2019年7月の記事一覧
冷やし中華
冷やし中華
給食がコンテナでとどくとき一緒に栄養教諭さんが書いた「ひとことコメント」が届くので給食中に委員会の当番さんが読んでくれます。
7月11日のコメント
「・・・・きゅうりは機械を使って輪切りをするのですが、昨日のミーティングで「冷やし中華なら千切りにしたいよね」と調理員さんが言ってくださって、全て包丁を使って手で千切りにしてくださっています。切り方ひとつにもこだわっているのですよ。」
とありました。
教室を回っているとき、コメントを放送で聞きながら給食を食べている先生が
「給食センターは、とてもいい職場なんでしょうね。
冷やし中華、こんなにたくさんのきゅうり 機械で切るのが「普通」だと思うんですが、調理員さんの方から「手で千切りしましょう」と提案して、みんながそれに賛同して、時間と手間をかけてくださって。
調理員さんの意見がいかされたり、前に志賀瀬川サラダの献立メニューも調理員さんのアイデアを採用されてたんですよね・・・・」と。
南小国の味や南小国の野菜や夏野菜がたっぷりの7月の給食でした。
夏休みは給食がありません。
毎食を、時間と手間をかけてくださっている南小国町給食センターのような給食のマネはできません。
でも、きゅうり(子ども)がまっすぐに育つための栄養を、よろしくお願いします。
栄養と、それから・・・
食べる 栄養プラスα その①「おはしのにぎり方」
授業参観のときに栄養教諭からの講話の中に、「おはしのにぎり方」をおうちでゆっくり時間があるときに少しずつ・・・と言われていましたね。
栄養プラスα その②ランチミーティング
この日は食べながら、運動会のスローガンについてのお話をしていました。
子どもと一緒にいる時間、一緒にごはんを食べられる回数は結構少ないんです。
(子どもが離れてから気づきます・・・・)
学校で給食のときは、もちろんテレビはついていません。
おしゃべりしすぎて「もぐもぐタイム」になったらおしゃべり禁止になるくらい、食べながら「先生 あのですね、・・・・・」といっぱいお話ししたいことがある子どもたちです。
夏休みも家族で楽しい食事時間をもたれてくださいね。
トムとジェリー
夏休み前集会での校長先生のお話です。
明日からお休みに入るちょっぴりウキウキをかくせない子どもたちに
「休み中も、中原の子です。」と言いながらスライドをすすめるときに
校長先生「次は何でしょう?」
子「トムとジェリー!!!」
心の中の天使と悪魔のお話、もう子どもたちはちゃんとわかっていますね。
今回は、スマホやゲームについて特に詳しくでした。
自分の情報を入れるのは危険だと知ってはいるようでしたが、ニックネームは大丈夫と思っているようなつぶやきが聞こえて、ニックネームだけでもそこから個人情報がわかることなども教えてくれました。
家族でゲームやスマホ使用の約束の話し合いをすることをお願いしたとき、
「うちは・・・・」
と、すでにおうちで話し合ってルールを決めていると聞こえていました。
夏休みの生活についても、出かける時のこと、自転車乗りの事などを、みんなで確認しました。
大そうじ
前期前半が終わりますが、大掃除はありませんでした。
それでも『キレイ』を保てているのは・・・・
毎日のたてわり班そうじと、それとは別に家庭科で、5.6年の子どもと先生が、自分が気になる汚れているところを探し(ビフォー)、きれいにしてくれました。(アフター)
普段のそうじでは追いつかない、扉のレールのみぞや棚のはしっこの方、自分たちの使うところだけでなく、みんなのくつ置き場、先生たちの倉庫などまできれいにしてくれていました。(すんません!ありがとっ!)
給食台をきれいにしてあったので、使うときに「あっきれい」と気づいて、お礼を言っていました。
どうして汚れたのか、次にいかすことも考えてありました。
毎食使う歯も、給食最終日に大掃除しました。
毎日給食後の後にブラッシングをしていますが、歯科検診の結果、歯垢の付着がある子は半分以上でした・・・。
前歯2本(生え変わりの途中で、ない子もいましたが・・・ふふっ)と、噛む力のつよい奥歯2本だけ、ブラッシングのセルフチェックをしました。
町の保健師さんがぷくぷくうがいにおいでた時に、おふろ上がりのサイダーのクイズなどから、ブラッシングだけでなく、おやつや飲み物の内容・とり方のことを教えてくださいました。
① まずは歯の治療をおねがいします。
② 1日三食 食べたらみがきましょう。
③ 甘いものは1日1回、時間をきめましょう。
(おうちの方の 仕上げ磨きを よろしくおねがいします。)
持続可能なまちづくりの子育て
1.2年生がお世話になったきゅうりの先生は、おいしくまっすぐ育てるために大切なことは、きゅうりを毎日よく見ること、そして小さな変化に合わせて、水や光(温度)や栄養をあげている と教えくださいました。
きゅうりが植わっている根元には、『わら』が敷いてありました。
草がはえないように!と、太陽の光の調整、水のしみかたの調整をしているのだと。
そして、きゅうりが終わって畑を耕したときに、わらが混じって土が元気になるのだそうです。
