のように「卒業」という人生の大きな節目に、勇気を翼にこめて、希望の風を感じ、未来を信じて、その一歩を堂々と踏み出してください。  

 いつでも、どんなときも、あなたたちを全力で応援しています。 (後略)

 

 絵美梨さん 大地さん 明日香さん 

 朝陽さん ななみさん 希さん

 楓夏さん みのりさん 結愛さん 

 実希さん 皓也さん

 あなたたちは姫戸小学校の自慢の卒業生です。笑顔の可愛い、誠実で、心優しく、頑張り屋さんで、歌声が美しい、下級生から親しまれる最高の最上級生でした。
 姫小のみんなからの言葉です。「卒業おめでとうございます。」 そして、「ありがとう。」

 

湯島観光ガイド体験に行ってきました!

 3月14日(火)、天草四郎観光協会杉本さん池田さん(陽向さんママ)の企画による「小中学生を対象とした観光ガイド体験」に参加させていただき、5年生全員湯島に行ってきました。
 姫戸小からマイクロバスで30分、鳩之釜港でカッコいいチャーター船に乗り込み、光る海を眺めながら30分の快適なシークルーズ。そして到着したのは、湯島。藍色の有明海のほぼ中心にポツリと浮かぶ周囲4キロメートルの島。
 上陸すると早速、人懐っこい猫たちが出迎えてくれました。港のかわいい看板には「湯島はネコがいっぱい。でもノラ猫のいない島。島民みんなでネコにエサをやるオカシナ島です。」とあり、確かに痩せていかにも元気がないといった猫は見かけません(午後から出会う湯島小の3匹のネコちゃんは、丸々として大きかった!)。
 290人の人たちと200匹の猫たちがのんびりと暮らす島には、島原の乱にまつわる史跡や恋に効くパワースポット、新鮮な魚介をいただける飲食店など魅力がいっぱい。素敵な島暮らしが人気を呼び、近年は「猫の島」の愛称でも知られ、「恋する灯台」湯島灯台や、「ハートの木」など恋人たちの聖地としても人気です。
 渡辺区長さんじきじきに、歴史浪漫と「湯島愛」に満ちたガイドをしていただきました。まず見物したのは、島民に「あこうさま」と親しまれ、防風林として島を守って来たアコウの大木。中でも港の近くにある大きなハートのアコウ樹は樹齢百年を超え、カップルが一緒に写真を撮ると幸せになれるパワースポットとか‥。
 「ガイド猫」と一緒に細い坂道を登り切ると、そこには湯島灯台。大正時代に建てられた当時のレトロな姿を保ったまま、島原湾、湯島瀬戸を往来する船を見守る姿は深い歴史を感じさせます。灯台に向かう小道にも、真っ白な灯台の側面にも、かわいい猫の足跡が‥。ここで結婚式を挙げたカップルもおり、蒼空と碧海に挟まれた、まさに絶景でメルヘンな「恋する灯台」。すごいです。ちなみにガイド猫は、灯台までしかついてきてくれません。更に山を登る私達を「ニャー」と見送ってくれました。
 でっかい「湯島大根」畑や、ハウス内を埋め尽くす「かすみ草」畑を眺めながら到着したのは、山頂にある峯公園。普賢岳が迫り来るような絶景から視線を落とすと、公園の中央に切支丹信者の墓と思われるカマボコ型や平型の墓碑があります。切支丹文化との関わりが深かったことがうかがえます。 
 次は、湯島大根掘り体験。渡辺区長さんの「掘った大根は持って帰っていいよ」の一言に、俄然張り切る5年生諸君&引率教員。ある者は肩に担いで、ある者はリュックサックに入れ込んで、相当数の湯島大根をいただきました。ありがとうございました。
