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2023年10月の記事一覧

第二中学校の体験入学

 10月20日 6年生が第二中学校の体験入学に出席しました。
 最初の学校生活の説明「二中ガイダンス」では、生徒会長と執行部のメンバーが6年生の緊張した気持ちを和らげるように楽しい雰囲気をつくって、中学校生活への不安感を取り除こうと努めながら話を進めていました。さすが中学3年生だと思わせる生徒会長の潔さや副会長のテキパキした仕切り(進行)が、とても頼もしく感じました。
 6年生の子供たちも、里永校長先生のお話や生徒会執行部の学校行事や部活の説明を真剣な面持ちで聞いていました。
 また、ガイダンスの最後には里永校長先生から、中学校の制服について紹介があり、来年度からセーラー服と学ランとブレザーの3つの種類から制服を選ぶことができるようになる説明もありました。
 ガイダンスの後、6年生は中学校の国語の体験授業を受けました。
 子供たちはこれまでに、第二中学校と氷川中学校、両校の体験入学に参加しました。この後、自分の将来像を描いて、どの学校に進学するか保護者の方々を交えてしっかりと考えていくことを願います。

秋晴れのさやけき先輩児に宿る

シェイクアウト訓練

 10月20日 シェイクアウト訓練を朝一番に行いました。
 シェイクアウト訓練は、地震の発生の際の3つの安全確保行動「①まず低く、②頭を守り、③動かない」を身につける訓練です。
 子供たちは、今回のシェイクアウト訓練にも真剣に取り組んでいました。いざという時にすばやく反応するためには頻繁に練習を積んでおくことが必要であることをよく理解しているようでした。


 『地震のとき、頭上に何もない場所では、ゆれ自体でケガすることはめったにありません。地震による死亡や負傷の大半は家屋の倒壊や、ガラスの破片や落下物が原因と言われます。安全な場所へ避難しようと長距離を移動することによりケガする例がもっとも多く、避難の際の移動距離を最小限に留めることがとても重要です。
 地震発生時、激しい揺れに襲われるまで、または、何かが落下してくるまで、自分の身を守るためには数秒の猶予しかないかもしれません。いざという時に備えるには、日頃の訓練が必要不可欠です。
 シェイクアウト訓練は、自分自身、自分の地域、学校が、職場などの組織が、非常時対策の見直し、防災グッズを確認、ケガを防ぐための身の回りの安全対策をとるように促すことも目的として行われています。』(参考資料:日本シェイクアウト提唱会議HP)

 「日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ」は、 NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の伴虚無蔵さんの言葉ですが、自分の出番に備え、前もって技能や知識を高めるために鍛錬し、いい準備をしておくこと事も、避難訓練に真剣に取り組むことも、いつ来るともわからぬ機会(チャンス)をつかんだり、災害から自分を助け、守ったりすることになるようです。

 

6年生が十二校園連絡協議会の人権教育研修会に参加しました

 10月18日 十二校園連絡協議会の人権教育研修会が第二中学校でありました。
 昨年度はコロナ禍であったことから小学生の参加はありませんでしたが、今年度は龍峯小学校と太田郷小学校の6年生も研修会(講演会)に参加しました。
 今年の講師は、北九州を拠点に活動されている音楽バンド「願児我楽夢(がんじがらめ)」の皆さんでした。
 楽曲に反差別のメッセージをのせ、音楽で伝える人権コンサートは、子供たちにとっても初めてのことだったかもしれません。
 演奏された楽曲には部落差別問題をはじめあらゆる差別問題について考え、なくすことを願う思いが込められていました。
 東日本大震災により起きた原発事故のために、故郷を失った福島の

