校内研修・ICT活用

ICT活用・校内研修

花丸 学校の枠を越えて!

本校では、本年度のICT活用の柱として、「テレビ会議システム」を活用した遠隔授業に取り組んでいます。写真は、町内の高森東小学校と英語の授業の打ち合わせを行っている様子です。授業だけではなく、授業の打ち合わせや、授業後の反省まで、学校の枠を超えて取り組みを進めています。遠隔授業は、ICTの特長を生かした多くの可能性を秘めた取組だと考えます。今後も様々な可能性を模索していきます。

4年算数「およその数」
















 4年生算数「およその数」の授業では、概数を使ったかけ算やわり算の見積もりを勉強しました。概数での計算をしたあと、それぞれタブレットPCの電卓アプリを立ち上げます。操作方法を確認しながら、画面いっぱいの大型電卓で正しい答えを出しました(案外使い方を知らない子も多いです)。みんなの画面が電子黒板で一覧表示できるので、進捗状況の把握も容易にできました。くらしに便利な見積もり算をぜひとも身につけて欲しいです。

研究授業 1年算数「図を使って考えよう」

1月28日、水曜日。1年算数の研究授業がありました。導入で問題文をしっかりと把握させて、個人思考に取り組ませます。1人1枚のホワイトボードは、様々に試行錯誤しながら考えを書くためのツールです(ゆくゆくはタブレットPCに置き換わることも想定)。展開前半では、1年生とはいえ、友達と互いの考えをしっかりと説明しあう協働的な学びが実現していました。展開後半では、代表的な意見が書かれたホワイトボードをタブレットPCで撮影し、電子黒板に画面転送してその良さを全体で共有することができました。
 事後研究会の前半では、付箋で参観者の気付きを分類して意見を交換しました。後半では、本時においての「ベスト板書」はどのようなものか、ワークショップ形式で協議を深めることができました(「図はずーっと便利」とのキャッチフレーズが秀逸でした)。研究発表会や教育論文が終わって一息というところですが、授業改善に向けての歩みを絶やさず続けていきたいと思います。

高森町研究発表会

「ICTを活用した『未来の学校』」創造プロジェクト推進事業」

高森町小中学校研究発表会

 12月5日(金)、高森中学校において開催されました。厳しい寒さの中
でしたが、阿蘇郡市はもとより、県内外から約450名の参加がありました。今回は、町内4小中学校から10本の授業を公開しました。また、各学校、町教育研究会(英語部会、ふるさと教育部会)、町教育委員会から8本のポスターセッションを公開しました。デジタルミーティングでは、コメンテーターの中川一史教授(放送大学)と佐藤幸江教授(金沢星稜大学)のおかげでこれからのICT活用についてたくさんの示唆をいただきました。
 参加された先生方、地域や保護者の皆様、企業関係者の方々のお陰により充実した研究発表会になりました。町内の校長の一人として心よりお礼申し上げます。

2年生:国語科(甲斐千代先生)
「しかけカードの作り方」

【児童のICT活用のポイント】
 電子黒板を使って、マーカーでサイドラインをつける。



←気づいたことを隣の人と話し合う子どもたち。

4年生:社会科(杉 聖也先生)
「特色ある地いきと人々のくらし」
【児童のICT活用のポイント】
 展開場面において、タブレットPCで複数の資料を閲覧する場面を設定し、児童が主体的に調査活動を進めることができるようにする。
←タブレットPCで調べたことを付箋紙に書き出す子どもたち。

6年生:算数科(林 博紀先生)
「資料の特ちょうを調べよう」
【児童のICT活用のポイント】
 電子黒板にグラフに書き込んだ自分の考えを映し出し、説明する。

タブレットPCに書き込んだ子どもたちの考えを映し出している電子黒板。


6年生:英語科(野口貴至先生)
「朝ごはんを注文しよう」
【児童のICT活用のポイント】
 テレビ会議システムを使い、高森東小の子どもたちと積極的にコミュニケーションを図ったり、自分たちの考えを発信したりする。
東小の子どもたちと交流学習をしている子どもたち。

地域安全について考えよう!~タブレット携帯による調査活動~

高森中央小学校では、タブレットPCを活用した地域学習を行っています。4年生は、地域安全に携わる方々の働きを知るために、広い校区をそれぞれ調査しました。学校の帰り道や放課後に、気になる場所や写真を撮影して、分かったことや考えたことを、インターネット上の安全マップに書き込みます。子どもたちからは、「交差点が案外多い」「だれも住んでいない家には注意」と意見が出されました。また、朝からボランティアで立って下さる方々のありがたさにも気付くことができました。