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2023年10月の記事一覧

氷川中学校の体験入学

 10月3日、龍峯小学校の6年生が宮原小学校の6年生と一緒に氷川中学校の体験入学に参加しました。
 全体会では、生徒会執行部のメンバーが学校説明も進行も行い、生徒が主体的に6年生を迎えようとする姿がみられました。中学生はすごいなと感心しました。
 体験授業は音楽と体育に分かれて、中学校の授業を受け、中学生の雰囲気を味わっていました。
 龍峯小学校は氷川中学校と第二中学校の両方の中学校区になっており、進学する中学校を選んで、入学することができます。ですから、どんな学校なのか、学校の特色や学校生活、授業の様子を自分で確かめて決める大切な進路選択ができるよさがあります。
 中学生は進学先に上級学校を選んだり、就職先の事業所や企業をハローワークを通じて選んだりする進路選択を3年間かけて学習し、自分の進路を考えます。が、小学生で進路選択ができるのは、子供一人一人のキャリア形成にも役立つ貴重な経験になると思います。

知らぬ間に旧知の児らも実りぬ秋

児童会代表委員会開催

 10月2日、児童会代表委員会を開きました。
 今回の議題は、「運動会のスローガンを決めよう」でした。各学年が話し合って決めた学級のスローガンを出し合い、それぞれが言葉に込めた思いを確認しました。そして、学校の運動会スローガンを考える話し合いに入り、キーワードを選び出し、どの言葉を残すかを真剣に議論していました。
 この後、代表委員会の話し合いは続くと思いますが、子供たちの伸びやかな感性が生かされ、子供たち一人一人が運動会に主体的にかかわり、運動会スローガンの下、6年生を中心に運動会を成功に導く姿が随所にみられるようなスローガンになることを願います。

児が活きて随所に主たれ運動会

運動会主役も出番も子供らぞ

全校集会

 9月28日、全校集会を開きました。
 今朝の話は、田中貴和子先生が「フェアプレー」についてお話しをされました。
 「フェアプレー」は、子供たちにとって聞き慣れないことばのようでしたが、スポーツマンシップなどと比べながら分かりやすくお話をされましたので、子供たちもしっかり聴いて、なるほどと理解していました。
 フェアプレーとは、「行動としてのフェアプレー」と「心構えとしてフェアプレー」の両方ができている状態を表しているとのことでした。
 「行動としてのフェアプレー」では、「ルールを守る」「全力をつくす」「審判や相手チーム、同じチームを大切にする」ことが求められます。また、「心構えのフェアプレー」では、「フェアプレーの精神(フェアな心)」が求められ、「スポーツの時だけでなく、ほかの時も、いいこと・わるいことは自分できめる」力が必要になります。たくましい心と言い換えができるようです。
 そして、フェアプレー7ヵ条についても紹介していただきました。
(1)約束を守ろう
(2)感謝しよう
(3)全力をつくそう
(4)挑戦しよう
(5)なかまを信じよう
(6)思いやりをもとう
(7)楽しもう
 田中先生のお話を聴きながら、龍峯小学校の校訓「やさしく・かしこく・たくましく」に重なる内容がいくつもあり、「本気でとことんチャレンジ」する子供の姿とダブって、聴きながら、うれしくなりました。
 フェアプレーは、いつでもできる行動と心構えですから、スポーツをするとき、観るとき、応援するとき、だけでなく、普段の生活にぜひいかしてほしいと思います。

実りの秋フェアプレー知りし児心を燃やす

抜穂祭と稲刈り

 9月30日、秋晴れの素晴らしい青空の下、令和5年度八代市献穀事業「抜穂祭(ぬいぼさい)」が開催されました。
 6年生・5年生を中心に、早乙女・田男の衣装に身を包み、献上米になる稲穂を刈り取りました。
 6月18日の御田植祭で定植した苗は一握り3,4本でしたが、育った稲穂は子供たちの手で掴むには大きすぎるくらいに育った株もありました。子供たちは、稲の生長や稲穂の重さを手に感じながら、収穫をすることができました。
 献穀田のたわわに実った稲穂を生産された本島碩哉様・菊代様をはじめ地域の方々のご心労やご協力を思うと喜びも一入のことと思いました。
 また、午後から、抜穂祭の後行事になる「稲刈り」にも子供たちが参加しました。地域の方々にご指導やお手伝いをいただきながら、八代農業高校の生徒と一緒に、一株一株手で刈り取る作業を行うことができました。

 早乙女と田男の着付けは、妙見宮の衣装方の皆様にお世話になりました。着付けから後始末まで、すべてを滞りなくしていただきましたことに深く感謝しております。

献穀の稲穂刈りおる童かな

かりとりてぶわんとたれしいなほかな

(本句は「おりとりてはらりとおもきすすきかな(飯田蛇笏)」