学校生活

学校生活

「ふ」


「ふ」(普)通

 

 卒業式で保護者代表挨拶をしてくださった方は、縁あって1年生の入学式でも挨拶をされたそうでした。

入学式は6年前、ちょうど東日本大震災直後でした。

視野を広く持たれている方で、「災害だけでなく、世界中には戦争や飢餓や貧困で、学校に通えない子どももいます。学校に通えることは普通の事、当たり前の事ではありません。」とお話しされたのだそうでした。

 「あれから6年、毎日交通見守りをしてくださった福島さんをはじめ、みなさんのおかげで、子どもたちは安全に豊かに育つことができました。」とありがたいお言葉をいただきました。

四つ葉のクローバーのように、ハッピーをいっぱいくれた卒業生、その子たちをチームワークで育んでこられた保護者の方々、ありがとうございました。

「ひ」


ひゃく(百)年続きますように・・・

 

卒業式の校長先生の式辞は、先日6年教室で授業をしたところからつながっていました。

有名な人(?!)の、在校生もにっこりになるメッセージと、宿題(おうちの方へありがとうを必ず伝えること)がありました。

 祝辞をくださった来賓の方も教育委員さんも中原小の先輩で、日々をよく見てくださって、やりとげていることをほめてくださった上で、引き続き一緒に!と、とてもありがたい式辞でした。

 旅立ちへのメッセージは、これまで卒業生が在校生にしてくれたこと(「ひとりぼっちでいた時に声をかけてくれとこと」「やさしく名前を呼んでくれたこと」「一番に掃除に行って安心させてくれていたこと」「朝ランで楽しく走れるようにしてくれたこと」などなど)にひとりひとりからお礼を言うことができました。

 

1月からずっと、朝の会が終わると、音楽の先生の教室からのイントロが聞こえてきて、みんなが集まり練習してきた「♪絆」を歌いました。

全校遊びが大好きだったね。全校で合唱して「みんな」でするのは終わりました。

 式へおいでくださった地域の方々、祝電をくださった前校長先生や担任の先生方、中原小を応援してくださる方々、どうもありがとうございました。

教育の素地が地域にある「中原小」が、百年・・・、ずっと続きますように。

 

 

式の後に謝恩会がありました。

会の終わりに、担任からみんなに「ありがとう」のプレゼンが流されました。

 

校歌がわからず心配だったのを先生が教えてくれた、1年生の頃も

町探検の帰りに、中原精肉店でからあげをもらったのがおいしかった、2年生の頃も

委員会や部活動が始まった3年生の頃も

分数がむずかしかったけど教えてもらってわかるようになった、4年生の頃も、

水俣の事前学習をして集団宿泊学習に行った、5年生の頃も、

この1年間のリーダーの顔も。

それから、ついさっき卒業証書を受け取った時の写真も(!!!)入っていました。

 

 「中原のいいところで、なんでもみ~んなで。入学してからかかわっていただいた、すべての方のおかげ。6年担任は最後のひと押しをさせてもらっただけです。」という担任。

式の朝早くから、式やその後のすべての確認をした上に、男子職員トイレの掃除、急に冷えたからと、放送担当がこもる体育館放送室に暖房をセッティングしたりしたからか、式中、花粉症の症状がいつもより、ちょいとひどくなっておりました・・・・。

 

最高の祝福を受けて卒業していった子どもたち、さよなら!いつでも遊びに来てね!

(翌日午後、運動場で野球してました!)

「は」

「は」


56年生による誕生日企画は、この1年間、中原小の子どもと先生 全員をお祝いしてくれました。


朝ミーティングで集まって、お祝いメッセージと記念写真撮影、カードプレゼント、お昼休みは全校遊びで。

最後の誕生日企画の時、この一年間一緒に子どもにかかわってきた先生たちが「はぐ」していました。

 

♪はな(花)は咲く
 朝、ラジオでスポーツジャーナリスト(中西さん)がパーソナリティの番組は、ずっと被災地の事を報道しています。

知ること、風化させないことは、読み聞かせで絵本「睦み合う」におしえてもらった、自分にできること。

(ノ)



ノーサイド

 

