御船小ニュース

2017年6月の記事一覧

人権の花伝達式

6月5日、「人権の花伝達式」がありました。「人権の花」とは、法務局と人権擁護委員連合会が昭和57年から実施している運動です。学校に配布した花の種子や球根を、「子どもたちが協力して育てることによって、生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得すること(法務省HP. http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken06.htmlより)」を目的としています。

式の中では、「花を育てることで、協力や感謝の大切さを知り、生命の尊さ、感動、人の気持ちや感情などを、受け止められるようになってほしいと願っています。」と話がありました。

後半は、人権擁護員の方々による劇がありました。初めにまもる君とあゆみちゃんが登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。劇の節々では、「思いやりをもったまもる君が、取るべき行動」について考える場面や、「あなたならばどうしますか。」という問い掛けに、自分の考えを発表する場面等があり、楽しみながら学ぶことができた子どもたち。

思いやりを行動で示すことを心掛けるとともに、今回頂いた花の苗も、3・4年生を中心に、大切に育てたいと思います。

環境面から高める人間力

写真は、本校1階の低学年教室前の廊下です。端まで見渡すことができる程、スッキリとしています。その秘密は、「床に何も障害物を置かないこと」です。この実践には大きく2つの理由があります。一つはUDの視点です。廊下に本棚や作品が置いてあった場合、授業に対する集中の妨げとなるおそれがあります。良好な学習環境を作り上げるために、UDの視点を大切にしています。二つ目は、安全・バリアフリーの視点です。もしもこの場所を、松葉杖や車イスを利用している方が通る場合、通行の妨げになる可能性があります。また、そのような意識は、社会においても求められます。

御船小では、全ての人たちが安心して生活できるように、全員で心がけています。同時にそれは、子ども達の人間力を高めることに向けた、環境面からの働きかけでもあります。この実践が実り、将来、御船小の卒業生たちが、よりよい社会づくりに大いに活躍することを願います。



さわやかさんサン運動会に向けて

運動会が終わり、特別支援学級「なかよし」では、次の行事に向けた事前学習が始まっています。さわやかさんサン運動会です。さわやかさんサン運動会は、上益城管内の小中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒を対象とした運動会です。参加者が約200人という大規模な行事であり、今年度は、6月9日に甲佐小学校にて行われます。

御船小学校の「なかよし」では、毎日、朝の会の時間に、目標や日程の確認・ダンスの練習などを行い、期待感を高めています。多くの人との交流を深めるとともに、自分のよさを生かして活躍できる貴重な機会です。「初対面の相手との関わり方」「友達の成功を喜ぶ心」「自分自身の得意・不得意の理解」等、多くの学びを得てほしいと思います。

運動会お世話になりました!

527日、快晴の下、御船小学校大運動会を実施しました。午前中は、徒走や玉入れ、御船音頭で盛り上がりました。徒走では「今日は本気を出す!」と意気込む児童たち。白熱した競争が繰り広げられました。御船音頭は、児童・職員・来賓・保護者、そして地域の皆様に参加して頂き、御船小の運動場にいた全ての人たちの気持ちが一つになった、心温まる時間となりました。午後は、応援合戦や、各学年による表現種目、綱引き、紅白リレーが行われました。特に表現種目は、どの学年のこれまでで最高の出来映えであったように思います。成功してホッとする児童の表情が印象的でした。

元気いっぱいに運動を楽しみ、無事に全ての日程を終えることができた今年度の運動会でした。これは、決して児童や職員の力だけで成り立ったわけではありません。運動会の前日準備、そして当日の後片付け等、多くの方々のお手伝いを頂いたおかげです。また、児童への温かい応援は、一人一人のやる気を高め、運動会に活力を与えました。たくさんのご協力、本当にありがとうございました。