校長室だより

校長室だより

「不安」を「差別」につなげない

 新型コロナウイルスには3つの感染症の「顔」があると言われます。感染症の第一の顔は「病気」そのもの、第二は「不安・恐れ」、第三は「嫌悪・偏見・差別」です。

 新型コロナウイルスは感染を完全に防ぐのが難しく、誰が罹ってもおかしくない病気です。誰もが安心して治療を受け、学校や社会にスムーズに戻ることができるよう、感染を理由とした不当な差別、偏見、いじめは絶対にあってはいけません。

 我々の戦うべき敵は「新型コロナウイルス」であり、「友」や「隣人」ではありません。十分に対策を図っていたにもかかわらずコロナに感染してしまった「友」や「隣人」は、とても不安で辛い状況の中、いま、コロナと戦っています。

 思いやりや優しい気持ちをもって、冷静に行動しましょう。

 不安な気持ちに負けず、それぞれの立場で今できることを行っていきましょう。

 

くりかえし

くりかえし

     米田 啓祐(よねだけいすけ)

きのうも朝おきてふくをきた
さむさにふるえながら
きょうも朝おきてふくをきる
つめたさにふるえながら
めんどうだから
ずっとふくをきたままでいたいって?

きのうもやった教室のそうじ
消しゴムのかすまではきあつめて
きょうもやる教室そうじ
すみの方までぞうきんでふいて
めんどうだから
一週間まとめてやりたいって?

くりかえし くりかえし
まいにちまいにちのくりかえし
おなじようなことのくりかえし
心をこめてくりかえそう
楽しくなるまでくりかえそう
自分がかわるまでくりかえそう

 上天草市教育長の高倉利孝先生は、市内校長会議の教育長あいさつのレジュメの裏面に、格言や詩、クイズ、なぞなぞ、時には演歌の歌詞などを載せられます。ご挨拶の中で詳しく言及はされませんが、教育に携わる者としての姿勢と気概を我々校長にお示しいただいているように思います。あらためて読み返すと、子どもや地域に寄り添い伝え合うことの大切さ、発する言葉の在り様、人の温かみや想いなど深く考えさせられることが多く、有り難いと感謝するばかりです。上の詩も、その一つです。
 米田啓祐(よねだ けいすけ)先生は昭和14年兵庫県に生まれ、大学を卒業して赴任した学校で“教育界の国宝”と呼ばれた「いのちの教育」の実践者である東井義雄(とうい よしお)先生と出会い、深く感銘を受けます。ようか読書会代表で、著書に「すすみやま」「すすみやま短信」「詩集・しもやけのあと」「池田草庵先生・肄業余稿を読む」「東井先生に聞く」「詩集・卒業記念写真」「こぶしの花が咲くと…八鹿中学にて」等があります。

 「いのちの教育」の実践者である東井先生の金言の中に、
◯ほんものはつづく。つづけるとほんものになる。
◯「させられる仕事」から「する仕事」に変わるとき、苦しみは喜びに変わり、生きがいに眼を輝かせる。
という言葉(教え)があります。ひとつひとつと積み重ねられた教育実践の中で吐き出された言葉故に、重みと深みがあります。
 物事の神髄に目を向け、苦しくとも、自分から求めて行動すること。あたり前のことを、毎日、喜びをもってあたり前にくりかえすこと。その継続の先に、描く理想や生きがいが待っている。高倉教育長先生をはじめ三人の先駆者方は、そんなことを示されているのかも知れません。
◯そうじは答案です。授業のあり方が、生活指導のあり方が、一点の誤差もなく正確に表れてくる。
という言葉も、東井先生は残されています。

 子ども達とともに、「くりかえす」ことの意味を考えていきたいと思います。

(校庭の椿。「寒いね」って囁き合っているようです)

踏ん張りどころ

 全国及び熊本県内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、高止まりの状況が続いております。上天草市内においては、施設や職場等での感染拡大もあり、先々週から新規感染者が急激に増加し、大変逼迫しています。市内の小中学校におきましても、2月に入ってから学校関係者の新規感染者が連日、確認されるような状況です。
 そこで、令和4年2月18日(金)から当面の期間、新型コロナウイルス感染症に係る上天草市のリスクレベルが最高レベルの「5 厳戒警報」となりました。姫戸小学校では、これまでの取組に加えて、以下のような対策を図ります。