試合が終わるホイッスルを主審がならしたらノーサイド。

3月末日、たたかってきたわけではないけれど、年度終わりのホイッスルがもうすぐのときです。

 

「の」う(脳)

 

脳は、赤ちゃんの時に視覚・聴覚をつかさどるところ(後頭葉と側頭葉)が発達します。

3歳から小学校中学年くらいまでは、感覚や触覚やからだの動きをつかさどるところ(頭頂葉)が発達します。

 

 小学校の高学年から思春期にかけて、思考・判断・コミュニケーションをつかさどるところ(前頭葉 前頭前野)が発達します。

 

 思いやりや気遣い、人の気持ちに共感する、ものごとを判断する、自分をコントロールするなどの能力です。


「ね」


「ね」ん(年)度おわりに、
3.4年生が『まとめの会』をしました。

 

進行役が前に並び、プログラムを読み上げます。

はじめのことばのあと、まずは「フルーツバスケット」から。(あれ?さっきまで、「なんでもバスケット」って書いてあったような・・・!?)


続いて、「ちはやふる」の上の句でも下の句でも結びでもない、手作り思い出カルタ!


それからいす取りゲームも!!!

 
そんでもって「なまえ作文」(なまえの頭文字をつかって作文をつくる)を作っていました。

1人ずつ読んで渡すところでは、一年間一緒に過ごした友だちどうしでかかわる姿がいろいろうかびました。

その表情をみていると、こちらもにっこりなりました。

時間をオーバーしたり、うまく進まずバタバタしてしまうこともありましたが、ステップアップの材料「経験」として、もちあがることができます。

この日、朝の会で決めた今日の目標は「学活で一年間をふりかえろう」でした。達成!かな!?

「ぬ」


「ぬ」くもりをくれたペレットストーブ

 

今年の冬は寒かったですね。

春の訪れを感じる日もあれば、雨が季節を急激に戻す日もあり。

 そんな中、社会で森林の学習をしている5年生が、中原小も使用している暖房器具ペレットストーブの燃料もつくっている、河津製材所を見学させていただきました。

 

 今年も昨年も、卒業制作にもご協力いただきました。

見学と説明をしていただき、立米(りゅうべ)という単位も勉強しました。


 

ペレットのパッケージには

Made in Oguni Kumamoto 
熊本県北部の小国郷の森林で育った杉材から生まれた小国杉100%のホワイトペレット 
環境にやさしい再生循環型の木質燃料です。」
とありました。

「に」


に」ゅう(入)浴剤(バスボム)を作り、完成しました。

6年生とはもう(保育園の年中からだから)8年目のおつきあいの先生と手作り実験をしました。


(小さい学校の経験がある教職の方にはご想像いただけると思いますが・・・)5.6年の複式学級は、ひとつの教室に卒業生と卒業生を送る最高学年です。

一緒だからこそよい思いもする反面、この時期は心も体も複雑・多忙なところもあり・・・です。

 

支援の先生は、そんな学級の担任も子どもも、ずっと近くであたたかく(必要に応じて時にはしぶとく!)サポートをしています。(この学級だけでなく、すべての学年になんですけどね。)

315日には、5年生と「6年生と担任の先生に感謝の気持ちを伝える会」を企画。

卒業制作、文集、アルバム、卒業式の練習、謝恩会準備・・・やるべきことがいっぱいの6年生に、5年生ならではのプロジェクトで、とってもたのしい、でも内容はこの1年の成長と中原小の6年間、おもしろシーン回想を共有できる、すてきな時間でした。

 

台紙に、5年生ひとりひとりから、6年生と先生ひとりひとりに書かれたメッセージを寄せて貼り付けて渡しました。

事前にメッセージを集める時に支援の先生が読みながら、子どもどうしや担任の先生と『つながり』や『成長』を感じる内容に、「とってもうれしい!!」と一緒に喜んでいました。

「な」


「な」中川東小

日本で最も美しい村連合のおつながりで交流をしてくださっていた「長野県中川東小」からお手紙が届きました。

前に中原小6年生が作り、送っていた中原のパンフレット なかばるるぶ(café Karin 押戸石 中原精肉店 ぎんなん 湯夢プラザ掲載)をもとに、中川東小では南小国町のことを調べたりして、全校に発表をしてくださったのだそうです。

