2015年12月の記事一覧

平成27年度ICT研究発表会(6年社会科)


 6年生社会科「世界の未来と日本の役割」では、東日本大震災で支援してくれた世界の人々の思いや願いに迫ることで、自分たちにできる国際協力について考える授業でした。課題別学習で取り組んだプレゼンテーション資料(A「世界各国からの支援」B「国際機関からの支援」C「日本がこれまで行ってきた支援」)を用いて、「どうして世界の国々は互いに支援・協力し合うのだろうか。」という課題について、学習グループでホワイトボードに考えをまとめました。その後、支援国の中には日本よりも厳しい環境に置かれている国々にたくさんあったという事象を提示し、自分たちはどんな思いや願いをもって国際協力に取り組む必要があるのか児童同士が真剣に議論しました。子どもたちの学びの質の高さはもちろんですが、自分たちで作成したプレゼンテーション資料の質の高さに大変驚かれていました。今の熱い気持ちをぜひ中学校につなぎ、「世界を明るい未来に変える」子どもたちに成長してほしいと思います。

平成27年度ICT研究発表会(5年算数科)


 5年生算数科「面積」では、平行四辺形の面積について考える授業でした。事前にタブレット端末を家庭に持ち帰り、個人の考えを持ち合わせて本時の学習に臨みました。タブレット端末の家庭への持ち帰りの利点として、「個人思考の時間が十分に確保することができる」「教師は事前に全員の考えを把握することができる(個別の支援も可能)」「協働的な学びの時間が授業の中でしっかり確保できる」などを共通理解しています。また、持ち帰りについて気をつけている点としては、「教師が前時までに教室で課題把握をしっかり行う」ことです。児童全員がしっかりと課題を把握し、事前学習の臨むことを大前提として本校では進めています。グループ学習での練り上げの質がどんどん高まり、公開授業でも意欲的に学び合う姿がたくさんのグループで見られました。来年には本校の最高学年として、山田小の模範となる姿を示さなくてはなりません。今回の研究発表会で身に付けた気持ちを自信と誇りに変えて、今後とも一生懸命頑張ってくれることと思います。

平成27年度ICT研究発表会(4年総合的な学習の時間)


 4年生総合的な学習の時間「支え合って生きる」では、これまでの自分たちの体験や経験をポスター(広用紙+タブレット端末)にまとめ、それらの発表をもとに「これからの自分たちにできること」について考える授業でした。児童はグループごとに作成したポスターを使って発表し、聴く側もメモを取りながら真剣に説明を聞いていました。自分たちにできることを考える場面では、思考表現ツール(付箋紙+マトリックス表)を使ってグループで話し合いを行いました。ICT機器に頼るのではなく、必要なときに必要な分だけという本校での共通理解事項が強く表現された授業でした。来年は高学年となり、さらに山田小を引っ張ることになる4年生です。さらなる「進化」を目指し、成長してくれることと思います。

平成27年度ICT研究発表会(3年理科)


 3年理科「電気で明かりをつけよう」では、児童が持ち込んだ身近にある様々な道具について、「電気を通すのか、通さないのか」考える授業でした。学習者用デジタル教科書(理科)のコンテンツとして収録されてる仲間分けツールを使いながら、児童が主体となって思考錯誤することができました。児童の意欲的な姿は言うまでもなし。電子黒板やタブレット端末の操作にも慣れ、スムーズな活用が図れていました。学習者用デジタル教科書の活用は今後も進めていく予定です。全国的に見ても先進的な活用ですので、様々な活用方法を今後とも研究していきたいと思います。

平成27年度ICT研究発表会(2年算数科)


 2年生算数科「ちがいをみて」では、テープ図をもとに「たし算かな、ひき算かな」という課題に対してペアや全体で学び合う授業でした。テープ図については書き慣れている2年生児童でしたが、授業の中ではたし算かひき算か思考錯誤する姿がとても印象的でした。全員が手を挙げ発表したり、書画カメラに自分の考えを映し出して説明したりする姿など、低学年版の「アクティブ・ラーニング」を十分見せることができました。来年もさらに「進化」した姿をお見せできるように、これからも頑張っていきたいと思います。