 次に訪れたのは湯島諏訪神社。長崎諏訪大社から分霊奉祀された湯島で唯一の神社です。天草・島原の乱で鍛冶職人が刀や槍などの武器をつくる際に使用した鍛冶水盤が残されています。桜の時季は、境内で賑やかな花見が催されるということでした。
 お待ちかねの昼食は、日の出荘さんの豪華な海鮮料理。今朝まで泳いでいたという鯛のおさしみ、フライ、お煮付け、ワカメのしゃぶしゃぶ、海鮮丼、茶碗蒸し、デザートなどなど、「スゴーイ!」「美味しーい!」の大合唱。日の出荘さん、お世話になりました。ごちそうさまでしたm(_ _)m。
 午後からは、これもお待ちかねの「湯島小児童との交流会」。まるっきしの初対面でしたが、そこは無邪気な子供同士。あっという間に友達になって、自己紹介やゲームをして楽しみました。次回は姫戸で待ってますねー。また一緒に遊ぼうねー。校長先生は、こそっと校舎の案内をしていただきました(ゴメンね)。校長室の歴代校長の写真には、金子教頭先生のお父様の写真もありました。優しい目元がそっくり。「この部屋が自慢です!」という江﨑校長先生のご案内で入ったのは2Fの会議室。カーテンを開けるとドドーンと島原半島。
すごい絶景。こんな部屋で会議してたら、ものスゴーいアイデアが出るかも‥。
江﨑校長先生をはじめ湯島小中学校の先生方、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 別れを惜しみながら、船の待つ港へ。「もう帰るんですか。」「まだいたいな。」と子ども達。校長先生も、そんな気持ちでした‥。
 すると、船着き場に大きなかすみ草の花束。峯公園への途中で出会ったかすみ草農家の方からのお土産だとか。うわぁー。なんて素晴らしい方々。区長さんをはじめ、島の方々の包み込むような優しさと懐の深さに、ただただ感謝しました。
 聞くところによると、湯島はかすみ草の栽培が盛んで、質の良いかすみ草で純白のミニブーケや着色したドライフラワーを使った可愛いオリジナル雑貨のアロマワックスバーが作れるそうです。楽しそう。
 また、リアルな漁船を貸し切り、島周囲をクルージングしながら夕日が綺麗に見えるベストポイントに案内してもらえるサンセットクルーズや、生で食べると梨のような甘みがある湯島大根収穫体験(重さ約2㎏、湯島で育てるとなぜこうなるかはいまだに解明できておらず)、遊漁船のプロ漁師の案内で行く本格的な釣り体験、熟練アジンガーが丁寧に指導・案内する本格派堤防釣り体験、キャットケアスペシャリストやペットセーバーなど猫関連の資格を持つスペシャリストによる島ネコ特別ガイドなど‥、まだまだお楽しみ満載の湯島でした。
 帰りもカッコいいチャーター船でびゅーん。お友達になったケーブルテレビのカメラマンさんと一緒に、白い波しぶきを見つめる子ども達。機材をひょいと担いで、いつもニコニコ顔で同行してもらいました。猫好きの優しいお兄さんだったね。そのうちに編集した「湯島体験ガイドDVD」をいただけるそうです。楽しみ。
 ハシャギ疲れたのか、帰りのバスはむにゃむにゃ眠たそう。かすみ草に囲まれながら寝てる子も。楽しかったね。たくさんの思い出ができました。
 池田さんをはじめ、お世話いただいた皆さま、ホントにありがとうございました。子ども達、今まで以上に「ふるさと上天草」が好きになったようです。「夏休みは湯島に行って、魚釣りするぞー」「お母さんに、あの絶景を見せてあげたい」「湯島小の友達に、また会いたいな」と、今後の楽しい予定も増えた様子。さすが魅力がいっぱい、「ナナメ上」上天草

3月3日(金)3年ぶりに学習発表会を開催!!