担任の先生からそのシナリオとDVD、感想文をお送りいただいていました。

 ありがとうございました。

「と」


「と」く(徳)

2月13日の6年生教室。

教科化目前の「道徳」を特別授業するのは5年生の時の担任です。

『家族が作ったお弁当』

 

まず、これまで食べたお弁当を思い出した後、大人になった若者が家族の作ったお弁当を探し当てる動画を見て、涙を流している理由を考え発表しました。

 

(ちょうど3月19日の熊日新聞に吉本隆明さんの「味覚の考え方」というコラムがあり、「料理の味は思い出にかかわっている部分が大きい・・・」とありました。)

 

先生は、授業の最後(いわゆる教師の説話)で、

「今、自分がたくさんの方に支えられていることに気付いてほしい。

「感謝」の気持ちをもっていると、自然と心が温かくなり穏やかになる、そんな人になってほしいことを伝えたかったのです。

6年生がし~っかり聴いてくれるので、いっぱい喋りました!」と授業後に話されていました。

 普段の現在の学級でも、この1年、道徳の授業を毎回大切に行ってきました。

 

3年4年

 

1年2年

 

授業ごとに掲示したものが一年分たまりました。

日常会話でもその授業のキーワードが、時々でてきます。

「て」

「て」きと~

 

315日(木)4時間目 6年生『国語』。教えるのは教頭先生です。

『国語』の分野の内訳から。

文学と書道、その文学が現代文と古典、その古典が漢文と古文・・・とっても範囲が広いこと、「その中の、自分は『文法』の言語統計の計算ばっかり卒業研究でしていたんです。」と振り返り、

「文法は一番人気がないんですよ。ふっふっ・・・」と日ごろの職員室トークとはちがう話術で、何が始まるのかしら・・・?とわくわくの導入(なかばる学習の「な」んだろう)でした。

 

教頭先生が高校の頃、電車に乗っていた時でした。

自分のとなりに、お母さんと小さな子どもが座ったそうです。

子どもが自分を見て「このお兄ちゃん○○ね。」と、お母さんにいうのが聞こえました。

肝心なところで電車がガタンゴトンと揺れて、この子が○○を何といったのかは聞こえなかった。

でもその後に、そのお母さんが自分(高校生)を見たのだそうです。

 

 6年生にたずねました。

先生「このお兄ちゃん○○ね、何と言ったんだと思う?」

子 「誰かに似てるって言ったと思う。」

子 「体の特徴とかを言ったと思う。」

先生「その後どんな気持ちかな?言われた後自分だった何と言うかな?どう行動するかな?」

子どもたちは高校の時の教頭先生になって、気持ちや行動を想像しました。

でも、○○は聞こえなかったので、なんだったのかは今もわかりません。

「答えはないよ。正解はないから、あんまり考えすぎなくていいよ。てきと~で。ふっふっ。」と、押し付けや教える!ではなく、頭の中で想像してもらって完成するページを読み終えたような気分になりました。

 

お次は童謡「♪ぞうさん」の詩が配られました。

「お鼻が長いのね は『からかい』なんだよ。」

6年生はぞうさんの歌は知っていましたが、からかいだったことも作者も知りませんでしたから、びっくりのリアクションでした。

 からかいだったことを知って、改めて「そうよ、母さんも長いのよ」の返しをどう感じたかを6年生が発表しました。

 

 その次の詩。タイトルは「君はどんな大人になりたい?」

「Aさんはお金持ち Bさんはお金持ちじゃない 」

足し算の詩のようで、増えていきます。

「Aさんはお金持ちだがきびしい。Bさんはお金持ちじゃないけどやさしい。人間はこのふたつのことだけでは できていない」

「Aさんはお金持ちだがきびしいけれど約束は守る。Bさんはお金持ちじゃないけどやさしいけど約束は守らない。」

 

先生「みなさんはどんな大人になりたい?」

子どもたちは究極の選択に困った顔でどちらかを選び、理由をつぶやきます。

 

