学校生活

2019年6月の記事一覧

どこでもドアがあったら

6月27日(木)

 今日は、朝活動の時間にペアトークタイムを行いました。これは、本年度の校内研究のテーマ「豊かにつながるコミュニケーション能力の育成~道徳学習を中心とした話し合いの工夫を通して~」の取り組みの一つです。考えを交流する経験を積み重ねることで、授業での対話的な学びのスキルにつなげていこうというものです。今日は、第1回目でしたので、「どこでもドアがあったら」というお題で、自分の考えをもち、それをペアになって伝え合っていました。「ブラックホールに行きたいです。なぜかというとどんな感じなのか体験してみたいからです。」「未来の世界に行きたいです。なぜなら、未来の自分がどうなっているのか知りたいからです。」など理由も添えて話をしていました。

あしあとを残す

6月26日(水)

 どの学年でも、6月はじっくりと学習に集中して取り組むことができました。3年生は算数で、「48+29」を工夫して計算することに挑戦していました。その一つは、次のようなものでした。

    48を50とみて、29を30とみて、50+30=80

    80から3をひいて77 だから48+29=77

自分はどのような思考で答えまでたどり着いたのか、どのように考えたのかを言葉や式や記号などを使って、書いたり伝えたりしていました。考えのあしあとを残したことで、子どもたちはより理解し、この後の練習問題にも意欲的に挑戦していました。

 梅雨入りが発表されました。傘をさしての登下校が多くなると思いますが、事故やけがのないよう気を付けてください。

朝ランの日

6月25日(火)

 朝登校した子どもたちは、「今日は朝ランの日だ!」と言って、校庭に飛び出していきました。曲が流れる中での10分間走です。子どもたちに体力をつけたいと体育委員会や体育主任が中心になって行っているものです。子どもたちは自分のペースで運動場を走っていました。

また、今日は、業間の時間を使って不審者対応の避難訓練を行いました。不審者が校内に入ってきたという想定で、低・中・高学年それぞれのワークスペースのドアを施錠し、壁際に静かに身をひそめ、逃げる機会をうかがう所までの訓練でした。「もしも」の時を想定しておくことが危機管理の基本だと改めて思いました。

 

根拠をもとに筋道立てて

 6月24日(月)

 6年生が算数の「分数のかけ算・わり算」の学習で、左の問題を考えていました。かけ算の式を立てていたのですが、「なぜかけ算をすればよいのか」について考えを出し合っている最中でした。線分図を書いたり、言葉の式を書いたりして、かけ算をすればよいわけを伝えていました。このように数学的活動を重ねることで、「数学的な見方・考え方」(数量や図形などの関係などに着目して、根拠をもとに筋道立てて、統合的・発展的に考えること)が身に付いていきます。

何m進む?

 6月21日(金)

 今日の3・4時間目、3年生は理科で「ものを動かすゴム」の学習をしていました。ゴムの伸ばし方によってものの動き方が違ってくるのか、車の模型を使っての実験です。ゴムを5㎝伸ばしたとき、10㎝伸ばしたとき、それぞれ車が何m先まで進むのかを3回ずつ測りました。車を発車する人と記録する人を分担して実験する班、発射台を共有する班など、工夫して実験をしていました。「ゴムを5㎝伸ばしたときよりも、10㎝伸ばしたときの方が、車は遠くまで進みました」「5㎝伸ばしたときよりも、10㎝伸ばしたときの方が、車のスピードが速かった」など、実験の結果もしっかりと発表していました。

タイミングよく必要な分だけ

6月20日(木)

 5年生では、「小数のわり算」を学習しています。学級を2つに分けて少人数指導での学習です。子どもたちは、「6.3mの重さが7.56㎏の鉄の棒があります。この鉄の棒1mの重さは何㎏ですか」という問題を考えているところでした。「問題の意味を理解し何を求めればいいのかつかむ → 式をたてる → 計算する … 」という思考の流れで子どもたちは問題を解いていきます。

 一方の教室では、式が「7.56÷6.3」と「6.3÷7.56」のどちらなのか子どもたちは迷ってしまいました。そこで、先生が、「1mがもとになるから、問題文の長さの部分を簡単な数に置き換えて考えてみたら?」と言われ、子どもたちは6.3mの部分を2mとして考えることにしました。… 教師が、タイミングよく必要な分だけ助言をしたことで、子どもたちはこの問題を解くことができました。きっと今後の学習でも、この助言をいかして解決することがでてくるでしょう。

