校長室だより

2024年6月の記事一覧

SNSの安全な使い方について

 スマートフォン等を使ったSNSをめぐるトラブルの増加が社会問題となっていますが、姫戸小の子供たちも決して無関係ではありません。SNSは、使い方によってはとても便利で有効なものですが、一歩間違えると大きなトラブルに巻き込まれる危険性があります。
 先日、3年生でSNSの安全な使い方についての学習がありました。藤本教頭先生が授業を行いました。授業の中で、下のようなスライドが提示され、「このやりとりの中の問題点は何ですか?」という問いがありました。それに対し、子供たちからは次のような内容の意見が出されました。  

〇「まじめか!笑」という表現がよくない
〇ネコのスタンプが相手をばかにしているような感じがする
〇勝手に写真を撮っている
〇無断で撮った写真をアップしている
〇夜遅くにやりとりをしている

 子供たちなりによく考え、しっかりと問題点に気付くことができていました。一見何気ないやりとりにも思えますが、子供たちが挙げてくれたような問題点があり、これらは、SNS上でのいじめに発展したり肖像権の侵害に当たったりする恐れがあります。
 学校では、今後もこのような情報モラル教育に取り組んでいきますが、スマートフォン等をお子さんに持たせるのは、保護者の皆様の責任です。そこで大切なのが「ルール作り」です。スマートフォン等を持たせる、持たせないも含め、持たせる場合は、それぞれのご家庭において親子で話し合ってルールを作り、それを必ず守るということについて、親子で確認してください。子供たちが安全・安心にSNS等を活用できますよう、保護者の皆様には、より高い意識をもって取り組んでいただければ幸いです。

「歯・口の健康づくり」の取組について

 本校は、令和5・6年度の2年間、県教育委員会及び市教育委員会の指定を受け、歯・口の健康づくり研究推進校として、研究に取り組んでいます。11月1日(金)には、2年間の研究の成果を県内の学校等に発信すべく、研究発表会を予定しています。

【 研究テーマ 】
 自ら気付き、考え、行動できる児童の育成         
      ~「歯・口の健康づくり」を通して~

  研究テーマからも分かっていただけると思いますが、本校では、この研究を通じて、子供たちに「自ら気付き、考え、行動する力」、いわゆる自己管理能力(セルフコントロール力)を身に付けさせることをめざしています。子供たちが、自分の歯や口の健康について関心をもち、よりよ行動し、それを習慣化することはもちろんのこと、自ら気付き、考え、行動する力を学習面においても発揮し、自ら学ぶ力を高めながら確かな学力を身に付けていってほしい、そのような願いを全職員で共有して取り組んでいるところです。
 下の写真は、本研究の取組の一環として行っている「健康集会」(第3回:6月13日実施)のようすです。歯・口の健康づくりに関する基本的知識の定着を図るとともに学習内容についての児童の発表の場とすることを目的として取り組んでいます。運営、保健、放送、環境・栽培、体育、図書、給食の各委員会の子供たちが各月のテーマに沿って発表します。
 子供たちには、歯・口の健康づくりの問題を自分事として捉え、健康のためによりよい生活行動ができるよう頑張っていってほしいと思います。