①検温(健康観察)のタイミングを増やす
 1回目:登校前に自宅で、2回目:朝の会、3回目:給食前、4回目:帰りの会、※児童全員、職員も同様に検温、記録する。
※保護者の皆様には、朝から必ずお子様の体温を確認され、発熱等の風邪症状がある場合は登校を控えてもらうようご協力をお願いします。迷われる時はすぐに学校までご連絡ください(☎58-2068)。
②体調不良者の別室待機
 検温のタイミングで37.5度以上の発熱や激しい咳等の風邪症状がある児童は第2保健室に待機させ、直ちに家庭連絡を行い、今後の措置を検討する。
※第2保健室は職員玄関の横です。職員が様子を見るとともに、エアコンをつけて寒くないようにしております。
③休み時間は、離席せず読書
 トイレ・水分補給以外の移動を極力控え、児童の近距離での接触を減らす。
④昼休みは、できるだけ運動場に出て思いっきり身体を動かす
[晴れの日]室内にこもらない。縄跳び等の運動を一定の距離を保って行う。[雨の日]自席で読書をして、静かに過ごす。
⑤給食の配膳は職員が行い、人数の多い学級は別室に分かれて食べる
 給食の注ぎ分け、おぼんへの配膳も職員(各学級2人配置)が行う。児童は自席で静かに待つ。座席の間隔をできるだけ広くとり、食事中の黙食の徹底を図る。「いただきます」から20以内で食べあげられるよう指導・配慮を行う。
⑥自席で歯磨き、少人数ごとにうがい
 教室・トイレの手洗い場の足形マークに立ち、間隔を空けて並ぶ。歯磨きやうがいに並んでいる際、おしゃべりしないように指導の徹底を図る。
⑦開ける窓を指定し、エアコンを稼働しながら換気の徹底
 開ける窓にテープを貼る。テープの長さ分、窓を開けて常時換気を行う。
※窓際の座席は特に寒い場合がありますので、上着を持たせてください。また、できるだけ「不織布マスク」の着用をお願いします。

 リスクレベル5(厳戒警報)の期間は、子ども達にとってもこれまで以上に窮屈で、不安な生活を強いられます。コロナウィルス感染症の収束に向けて今が踏ん張りどころですが、ご家庭と学校で十分に連携をとりながら、子ども達一人一人の表情や様子をしっかり見守っていく必要があります。「表情が暗い」「食欲が落ちている」「言葉数が少ない」「イライラがひどい」など気がかりな変化があれば、すぐに学校までご相談ください(☎58-2068)。

梅一輪 一輪ほどの暖かさ

 校庭の梅の花が満開です。よい香りが辺りに漂い、高く青い空と相まって、冷たい北風の中にも確かに近づく「春」を感じます。

 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

 松尾芭蕉の弟子である服部嵐雪が詠んだ句です。服部嵐雪の作風は柔和な温雅さが特徴的で、師匠である松尾芭蕉もその才能を高く評価しました。
 季語は「梅」と思われがちですが、この句が読まれる前には詞書があり、そこには「寒梅」という冬の季語が用いられています。「梅」と聞くとすぐに春をイメージしますが、実際はこの句は冬に詠まれています。
「梅が一輪咲いている。それを見ると、一輪ほどのかすかな暖かさが感じられる。」という意味です。まだまだ厳しい冬の寒さが抜けない頃、ほんの小さな梅の花一輪ほどの僅かな暖かさを感じ、それに春の訪れをしみじみと感じている。そんな作者の優しさや人柄、そして内にある凛とした心もちがにじみ出た句です。
 2020年1月に新型コロナウイルス感染症が初めて国内で確認されて、すでに丸2年が経ちました。今年は全国でオミクロン株による感染が拡がり、今や「第6波」の渦中にあります。自由なはずの行動や交流をコロナウィルスに封じ込められ、思いっきりやりたいこともできない、行きたいところにも行けない「自粛」という冷たい生活を強いられています。しかし、梅は百花の魁(さきがけ)といい、寒さのなか百花に先がけて花を咲かせます。互いに思い合って何とかこの状況を踏ん張り、力を蓄え、来たるべき春に「グンっ」と躍動できるよう、希望をつなげたいものです。(下は、我が家のかわいい紅梅)

