校長室だより

2023年12月の記事一覧

よいお年をお迎えくださいm(_ _)m

 今日の終業式で、校長から子ども達へ、冬休みの宿題を三つ出しました。

一つ、 毎食後の歯みがきを忘れずにする。必要なら歯医者さんに行く。
二つ、 家での役割分担(茶碗洗い、洗濯、風呂掃除など)を、意識を持ってこなす。
三つ、 毎日、勉強する。分からないことを、分かるようにする。

 2学期、姫戸小のみんなで学んだことは、自分自身の課題に気づき、対策を考え、解決に向けて行動し、それを習慣にする「セルフコントロール」
 冬休みの2週間は、各々の努力を継続し、「習慣」にまで高めるチャンス! 

 年明けの始業式で、「あ~、歯みがきしないと気持ち悪っ」「〇〇さんと一緒に歯医者さんに行ってきた」「家での自分の役割をしっかり果たしたぞ」「家族のみんなが喜んでくれて嬉しかった」「計算は、正確さとスピードです!」といった反応があることを、大いに期待しています‥。

 ともかく、安全に、幸せに、笑顔いっぱいで新年を迎えてくれるのが一番です。

 保護者の皆様、地域の皆様の御陰をもちまして、子ども達にも、職員にも、大きな怪我や病気もなく、無事に2023年が暮れようとしています。誠にありがとうございました。  
 ご家族皆様で 元気に よき新年をお迎えください。         姫戸小職員一同

歯と口の健康づくり

 地域学校保健委員会では、姫戸小中学校歯科医の 竹中先生をお迎えして教育講演会を開きました。

 竹中先生から大変有意義なお話をいただきましたので、紹介します。

1、むし歯を防ぐ「フッ素」の働き

①エナメル質の修復を促進:酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進
②歯の質を強化:歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を向上
③菌の働きを弱める:むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑制

※歯磨き粉に含まれるフッ素や歯科医院でのフッ化物塗布、学校で実施しているフッ化物洗口は、無機フッ素化合物を使用したもので有害性はない安心して使用できる。適量摂取で虫歯予防や骨折・骨粗しょう症の予防などに効果がある。自然界にも存在している。一方で、最近話題となっている有機フッ素化合物(PFAS)は、界面活性剤として泡消火剤や研磨剤等で広く使用されているが、最近は発がん性や肝臓・甲状腺障害、免疫効果の低下など人体への影響が報告されている。自然界での性状としても、ほとんど分解されず土壌や水質汚染の原因になる。

2、むし歯になる4つの要因

歯の質(子どもの歯は歯の質が弱くむし歯になりやすい)

時間(だらだら食いは口の中を酸性にしてしまう)

糖分(砂糖はむし歯菌の大好物)

(むし歯菌が増えないようにするのが肝心)

3、むし歯にならないための4つの習慣

①歯の質を強くするためにフッ化物洗口やフッ素配合の歯磨剤を使用する。よく噛んで食べることが効果的!

②食事やおやつは決まった時間に!食後の歯みがきを忘れない!

③おやつは、キシリトール配合のものを選ぶ。飲み物もできるだけ糖分の少ないものを!

④むし歯菌を減らすには、歯みがきが絶対。毎食後の丁寧な歯みがきを!

 また、歯ブラシとデンタルフロスの両方を活用した歯みがきの仕方など、歯と口の健康について親子で知っておくべきことや取り組む内容など、多くの示唆をいただきました。学んだことを子ども達と一緒に実践してまいります。ありがとうございました。

地域学校保健委員会とは、学校、家庭、医師・歯科医師等の専門家、地域の代表など様々な立場の人が集まり、みんなで子ども達の健康をより良いものにしていこうと協議・行動する組織です。課題解決に向けて、それぞれの立場で意見やアイデアを出し合いながら、具体的な実践・啓発事項を取り決めるなど、保育園から小学校、中学校を通した子ども達の健全な成長をサポートします。

ご声援、ありがとうございました。

 12月2日(土)、心配した雨も上がり、北風は冷たいものの絶好のマラソン日和。保護者や地域の皆様、駐在さんをはじめ交通指導員の皆様から多大なご協力をいただき、姫戸小中合同持久走大会を開催することができました。
 会場や沿道からは、温かい声援や拍手をたくさんいただきました。応援に応えようと、子ども達も懸命に走りました。自己新記録も続出。練習では歩いたり立ち止まったりしていた子も、声援に背を押されて走り通すことができました。
 得意な子も、そうでない子も、自分なりの目標を立て、自分のペースで走り抜く。ライバルは「背中を追いかけてばかりのあの子」であっても、「すぐに諦めてしまう自分自身」であってもいい。 子ども達からは、「まだ行ける! と自分に言いながら走った。」「もう少しで〇〇さんに勝てそうだった。」「頑張れー!の声援が嬉しかった。」「あんなに温かい声援をいただいて、さすがに力を抜いたり歩いたりはできましぇん。」などなど、街中を走る新コースで数多(あまた)のドラマがあったようです(^_^)。

写真(↑)は、元気に完走を果たした6年生の直樹さん。背中には「中学校でもがんばるぞ!」と気合十分のゼッケン。

芸術の秋、どっぷり!

 

 今年は、秋を飛び越えて、真夏から一気に冬へと季節が移ったかのように感じましたが、いえいえ、姫戸には確かに「情趣豊かな美しい秋」が訪れていました。11月3日の姫戸町文化祭、17日の天草郡市音楽会と、子ども達と一緒に「芸術の秋」にどっぷりと浸ることができました。
 永森先生の熱心なご指導の下、練習する度に美しいハーモニーを奏で始めた4,5,6年生の合唱。藤本教頭先生編曲の「姫戸の秋~夢に向かって~」と、感動の卒業式ソング「未来への賛歌」の2曲を披露してくれました。
 ひかり保育園の園児によるダイナミックな太鼓演奏、コツコツと練習を重ねたピアノ演奏、お腹の底にドーンと響く迫力の三味線の音色、なぜか懐かしく琴線に触れる大正琴、麗しのフラダンス‥。「安奈 おまえの愛の灯はまだ 燃えているかい♪」「You raise me up to more than I can be♫(あなたは私に力をくれる 自分を越えていけるように)」「こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが沁みてくる♪」には、特にやられました(泣)。
 展示部門の秀作の数々にも目を見張りました。姫戸の文化の豊かさを感じた一日となりました。ありがとうございました。

 ↑ このお二方のパフォーマンスも圧巻でした(^o^) さすがです。

 郡市音楽会での勇姿です。審査をしていただいた龍ヶ岳中学校の中嶋校長先生からは「美しい声の響き。掛け合いやハモりもしっかりできていて、たくさん練習してきた様子を感じることができました。ソロも緊張の中でしっかり歌えました。そして全体に繋げてくれましたね。姫戸の自然を歌で表現でき、秋の様子を思い浮かべることができました。とっても感動しました。」 との講評をいただきました。ありがたいですね。

 ↑  二間戸の大銀杏。今年も手を合わせに行ってきました。