*今日は先生達の研修のため、1~4年生は13:20頃の下校となります。事故やけがのないように過ごしてください。 

教師の適切な指導のもと

 6月19日(水)

 昨日は、3時間目に児童総会を行いました。執行部と生活安全・図書・放送・体育・環境・給食・保健の各委員会が年間計画を発表し、それに対する質疑応答や意見発表などを行うものです。私は出張のため総会そのものを見ることができなかったのですが、どの委員会も年間計画を分かりやすく発表し、質問にも丁寧に応じることもできていたと聞きました。

「特別活動」に含まれる「児童会活動」は、集団での活動に自主的、実践的に取り組み、集団や自己の生活上の課題を解決することを通して学ぶものです。教師が適切に指導・助言を行うことで、子どもたちが活動できたことに自信を持ち、上級生の姿を見て学び、自治的な活動になるようにしていくものです。乙女小でも、児童総会の数日前には、放送委員会や環境委員会などの児童が、担当の先生と一緒に発表のリハーサルを行っていました。まさしく「教師の適切な指導のもと」行われた児童総会でした。 

勇気と行動力

 6月17日(月) 

 先週金曜は、1日出張のため学校を留守にしました。そんな日も、教頭先生はじめ他の先生方がしっかりと子どもたちの学校生活を支えてくれています。

 今日から28日まで乙女小では、「一人一人の子どもたちが差別を鋭く見抜き、差別を許さず自らの問題としてそれを考えていく力を育てる」ことを目的とし人権旬間として取り組んでいます。

 旬間を前に先週の全校集会で、「人権とは私やあなたやみんなが、毎日幸せに暮らしていくために守らなければならない大切なものであること」と話しました。そして、「だから悪い」というお話を通して、女の人が「だから悪い」と言ったのはなぜなのかを子どもたちに考えてもらいました。

  一匹の犬が、体を前にかがめて、激しくほえたてています。そのすぐ鼻先に、垣根にぴったりと体を寄せて、一匹の小ねこが、毛をさかだてて震えています。カーッと口をあけ、ニャーオ、ニャーオとないています。すぐそばに、2人の男の子が立って、どうなることかと見ていました。窓から、それをのぞいていた女の人がとぶようにして、階段からかけおりてきました。女の人は、犬をおっぱらうと、男の子たちを叱りつけました。「あなたたち、恥ずかしくないの! 」「どうして恥ずかしいの? 僕たち何もしていないよ! 」男の子たちは、びっくりしたように言いました。「だから、悪いのですよ! 」 女の人は、真っ赤に怒って言いました。(オセーエワ作、西郷竹彦訳)

 なぜなのか子どもたちに尋ねると、「いじめを見ている(傍観)ということは、いじめているのと同じことです!」と言いました。あってはならないことですが、実際そのような場面に出くわした時に、どうにかしてそれをとめる勇気と行動力を子どもたちに付けていきたいと思っています。

確かな学びに

 6月13日(木)

 今日は、町教育委員会や上益城教育事務所から、子どもたちの学校生活の様子を見に来られました。「子どもたちはとても明るく、落ち着いて学習できていますね。」と褒めていただきました。2年生は、観察したことを 順序よくわかりやすく書くための秘密をさぐっていました。見つけたことを書画カメラや電子黒板を使って発表していました。ICTを効果的に使いながら、子どもたちの確かな学びにつなげていきたいと思います。

明日は、特別支援学級の合同運動会「さわやかさんサンフェスタ」が行われます。応援幕やくまモンのお面など、準備は万端のようです。出場する皆さん、頑張ってください! 

アウトプットが大事

 6月12日(水)

 今週は季候もよく、どの学年もじっくりと学習に取り組んでいます。今日の午前中、4年生は、社会科の学習で警察署や消防署の見学に出かけました。先日、校区の探検を終えている3年生は、調べたことやわかったことを新聞にまとめていました。わかったことなどを友達に伝えたり、文に書いたりすることで、学んだことをより理解したり、定着できたりします。どの教科の授業も、子どもと自分自身、子どもどうし、子どもと教師の双方向的な対話による学びにしていきたいと思っています。