 ステージ上で弾ける子どもたちの笑顔を、やっと、ご披露することができました。

 1年生の発表タイトルは「1年生の1日」。「キーンコーンカーンコーン♪」と可愛い声のチャイムを合図に、「おはようございます」から「さようなら」までの一日の学校生活を実録で発表しました。「何でもがんばる優しい1年生」の学級訓のとおり、お互いを思いやりながら、励まし合いながら、元気に活動する様子や学習の成果を生き生きと発表してくれました。入学式からまだ一年もたっていないのに、そのキビキビとした発表態度、キリッ&ニコッとした表情に、大きな成長と努力を感じました。今年度いっぱいで定年退職される糀本先生 の集大成を飾る素晴らしい発表でした。

 2年生の発表は「スイミー」。朗読、セリフ、踊り、歌など全てをカンペキに暗記して、堂々と楽しく発表することができました。スイミーと仲間たち、こわ~いマグロ、踊りの上手なクラゲさんとカニさんなど衣装も手作りで、会場を大いに沸かしてくれました。懐かしの「横浜銀蝿」「猪木のテーマ」「ドリフ全員集合」など劇中の効果音にも、斉藤先生&子ども達 のこだわりと、「せっかくだから、みんなで楽しんじゃおう!」という気概を感じました。

 3年生は地域学習で学んだ「姫戸町のいいところ」を紹介してくれました。姫石神社や権現鍾乳洞、巨大なアコウの木、車エビ、ワタリガニ、天草大王など、ふるさとの名勝地や名物を、得意のICTを活用して分かりやすく発表しました。「こんな料理はいかが?」とワタリガニのトマトパスタのレシピを提案するなど、子ども達の意気込みと姫戸町への愛着を強く感じました。ピアノが特技な栗﨑先生の指導によるリコーダー「聖者の行進」演奏は、ビックリするくらい上手でした。

 4年生「天草の未来に橋を架けた偉人~森國久~」と題し、天草の発展と架橋に命をかけた初代龍ヶ岳町長 森國久さんの不屈の生涯を、劇にして発表しました。濱﨑先生の「天草の人々に未来という希望を灯した偉人 森國久さんを、子ども達に語り継ぎ、共に学び継いでいきたい!」という気迫が、4年生の子ども達一人一人に乗り移ったかのような熱演に、私も含めて観客全員がグッと引き込まれ、ただただ感動しました。会場には、氏の娘さん、息子さん、森國久顕彰会の皆さんをご招待し、4年生の発表を観ていただきました。森純子さんからは「父が亡くなったのは、私がちょうど小学4年生の時でした。あのときの私と同じ学年の子ども達がこんなに素晴らしい発表をしてくれて、思わず涙が出ました。」という言葉をいただきました。

 5年生は、昨年10月に天草青年の家で行った集団宿泊教室で学んだことを「WE CAN DO IT!集団宿泊教室」というタイトルで発表しました。登り坂にひーひー言った千厳山ハイキング、チームワークを問われたペーロン漕艇、集中力が決め手のニュースポーツ、全てが時間に制約された集団行動など、一泊二日の集団宿泊教室から学び取ったことは、その後の5年生の学校行事や委員会活動での大活躍につながりました。荒木先生と二人三脚で培った「きついことも笑って楽しんでやろう!」「私たちが周りを盛り上げるのだ!」という精神で、4月からは立派なリーダーになってくれることでしょう。YOU CAN DO IT! だよ。

 6年生は、全員主役、満場大喝采、さすがの発表「つなぐ平和」。戦争、平和、友情、環境問題、SDGSなど、修学旅行で学んだことを、自分たちの言葉で、セリフの一つ一つに乗せて真っ正面から伝えてくれました。この子たちがスゴイのは、修学旅行は勿論のこと、いろんな学習や活動で得た「学び」を残さず「これからの自分」に、「今後の成長」につなげようとすることです。11人全員が、素直にそう思っています。素晴らしい! 卒業の日まであと僅かになりました。残される大谷先生小野先生が心配です‥‥。悲しいよね‥‥。

 来年は地域の皆さまもご招待して、盛大に開催したいと思っています。乞うご期待!

 

あの、山下先輩がやってきた!

 熊本県代表として全国大会に出場し、堂々の全国3位という素晴らしい戦績を残した大津高校サッカー部。その中心メンバーとして活躍した姫戸出身の山下基成選手が、大学進学前の忙しい合間をぬって姫戸小に来てくれました。
 リフティングの華麗な技(一緒に披露した6年生も上手でしたね!)、サッカーとの出会い、小中学校時代の思い出、毎朝5時半起床で朝練に臨んだ高校3年間、試合に出られない悔しさに負けず積み重ねた努力など、心を込めて話をしてくれました。子ども達も、職員も、瞳をキラキラさせて聞き入っていました。
 山下選手、ありがとう! 全力で応援しています!