 

 

 

心の姿勢

 12月に受検しました「熊本県学力・学習状況調査」。 県教育委員会が作成し、国語、算数の2教科、3年生~6年生で実施しました。調査内容はお子様からお聞きかと思いますが、2月中には結果が出ますので、学級で、個別に、現在の学力の状況と改善への具体的なアドバイスを行っていきます。 
 出題傾向に関しましては、「文意を読み取る力」「考えを整理し文章で表す力」を問う問題が多くなりました。その傾向は、高校入試や大学受験、入社試験にも同様に表れています。単純な暗記力では歯が立ちません。暗記した上での文章力(暗記した内容を使いながら考えを組み立てる力)が必要とされています。
 それは、これまでの知識偏重主義の反省とともに、情報過多社会、更には人工知能(AI)を活用したSociety 5.0で実現する社会で生き抜くための知恵とスキルの習得を前提とした「自分の考えを持ち、整理し、それを他者に伝える力」の育成が急務とされているからです。知識だけでは何にもならない。備えた知識をその時その時の状況に応じて、必要な情報を得ながら自分なりの考えを持ち、他者に的確に伝えたりして臨機応変に対処する力。この混沌とした社会で「自分らしく」生き抜くには、そのような力が必要であると言われているのです。
 では、「そんな力を身につけるには、どうすればよいのか!?」 

 日頃の授業を真剣に効果的に受けることや、家庭学習、読書活動の充実はもちろんですが、ここでは、ご家庭で「ほんのちょっとだけ」意識し、実行していただきたいことを挙げてみます。まずは気軽に、親子で次の問題に答えてみてください。

Q1.なぞなぞです。いつも出かけて巣にいない鳥って、なーんだ?

Q2.いつも転んでばかりいる虫って、なーんだ?

Q3.( )の中に漢字一字をいれてください。 親 人 中 (?) 小

Q4.お年寄りがバスに乗ってきました。大きな荷物を重そうに持っています。しかし、だれも席をゆずりません。なぜでしょう?

Q5.池でカエルが、メス、オス、メス、メス、オスという順番で並んでいます。2番目のカエルは大人でしょうか?赤ちゃんでしょうか?

Q6.「ゆみこ」のお父さんには娘が4人います。 春子、夏子、秋子。あともう一人の名前はなんていうのでしょうか?

Q7.徒競走で3位を抜きました。今何位でしょう?        

Q8.橋を渡ろうとすると、大きな立て札が立っています。何か書いてありますよ。「このはし、渡るべからず(渡ってはいけません)」だって。あなたなら、どうします?また、これは誰の話でしょう?             

Q9.なぞなぞです。無人島に一軒の家がありました。島には誰も住んでいません。風もなく、動物などの生き物も一切いません。地震もありません。幽霊もいない。でも、どういうわけか、ドアがとじたりしまったりするのです。どうしてでしょう?   

Q10.次のような等式があります。数字や記号を2つ動かすだけで正しい等式になるようにしてください。(少々難)4+2-3=6-5+1

答えは以下に‥

Q1.カラス(空巣) Q2.テントウムシ(転倒虫) Q3.薬(指) Q4.誰も乗っていなかったから Q5.大人(赤ちゃんはオタマジャクシ) Q6.ゆみこ(冬子じゃありません) Q7.3位 Q8.真ん中を通る・一休さん(橋と端のとんち) Q9.閉じっぱなしだから問題ない(とじたりしまったり) Q10.4の次の「+」を動かして「×」に、「6」を回転させて「9」にする