「だんだんわからなくなるよね。ふっふっ。」

と言いながら詩の足し算を続けきます。

 

「こうでなければならないことなんか少ししかない。

・・・だいじなことは自分で決めよう。そのためには○○○すること」

 

○○○に何を入れるかを子どもたちが考えて発表しました。

 

「強くなければいけないとか、明るくなければだめとかはない。どんなでもいいんだよ。

こうでなくちゃというのは、人を殺してはいけない、傷つけてはいけないということ。

でも、足が速くないといけないとか、病気をしてはいけないとかはない。

大事なことは自分で決めよう。

自分で決めるために、いろいろなことを経験してほしい。

旅、読書、音楽、スポーツ、遊び、なんでも迷わずやってみよう。迷ったらやってみよう。みんなの運動会のダンス(WANIMA)みたいに。君たちには時間はいっぱいある。」

 自分が大切にすること(価値観)のことを教えてくれたこの詩。

次に紹介する詩を書いたシート(三好達治さんの詩 雪 と 阿蘇)を配りながら「ま、さっきの詩は、てきと~にぼくが作ったんだけど。」と言っていましたが。

 

「最後に、一番好きな詩を最後に紹介します。」と一冊の本を見せてくれました。


「古~い本で、雨もりと地震に遭ったからね」と。

 

ちょっぴり黄色くなって、紙がブヨブヨになっている本の中から、お気に入りの詩「草に寝て・・・」です。

小さい時に住んでいたところや、教師になって最初に行った学校(清和村)のこどもたちとの風景が浮かぶのだそうです。

「大人になってからもみんなと過ごした中原のこと、この風景、よかったら今日の授業も思い出してね。」で授業が終わりました。

来週の卒業式で体育館の花道やステージを飾る花は全て、教頭先生が式に合わせて種から育ててきたものばかりです。

きっと、かちこちの授業にならないようの心配りで「てきと~に」と言われた教頭先生。

 文書を作成しながら、言葉の意味や漢字や送り仮名などに迷ったら、多くの方はググると思うけど、中原小の職員室では、ぼそっとつぶやくと、教頭先生がググるよりよくわる、的確な、プラスαもつけての解説をしてくれます。



「つ」


「つ」く(作)ったおもちゃで、新一年生をお招きしました。

312日(月)の5時間目。

午睡がなくなったもうすぐ一年生(就学児)を、1年生と2年生がお招きして、一緒に遊びました。

1月の学級会でどんなことをするかを話し合って役割を決め、こつこつ準備をしてきました。

黒板にはったプログラムをみて、進行係がすすめます。

「はじめのことば」「自己紹介」をして、さぁ「宝探し」から。

自分も見つけたい気持ちをぐっとおさえながら・・・。

もうすぐ1年生の横について「この近くにあるかもよ!」と目で合図をしたり空中に大きなマルをかいたりしてヒントをだしました。

自己紹介ではまだ緊張していた子も、片手に持てないくらい宝が見つかったころから、つないでいた保育士さんとの手をはなしていました。


お待ちかね、「輪投げ」「魚釣り」「ボーリング」「プラレール」「ぽこぽこ」(缶のくつ)「ちゃぐりんを見て作ったおもちゃ」などの各コーナーから「こっちにどうぞ!」と呼び込んで、最後はそのおもちゃをお持ち帰りしていただきました。



 

1年生は去年は招かれた側でした。

今年は、この1年で学んだひらがなやカタカナ、漢字も使って、おうちに帰ってこのことを俳句と日記に書きました。

自分がたのしかったこと、一緒にたのしめたことだけでなく、もうすぐ一年生の子の表情から気持ちを想像して、気にかけて行動したことも書いてありました。

学級会で子どもたちどうしで話し合い、こうしてひとつをやり遂げた1.2年生が、もうすぐ階段を上がります。

1名、となりの保育園から入学予定のお友だちには、プレゼントとメッセージをお渡ししました。

「ち」


「ち」い(小)さな目標と大きな目標

3124時間目の5.6年教室の先生は

「ち」ょっと(10年)前に中原小を卒業した、子どもにとって一番近い中原小の先生です。

 

