せせらぎの人(学校生活)

せせらぎの人

うれしいお知らせ

 授業から戻ると鹿本町在住の石田様から、嬉しい電話を頂戴たメモが私の机上にありました。その内容は次のとおりです。

 「近所のスーパーで買い物をしていたら、ウナギのたれなどを落としてしまいました。しゃがめなくて拾うこともできず困っていると、鹿北小5年生の西田君がやってきて、さっと拾ってくれました。お礼は伝えましたが、とても嬉しかったので電話しました。」

 これは素敵な話だと思い、その時の様子を西田君にも聞いてみました。

 「お父さんと弟の3人で買い物をしていると、後ろで何か落ちる音がしたので振り向くと、ウナギのたれが20個ほど落ちていました。女の人がどうしようというような困った表情でしゃがもうとしていたので、手伝った方がいいかもしれないと思い、走って駆け寄り落ちていたたれを拾い、ケースに戻しました。女の人から『ありがとう』と言われ、とっても嬉しくなりました。」

 鹿北町で「小さな親切運動」が提唱され、今年で60年目を迎えます。どうすべきか熟慮することなく、さっと親切な行動ができる子どもたちが育っています。西田家の家庭教育と長年この運動を推進してきた一つの成果と言えるでしょう。

 また、わざわざ電話をしてくださった石田様の行動も人の心を温かにする小さな親切と言えるでしょう。

 偶然にも石田様のお孫様二人が通う学校に勤務したことがあります。彼らもまた、明るく素直で、そして親切でした。

 新型コロナウイルス感染症の流行で、なんとなくピリピリした毎日が続いています。そのような中、だれもが温かい気持ちになる話題がもたらされ、学校中が明るくなりました。

   (照れながら話してくれた西田君)

3学期始業式

 1月11日(火)に3学期の始業式がありました。今回の始業式は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、リモートでの式となりました。

 3学期に頑張りたいことの発表者は1年生安田壮佑君、3年生石川奏さん、6年生古川陽汰君でしたが、それぞれが自分の目標を堂々と発表してくれました。

 新型コロナに感染しないよう一人一人が感染予防を徹底し、自分の目標を達成できるように職員も指導と支援を行っていきたいと思います。

新年のごあいさつ

 鹿北小学校児童の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様、そして一般閲覧者の皆様、新年明けましておめでとうございます。

 皆様方にとってこの一年が、素晴らしいものとなりますよう、心より祈念いたします。

 職員一同、一丸となって頑張ってまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(一の坂峠より芋生を眺め、初日の出を拝む)

 

 

令和3年度2学期終業式

12月24日(金)は、2学期の終業式でした。

終業式の前には、2学期に作品展等で入賞した児童への表彰式を行いました。今回は「心のきずなを深める」ポスター・標語、山鹿市美術展、校内持久走大会、剣道の昇級認定の表彰でした。しっかり頑張った子どもたちに拍手を送りたいと思います。

終業式の中では、「2学期の振り返りと冬休みに頑張ること」を2年生、4年生、5年生、あおば学級の代表の児童が発表しました。それぞれがしっかり2学期の活動を振り返り3学期につなげていけるよう目標を発表してくれました。

校長先生からも、2学期の活動を振り返りそれぞれの学年の頑張りをしっかり誉めていただくとともに、3学期に向けて更に頑張ってほしいことを話していただきました。

鹿北小の児童全員が充実した冬休みを過ごし、3学期に更に飛躍してくれることを期待します。

修学旅行番外編

 修学旅行では、お世話になった方々に対して、子どもたちから、ささやかなプレゼントをお渡ししました。

 そのプレゼントは、タオルハンガーです。5年生が中心となり児童会で取り組んでいる「未来プロジェクト」で、奇跡のひまわりや花の種をチューブに詰めて作ったものです。5年生は連日昼休みを利用して作り続け、全児童の協力を得て、たくさんのハンガーを作り上げました。

 奇跡のひまわりとは、阪神淡路大震災で亡くなった少女の自宅に咲いたひまわりから取った種で、工前校長から受け継いだものです。大輪の花を眺めることで、「勇気」「防災」「思いやり」などの思いを持ってくださることを願って地域の皆様やお世話になっている方々などへお届けしています。

 今回、旅先でお渡しすることで、どなたにも喜んでいただき、子どもたちの思いがさらに遠くの地域にも広がったようです。

 

修学旅行16

 修学旅行も二日間の日程を終え終了しました。子どもたちにケガや体調不良もなく、元気に参加できたことが何よりでした。

 今回の修学旅行は、新型コロナウイルス感染症予防のため、2回にわたる延期を余儀なくされました。昨年も集団宿泊教室が実施できなかったことから、子どもたちにとってはどうしても実施してほしい行事であったはずです。

 12月の実施となりましたが、おかげさまで天候にも恵まれ、寒さも厳しくなく、各施設を貸し切り状態で見学することもできました。

 子どもたちは、その都度何を成すべきかを自分自身で考え、行動してくれました。しっかり学び、十二分に旅行を楽しむことができ、また一段と成長してくれたのではないかと思います。

 今回の実施に当たって、保護者の皆様には、大変ご心配をおかけいたしました。また、万全な体調管理に努めていただき、子どもたちを送り出していただいたことに感謝いたします。

修学旅行15

 最後の見学地、吉野ヶ里遺跡に行きました。国内に2つしかない国の特別史跡の1つです。

 弥生時代の終わり、卑弥呼の時代の復元建物の数々を見学しながら、当時の社会や暮らしに思いをめぐらせていたようです。中には、神のお告げを聞こうと祈りを捧げる子もいました。

修学旅行14

 修学旅行団は、佐賀県武雄市に移動し、佐賀県立宇宙科学館を訪問しました。この施設では、子どもたちが興味をそそる科学体験ができます。各班に分かれて、様々な体験を楽しんでいました。

修学旅行13

 見学の後は、いよいよお買い物タイム。5,000円のお小遣いの中から、家族や自分のために何を買ったらいいのかじっくり考え、計算しながら、買い物を楽しんでいました。中には、残金なしのピッタリに買い物ができた子もいたようです。

修学旅行12

 大浦天主堂に引き続き、グラバー園を見学しました。西洋建築の邸宅に、異国情緒を感じていたようです。邸宅のある高台からは、長崎湾を一望でき、自分たちが泊まったホテルを熱心に探していました。

 スロープを下っているとハートの形をしている敷石を発見。熱心にさすりながら、淡い恋心が叶うよう願っているようでもありました。