 どうでしたか? 結構面白いでしょ。 
 たかが「なぞなぞ」「クイズ」ですが、算数の既習内容や国語の読解力を確認するとともに、お子様の問題(学習)に対する意欲や「心の姿勢」(課題にどう向き合おうとしているか)を把握し、支援することができます。 特に「心の姿勢」は、学習面のみならず、今後の生き方そのものに関わることですので、この時期にしっかりと正しておかなければなりません。また、我が家もお風呂でよくやっていましたが、「しりとり」も有用です。言葉や物の名前を覚える、とっさに考えて言う、語尾を聞き逃さない、「~の~」とつなげて誤魔化す等、遊びながら大切な力をつけることができます。
 脳医学者の瀧 靖之氏によれば、効率よく、そして楽しく勉強に取り組む第一歩は、「勉強を好きになること」だそうです。勉強を「好き」と感じると、感情に関わる脳の「偏桃体」と記憶に関わる「海馬」のつながりが強化され、記憶が定着しやすいと。反対に「嫌い」と感じると、ストレスホルモンが分泌されて海馬の脳細胞が萎縮してしまうとのこと。「好きこそものの上手なれ」ということわざは脳科学的に正しいのですね。
「勉強を好きになる」ための基盤は、「問題を解くことが好き!」という経験と、「知りたい!」という好奇心です。どうしても勉強を楽しめなければ、自分の好きなものと関連づけるのも手です。プログラミングを学ぶ場合、「いつも遊んでるゲームは、どんな仕組みで動いているんだろう?」と疑問をもつことで、好奇心がそそられるかもしれません。
 食後の団らんに、CMの合間に、車で移動中に‥なぞなぞやクイズ、童話や昔話、歴史もの、言い習わし、最近のニュースなどいろんな話題(問題形式じゃなくてもいいので)を投げかけてください。その一つ一つが、いま子ども達に求められている力の育成につながってきます。自分で問題を用意するのは難しいので、市販されているクイズ本を2~3冊購入されたら楽です。(『左脳を鍛える(主婦の友社) ¥619』から一部出題)
 最近はネットでも、様々な「脳トレ」がアップされています。どんどん活用しましょう。

キーワードは、「マスク」と「換気」!

 本日1月21日から2月13日を期間として、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく熊本県への「まん延防止等重点措置」の適用が決定されました。対象区域を感染力の強い変異株「オミクロン株」による第6波に対応し、県内全45市町村に拡大。昨日は感染者710人と、過去最多を更新しています。
 今朝の熊本日日新聞の社会面にも載っていましたが、感染を防ぐためには次の「6つの対策」が重要になります。特に「マスク着用」「こまめな換気」がキーワードです。
①まず大人が感染対策を十分に行い、ウイルスを家に持ち込まない
②マスク着用(室内室外問わず、学校で、家庭でも)
③こまめな換気(対角線を開けて風を通す)
④こまめな手洗い、うがい、消毒、毎朝の検温
⑤家族でも、食器やタオルなどの共用を避ける
⑥感染者と生活空間を分ける
 学校でも、しっかり対策を図っていきます。昨日配布致しました「学校及び家庭における感染症対策の徹底について」を含め、ご家庭でも上記の「6つの対策」をお願い致します。
 みんなで力と意識を合わせて、この難局を乗り越えましょう。
 春は、確実に近づいています。

今日は、揚げパン!(*^o^*)

今日の給食は「揚げパン」! 

今も、昔も、小中学生の人気NO1メニューです。

程よく揚げたコッペパンに、これまた程よく砂糖やきな粉をまぶして、外側はサクッと、中はホワッと。

口の周りをきな粉まみれにして、そんな顔を友だち同士で笑い合って、「あ~幸せだ-。」と思う内に残り少なくなってて。お皿のきな粉をかき集めてパンにくっつけて…。なかには、きな粉をお代わりに行く友だちもいて。

あんなに最高な表情(*^o^*)をして食べていた友だちや教え子たちに、もう一度食べさせてあげたい「揚げパン」です。

門松は年神様を招く「案内地図」

久しぶりに、こんな立派な門松を見ました。
昨年末、学校主事の堀川義國先生が、正門前に二柱、飾ってくださいました。
正月飾りの中でも、門や玄関前に飾る門松は、年神様が家へ尋ね入るにあたっての目印だとされており、一年中落葉しない松、成長が早く生命力の強い竹、新春に開花し年始にふさわしい梅と、3つの縁起物が用いられています。「竹は節がニコっと笑ったように切るんだよ。」と友人から教わったことがありますが、まさに「ほっほっほっ」って感じで、仲良し3本竹の表情がまたいいですね。松の内が終わり片づけられましたが、姫戸小学校に大きな大きな福を呼び込んでくれたことと思います。堀川先生、ありがとうございました。

