学校だより

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第1回学校運営協議会を開催しました!

 姫戸小・中学校で設置しています「学校運営協議会」を、6月15日(水)に中学校を会場に開催しました。学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)は、学校と保護者、地域の皆さんが共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子ども達の豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める法律(地教行法第47条5)に基づいた仕組みです。 姫戸地区は何年も前からこの制度に取り組まれている、全国でも例を見ない先進地域です。学校運営協議会の主な役割として、
○ 校長が作成する学校運営の基本方針を承認する
○ 学校運営に関する意見を教育委員会又は校長に述べることができる
○ 教職員の任用に関して、教育委員会規則に定める事項について、教育委員会に意見を述べることができる
の3点があります。協議会では、子ども達の実態と、抱える課題を共有するとともに、地域でどのような子供を育てたいのか、何を実現したいのかという目標・ビジョンを共有するために「熟議(熟慮と議論)」を重ねることが大切になります。
 ここ2年間は、コロナにより授業参観や学校行事等への案内ができませんでしたが、感染対策を図り、少しずつ従来の姿に戻していこうと思います。
 会長に 深谷 千惠 様を、 副会長に 田中 道範 様を推薦いただき、計20名で活動を進めてまいります。

「声」をそろえる

 6月の校長人権講話のテーマは「あいさつ」。皆で「声」を揃えるということ。意識は向上してきましたが、なかなか揃わない「おはようございます」。

 子ども達によると、「地域の方や保護者の皆さんの見守りには、とても感謝している」「でも、自分が率先して大きな声はちょっと‥‥恥ずかしい」「班の誰かが大きな挨拶をしてくれれば、自分も言える」という素直な本音が聞かれました。

 この「あいさつ」のことは、先日開催した学校運営協議会でも話題になり、委員の皆様からは「子どもの明るい挨拶や笑顔は、私たちの元気の源です」「大人から先に挨拶するようにしている」「下校時は、おかえりって声をかける」
「次第に挨拶の声が大きくなってきています」というご意見をいただきました。
 子ども達に今後どうしたいのかを尋ねると、登校班毎の話し合いの結果、「もっと元気よく挨拶したい!」ということで意見がまとまり、各班の担当職員も交えて、4月の交通安全教室で行った横断の訓練を、今回は「あいさつ」や「声を揃える」を意識して再度、練習し直すことになりました。

 高学年だから率先して大きな挨拶をしなければ、ということではありません。学年にかかわらず、一人一人に「もうちょっとの勇気」「自分を変えるチャンス」「想いは、言葉や態度で伝える」という意識の高揚をねらいとしました。
 6年生のみんなが自主的に、「あいさつ、あつまり、あとしまつ、ありがとう」の「4つのあたりまえ」の大切さを訴える動画を制作してくれました。随所に「自分たちがまず実践しよう」「しっかり後輩たちに伝えよう」という意欲と工夫が溢れています。姫戸小学校HPに掲載しております。6年生や大谷先生の熱き想い、真剣さ、誠実さがひしひしと伝わる素晴らしい動画です。姫小の宝物が、また一つ増えました。ありがとうございます。皆さん、是非ご覧ください。(←メニューの「動画」をクリックして下さい。)

みどりのそよ風

 「みどりのそよ風」   清水かつら

みどりのそよ風 いい日だね
蝶ちょもひらひら 豆の花
七色畑に 妹の
つまみ菜つむ手が 可愛いな

みどりのそよ風 いい日だね
ぶらんこゆりましょ うたいましょ
巣箱の丸窓 ねんね鳥
ときどきおつむが のぞいてる

 日本を代表する童謡詩人である清水かつらは、明治31年に東京都で生まれ、関東大震災後、埼玉県和光市に移り生涯を送りました。東武東上線・和光市駅前には、清水かつらが作詞を手掛けた『叱られて』、『靴が鳴る』、『みどりのそよ風』の歌詞が刻まれた歌碑が建立されています。武蔵野の自然と子どもの純真さを愛して作詩した数々の童謡は、今も変わらず人々に親しまれています。
「叱られて」(あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな)
「あした」(おかあさま 泣かずにねんね いたしましょ)
「靴が鳴る」(おててつないで 野道を行けば)
「雀の学校」(チイチイパッパ チイパッパ♪)
「おむすびころりん」(おむすび ころりん すっとんとん♪)  など、多くの作品を世に出しました。