人々の思いを歌詞にした「ああ福島」。
 障がいをもって生まれ、小学校に入学することも許されず、祖母とともに学校に通うことでやっと入学が許され、学校生活を送ることができた喜びや学校のなかまの優しさに出会った嬉しさ、そして、障がいをもって生まれたことに心から感謝し、共に生きてほしい願いを歌詞にした「やさしさに出会えるから-共に生きてください-」。
 ハンセン病の隔離政策により療養所に強制隔離され、家族と引き裂かれ、改名させられ、なかまを失い、偏見や差別から故郷に帰ることもできなかったハンセン病回復者(ハンセン病元患者)の九十余年の思いをつづった「時の響きて-竪山勲さんの思いをもとに-」。
 A子ちゃんの誕生日、部落差別問題の基本的な認識がなく偏見をもった母親は、娘(A子ちゃん)の誕生会に友だちの紗織ちゃんを招待することを許しませんでした。その日の紗織ちゃんの思いを、悲しみを祖母の視点から詩にした「招かれなかったお誕生会」。
 戦争は最大の人権侵害であり、差別であり、環境破壊であることを知り、差別のない世の中を想像してほしいという願いをジョン・レノンの楽曲にのせ、水平社宣言の「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結んだ「IMAGINE」。
 どの楽曲にも差別される人の心の痛みや苦しみが表現されていました。
 コンサートの途中、小学生や中学生、先生方もステージに上がり一緒に演奏をしたり、振り付けを一緒に踊ったりする場面があり、楽しい雰囲気の中にも部落差別をはじめすべての差別を許さない生き方や人権の尊さについて真剣に考えていこうというメッセージを子供たちは受け取っていました。  
 子供たちはこれから部落差別問題について学習していきます。そして子供たちが部落差別問題に出会ったときに、正しい判断ができるように、ご家庭でも子供たちの人権感覚を磨き、部落差別問題の基本的な認識が深まるように話し合ってください。
「八代市人権尊重都市宣言(平成18年6月23日)」や 「部落差別の解消の推進に関する法律(平成28年12月16日施行)」等も是非お読みいただき子供たちの人権感覚を高めていくようにご指導をよろしくお願いします。
 ※「部落差別の解消の推進に関する法律」は熊本県人権情報誌「コッコロ通信」のページに掲載しています。

 この写真には、本校以外の児童生徒の姿が写っておりますので、画像に加工を加えています。

運動会の練習開始

 10月13日、運動会の全体練習の初日を迎えました。
 練習の最初に、体育主任の森本先生から運動会や練習に臨む5つの心構え「①集合・整列②聴く態度③全力をつくす④服装(シャツ入れ)⑤返事・やる気」が示され、子供たちの意欲を引き出しいただきました。そして、運動会を観覧していただく家族や地域の方々に「すごい かこいい 感動した」と思っていただけるような運動会にしましょうと運動会を成功させるめあても立てていただきました。
 子供たちは、早速このめあてに向かって、方向転換や行進、開会式の練習を始めました。

運動会成功願い石拾う

前期が終わりました

 10月13日、今学期の前期の課程が終わりました。
 4月から今日まで、子供たちは校訓の人に近づこうと「なかよく かしこく たくましく」をめざし、本気でとことんチャレンジしてきました。子供たち一人一人が学校生活の随所で、キラキラと輝く姿を見ることは嬉しいことです。
 1年生は、すっかり小学校の生活や学習が身に着いて龍峯校の児童になっていますし、6年生は学校のリーダーとしての自覚と誇りをもって生活していることを感じます。2年生3年生4年生5年生は、そんな先輩の姿をみて、自分を高めようと様々なチャレンジをしていました。
 今日は、前期の通知表を担任の先生から、子供たち一人一人に手渡していただきました。通知表には、供たち一人一人のよさをしっかりと記録していただいております。どうぞ子供たちと一緒にご家族でご覧いただき、子供たちが後期も頑張ろうと思うように、子供たちの努力を認め、褒め、励ます言葉をかけていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

