御船小ニュース

2018年1月の記事一覧

ある午後の風景

靴箱掃除を担当する児童たちが、とてもよくがんばっていたので紹介します。御船小では、一学級当たり二人ずつ「靴箱掃除」として、週替わりで配置しています。どの学年もペアで役割分担をしながら、黙々と取り組む様子が印象的です。一人一人の靴を取り出し、靴箱内を隅々までほうきで履いたり、雑巾で拭いたりする児童たち。30~40人近くの靴箱を、毎日限られた時間で掃除するのは、大人でも大変です。それでも嫌な顔一つせず、一定のペースで手を動かし「どこまで終わったか」をペアで確認し合う様子には感心します。

その様子を眺めていると、気になる光景がありました。それは、靴底についた大量の土や砂です。パンパンと、勢いよく左右の靴同士をたたくと、巨大な土の塊や大量の砂が、音を立てながら床に落ちていました。納得のいくまで、全員分の靴底の汚れを取り除こうとする児童たち。もしもこの作業を、登校後に持ち主が行っているならば、靴箱掃除係の負担は減ります。その分、別の作業に時間を費やしたり、新たな作業を行ったりすることができるのではないでしょうか。

成長とともにに増えていく「自分のことは、自分で」。次にできるようになることとして「自分の足元のこと」を選んでも良いかもしれません。