昔遊び、楽しい!

 1年生活科の授業に、地域の山下様ご夫妻細木様橋本様金子様志水様をお招きして昔遊びを教えていただきました。竹とんぼ、鳥笛、凧揚げ、コマ回しなど、手作りの楽しい遊びに子ども達も夢中になって取り組みました。
 思えば、昔の子どもは遊び上手でした。ゲームやスマホはありませんので、身の回りにあるたくさんの物から遊びを工夫していました。竹や紙、海、川、山など身近にある物や自然を使って遊んでいました。「どんどや」も地域ごとに年上の子をリーダーに竹や松の枝を切りに行って、乾燥させて、組んで、地域の放送で皆に呼びかけて、盛大に燃やしたことを覚えています。そんな遊びや行事の中から、きまりや社会性なども身につけていたように思います。
 この学習で、子ども達は昔遊びの楽しさや面白さを大いに感じたようです。休み時間には、お手玉やけん玉が大ブームです。ありがとうございました。

寄贈していただきましたm(_ _)m

 熊本日日新聞の記事を読んで感激し、不躾にも、すぐにお電話を差し上げ、お伺いさせていただきました。
 天草大王の生みの親、山口 緑さんの絵手紙集『日々是日』。ご主人様と歩んでこられた50年余りの思い出、ご友人達との大切な出会いなど、季折々の事柄と想いを書き留められた絵日記です。
 その繊細な感性、大らかで直向きな姿勢、自然や人への感謝の心が、言葉やスケッチの端々に陽光のように漂い、読む人をほっと安心させ、爽やかで懐かしい気持ちにさせます。私は特に「淡いバラの花」と「豆まき」にホロッときました。児童も職員も、手に取って読んでいます。ありがとうございました。

くれよんがおれたとき

 今日の給食の放送は、皆がお待ちかねの読み聞かせ。図書委員の5年生 寺尾さん が読んでくれました。スピーカーから聞こえる寺尾さんの優しい語り口と主人公の気持ちを想像させる感情豊かな表現に、給食を食べるのも忘れて、子どもたちも、職員も、シーンと聞き入っていました。
 絵本の題名は「くれよんがおれたとき」。作者は「かさい まり」さん。「こぐまのクーク」物語シリーズや「さよならまたね」など、やさしい絵と文で描く動物たちが主人公の作品で知られています。

 子どもにとって宝物の一つであるクレヨンを、それも新品ピッカピカのクレヨンを自分より先に使われて、グリグリやられて、しまいにはボキッと折られちゃって、どんなに「ごめん」って謝られても素直に許せなくて‥。そんな経験って、誰でも一回はありますよね。何とも言えない気持ちになります。最後は心が通じ合って仲直り‥‥なんですが、モヤモヤする気持ちが完全に消えるわけではありません。
 関係ないかもしれませんが、ふと吉野 弘さんの「夕焼け」という詩を思い出し、濱﨑伸太郞先生からお借りしている「吉野弘」詩集を開いてみました。

いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが坐った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は坐った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は坐った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に。
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をギュッと噛んで
身体をこわばらせて---。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。

 クレヨンを折られても「また買ってもらうからイイよ」と爽やかに許せる人が良い人のように見られるけど、それもどうだか‥。なかなか買ってもらえないのが普通だろうし、そもそも、見れば新品だと気づくだろうし、人の「新品」を普通に「貸して」って自分は言えないかなって。
 電車のやさしい心の持主も、新品を「貸して」とは決して言えない部類の人なんだろうなぁ、とか、アレコレと考えました。

 日常の光景をそのまま切り取って、やさしさとは何かを問いかける「くれよんがおれたとき」と「夕焼け」。人として大切なことを考える機会を得ました。寺尾さん、ありがとう。

 

