2024年4月の記事一覧
2年生 国語(物語文) 音読ができる子どもに
音読の力がしっかりと身につくとすべての学力が伸びていくといわれています。すべての学習の基礎ともいえるのが「音読」です。
昨日、私が2年生のクラスで音読の指導をしました。「一文追い読み(先生が読んだ後に同じ文を読む)」から始めるのが基本です。読むのが難しいお子さんでも、先生が読んだ後に同じ文を読むということは、容易にできます。初めて出合う教材文は、「一文追い読み」から始めます。
続いて、「一文交代読み」で、教師と児童が交互に読み進めます。さらに、「一斉音読」で声をそろえて読みます。十分に読めるようになったら、クラス全員の前で、一人で読みます。列ごとに読んでいく読み方です。
このように、やさしいスキルから緊張場面へもっていくことが音読指導です。
本日、そのクラスにいって音読の様子を見ました。題名の横に〇を10こ書きなさい、読んだら〇を赤鉛筆で塗りなさいと、昨日の授業で指示していました。早速、家庭学習で6回読んでいる子がいました。
また、音読は、川島隆太氏(脳科学者)によると、黙読よりも音読のほうが、脳全体が活性化するということです。音読は、「活字を読む」だけでなく、「声に出す」、その声を「耳から聞く」など、黙読に比べて複雑な処理を脳が行っているためだといれています。音読をご家庭でもしっかり聞いてあげてください。(校長 佐藤 政臣)