天国と地獄の長い箸

 1月11日始業式の校長講話では、正月の祝い箸にちなんで次のような話をしました。

 天国にも地獄にも、どちらにも十分な美味しい食べ物が用意されていました。とてもとても大きな鍋を皆でぐるりと囲んで食事を頂くのですが、天国の人たちにも、地獄の人たちにも用意されているのは、それはそれは長い箸でした。
 2mもあるような長~い箸。必ずその箸を使って食べなければならないというのが、天国と地獄の共通の決まり事でした。
 地獄の人たちは、とんでもなく長いその箸で、自分の口に食べ物を運ぼうとしましたが、何度やっても食べ物はこぼれるばかり。食べることはできませんでした。どんなにご馳走が目の前に用意されていても食べることは叶わず、常に飢えに苦しみ、そのせいで争いも絶えない状態でした。
 では、天国の人たちはというと、たくさん美味しいものを食べ、誰もが幸せに満たされた顔をしていました。

「さて、何故でしょう?」「何故、天国の人たちは食べられるのでしょう?」と、長~い箸を用意して、実際に何人かの子ども達に使わせてみながら尋ねました。「わぁ、こんな長い箸じゃ食べられない。」「無理だ~。」「長すぎる~。」という声の中で、6年生の女の子が「食べさせてやればいい。」と答えました。そう、その通りです。

なぜなら、みんな、その長い箸を人のために使っていたのです。鍋を挟んで向かい側にいる人に「はい、どうぞ。」と食べ物を届けていたのです。
「まずは、あなたからどうぞ。」そう自然に思える人たちの集まる天国は、飢えも争いもない、皆が笑い合える幸せの世界でした。

  実際の世界には2メートルもの長い箸で食事をするなどというルールはありません。ですが、いろんな考えの人がいる世の中で暮らしていくことは、長い箸で食事をするのと同じくらい大変なことです。そんな世の中で「相手を思いやる気持ち」と「人と協力しようという気持ち」は、人と人の心を結ぶ大切な「かすがい」となります。
 姫戸小の合言葉である「4つのあたりまえ」(あいさつ・あつまり・あとしまつ・ありがとう)は、まさしく「思いやる気持ち」「協力の大切さ」をみんなで行動として表そうとする「約束」です。自然に、当たり前に、みんなで「約束」を意識できたら素敵ですね。ご家庭や地域でも話題にしていただければ幸いです。

 姫戸小の合言葉「4つのあたりまえ」
 あいさつ (こちらから、誰にでも、真心こめて)
 あつまり (時間を守る、約束を守る、ルールを守る)
 あとしまつ (次に使う人の気持ちを考える)
 ありがとう (相手の心づかいに気づく、感謝する)

 2022年は、十二支でいうと「寅年」、十干では「壬」となり、干支は「壬寅」(みずのえとら)となります。「新しく立ち上がる」「生まれたものが成長する」といった縁起のよさを表しています。

 先述の「天国と地獄の長い箸」の話は、深く考えれば、「まず先に自分から人に与えよ、自我に執着するな、自我への執着が全ての争いや苦しみの原因である」ということを説いているのかも知れません。「相手はこちらに食べ物をくれるかどうかはわからない、でもとにかくまず最初に自分から人に与えよ、自我に執着するな」と。

 春の胎動が大きく花開くために、地道な自分磨きを行い、実力を養っていきたいものです。

慶賀光春

  2022.1.1 遠見山からの「初日の出」

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。 
 旧年中は本校の教育活動に多大なるご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
 令和四年も、保護者の皆様、地域の皆様方の付託に応え、子ども達の学校生活の充実のために職員一同、誠心誠意、努力していく所存です。
 本年も 変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、 何卒よろしくお願い致します。

姫戸小学校職員一同