御船小ニュース

カテゴリ:4年生

理科と道徳

 道徳教育は学校の教育活動全体で行うものとされています。例えば、掃除の時間は「勤労・奉仕」、体育のサッカーでは「規則の尊重」等、教師が何を狙って活動を組み立て、児童にどんな言葉をかけるかによって、可能性は無限に広がります。

 この日の理科では、単元「すがたを変える水」を学習しました。アルコールランプを使って水を温め、その温度変化と水の状態を、班で協力しながら観察及び記録するという活動です。特に道徳との関連においては「友情・信頼」に主眼を置きました。熱した水の温度や状態は、数秒単位で変化していくため、実験の間は高い集中が求められます。お互いに記録を伝えあったり、温度計が見やすい場所を譲り合ったりする児童たち。それらの姿は、仲間意識の育成につながっていたように思います。

 めあてとまとめの一貫、及び適切な評価と改善を繰り返すことで、道徳との関連がより一層図られる教科の学習が成り立つのではないでしょうか。