3月→4月。ひとつの大きな階段を上ろうとしている後輩に、自分が中学、高校、大学、就職・・・のぼってきたときの、心の中を、思い出の写真を電子黒板で見せながら、話してくれました。

 


小学校の先生になりたい夢を叶えるために、自分で選んだ高校に行くには、通えないので中原を離れなければなりませんでした。

その時に抱えた3つの不安

不安その1 下宿生活

家族から離れてさみしかったこと、毎日自分で洗濯し、制服にアイロンをかけること。お母さんが近くでごはんを作ってくれていたこと。

それまで当たり前だったこと、(まさに今!5.6年生がおうちの方にしてもらっていること)をだしながら、「おうちってありがたいなって思いました。」と。

不安その2 友だち

誰も知らない中にひとり飛び込んで、心細かったけど、まずひとり、同じ様に親元を離れてきていた天草の人と友達になったこと。

(今まで保育園から小学校までずっと一緒にいる教室の友だち。当たり前みたいにいるけど、とっても大切な存在なのだということ)

 

不安その3 みんなとのちがい

「水のんできない!」と言ったら意味が伝わらなかったこと。

家や学校の話(近くに牛がいる、クラスが13人、全校顔を知っている、雪が積もる・・・など)をしたら、みんなとはちがう。

『田舎~~』と思われたかもしれないけど、それもいやじゃなく、「すごいでしょ?」と誇りに思えていたこと。

 

 不安はあったけど、それをクリアした電子黒板の先輩の写真は、たくさんのクラスメイトやブラスバンドのなかまに囲まれた、とってもかわいい笑顔でした。

 

高校卒業のとき、もっと新しいところに行ってみたい!と他県への進学。

そこでも3つの不安があったこと。(一人暮らし 友だち 初めての場所)

でも、高校の時の経験を踏み台にして、サークルの友だちや、今の自分につながっている高校よりさらに広がった世界の人との写真を見せてくれて、たくさんの中から先輩を見つけていました。

 

再び、先輩は中原に戻りました。

10年前と変わったところはあるけど、今改めて、「やっぱり中原はいい」「家族はいい」と思うのだと。

 

今回、先輩としてお話をするにあたり、高校から地元を離れたり大きな学校に行ったりした自分をふりかえって、どんな力が必要かな?と考えました。

「目標をもつこと。大きな目標(~になりたいなど)と小さな目標(朝、きちんと起きる、次のテストを頑張るなど)

ひとつずつステップをのぼるとき、どんな力をもっていたら乗り越えられるかな?と考えたら、『周りの人を大切にすること』だと思いました。

家族や下宿や友達が自分を支えてくれたから。

失敗した時も励ましてくれたから。

ずっと、この中原というふるさとを大事にしていこうと思います。これで終わりますっ!」

 

授業後に全員が感想や質問を発表しました。

先輩がこころの中を話してくれたので、後輩からの発表も、自然と『自分』の不安や夢を語りながらでした。

 

先輩のお話の後、担任の先生が「先輩の『選択』にもう一度ズームをして、

「その時自分がどんな自分になりたいか、何になりたいかが大事なんだ。

たとえば合格・不合格の片方を失敗ととるのではなく、自分の道はこちらに!と一つの選択と自分は考える。

いつか君たちが先輩として、後輩の前に立ってほしい。」と。

 

後輩が先生を見て、微笑みながら頷いていました。


「た」


「た」くさん集まりました。

中原小の子どもや保護者の方だけでなく、地域の方も持ってきてくださるペットボトルのキャップ。


たまった分を阿蘇のホームワイドに持っていくと、世界の子どもにワクチンを!のルートで運んでくれます。

4人分のポリオワクチンになりました。

ありがとうございました。

「そ」


「そ」つ(卒)業生を送る会。

1年生が似顔絵を描いて、14年生で飾りをつくり、3.4年生が設営した多目的ホールで、5年生が司会進行でした。

全校学活の後、班ごとに5年生の声かけでお昼休みなどに集まり、各班の準備や練習をしてきました。


卒業生と楽しい時間を過ごした後は、5年生からのサプライズプレゼント。

5.6年は複式学級、1年間一緒の教室で学んできた6年生に、♪ひまわりの約束 を贈りました。

リコーダーの高音の指や息の入れ方、パート分け、アレンジは事務の先生、ギター伴奏は教頭先生。

「そ」ばにいたいよ♪

最後に6年生が、6年間の思い出や学んだこと、中学校へいく今の気持ちを、ひとりひとりお話をしてくれました。

 

 6年生を送る会が終わってしまいました・・・。

「せ」

 


「せ」んせ~っ!

