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日々のつぶやき

工事が始まりました。

 学校下の交差点で、昨年度より要望していた拡張工事が始まります。以前はカラー舗装されていたようですが、左図のように舗装ははげ、交差点真ん中の発光鋲も壊れています。

 この交差点は、半数以上の本校児童が登下校で通ってくるところです。一見、見通しがよいので危険性はないようですが、じつは、こんな交差点が「田園型交通事故」の多発するところだそうです。どちらのドライバーからも、お互いにスピードが止まって見える「コリジョンコース現象」が起こるそうです。

 本日から、拡張工事が始められました。集団登校する際に、交差点で子どもたちが安全に待機する場所を確保するために橋幅を一部広げ、消えていたカラー舗装も施していただけるそうです。この工事に関しても、子どもたちが通らない休校の期間を利用して行い、休校明けには安心して登校できるようにと配慮されてのことです。

 こんなところにも、地域のご協力とちょっとした「心遣い」が身にしみてきます。工事に携わった方々、本当にありがとうございます。

地域の協力

 校舎から遠く離れたグラウンド脇のプール横に、屋外用のトイレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

     赴任したときからずっと気になっていましたが、いつ見ても常に、男女問わず必ずきちんとスリッパが並んでいます。子どもたちだけでなく、休み中などに校庭を訪れた人たちや、農作業のかたわらで、など多くの方が使用されているようです。

 こんな、ちょっとした何気ない、ひとつひとつの光景が、地域からあたたかく応援し、協力していただいてるのだなと感じます。感謝、感謝です。

少年たちとの出会い

 朝、学校に来ると、高校生と思われる3人の少年たちが、レーキでグラウンド整備をしてくれていました。何事かと思って聞いてみると、「早朝からサッカーをしてグラウンドを使わせてもらったので、整備をして帰ります。」とのことでした。3人とも本校の卒業生で、地元の高校1年生だということでした。このコロナ騒ぎの中で、大人も大変ですが、子どもたちも様々な面で制限を受けています。ちょっとしたことですが、とても大切なことですし、この子どもたちに今まで関わってこられた先生方や保護者の方々の力添えがあったからこその、ちょっと心が温まるエピソードでした。

    

  

 

 

 

 

じつは、先日グラウンドにスパイクの足跡があり、そのままにされていました。このグラウンドはあるメガネの先生が大切にしていて、定期的に自分の車を使ってていねいにならしてあるきれいなグラウンドなのです。

 この両極端な2つのエピソードひとつとっても、子どもたちに何が大切なことなのかを、じっくりと紐解くよい材料だと思うのです。私たち大人が子どもたちに何ができるのか、本当に考えさせられました。

いつまで続くのか・・・

 4月15日(水)から、ふたたび臨時休校となりました。世界的にコロナウィルス感染が拡大する中、全国的に蔓延し始め、熊本も人ごとではなくなり始めました。終わりの見えないこの閉塞感の中、「虹が出てます!」との声に一斉にベランダに出ました。すると、こんな晴天の日に、雨も降らない中、太陽の周りに確かに虹が出ていました。 自然の力は、人に猛威を振るうとともに、時にほっとさせてくれる時もあり、一人の人間のちっぽけさに気づかされる場面でもありました。

久しぶりの子どもたちの声!

 昼休み時間、本当に子どもたちは元気です。グラウンドではたくさんの子どもたちが走り回ったり、ボールを蹴ったりして遊んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、中庭でも低学年を中心に、大声ではしゃぎながら遊具で遊んでいます。「校長先生、ピース!!」と声かけてくれた女の子に、思わず大きくピースサインを出しました。

 

 いつまでもこの幸せな光景が、学校からなくならないでほしいと思います。

集合写真さえも・・・

 いつもとは違う形での就任式・始業式を無事終え、恒例の職員集合写真を撮ることとなりましたが、こんな写真になりました。 ここでも全員を一堂に集めることができず、苦肉の策で4~5名で集まり、その写真を寄せ集めて一枚の集合写真とすることにしました。さまざまな場面で、常にコロナウィルスがつきまとう一年となりそうです。このことは、入学式の際に撮る新入生と保護者の写真にも、採用させていただきました。一生に一度の記念写真を、このような形で残すことに、大変申し訳ないと思います。

「小野部田小学校」とは・・・?