海にお舟を浮かばして 行ってみたいな よその国♪

 お隣の永木造船所で、船の進水式がありました。あいにく進水の瞬間は見逃してしまったのですが、昨日まで陸に上がっていた巨大船が堂々と海に浮かんで、船体の鮮やかな青色が陽光に輝く様をしばらく見とれていました。

海は広いな 大きいな
月がのぼるし 日が沈む

海は大波 青い波
ゆれてどこまで続くやら

海にお舟を浮かばして
行ってみたいな よその国

 前日には、永木秀人代表取締役様が来校され、子どもたちと職員にと「紅白餅」をいただきました。ありがとうございました。柔らかくて美味しかったです。

2つのキーワード

※昨日2月2日に開催しました「令和5年度入学 新入生保護者説明会」の校長あいさつの内容をお知らせします。

 みなさん、こんにちは。校長の 坂田達徳 と申します。本日はご多用の中、新入生保護者説明会においでいただきありがとうございます。大切なお子様をお預かりするにあたり、説明させていただくことがいくつかありますので、ご協力をお願いいたします。

 さて、今日は私から「2つのキーワード」という提案をします。ちょっと聞いてくださいね。 だいたい朝は、こんな状況でしょう!? 私もそうでした。お布団引っ剥がして、顔洗わせて、ご飯食べさせて、歯磨きさせて、トイレに行かせて、洋服着せて‥‥、こんな状況で「あ~、アレどこにある?」だの、「アレ持って行かなんかった~」だの騒ぎはじめてイライラは最高潮に(二男は高校生までこんなでした)。母にだいぶ助けてもらいました(ありがとうm(_ _)m)。朝は、どの家庭もバタバタ、大忙しです。しかも、保育園と比べて小学生の朝はちょっとだけ早くなります。
 そんな朝だからこそ、ちょっとだけ心に「余裕」を持つ! 台所から「もう時間だよ!早く起きなさい!」という怒鳴り声ではなく、布団のところにいき、ひとまず「ぎゅぎゅっ」と子供を抱きしめる。この「ぎゅぎゅっ」が一つ目のキーワード。
「おはよう」と声をかけて、手や腕やほっぺをマッサージ。起こした後は、そのままトイレに連れて行って、おしっこ。この「余裕」と「流れ」が大切! そのためには前夜寝るまでに、宿題と準備を終えておくのが基本。宿題は側で見守ってください。クッキングタイマーで時間を計りながらやらせるのがポイントです。ランドセルの底には、化石と化したテストプリントがあります。ポケットのハンカチは、すでに3日そのままです。筆箱の消しゴムは、ちぎったり鉛筆を刺したりしています。鼻をかんだティッシュが筆箱の隅で硬くなっているかもしれません。

 大切なのは、前日早め早めの準備とお子さんへの「聞き取り」です。子どもはギリギリまで言い出しません。友達のランドセルを間違って持って帰っても、ず~っと言い出せずに悩んだ末に、翌朝になって出勤しようとする親にやっと「行くな~。」と言うものです。早めの準備と子どもの表情も見ながらの「聞き取り」があってこそ、穏やかな朝が訪れます。2つ目のキーワードは、「あと10分!」
テーブルの目の前に時計をおいて、「あと10分で、ご飯を食べます!」と言います。もし、その時間までに食べ終わらなければ、そこで食事はおしまい。というように時間で区切ることが大切です。そのためには「朝からすること、順に5つ!」という予定表を、子供さんと話しあって決めて、目につきやすい壁に張っておくと便利です。
「あと10分で、家を出ます!」「あと10分で、ゲームを終わります!」と活用してください。

 この2つのキーワード「ぎゅぎゅっ!」「あと10分!」には、生活の大事な要素が含まれています。

 一つは、「愛されているという実感」です。子供は、我々もそうです、「愛されている」と思えるから頑張れる。
朝一番に、その実感を与えてください。

 もう一つは、「時間の意識」です。自分の目で時計を見て、もしくはカレンダーを見て、「何時までに仕上げる」「何日までに仕上げる」という感覚を育てます。社会で生きていくために、とても大切な感覚です。

 では、4月11日。7名の新入生の入学を、心待ちにしております。