錦秋や通知表見る児の頬そむる

ぎょろっちょと学ぶ

 10月11日、4年生が社会科「自然災害にそなえるまちづくり」の授業に、八代消防署氷川分署の隊員さんをゲストティーチャーにお招きしました。そして、隊員さんから、楽しいくも学びの多い話を伺うことができました。
 今回の講話のタイトルは「ぎょろっちょと学ぶ 氷川の防災 with ひかわぶんしょ」と素敵なネーミングがなされ、地震や津波等のいろいろな自然災害について説明していただいたり、令和2年7月豪雨で被災した坂本分署での体験談を話していただいたりしました。
 体験談では、球磨川の水位の上昇する速さに驚いたり、2メートルもの洪水に加えて、上流のダムが許容量を超えるから放水されるかもしれない情報を受け、更に水位が上がれば・・・と愕然としたリアルなお話しに子供たちは関心を引きつけられていました。
 講話の終わりには質問コーナーがあり、子供たちはこれまでの学習の中で生まれた疑問を質問していました。子供たちの疑問には「日奈久断層は、龍峯に影響しますか。」や「龍峯校区では土砂崩れの心配はどのくらいありますか。」などがあり、身近で起こりうる災害に高い関心を示していました。この他にも準備していた質問はたくさんありましたが、講話の中で答えられなかったものには、文書で回答をいただきました。
 また、消防隊員の方々が厳選された防災クイズにも挑戦し、回答者にはシールが贈られました。
 講話の最後には、隊員さん手作りのオリジナル「YATSUSHIRO SHOBO CARD」や「KAJIMON」カードのプレゼントもあり、子供たちは大喜びでした。
 講話の準備をしていただきました氷川分署の隊員の皆様の心の温かさ、優しさ、ユーモアに心から感謝申し上げます。

避難せよどの災害もそれぞれぞ

 

運動会の結団式

 10月11日、朝の集会で結団式を開きました。
 応援団のリーダが白団、赤団の前に立って、自己紹介を行い、団長がそれぞれの団員に熱いメッセージを送りました。

天高く突き上げし拳結願う

応援リーダー練習開始

 運動会の応援リーダーたちの練習が始まりました。6年生は、9月中頃から応援の演舞を考えておりましたが、それぞれの応援団で決めた演舞を応援リーダーに伝え、練習を始めています。
 練習の間、上手くいくことやトラブルや課題が生まれ、悩むことも出てきますが、子供たちにとっては成長チャンスです。リーダーは、お互いに切磋琢磨しながら、応援演舞の完成をめざしてほしいと思います。ぜひ、この機会を好機ととらえ、本気でとことんチャレンジしましょう。 

リーダーの舞練眺める赤とんぼ

視力測定

 10月5日と6日に視力測定がありました。
 1学期の視力測定から今回までに視力に変化があった児童もいると思いますので、視力の低下が心配される場合は早めの検診をお願いします。
 視力測定のあと、保健室の村﨑先生が最近話題にもなっております近視についてのお話「進む近視を何とかしよう大作戦」がありました。

 資料は、公益財団法人日本眼科医会著作・監修「ギガっこ・デジたん 大百科」を使用しました。詳しくは「保健だより」のページをご覧ください。

タブレット見る児の目にもよし龍峯山

児童集会

 10月5日 児童集会を開きました。今回は体育委員会が担当しました。
 体育委員会の発表内容は、運動会のスローガンと運動会の練習のお願いでした。
 運動会スローガンは、先日の代表委員会の話し合いを経て「本気でチャレンジ みんなで団結 運動会」に決まったことを発表しました。
 また、運動会の全体練習のお願いとして「龍峯小学校のみんながきらりと輝く運動会にするために」次の7つの注意点をお願いしていました。
 (1)準備体操をしっかりしよう。
 (2)大きな声で返事しましょう。
 (3)全力をつくして練習しましょ。
 (4)シャツを入れよう。
 (5)人の話をしっかり聴こう。
 (6)赤白帽子のゴムひもをしよう。
 (7)集合時刻を守ろう。
 どのお願いも体育委員会が運動会を成功させるために、いい準備をしたいという思いが込められていました。
 龍峯校の一人一人が今回のスローガン達成するために、7つの願いを大切に守って練習すれば、きっと最幸(最高)の大運動会になると思います。
 みなさん、運動会の練習もへこたれずに本気でとことんチャレンジしましょう。

運動会師弟同行大作戦

氷川中学校の体験入学

 10月3日、龍峯小学校の6年生が宮原小学校の6年生と一緒に氷川中学校の体験入学に参加しました。
 全体会では、生徒会執行部のメンバーが学校説明も進行も行い、生徒が主体的に6年生を迎えようとする姿がみられました。中学生はすごいなと感心しました。
 体験授業は音楽と体育に分かれて、中学校の授業を受け、中学生の雰囲気を味わっていました。
 龍峯小学校は氷川中学校と第二中学校の両方の中学校区になっており、進学する中学校を選んで、入学することができます。ですから、どんな学校なのか、学校の特色や学校生活、授業の様子を自分で確かめて決める大切な進路選択ができるよさがあります。
 中学生は進学先に上級学校を選んだり、就職先の事業所や企業をハローワークを通じて選んだりする進路選択を3年間かけて学習し、自分の進路を考えます。が、小学生で進路選択ができるのは、子供一人一人のキャリア形成にも役立つ貴重な経験になると思います。

