学校だより

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ご声援、ありがとうございました。

 12月2日(土)、心配した雨も上がり、北風は冷たいものの絶好のマラソン日和。保護者や地域の皆様、駐在さんをはじめ交通指導員の皆様から多大なご協力をいただき、姫戸小中合同持久走大会を開催することができました。
 会場や沿道からは、温かい声援や拍手をたくさんいただきました。応援に応えようと、子ども達も懸命に走りました。自己新記録も続出。練習では歩いたり立ち止まったりしていた子も、声援に背を押されて走り通すことができました。
 得意な子も、そうでない子も、自分なりの目標を立て、自分のペースで走り抜く。ライバルは「背中を追いかけてばかりのあの子」であっても、「すぐに諦めてしまう自分自身」であってもいい。 子ども達からは、「まだ行ける! と自分に言いながら走った。」「もう少しで〇〇さんに勝てそうだった。」「頑張れー!の声援が嬉しかった。」「あんなに温かい声援をいただいて、さすがに力を抜いたり歩いたりはできましぇん。」などなど、街中を走る新コースで数多(あまた)のドラマがあったようです(^_^)。

写真(↑)は、元気に完走を果たした6年生の直樹さん。背中には「中学校でもがんばるぞ!」と気合十分のゼッケン。

芸術の秋、どっぷり!

 

 今年は、秋を飛び越えて、真夏から一気に冬へと季節が移ったかのように感じましたが、いえいえ、姫戸には確かに「情趣豊かな美しい秋」が訪れていました。11月3日の姫戸町文化祭、17日の天草郡市音楽会と、子ども達と一緒に「芸術の秋」にどっぷりと浸ることができました。
 永森先生の熱心なご指導の下、練習する度に美しいハーモニーを奏で始めた4,5,6年生の合唱。藤本教頭先生編曲の「姫戸の秋~夢に向かって~」と、感動の卒業式ソング「未来への賛歌」の2曲を披露してくれました。
 ひかり保育園の園児によるダイナミックな太鼓演奏、コツコツと練習を重ねたピアノ演奏、お腹の底にドーンと響く迫力の三味線の音色、なぜか懐かしく琴線に触れる大正琴、麗しのフラダンス‥。「安奈 おまえの愛の灯はまだ 燃えているかい♪」「You raise me up to more than I can be♫(あなたは私に力をくれる 自分を越えていけるように)」「こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが沁みてくる♪」には、特にやられました(泣)。
 展示部門の秀作の数々にも目を見張りました。姫戸の文化の豊かさを感じた一日となりました。ありがとうございました。

 ↑ このお二方のパフォーマンスも圧巻でした(^o^) さすがです。

 郡市音楽会での勇姿です。審査をしていただいた龍ヶ岳中学校の中嶋校長先生からは「美しい声の響き。掛け合いやハモりもしっかりできていて、たくさん練習してきた様子を感じることができました。ソロも緊張の中でしっかり歌えました。そして全体に繋げてくれましたね。姫戸の自然を歌で表現でき、秋の様子を思い浮かべることができました。とっても感動しました。」 との講評をいただきました。ありがたいですね。

 ↑  二間戸の大銀杏。今年も手を合わせに行ってきました。

いい日 旅立ち

雪解け間近の北の空に向い
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中で聞いた歌を道連れに‥

岬のはずれに少年は魚釣り
青いすすきの小径を帰るのか
私は今から 想い出を創るため
砂に枯木で書くつもり“さよなら"と

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 羊雲をさがしに
父が教えてくれた歌を道連れに‥

あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 幸福をさがしに
子供の頃に歌った歌を道連れに‥

 「いい日旅立ち」山口百恵 1978.11.21
   作詞・作曲 谷村新司

 学生時代に「冬の稲妻」「チャンピオン」を、カラオケで一緒に熱唱していた仲間からの電話で 谷村新司さん の訃報を知りました。びっくりしました。もんたよしのりさん も、私たちの青春を彩るシンガーです。「ダンシング・オールナイト」は義母の十八番でした。年は取ったけど、気持ちはあの頃と然程変わっていない、いつでもあの頃に帰れる、という自負をきれいに打ち砕かれたような感じです。 心よりご冥福をお祈りします。 

いっぱい勉強してきました! いっぱい楽しんできました!

