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命を守るために!2年前の7月4日のことから、私の経験をとおして

【校長ブログ】

 6月9日(木)、朝の15分間の「東間タイム」を使って、オンラインで私の話をさせていただきました。

 梅雨の季節、そして暑い時期がやってくる前に、子供たちにもう一度、水の事故から命を守るための行動について考えてもらいたかったため、2年前の7月4日の私の経験をもとに、動画を使ってお話ししました。

 2年前の7月4日、6時前、川の音のおかしさに気づいた私は、目の前を流れる球磨川を見に行きましたが、それからあっという間に、私の家の前から水が上がり始め、青井神社方面に水が流れていきました。避難する時間もありませんでした。

 東間小学校校区の川を車で見て回りましたが、子供たちがこれから遊びたくなるような川、しかし上流で増水したらあっという間に足を取られてしまいそうな場所がありました。そこを写真に撮り、私の経験とともに危険を想像することについてお話ししました。

 いつも書いていることですが、危険に気づくことが大切です。気づくためには、想像力を働かせることが大事です。「もし、急に水が増えてきたら・・・」「もし、この道から車が出てきたら・・・」など、「もし・・・だったら」と想像することが大事です。それが危険を予知する力になります。

 命を守るための危険を予知する力は、超能力者になる必要はありません。「もし、・・・だったら」と想像することが大事です。それが子供たちが身近な危険を予知する力につながるのです。

 最後に、その時の動画を掲載します。

 これは蛇足ですが。

 私には三人の子供がいます。下の雛人形は長女が生まれたときに喜んだ私の父母が買ってくれた思い出の雛人形です。こんなに大きな雛人形はいらないと言ったのですが、どうしてもといって買ってくれた子供にとっては宝物の雛人形です。でも、あのときの水害ですべて泥まみれになりました。ボランティアさんも大切な雛人形だからと、丁寧に丁寧に一つずつ泥を洗い落としてきれいにしてくださいました。でも、やはり一度泥をかぶるとボロボロになってしまいました。

 2台の車も、家電もすべて泥をかぶり、仕方なくすぐに処分することはできましたが、あの雛人形だけは捨てることができず、乾かそうとしていましたがだめでした。

 その年の11月8日、やっとの思いでお寺に持って行き、お別れをすることができました。4か月間、持ち続けていたこと、4か月後にお別れをすることができたこと、4か月後が心の中で気持ちが整理できた時なのだと振り返っているところです。

 ご家庭でも、これからの時期、何度も何度も危険について話してあげてくださいね。

 

水害動画1.MOV

水害動画2.MOV

東間小タイム(提示用)2.mp4