御船小ニュース

カテゴリ:職員

御船町学校人権教育(課題別)研究会

7月25日、学校教職員に向けた「御船町学校人権教育(課題別)研究会」がありました。研究会は大きく全体会と分科会の2部構成でした。目的は「上益城郡学校人権教育研究会の趣旨にのっとり、積み上げ方式によって、町内保育園、小・中学校、高等学校における実践や問題点の交流を図り、同和問題をはじめあらゆる人権問題の解決に迫る」とされています。

全体会では合志市教育委員会生涯学習課の池田一也先生をお招きし、「同和問題の解決を中心に据えて」という演題のもとで講演して頂きました。「差別とは『人の尊厳を傷つける行為(人を馬鹿にする等)』『人の平等を侵害する行為(仲間外し等)』『人の自由を奪う行為(いじめ等)』を言います。自分の能力や努力で越えられないものが差別です。頭で人権を理解するのではなく、感覚として体で人権を感じ取ることが、差別の解消につながるように思います。」と力強く話されました。

差別に「関係のない人」「身近ではない人」は存在しないと思います。「差別はいけない」と知っている人は多いです。しかし、差別の解消に向けて「どんなことをしてきたか」「今、どんなことをしているか」と問われた時、具体的に答えられる人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。誰もが「生まれて良かった」と感じられる社会を、みんなで作っていきたいですね。