 木々の緑が、一層鮮やかさを増してまいりました。木立の中にいますと、朝の透き通った木漏れ日に様々な野鳥のさえずりが響き渡ります。
 5月21日は二十四節気でいう小満(しょうまん)。小満とは自然界のすべてのものが次第に満ちてくることをいいます。生き物が成長し万物に生気が満ち、果実は実り、草木は繁るという時期を意味するといいます。6月6日は芒種(ぼうしゅ)。イネなどの芒(のぎ)のある作物の種をまく時節というところから芒種といわれます。現在の田植えの時期は随分早まりましたが、昔の田植えの時期はこの頃であったようです。

 ところで、この青葉の今の時期を呼ぶ名に「麦の秋」という言葉があります。「麦秋(ばくしゅう)」「麦秋(むぎあき)」などともいわれます。麦という植物が黄金の穂をたわわにつけ収穫の時期を迎えるのが5月下旬~6月初旬の初夏であるため、麦にとっての「秋」(=麦の収穫時期)という意味から「麦秋」という季節の呼び方が生まれたようです。青葉が盛んに繁り、稲の苗代に若い苗が育つこの時期、麦は早くも収穫の時期を迎えます。日に輝く黄金色の穂は美しく、麦畑を風がわたるときの乾いた音は耳に心地よいですね。

 麦の秋あからあからと日はくれぬ  正岡子規 (まさおか・しき)

 正岡子規の故郷である愛媛県は裸麦の生産が盛んな地域です。青空の下に金色の穂が輝き、爽やかな風に揺れる光景は、見とれるほどの豊かな景色です。

「気づき」「考え」「行動する」


 姫戸小には、4~6年生で構成される7つの委員会があります。運営委員会、放送委員会、環境栽培委員会、保健委員会、図書委員会、給食委員会、体育委員会です。この委員会活動は、①学校生活上の問題を、自分たちで解決する。②行事やイベントを、自分たちで計画・運営する。 ③集団活動で、自主性と社会性を身に付ける。の3つを目的に、年間を通して、児童主体で活動します。

 上の写真は、図書委員会が、校内に設置している「立ち読みコーナー」です。高学年コーナーには、北垣ななみ委員長と山下結愛副委員長のお薦めの本が並べてあります。「本を開いて、ほっと 一息!」というメッセージも添えられています。ふと手にとって、読んでみたくなりますよね。

 下の写真は、放送室に掲示されている「放送の心構え」と、斉藤希委員長が率いる放送委員会のメンバー写真です。他の子ども達に、最近の「HHK姫小放送局」の感想を聞くと「朝の放送を聞くと、今日も頑張ろうって思う。」「放送委員の言葉が明るく、はきはきしてて、とても聞きやすい。」と、もっぱらの評判です。
 さぁ、7つの委員会が、これからどんな活躍を見せてくれるのか、とっても楽しみです(^o^)。

力戦奮闘~悔いを残さず、思い出残す~

 5月15日(日)、少し肌寒いくらいの絶好の運動会日和。時折の小雨も、子ども達は全く意に介せず、まさに、このスローガン通りの、気迫に溢れ記憶に残る運動会になりました。
 たった2週間の練習期間、しかも予行練習は雨で中止。しかし、校内に響き渡る練習の声、応援団員の熱気、軽快なダンスのリズムと歓声が徐々に高まっていくのを感じ、「本番に強い姫っ子だから」と全く心配をしていませんでした。
 前週末には、寺尾PTA小学校会長、寺中PTA中学校会長を中心とした有志で運動場の除草をしていただきました。前日には、部活を終えた中学生がテントを張ってくれました。小学校の山中先生、中学校の池林先生には、4月から除草や整地等に取り組んでいただき、最高のグランドコンディションで実施することができました。体育主任の斉藤先生・清水先生、金子教頭先生・大塚教頭先生は細やかな打ち合わせと一致団結した行動で、運動会運営に尽力してもらいました。子どもと保護者・学校が力を結集し、心を一つにできた運動会でした。来年こそは地域の方をご招待したいです。
○応援合戦:揃った演舞と掛け声。気合いが入りました。
○徒走:転んでも起き上がり、全員が完走しました。
○1,2,3年ダンス:涙が出そうなくらい可愛かったです。
○姫っ子ソーラン:伝統の低い構え。気迫。カッコよかった。
○中学生表現:美しさとユーモアで会場を沸かせました。
○パワーフラッグ:中学生の意地と力強さが素晴らしい!
○紅白玉入れ:みんなで頑張った成果。同点ミラクル!
○綱引き:観戦している方も、グッと力が入りました。
○リレー:越しつ越されつのデッドヒート。白熱しました。
○6年生親子対決リレー:かよい合う愛情を感じました。素晴らしい! 

 みなさん、大きな、大きな感動をありがとうございました。