知らぬ間に旧知の児らも実りぬ秋

児童会代表委員会開催

 10月2日、児童会代表委員会を開きました。
 今回の議題は、「運動会のスローガンを決めよう」でした。各学年が話し合って決めた学級のスローガンを出し合い、それぞれが言葉に込めた思いを確認しました。そして、学校の運動会スローガンを考える話し合いに入り、キーワードを選び出し、どの言葉を残すかを真剣に議論していました。
 この後、代表委員会の話し合いは続くと思いますが、子供たちの伸びやかな感性が生かされ、子供たち一人一人が運動会に主体的にかかわり、運動会スローガンの下、6年生を中心に運動会を成功に導く姿が随所にみられるようなスローガンになることを願います。

児が活きて随所に主たれ運動会

運動会主役も出番も子供らぞ

全校集会

 9月28日、全校集会を開きました。
 今朝の話は、田中貴和子先生が「フェアプレー」についてお話しをされました。
 「フェアプレー」は、子供たちにとって聞き慣れないことばのようでしたが、スポーツマンシップなどと比べながら分かりやすくお話をされましたので、子供たちもしっかり聴いて、なるほどと理解していました。
 フェアプレーとは、「行動としてのフェアプレー」と「心構えとしてフェアプレー」の両方ができている状態を表しているとのことでした。
 「行動としてのフェアプレー」では、「ルールを守る」「全力をつくす」「審判や相手チーム、同じチームを大切にする」ことが求められます。また、「心構えのフェアプレー」では、「フェアプレーの精神(フェアな心)」が求められ、「スポーツの時だけでなく、ほかの時も、いいこと・わるいことは自分できめる」力が必要になります。たくましい心と言い換えができるようです。
 そして、フェアプレー7ヵ条についても紹介していただきました。
(1)約束を守ろう
(2)感謝しよう
(3)全力をつくそう
(4)挑戦しよう
(5)なかまを信じよう
(6)思いやりをもとう
(7)楽しもう
 田中先生のお話を聴きながら、龍峯小学校の校訓「やさしく・かしこく・たくましく」に重なる内容がいくつもあり、「本気でとことんチャレンジ」する子供の姿とダブって、聴きながら、うれしくなりました。
 フェアプレーは、いつでもできる行動と心構えですから、スポーツをするとき、観るとき、応援するとき、だけでなく、普段の生活にぜひいかしてほしいと思います。

実りの秋フェアプレー知りし児心を燃やす

抜穂祭と稲刈り

 9月30日、秋晴れの素晴らしい青空の下、令和5年度八代市献穀事業「抜穂祭(ぬいぼさい)」が開催されました。
 6年生・5年生を中心に、早乙女・田男の衣装に身を包み、献上米になる稲穂を刈り取りました。
 6月18日の御田植祭で定植した苗は一握り3,4本でしたが、育った稲穂は子供たちの手で掴むには大きすぎるくらいに育った株もありました。子供たちは、稲の生長や稲穂の重さを手に感じながら、収穫をすることができました。
 献穀田のたわわに実った稲穂を生産された本島碩哉様・菊代様をはじめ地域の方々のご心労やご協力を思うと喜びも一入のことと思いました。
 また、午後から、抜穂祭の後行事になる「稲刈り」にも子供たちが参加しました。地域の方々にご指導やお手伝いをいただきながら、八代農業高校の生徒と一緒に、一株一株手で刈り取る作業を行うことができました。

 早乙女と田男の着付けは、妙見宮の衣装方の皆様にお世話になりました。着付けから後始末まで、すべてを滞りなくしていただきましたことに深く感謝しております。

献穀の稲穂刈りおる童かな

かりとりてぶわんとたれしいなほかな

(本句は「おりとりてはらりとおもきすすきかな(飯田蛇笏)」