校長室便り

校長室便り開設予定

防災教室

 11月6日(水)、八代市坂本町出身の気象予報士、早田蛍(ほたる)さんが高植校に来校され、ソフトバンクのロボットのペッパー君と一緒に、5年生の2クラスに、防災の授業をされました。

 大雨によって引き起こされる様々な恐ろしい災害から身を守るために、『真っ黒い雲・雷の音・急に冷たい風』の三つのサインや、『気象情報・注意報・警報』の3段階に注意して早めの行動を取るとともに、校区のハザードマップで危険地帯と避難場所を知り、家庭や地域で情報を共有して自分も周りの人も守るということを学びました。

地域学校保健委員会

 11月5日(火)夜、高植校の体育館に学校医の桑原庸浩(つねひろ)先生、歯科医の中村先生、薬剤師の竹内先生、それに六中の学校医の桑原奥(ふかし)先生、薬剤師の松崎先生をお招きして開催しました。

 弥次校の磯野養護教諭が、それぞれの学校の定期健康診断の結果を報告した後、講演会を実施しました。

 講師は、金剛小学校前校長で、八代市教育委員会生涯学習課社会教育指導員の樋口昭彦先生でした。

 心を育てることを大切にされる樋口先生ならではのお話で、改めて子育てや小学校教育をするに当たって親として、また教師として大切な心構えというものを教えていただきました。

 家庭でなければ、そして、学校でなければできない教育をしなければなりません。ご家庭と学校でしっかりと連携しながら取り組んで参りましょう。

地震・津波避難訓練

 11月5日(火)実施、地震の後に津波が来ることを想定しました。

 高植校は津波を想定して3階建てになりましたので、4年生以下も3階に上がりました。

 弥次校は平屋なので、今回思い切って大鼠蔵山の加藤神社に登りました。

 では、休日にどこに逃げるのか、ご家族で話し合って『もしも』のときの集合場所を決めておいてください。

佐々木先生 ありがとうございました

 弥次分校にお勤めしておられた佐々木紫芳(しほ)先生が先月10月8日(火)に突然倒れられ、緊急入院から約3週間、集中治療を受けて頑張ってこられましたが、残念ながら10月28日(月)、お亡くなりになりました。

 弥次分校では31日(木)朝から多目的教室に分校の全児童と全職員が集合して『お別れの式』を執り行い、黙祷、校長・教頭からの話と児童代表の小田愛琳(あいり)さんの作文朗読をしました。

 その後、担任してくださった3年生の教室に移動し、最後の教え子たちが一人ずつ献花を行いました。

 11月3日(日)には氷川町宮原の典礼秋山斎場で、ご遺族主催の『お別れの会』が開催されました。

 これまでにお勤めの学校で受け持たれた人たちや同勤された先生方など、とてもたくさんの人たちがお別れを惜しみに来場されました。

 子供さんやご都合がお付きにならないご家庭の子供さんまで連れてきていただいた金剛小学校の保護者の方々には、大変お世話になりました。

 会の中では、弥次分校3年の福島修司(しゅうじ)君が代表でお別れの作文を、涙をこらえながら、立派に朗読してくれました。

 佐々木先生は大変責任感が強い方で、お受け持ちのクラスの子供たちをしっかりさせるため、学習面でも生活面でも徹底した指導を心がけてこられました。

 分校の3年生は『最上級生』なので、いろいろ大切な役割がありますが、それを分かりやすく、丁寧に教えてくださり、みんながきちんとできるようになっていきました。

 また、4年生になると自転車通学をする人たちもいる関係で、夏休みの自転車の検定と、そこに向けた特別練習期間が2週間ありますが、みんなを合格させようと、毎朝早くから一生懸命指導され、全員一発合格が決まった時はみんなと一緒に大変喜んでおられました。

 普段からとても研究熱心で、特に図工では子供たちにいい絵を描かせるために、いろいろ工夫しておられ、去年の3年生も今年の3年生も、とても素晴らしい絵ができています。

 職場の仲間に対してもとても優しい方で、誰かが困っていると、進んで協力してくださるので、弥次分校の職員はみんなとても助かっていたとのことです。

 志半ばで病に倒れられた佐々木先生のためにも、受け持っていただいた子供たちや我々同勤させていただいた職員はその遺志を受け継ぎ、立派に生きていかなくてはなりません。

 紫芳先生に天国でゆっくりしていただけるよう、毎日をしっかり頑張っていきましょう。

 ここに改めて、謹んでご冥福をお祈りいたします。

 本当にお世話になりました。

小体連陸上記録会

 10月25日(金)は八代小体連の陸上記録会でした。

 県営八代運動公園陸上競技場に、八代市・氷川町の6年生1246人が集結して開催されました。

 前日夕方のテント設営の頃から降り始めた雨はだんだん強くなり、夜中まで降り続きましたが、全天候型の本格的なトラックなので、問題なく開催することができました。

 子供たちはこの日に向けて、担任の先生方をはじめ、たくさんの先生方のご指導の下、体育の授業時間以外に、朝に夕に練習に励んできましたので、ホッとしました。

 大会は競技会ではなく記録会ではありますが、8位までは入賞ということで表彰されます。

 ソフトボール投げの中村麻音歌(まどか)さんと、走り高跳びの坂田乙華(いちか)さんがどちらも3位に入りました。

 そして、女子4×100mリレーで6年2組チームが7位に。

 それから100m走の末永はるさんと、走り幅跳びの宮永心明(みりあ)さん、800m走の上村絆貴(ばんき)君が、それぞれ8位に入賞しました。

 入賞を逃した人たちもみんな自己ベストの更新を目指して、一生懸命挑戦しました。

 加えて、運動会の時と同様に、立派な態度で最後まで仲間を応援する姿があり、とても嬉しく思いました。

 八代小体連が掲げた陸上記録会の目的は「交流・挑戦・感謝」でした。

 子供たちは、この日までの取組も含めて、仲間とのきずなをいっそう深め、技能向上を目指して努力し、当日もたくさんの方々のお世話のおかげで、あんなに立派な競技場でこの経験ができたということは強く実感できたでしょう。

 いい日になりました。

 ちなみに5年生の『水俣に学ぶ肥後っ子教室』も、同日に開催されたため校長は付いていけませんでしたが、引率した教頭から大変素晴らしい態度であったと聞きました。

 頼もしい高学年を誇らしく思います。