 プレバトというテレビ番組で、俳句を添削してくれる夏井いつき先生を、浜ちゃんはこう呼びますね。

396時間目、6年教室で授業をするのは中原小の「せんせ~っ!」でした。
 

5時間目まで1年教室で授業をして、6時間目は6年生の前に。

いきなり!直球の発問から。

せんせ~っ「言葉ってなに?」

子「考え」「意見」「気持ち」「伝えるもの」・・・

せんせ~っ「言葉に力ってあると思いますか?」

 

テンポよく意気の合ったバッテリー。せんせ~っは4年生の時の担任なのです。


   季語クイズ!

毎日、日記でひねっていた五.七.五を「なつかしいね」と言いながら、です。

   春の季語に自分の名前を入れて一句つくります。

さすが6年生、さっと作って発表します。

「背を押され (自分のなまえ) 春の風 」

せんせ~っが一句一句に、コメントします。

浮かぶ風景を詳しくしたり、それから拡げてくれたり、作った本人の思いだけでなく、いろんな受け取り手の読み方があることを解説し、一瞬で仕上がった句が絵のようになりました。

続けて「春の風っていうのは、本当に吹く春風もあるだろうし、お友だちや先生や家族が背中をおしてくれているってのもあるかもね!」と、せんせ~から4人の句それぞれに、卒業していく6年生へのはなむけのコメントもさりげなくはさまれていました。

 

   ばらばらの名句をもどしてつなぎます。

声を出して読みながら、様子を浮かべ推理します。

 

   穴埋めクイズ 

(   )が 廊下の奥に 立っていた 

いろいろ浮かびました・・・。

 

   宿題クイズ

 

元担任のせんせ~っの「言葉の力」の授業でした。

最後に、中島みゆきさんの「いのちの別名」の中の言葉を紹介しながら、

「今日は言葉の楽しい部分でした。

言葉にできない思いもあります。

言葉にできないという思いをもっている人もいます。

力のある言葉を、これからも上手につかって紡いでいってほしい。」

せんせ~っの最後の授業でした。

「す」


「す」きな本

 38日木曜日、プクプク前の本の紹介。

まず図書の先生からクイズです。

「2320」何の数でしょう?
 

6年生が、これまで6年間で読んだ本の数です。

1580冊読んでいます。

卒業を前に好きな(お気に入り・おすすめ)本を紹介してくれました。

 

「し」


「し」ゃ(謝)恩会


38日の放課後に、6年生が職員に「感謝の気持ちを伝える会」を催してくれました。




まずはバドミントン大会。

体育館で6年生からコート内を振り回されて、寒い日でしたが汗をかくまでヘトヘトにされた後、脚や腰をさすりながら家庭科室へ移動。

オープニング漫才のあと、飲み物のオーダー、手作りスイーツをごちそうしていただきました。


 各テーブルには入学したころの写真がありました。

ほっぺがふっくらしていて、体操服がちょっと大きくて・・・。

会食中にも、小さいころから小学校生活6年間の写真を見せてもらいました。

 最後に、四人が四つ葉に寄せ書きしたメッセージカードとプレゼントを、全職員いただきました。

どうもありがとう。4月が来なければいいのに・・・)

「さ」


「さ」いご(最後)の読み聞かせ

38日(木)の朝

高学年教室は、読み聞かせだけでなく、昨年まではわくわくでも、ずっとお世話になっていた方です。

朝ランのときに、その方の車がとまっているのを見て「あ!今日のお話なんやろね?」

と、子どもも大人もたのしみにして始まりました。

 

期待通り.

