校長室便り

2020年10月の記事一覧

熊本県のリスクレベル引き下げに伴う新型コロナウイルス感染症に関する出席停止の基準について(お知らせ)

 新型コロナウイルス感染症対策に係る熊本県のリスクレベルが、「レベル2警戒」に引き下げられました。(10月28日発表)

 つきましては、「熊本県リスクレベルの『レベル4に該当する際』、『同居の家族に発熱等の風邪症状がみられる場合、同居の家族に症状がみられなくなるまで』児童生徒は出席停止」となっていた措置は、リスクレベルが引き下げられたことに伴い、解除となります。

 しかしながら、今後とも、新型コロナウイルス感染症の感染防止を第一に考えて、同居の家族の方におかれましても毎日健康状態を確認する等、引き続き、適切に対応していただきますよう、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

集団宿泊教室

 例年は6月頃に実施する5年生の1泊2日の行事を、コロナの影響で延期していましたが、10月27・28日(火・水)実施しました。

 前々から楽しみにしていた子も、初めての外泊で緊張した子もいたでしょう。

 感染対策にも気を付けなければなりませんでした。

 しかし、来年は最上級生としてお手本となり、頼られる高学年になるためには必要な行事ですので、実施することができて本当によかったです。

 目標は①規律、②協力、③感謝、④共感、⑤交流、⑥向上の六つでした。

 ④~⑥は学習する『あしきた青少年の家』の常設目標で、訪れるどの学校にも呼びかけられます。

 ①~③が本校の5年生に、この機会を逃さずに身に付けてもらいたいと考えている態度です。

 ペーロン船は、例年とは違った方法ではありましたが、「力を合わせれば速度が2倍、3倍…になり、負担が1/2、1/3…になる」ことを学びます。

 これは日常生活でも「協力すれば楽しみや嬉しさは2倍、3倍…になり、悲しみや苦しさは1/2、1/3…になる」ことにつながることを体感させることを目的としているのだと思います。

 期待どおり実感できたでしょうか。

 学んで得たことをこれからの生活に生かしてほしいと思います。

漁港見学

 10月26日(月)、弥次分校と髙植校の2年生がそれぞれの学校を出発し、鼠蔵町の植柳新港で合流して実施しました。

 「自分たちの町のいろいろな方々や物事に出会うことで、町への愛着を深めることや、五感を働かせて関心を高め、知りたいことを調べさせる」ということを目的として勉強するのですが、この漁港見学、漁業についての見聞を広める活動を体験された方々は、もう保護者の方々にもおられるそうで、金剛小学校のいわゆる伝統行事になっています。

 いろいろな種類の魚に触れたり、漁船に乗せていただいたり、生きている魚を目の前でお刺身にしていただいて食べたりと、子供たちは大はしゃぎ、好天にも恵まれて、それはそれは楽しい一日になりました。

 私と塩村教頭も乗船体験させていただいた上、コノシロと太刀魚と鯛のお刺身もごちそうになりました。

 取れたての魚は大変おいしく、魚好きが増えたことを確信いたしました。

 分かったことや考えたことをしっかりまとめ、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れないようにしてほしいと思います。

 本当にありがとうございました。

就学時健康診断

 10月7日(水)、学校医の桑原先生、歯科医の中村先生を高植校にお招きして実施しました。

 弥次分校に入学予定の子供たちと保護者の皆様にも、4年生になったら通学することになる高植校にお越しいただいての健康診断等でした。

 来年度の入学予定者は、高植校に17人(男子9、女子8)、弥次校にも17人(男子8、女子9)の合わせて34人の予定です。

 いつもと違い、新型コロナ感染防止対策で、就学児と保護者の方々に、お世話する5年生の子供たちの「入学後の5年分の成長」をご覧に入れられなかったのが残念です。

 半年後、元気に入学してきてくれるのを楽しみにしています。

新聞コンクール

 10月1日(木)の熊本日日新聞に、6年2組の上田理心(りこ)さんが、「いっしょに読もう!新聞コンクール」(日本新聞協会主催、小中高校生・高専生対象)で、全国審査に進む優秀作品(県賞)に、小学生からただ一人選出されたことが掲載されました。

 このコンクールは、教育関係者と新聞・通信各社でつくる「県NIE推進協議会」が審査するものです。

 「NIE(エヌアイイー)」とは、学校等で新聞を教材として活用し、興味や関心の幅を広げる社会運動で、「教育に新聞を」(Newspaper in Education)という意味です。

 熊日新聞によると、9月30日(水)に受賞者55人の氏名が発表され、その55点の内訳は、小学生1点、中学生18点、高校生36点で、文徳中学校に進学したお姉さんの上田愛琴(あこ)さん(中2)も受賞しています。

 本当におめでとうございます。

運動会

 9月27日(日)、絶好の運動会日和に恵まれ、当初の計画計画どおり午前中の半日ではありましたが、全種目、盛大に開催することができました。

 子供たちが考えた『みんなが主役 つくりだそう 新しい運動会』、コロナ禍の中という忘れられない年に、いろいろな制約のある中で迎える大会への強い思いのこもったスローガンの下、子供たちの「いつもとは違うけれども、こんな年だからこそ、素晴らしい運動会にしたい!」という熱意が、どの学年の、どの競技、どの演技からも、そして途切れることのない応援からも十分に伝わってきて大変うれしく思いました。

 プログラムの内容や練習ぶりは知っていた私も、本当に素晴らしい出来映えだと思いました。

 運動会練習を通じて確実に成長した姿を、皆様にきちんと披露することができたことにも感動しました。

 これからも、ますます、校訓「やさしく・うつくしく・かしこく・たくましく」の実践ができる子供、それから『育成を目指す資質・能力』として掲げています

「①当たり前のことができ、心を込めて次の一歩を踏み出すことができる子供、

 ②力を合わせて成し遂げることの尊さを理解することのできる子供、

 ③主体的に課題に立ち向かい、友達と考えを広げ深め、次の学びに向かう子供」、

 そして

「あいさつ、聞き方、そろえ方 + 約束を守る」

に気を配れる子供を育てるため、職員一丸となって頑張ってまいります。

 皆様もどうか同じ方向に向けてご支援くださいますよう、今後とも何卒よろしくお願いいたします。