校長室便り

2020年2月の記事一覧

授業参観

 弥次分校では2月21日(金)に実施できました。

 高植校では、27日(木)に予定しておりましたが、厚労省から、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」とともに行事開催の必要性を再検討するよう要請がなされたため、熊本県において県主催行事に係る対応方針が示され、八代市からも「不特定多数の参加が見込まれる屋内での市主催の行事については原則として延期または中止する。」という対応方針が、学校宛て通知されました。

 そこで本校でも、健康及び安心・安全第一の観点から中止することといたしました。

 各学年・学級では、保護者の方々に喜んでいただけるような授業を準備しておりましたので残念でした。

 併せて計画されていたPTA総会や学校評議員会も、やむを得ず中止といたしました。

 4年生は大切な『二分の一成人式』の練習を積んでいましたので、体育館で「無観客」でのVTR収録が行われました。

 合奏も将来の夢の発表も合唱も、とても上手にできていました。

薬物乱用防止教室

 2月20日(木)、金剛小学校の学校薬剤師、竹内一剛(かずよし)先生をお招きし、『喫煙、飲酒、薬物乱用がもたらす心身への影響について』という内容で、6年生を対象に実施しました。

 子供たちは、3年生の時に学習したことを憶えている子もいて、理解が良かったようです。

 脳が成長を止めてしまったり、神経を溶かして細胞を壊したり、健康に深刻な害を及ぼすと分かっているのに止められないのは「依存症」にかかるからで、未成年の内に始めた人ほどかかってしまいやすいということです。

 また、心が弱くなると薬物に頼ろうとする気持ちが出てくるので、心をしっかり持つことなどを教えていただきました。

 成長するにつれて行動範囲が広くなると、甘い言葉で誘惑する悪い人も近付いてきます。

 吸ってしまうと、飲んでしまうと、使ってしまうと止められなくなるのですから、「やめるのは難しいけど、吸い始めないのは簡単」という考え方をすることと、はっきり断るということで、断り方の学習もしました。

 「1回でも『乱用』」ということを忘れないでほしいと思います。

トマト学習

 2月18日(火)、毎年3年生で実施しているトマト学習を、JAのお手伝いもいただき、『八代はちべいトマトグループ』の皆さんを高植校にお招きして実施しました。

 「トマトジュース」や「トマトスープ」、「トマト入りホットケーキ」は、簡単に作れて栄養価も高いので、その日学んだ子供たちのレパートリーにしっかり入ったことでしょう。

 八代の特産品のトマトを使っているということで、ふるさとに誇りをもつ材料の一つにしてほしいと思います。

 また、この日は弥次分校の3年生も高植校に登校し、『交流学習』も兼ねての実施ということになりました。

 4月から共に学ぶ仲間との絆づくりもできて、いい日になりました。

体験入学・入学説明会

 高植校では2月12日(水)、弥次分校では13日(木)に、この春入学予定の46人(髙植19、弥次27)の子供たちと保護者の皆様をお招きして実施しました。

 学校生活がいよいよ始まりますので、いいスタートを切るため、春までに心と体の準備をしておけますよう、低学年の担任、特別支援教育コーディネーター、養護教諭の各担当からいろいろなお話をし、その間子供たちは先輩たちと楽しい交流をしました。

 入学に期待がふくらむようしっかり励ましてほしいと思います。

 

 新入生の保護者の皆様には就学時健診の時にもお話ししたのですが、『正しい箸の持ち方』がきちんとできれば『正しい鉛筆の持ち方』もできるようになります。

 指先を思いどおりに動かせれば美しい文字を書くことができます。

 これをお読みのお宅のお子様が6年生でも、まだまだ先は長いので今からでも正しい箸の持ち方に挑戦させてみてください。

 

 保護者の方々には、入学後の通学を想定し、行き帰りの練習を、親子で一緒に歩いてということでお願いしました。

 雨の日も風の日も暑い日も寒い日も歩き続けることで、心も体も鍛えられますが、そのためには同時に、危険から身を守る方法も確実に身に付けておかねばなりません。

 危ない場所はないか、傘の差し方はどうか、『こんなときどうする?』を想定しながら複数回歩いてみていろいろと教えておいていただきたいと思っています。

弥次分校持久走大会

 高植校では昨年12月18日でしたが、弥次分校では3学期も練習し、2月5日(水)の2校時と業間の時間を利用して開催しました。

 弥次分校の運動場に100mの『内周コース』と120mの『中周コース』、それに遊具の間を抜けベランダのすぐ脇を走る150mの『外周コース』を設定し、1年生は内周、中周、外周をそれぞれ2周ずつ回る750m、2年生は内周と中周を2周ずつ回った後、外周を3周回る900m、3年生は全て3周ずつ回る1100mというコース設定でした。

 当日は、弥次分校の児童数より多い80人ほどの方々に応援に来ていただきました。

 また、体育主任の泉先生から

「人と競走すると勝つのは一人だけど、昨日の自分と競走するのなら、みんな勝つことができる。」

という励ましも受けましたので、子供たちは、とても張り切って走りました。

 どの学年も、「最初からそんなに飛ばしたら絶対バテるよ!」と心配するほどのスタートダッシュでしたが、その後、誰一人、止まったり歩いたりする子もいず、みんな完走することができていました。

 これまでの練習の成果でしょう。

 講評では

「みんなの頑張る姿を見て、とても嬉しくなりました。

 持久走は苦しいけれど、脚も肺も心臓も鍛えることができるから体が強くなる。

 それだけでなく、自分の弱い心に負けずに走ることで心が強くなる。

 これから先、苦しみを乗り越えて生きていくための力を付けることができる。

 頑張ったから、今までの自分より素晴らしい新しい自分になれました。」

という話をしました。

 実際に練習の時よりも、ずいぶんいいタイムが出ていたそうです。

 子供たちも、昨日の自分より確実に成長できたことを実感できたことでしょう。

 お家の方々のたくさんの応援は本当にとても力になりました。

 ありがとうございました。