 校内の様子をふらっと巡回してみました。

 まず目にとまったのは、子どもたちが毎日登下校する昇降口の壁に、大きく貼りだしてありました。「誰にでも笑顔で・・・、独りぼっちをなくし・・・、全員仲良く、楽しく協力しよう」とありました。私自身の不安が、少し取り除かれたような気がしました。

 

 

 

 次は外へ出てみました。すると、先生方が協力して、花壇やプランターの花に水をまいておられました。臨時休校中、子どもたちがいない間、ていねいに管理をされていました。ある先生の今年のモットーは「花いっぱいの学校を目指す。」と宣言していただきました。

 

 

 

 

 

 校舎の裏に回ると、今度は体格のいい先生方が、耕耘機やスコップを使って、砂場の砂を柔らかく耕されていました。明日から登校してくる子どもたちが怪我をしないように、泥だらけになりながら、雑草と戦っておられました。

 

こんな先生方に囲まれて、これから一年、負けないように、私なりの「小野部田小学校」を目指したいと、うれしくなりました。

 

 

 

 

小野部田小学校に赴任して・・・

 新型コロナウィルス感染拡大防止のために措置された臨時休校から、そのまま春休みへと突入してきましたが、やっと8日(水)から通常通り新学期が始まります。感染防止を大前提として式を簡略化したり、さまざまな行事を中止・延期しての開始となります。

 校内を見回すと、正面玄関の前に、見事に桜の花が咲き乱れていました。また、正面玄関の前のプランターにも、たくさんの花が咲いていました。

 また、給食室の裏にも回ってみました。すると、誰にも注目されることのない土手の桜も、堂々と咲いていました。

 誰かに見ていられようと、見ていられまいと自然は自分がなすことを精一杯やり遂げている姿に、考えさせられるものがありました。

 先週の職員会議で先生方に、「目配り、気配り、心配り」や「自分は後、人が先」と所信表明をさせていただきました。

 「子どもに篤く夢を語れる、豊かな感性を持った職員集団」でありたい、としみじみと感じました。

地域のぬくもりに触れる

学校の玄関には、いつもきれいな花が素敵な花瓶に生けてあります。てっきり、「卒業式に使った花がよく咲いたままでいるな」と思い込んでいたら、なんと地域の方が定期的に生け変えていただいているとのこと。聞くところによると、自宅に咲いている花を活用して、毎週月曜日に来校されているようでした。殺風景な玄関が、華やかに、また心和む雰囲気に変わります。

さまざまな方が小野部田小学校のため、子どもたちのためにと心配りされている姿に、心の底から「ありがとうございます。」と感じました。

ちなみに、中小野の勝木加代子さまにお世話になっています。本校の学校評議員も務めていただいています。いつも、ありがとうございます。

地域の想いをひしひしと・・・

 学校に来てまず気づいたのは、グラウンドの片隅にある「創立百周年之碑」です。子どもたちの活動を見守るように、堂々とそびえ立っています。石板には「明治五年、学制が発布さるるや長谷寺に小野小学校、三宝寺に部田小学校が創設さる。明治八年両校を合併、北部田に校舎を建築し、翌九年五月一日尋常吉里小学校として開校す。教育の進展にともない、明治三十年校舎を新築、小野部田尋常小学校と改め、その後幾度かの学制改革を経て、昭和三十九年三月二日現在地に移転す。この間、百星霜、幾多の人材を生み、文教の里として名声を髙め今日に至る。ここに創立百周年を記念して盛大に式典を催し、教育の向上と郷土の発展を祈り、この碑を建つ。」とありました。当時から長きにわたり、「校区民」と卒業生の「篤い想い」で見守られていることに、郷土の誇りと期待をしひしと感じ、身の引き締まる思いでいっぱいになりました。