 10月11日と12日の2日間、6年生14人は修学旅行に行ってきました。

1, 1945年8月9日午前11時2分に「長崎で起きたこと」を知る。
2, 希望を失わず、血のにじむ復興を果たした「長崎の歩み」を知る。
3, 命の尊さを胸に刻み、「平和実現への希望」を持つ。
4, 「自然と共生する街」ハウステンボスに学び、仲間と一緒に楽しむ。
5, 共に学び、共に成長する「仲間の大切さ」を実感する。

という目的で、事前に平和学習や環境学習等に取り組み、「見てみたい」「聞いてみたい」「やってみたい」という思いを募らせて長崎を訪れました。
 子ども達は実際に長崎の被爆遺構を巡ったり、被爆者の声を聴くことで、平和の価値観を深めることができたようです。同時に、環境保全に対する企業の真摯な取組を目の当たりにして、「我々が汚した水は、持てる力で可能な限り、元の姿に戻して自然界にお返しする」というポリシーや、徹底した処理システムに、我々人間の自然環境に対する大きな責務を感じ取ることができました。
 また24時間、仲間と生活を共にすることで、それぞれの良さや協力することの大切さを感じ取ったようです。

 保護者の皆様には寂しい思いをさせましたが、貴重で有意義な体験をありがとうございました。

「習慣化」への道のり

 「生きる力を育む歯・口の健康づくり」研究推進校として、姫戸小が子ども達全員に習慣化・定着を促したい内容は、次の4つです(現時点で)。

1 効果的な 歯みがき歯科医と連携したデンタルメンテナンス
2 幼少期から バランスを意識した食生活意識して30回咀嚼(そしゃく)
3 夢の選択を拡げる 語彙力(漢字・音トレ)計算力 の定着
4 豊かな人間関係の基礎を築く 挨拶のこだま(こちらから、誰にでも、真心込めて)「ありがとう」「ごめんなさい」 の定着

 子どもを輪の中心に据えて、子どもの健全な成長を願いながら、学校と保護者、地域が強く連携しながら、同じ言葉で、同じ手法で、同じ目標に向かってアプローチしていくのが最善の方法であると考えます。
 そこで、習慣化・定着に向けて、次のような4つのステップを計画しています。

① 簡単目標! 「これなら続けられる」という目標を立てる

 まずは、少しの努力で達成できる目標を立てる。「さっと達成」→「自分を誉める」「人から誉められる」→「喜び(*^_^*)」→「もっとレベルをあげてやってみよう!」「続けよう!」というスパイラルが大切。最初は、1日10分程度でできる目標だと無理がなくてオススメ!

②「続ける」が一番! 「やり続けている自分」を誉める、誉めてもらう

 結果ではなく、「続けること」自体を目標にする。目標や結果にばかり意識がいくと、そこに近づいている感覚がなかなか得られず習慣化に挫折してしまう。「今日もできた!」という毎日の小さな成功体験を重ねて継続のモチベーションを高める。続けられた自分を誉めてあげる。

③ セットで習慣化! 別の習慣にくっつける

 すでに習慣化していることに、くっつけてやることで続けやすくなる。習慣化済みの行動に別の行動をかけあわせることで、行動を起こすタイミングとシチュエーションを一定にする。取り掛かるタイミングを同じにすることだけでも、習慣化の難易度が下がる。

④ いっしょに習慣化! 誰かと「いっしょに」、「競い合って」取り組む

 一緒にできる仲間がいるなら、一緒にやりましょう。これが一番のおすすめ。一人で行動するよりも誰かと行動する方が、挫けそうなとき、仲間の「やる気」「頑張り」が自分を引っ張ってくれる。

 このようなステップに従って、一人一人の「習慣化」を促進してまいります。
先述したように、これらの「習慣化」は、学校、家庭、地域が同じベクトルで進めることが肝要です。進めていくなかで様々な改善点やアイデアが、三者それぞれから提案されるようになると、更に精度が増し、効果的なアプローチが可能になります。研究の経過については、成果や課題も合わせて学校(学級)便りやHPをはじめ、授業参観や学級懇談会等で積極的に情報発信してまいります。 校長室にも気軽においでいただき、ご意見をお聞かせくださいm(_ _)m。
 この研究が、子ども達の輝く未来につながる「心豊かに生きる人生づくり」の、一つのきっかけになればと願います。どうぞよろしくお願いいたします。