御船小ニュース

2017年12月の記事一覧

学習発表会 大成功!

12月2日(土)、御船小学校体育館にて学習発表会が行われました。体育館後方の前後左右の壁を、子ども達の作品(版画や壁新聞)で飾り、多くの保護者や地域の方々が見守る中での発表です。大変緊張したと思いますが、各学年ともこれまでの練習の成果が十分に発揮されたすばらしい発表でした。

 さて、今年度の学習発表会の大成功の裏には、実はいくつか秘策がありました。ここではその中から2つご紹介します。1つ目は「メリハリ」です。今年は特に「頑張る時は頑張る、休む時はとことん休む」を大事にしました。具体的に、休憩中は専用のBGMを流し「現在が休憩時間であること」を意図的に伝えました。更に休憩の終了は、高らかにブザー音を響かせることで、気持ちの切り替えを促す工夫をしています。一般的な劇場を参考にしており、非常に効果的でした。

2つ目は、「気持ちを落ち着かせる手段」です。自分の発表が終わってホッとすると気持ちは緩み、友達のすばらしい発表を見た後には、気持ちが高まるということは、誰にでも言えることです。そこで取り入れたのが「黙想」でした。30秒あれば、静けさを取り戻す会場。この静けさこそ、自分や他者の発表を大切にする態度につながったように思います。

 今年の学習発表会で子ども達が乗り越えた緊張。それは、会場が1つになったことで味わうことの出来た貴重な産物でした。「緊張させてもらえた」と感謝をし、来年は一段と良いものになるように、工夫していきたいです



 

なかよし畑にて

6月19日、なかよし学級の子どもたちが完成させた「なかよし畑」。それから約半年の月日を重ね、いよいよ、待望の「芋掘り」をしました。土の中に豪快に手を突っ込んではかき分け、サツマイモを探します。それでもサツマイモを傷つけないようにと慎重さも垣間見せた子どもたち。「ありました!ここにもさつまいもが!来て!来て!」「虫の幼虫がおった!こんなところで寝てるんだ!」等、色々な場面に遭遇する度に感動していました。

さて、次回は待望の調理です。サツマイモのビタミンCはリンゴの4~10倍、食物繊維はじゃがいもの2倍と言われています。子どもたちは「焼き芋にしたいです!」「いやいや、今までにないスイーツを開発したいな!」と話しており、心が弾んでいる様子でした。自分たちが育てたサツマイモを、どのような姿に変身させるのでしょうか。なかよし学級の食育は続きます。

人権旬間で目指すのは…

身の回りの差別をはじめ、様々な差別や偏見を許さず、なくしていこうとする意欲及び実践力。それらは、誰もが社会の中でよりよく生きるために、常に求められる資質であり、能力でもあります。

 御船小学校では「人権旬間」でした。各学年ごとに人権学習に取り組み、どの学級も、人権感覚を意識的に高めています。特に3、4年生は『人権の花運動』に参加しました。花を種から育てる活動や花の種取りを経験して、小さな命が持つ大きな強さを感じ、同時に、それを支える存在の大切さを感じました。

上も下もなく、誰もが中心である世の中を、これから大人になる子どもたちが築いていくことを願います。