学校生活

2022年3月の記事一覧

卒業証書授与式

 24日(金),卒業証書授与式を挙行いたしました。

 今年度も新型コロナウイルス感染防止対策ということで、来賓の方々、在校生の参加を見送る形での開催は、大変心苦しかったのですが、在校生、そして職員一同、精一杯心を込めて準備、運営に努めました。

 卒業生は、義務教育6年間の最後の授業としての卒業証書授与式を立派な態度で締めくくってくれました。堂々とした入場、卒業証書授与、記念品授与、記念品贈呈と、厳かに粛々と進められていきました。そして、「別れの言葉」では、在校生からのお祝いメッセージをじっと見入っていた卒業生。自分たちのメッセージを述べる場面では、思いを言葉にしっかりとのせて、体育館に響かせてくれました。成長した姿、感謝の気持ちを全身で表現してくれました。

 佐伊津小学校を巣立っていく27人の佐伊津っ子のこれからの人生に、幸多かれ!

 これからも、佐伊津小で培った「主体性・協働性・創造性」を存分に発揮してほしいと願います。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございました。今後とも、佐伊津小学校の教育活動に際しまして、これまで同様、あたたかく見守っていただけると幸いです。

 

人権について考えてみませんか

   先月、佐伊津小で取り組んだ人権学習の様子をお伝えします。私たち大人も、子どもたちとともに、「人権」について、これからも学びを深めていきたいですね。

 

 「じんとり」というお話で人権学習を行いました。じんとりをしているクラスのみんなの中に入れてもらおうとしたしんじ君が、しんじ君はいつも勝手にするからということで入れてもらえなかったというお話です。子どもたちは、しんじくんの気持ちとクラスのみんなの気持ちをそれぞれ考えました。しんじくんもクラスのみんなもお互いに相手のことを考えられていなかったということに気づき、相手の気持ちを考えて行動することが大切であると考えました。また、その後に自分たちも同じようなことはなかったか1人1人しっかり振り返っていました。

 

 「いやだったこと」の学習をし、友だちに優しくすること、嫌なことを言われたりされたりしたときに「いやだ」ということ、チクチク言葉を使わないことなど、学習を通して自分が今後がんばりたいことを発表していました。

 

 「男が先てだれがきめた」の資料の中から、きまりを守っていない、男が先というのはおかしい、悪い言葉を使っているなどたくさんの課題に気づくことができました。そして、まちがったことをしている人がいたら「だめだよ」と注意したいと、差別やいじめをゆるさないという思いを強くしていました。

 

 「できないことないですか」という教材で学習をしました。

子どもたちは、「誰にでも、苦手なことやできないことはあるのだから、それをバカにしたり、からかうのは、おかしい」と感想を述べていました。

  今回も、子どもたちは学年を越えて、友達のいいところを見つけ合っています。お互いに「ありがとう」という温かい気持ちでいっぱいになれば、クラスも学校も素敵な場所になると思います。できないことではなく、お互いの素敵なところを認め合って、輝き合えるようになりたいですね。

 

  「男が先てだれがきめた」という資料をもとにした学習です。資料の中の男の子達は、ずるをして女の子達より先に並びます。そのことを注意されると、「男が先と決まっている。」「男の方が偉い。」「うちでは風呂も男が先。」などと言います。本学級の実態や今の時代の考え方からすると違和感を感じる内容だったので、その話を担任が読み進めると、「何で?」「それおかしい。」「間違ってる。」子ども達は口々にそんな声を挙げてくれました。何が間違っているのか、何が大切なのかについて話し合っていきました。そして、「差別」と「区別」の違いについても考えました。

 また、今週の道徳の時間には、「三つの国」という資料でも互いに認め合い理解することの大切さについて考えました。冬季オリンピックについての話も盛り上がりました。性別、国籍、肌の色、考え方…etc. 「みんな違ってみんないい」です。共に違いを認め合いながら、手を取り合い、支え合っていきたいものです。

 

送別遠足

 今日3月4日(金)は,送別遠足でした。

 まん延防止措置の期間のため,残念ながら,遠足に出かけることはできませんでしたが,学校内でとても思い出に残る1日となったようです。

 制限のある中で,何とかして6年生への感謝の気持ちを伝えたい,みんなで遠足を楽しみたいと5年生が創意工夫をしてくれました。校内オンラインでの「6年生を送る会」を企画し,入念に準備をし,見事に運営してくれました。

↑ 前日の放課後に、5年生が飾りつけをしてくれました。素敵なサプライズです。6年生の子どもたちも、朝、教室を見て、驚き、そしてとても喜んでいました。

 「学校どこでしょうクイズ」では,日頃見慣れているつもりだった場所を再確認することができました。「6年生〇×クイズ」では,6年生にまつわる問題に在校生が挑戦しました。1年生の子どもたちも,教室で,「企画委員長は〇〇さんだよ。〇!」「応援団長は,そうそう,〇〇さんと〇〇さん!〇!」としっかり答えていました。

 

 

 

 クイズを楽しんだ後,1~5年生がそれぞれの教室から6年生へのメッセージを伝え,ほっこりとなるひとときとなりました。続いての「6年生メモリー」では,6年生が1年生の時からの写真をお披露目。6年生が1年生だったころの写真が画面に流れてきたときには,「かわいい!」との声の嵐。また,1,2年生にとっては,給食を対面で食べている様子が驚きだったようです。(早く,コロナがおさまりますようにと願います。)最後に6年生からお礼のメッセージを配信。司会をしていた5年生も、涙を流していました。

 「6年生を送る会」の後は、各学年で6年生へのプレゼント作り。そして、心のこもったプレゼントを6年生に渡していました。

 自由時間では、ソーシャルディスタンスを考慮しつつ、満喫していました。やはり「遊ぶ」って大事なことだなと、子どもたちの笑顔を見ていて感じました。

 5年生の子どもたちを中心に、佐伊津っ子の「主体性・協働性・創造性」を感じた1日でした。