校長室便り

2020年6月の記事一覧

授業参観・学級懇談の中止について

 臨時休校延長で5月に開催できなくなったPTA総会(弥次では全体会)を、1学期末の授業参観のときに開催するとしておりました。

 当時、先の見通しが立たない中、その頃までに少しは収まってくれることを期待していました。

 その後、6月から学校は再開し、全国の緊急事態宣言も解除され、県をまたいだ移動もできるようになりましたが、全国各地では今なお感染者が出ているような状況です。

 金剛小学校では、授業参観で学校にお越しいただくのであれば、感染防止対策が十分なことをお見せして保護者の皆様に安心していただきたいと考えておりましたが、27人在籍する学級も2クラスあり、その教室に更に保護者の方々をお招きするとなると、ふだんよりも密な状況をつくってしまい、かえってご不安を与えることにもなりかねません。

 また、4年生も40人を2班に分けております関係で、せっかくの本年度初の参観日に担任の松嶋教諭の授業をご覧に入れられるのは、半分の方々ということになります。

 たとえば参観時間を15分以内にしていただくなど短時間に限定してお越しいただく方法も検討してみましたが、ご参加が集中しないようにするためには事前の調整と決定した時間の厳守が必要となり、わずらわしい思いをしていただくことになります。

 このような中、本年度のPTA総会(全体会)は書面決議となり、開催の必要がなくなりましたので、総合的に勘案して、今回の授業参観・学級懇談を中止にいたしました。

 小学校に入学・進級してのお子様の学習ぶりを楽しみにしておられた方々には誠に申し訳ございませんが、何とぞご理解の上、ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

 家庭訪問が実施できていないご家庭には、ご要望があればお伺いします。

 学校にお越しいただいての教育相談も可能です。

 どうぞご遠慮なく担任にご相談ください。

 また、日頃からの学校への疑問点等もございましたら、どうぞいつでもご連絡ください。

交通教室

 6月19日(金)1校時~4校時、八代市交通安全教育講習員の近藤さん、林さん、市役所市民活動政策課の田島さん、坂崎さん、それに校区の交通指導員の松山さんにご指導いただき、本校体育館で実施しました。

 低学年は基本的な交通ルールを学んだ後、信号のある交差点の渡り方、見通しのきかない道の渡り方、踏切の渡り方を学びました。

 トマトは「止まります、待ちます、飛び出しません」です。しっかり自分の目で見て安全を確かめる習慣を付けて欲しいと思います。

 中学年は自転車利用の場合のルールを学び、落とされたボウルの中の豆腐は(硬さが脳と同程度)ぐちゃぐちゃになり、ヘルメットの中の豆腐は守られるところを見せていただいて、『自分の命はルールを守ることで守られる』ということを実感した後に、自転車の点検の仕方『ブタはしゃべる』や、交差点での右折の方法を教えていただきました。

 高学年には、『自転車の安全利用五則』についての詳しい解説と乗り方の指導がありました。

 自転車利用者は他者の命も守らねばなりません。

 自転車通学者のいる小学校のリーダーとして、学んだことを身に付け実践し、手本となって頑張ってほしいと思います。

安全な登下校

 6月11日(木)、大雨と共に八代市を含む九州北部地方が梅雨入りしました。

 これからも、子供たちの登下校の時間帯に暴風雨になってしまうこともあるでしょう。

 風がとても強いとき、傘はかえって危険な場合があります。

 いくら差し方を工夫しても、ぬれたり傘が壊れたり、傘に引っ張られて車道に飛び出してしまったり、傘が飛んでいって交通事故を誘発したりなど様々な危険が考えられます。

 よろしければ、雨合羽(レインコート)のご準備をお願いします。

 大変ですが、『雨の日の歩き方』も練習しておかないと自分の身を守ることはできません。

 危険予測することができないのが子供というものです。

 また、ランドセルの中の大切な教科書やノートを濡らしてしまう子もいるでしょう。

 身を守ると共に自分の大事なものを守る工夫も必要です。

 お家でもいろいろ想定されてのご指導をよろしくお願いいたします。

 7/1(水)に引き渡しの訓練を行う予定ですが、それ以前や、あるいは学校から引き渡しの連絡はないけれども、危険だと判断されて自動車でお迎えに来られる場合は、徒歩で下校している子供の安全確保を最優先にお考えになってください。

 よろしくお願いいたします。

心のきずなを深める月間

 6月は『心のきずなを深める月間』です。

 子供たちがいじめや不登校のない安心できる学校生活を送れるように、この機会を利用して自分や友達のよさをみつめる活動を通して、自他の命を大切にしようとする気持ちを高めることをめざして、金剛小学校でも様々な取組をしてまいります。

 心ないいじめを受けてしまった子が、「誰にも相談できない」という状況だけは絶対に避けなければなりません。

 学校では担任以外にも必ず誰かに話せるようにします。

 お家でも、どうか、お子様のご様子に気を配られ、話しやすい雰囲気と時間を作ってあげてください。

 そして、ご不安なことはどうぞご遠慮なく、いつでも学校までご相談ください。

委員会活動

 6月2日(火)に開催、組織づくりがあり、10人の委員長【運営:田上 結那(ゆな)、企画:村仲 佑太(ゆうた)、体育:久保田 陸斗(りくと)、図書:山本 華恋(かれん)、放送:喜友名 桜(さくら)、給食:植田 花音(かのん)、栽培美化:相藤 悠慎(ゆうま)、保健:緒方 結菜(ゆな)、広報掲示:小林 ユキア、生活安全:澤田 大智(だいち)、敬称略】が決定しました。

 全校集会はできないので、委嘱状交付式を9日(火)(村仲君には10日)に校長室で行いました。

 良き伝統を受け継ぎ、新しい伝統を創っていく本校のリーダーです。

 「みんなで力を合わせて日本一の学校を創りたいと思っている。何をすればいいか、アイデアを出して欲しい。活躍して欲しい。誰に遠慮することもない。君たちがリーダーだ!」

という話をしました。

 仕事というのは必ず誰かの役に立っていて、自分も誰かのおかげで安心して暮らしているのですから、一人一人が頑張れば頑張った分だけ、みんなが暮らしやすくなるのです。

 委員長を中心に、各委員会は子供ならではの発想を生かし、「村興し・町興し感覚」で創意工夫して、金剛小学校をよりいっそう活性化させてほしいと思っています。