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東間小学校の子供会 おくんち祭り神輿参加 そして、母との思い出 その1

【校長ブログ】

今日、9日、東間小学校区の子供会が、おくんち祭りの御神輿に参加しました。人吉の伝統文化であるおくんち祭り、私も御神輿と一緒に一周回りながら、写真を片っ端からとってきたところです。

 子供の頃を思い出す懐かしい気分になったものです。

 私の父は、私が小学校1年生の時に、両目を失明し、仕事を辞めざるをえず、それから私が小学校6年生になる寸前まで東京の視力障害センターでマッサージの勉強に行きました。母は洋裁の仕事をしながら身を粉にして働いたのですが、それでも家計は非常に厳しく、いろいろな方から援助の声かけをいただいている様子を母の後ろから見ていたことを覚えています。「子供にだけは惨めな思いをさせたくないから。」とお断りをしている様子をありありと思い起こすことができます。

 そんな母が、突然、私と妹を連れておくんち祭りに行き「みんなと同じ刀(その頃、友達はおもちゃの刀(プラスチック)を持っていました)を買ってあげたいから。」と言いつつ、いろいろな夜店を回ったのですが、それでも母にとっては高かったのでしょう。何も買うことなく帰ってきました。

 それでもよかったのです。小学生の時に、母は朝から夜遅くまで働いて、どこにも連れて行ってもらえない、そんな中でふと、夜のおくんち祭りに連れて行ってもらったことが楽しかったのです。

 50年も前の記憶ですが、イカ焼きの醤油の香りと綿菓子の甘い香りが入り交じったような思い出が今でもありありと懐かしく、温かく思い起こされます。そんな小さな頃の記憶が相まって、今の子供たちには、楽しいひとときであることを願いつつ、テンションを高くして時間を費やしました。

 今日は、とにかくたくさんの写真を投稿します。もう、誰が誰だか分かりません。削除の必要がある場合には、ご連絡をお願いします。

 それから、写真が多すぎて一度、1時間半かかってアップしたものの、フリーズしてしまいましたので、分割して投稿します。