読み方も、著者(女優さん)の雰囲気が出ていて(毎回ですが)吸い込まれます。

どうしてこの本にしたんですか?とたずねたら、「う・・・ん。なんとなく!」

と、選びながら中原の子どもの顔が浮かぶ元保護者さんなのです。

名前の由来にまつわる本。

こどもたちからの感想が、とっても多かったです。

 

お帰りの時「いっぱい感想発表してくれてうれしいです。」と、言ってくださいます。

子どものおかえしが届いているのが(朝のお忙しい時間においでいただいているので、すみませんねぇ・・・と思うところもあるのですが)うれしかったです。

 

3(さ)ん.11


低学年教室は、玉名市の睦合小学校と福島県にある同じ名前の小学校の交流がきっかけで生まれた本でした。


東日本大震災は決して風化してはならないこと、日常から災害に対する備えを十分しておくこと、どんな時も人と人のきずなが大切であることを『校舎』が教えてくれる本。

(挿し絵は、お笑いもイラストも子育ても尊敬する桜田幸子さん!)

 

「何も必要ではありません。ただ現実を知ってほしいのです。」

表紙をめくると最初のページにありました。

震災後、偶然にも同じ名前の小学校に支援の申し入れをした時の校長先生の言葉だそうです。

 

 福島の睦合小と熊本の睦合小の思いの詰まった本が中原小に届きました。

中原小の事務の先生が受け取りました。

読み聞かせによって、1.2年生の子どもたちにひろがりました。

 

読み始めの前にたずねたら、1年生と2年生は東日本大震災の事を知りませんでした。

読み終わりに、事務の先生はこのくだりをもう一度読みました。

「話はしなくても、話はできなくても、お互いを思いやる心がどこかでつながって 励まし合い 守り合っているのです。」

 

今年度の読み聞かせはこれで終わりです。

四つ葉のクローバー様と、ピンチヒッターの1年生担任の先生、どうもありがとうございました。


「こ」


「こ」

今年度最後の生活集会で、今月の目標発表をしました。

 

「こ」(子)牛

新一年生一日体験入学の日にお休みだったお子さんが、おうちの方と一緒に学校に来てくれました。

5時間目に各教室を回りながら、お兄さんお姉さんの授業を参観しました。

それから通学路点検を兼ねて、一緒におうちまで帰りました。

途中すれ違う方 お父さんと顔見知りの方がわざわざ車をとめて、「何しよるな?」「一年生になるのがたのしみね!」「がんばってね。」と声をかけてくれました。

歩きながら、お父さんが中原小学校に通っていたころの思い出、押戸石のこと、消防団のことなど話してくれて、最後に「中原小がなくならないといいけど。」と話されていました。

おうちに着いたら、牛がたくさんいました。

おととい生まれたという 小さな牛さん2頭は、お母さんの横に寝ていました。


今、おちちを離しているので夜になると泣く という少し大きい牛さん2頭が、新しくつくられた少し離れた部屋にいました。

 

 中原小学校も、この中原の自然や文化も、ずっとなくならないといい!と強く思いました。

「け」


「け」いちつ(啓蟄)

春の陽気を感じているのは虫だけではありません。

多目的ホールのフラワーキューピット(中村店)のサクラソウも、2週間後の出番(卒業式)を前に最終調整段階にはいっているようです。よく見ると花びらがハート型なんです。

 

「け」い(警)ドロ(泥)


「校長室から見ていて涙が出そうでした。」

「お昼休み時間に、全校でケイドロをしていたみんなを見てそう思いました。」と校長先生が全児童に話してくれました。

休み時間に、他にもこれまでいろんなルールでのドッジボールなど『全校遊び』をしてきました。

『遊び』という名前がついていますが、た~だの『遊び』ではありませんでした。

5.6年生の(さりげなく、でもとっても信頼できるすばらしい)リーダーシップは、このような全校での活動が何のために行われているのかを意識できていたのですね。

全学年みんなの意見を集約したり、時間を調整したり、細かい申し出に素早く対応したり・・・よく考えているな、これまでのことをいかしているな、うまい行動だなと感心するシーンがたくさんありました。