「今」と「未来」のことを一緒に考えて、きゅうりを育てていらっしゃいました。
今、他町村では統合・閉校が進む中で、全校児童31人の中原に学校を残してくださっていることに、とても感謝しています。
光
毎日一人一人に多くの『光』があたります。
歩いて登校できます。
5.6年生が水遊び・・・じゃなかった「水質調査」をしたところ きゅうりちぎりにいったところは上中原。
ここから歩きます。
他の地区からも、けっこうな森の中、田んぼや中原川を見ながら、朝の光を浴びて歩いて登校しています。
新聞記事に森林セラピーのことがありました。
科学的証拠に裏付けされた森林浴のことで、心身の健康維持増進、病気の予防(ストレスホルモン減少 交感神経 副交感神経の調整 血圧 脈拍数の低下 心理的緊張緩和 ナチュラルキラー細胞の活性化 抗がんたんぱく質増加 などの効果が確認)に はたらいているそうです。
歩くことで体力アップ!はもちろんですが、森林を歩いて登校できることに、こんなにいいことがいっぱいあるのですね。
スクールバスで登校する学校の時の健康問題に、(子どもには申し訳なかったのですが、どうしても・・・)最初の方に乗車する子はバスの中で眠ってしまい、学校に着いた時に、ようやく脳が目を覚ます ということがありました。
歩いて登校 途中で会う人にあいさつをします。
登校中に通る中原保育園の先生が「湯田の登校班の子たちが、むこ~~の方から大~~きな声であいさつしてくれるんです!」とうれしいと話してくださっていました。
学校に着いてからも、定期的に中原の更生保護連盟の方が校門で迎えて、声かけしてくださいます。
(中原小には子どもさんやお孫ちゃんはいなくても)婦人会の方から、たくさんのタオルを寄贈 毎年ありがとうございました。
大切につかわせていただきます。
合同学習
その1
7月12日金曜日、2年生は『役場』と『町の図書館』を見学しました。
町の図書館の本の借り方は、学校と少しちがうこと、中原小に来てくださっている司書さんがいらっしゃったこと、実際中原小の子の名前が、本の借りた人の名前カードにあったことなどを、学校に戻ってきて教えてくれました。
その2
17日の水曜日 4年生合同学習がきよらホールでありました。
町の方と県の方が、南小国町や県の火災や震災の備えについて、お話をしてくださいました。
防災の学習です。
洪水や土砂災害の避難の説明の中で出た、保存食の話に興味を持った二人でした。
そろそろあけるかな・・・梅雨・・・と思っていた矢先の今日(22日)の大雨。
写真↓は、教頭先生が大雨の中、川に安全確認に行った時に撮影しました。
その3
毎年、7月の5.6年生の合同学習は、町の水泳記録会です。
体育の時間に、1.2年生は水に顔をつけるのや、からだがうくのがたのしくなってきました。
3.4.5.6年生合同で練習を重ね、めきめきフォームがよくなって、タイムもよくなってきていました。
あ!
この写真は、水泳記録会の前々日、川の学習第2弾で、5.6年生が今回は上中原で水泳(・・・じゃなくて)水の調査をしたときの写真です。
町の合同学習(水泳)は、朝から雨が降り、雷の予報も出ていたので中止となりました。
きゅうりの先生
7月18日(木)
2年生の保護者の方のおうちに、1.2年生がきゅうりの勉強に行きました。
ハウスと路地の両方で育てていらっしゃいますが「ハウスは暑かろう」と、路地のきゅうりの収穫をさせてくださいました。
はさみの長さと比べて、はさみと同じか、少し長いくらいのきゅうりを見つけたら、プチンと切ります。
きゅうりをつかむとき、真ん中を触るととげとげが痛いんです。
下の方をつまんで切っていました。
きゅうりの花の匂いは、バニラのようないい香りでした。
「花が大きいでしょ?これが、いいきゅうりに育つんです。」
2年生の先生が
「昔はきゅうりに棒のような支えを当てて、まっすぐにしよったけど、今はそれはないんですね。
どうして全部まっすぐに育っているんですか?」
と、きゅうりの先生に質問すると
「光(温度)と水と肥料(栄養)とちぎる時間をしっかり管理して、まっすぐに育てます。
子どもを育てるのと一緒ですよ。
毎日、きゅうりと、茎やら葉やら花やらをよ~っと見よってから、例えば水が足らん時は水をやったりするんです。」
ちぎったきゅうりをコンテナに入れて、次の場所へ移動するとき、前日に5.6年生が水泳(じゃなくって)川の調査をしたところが見えました。
向きをそろえてから袋詰め、そしてそれの箱詰めさせてもらいました。
先生が、誰がどれをしなさいとか指示をしなくても、自分たちで流れ作業のようにして自然に動き、全員が体験をさせてもらえました。
おうちがきゅうりを作っている子は「うちとここのテープの仕方がちょっとちがう」な~んてつぶやきもありました。
(出荷の時に中の点検があるから、上はちょっとしかテープしなくていいんだそうです。)
最後の質問タイムでは、「1日に何本とれるのですか?」とか、「どんなきゅうりをつくりたいですか?」の質問から、きゅうりをちぎる以外にするお仕事や、きゅうりの品種やサイズの種類 などまで、詳しい説明をしてくださいました。
きゅうりの先生は、前にトマトとピーマンとなすを植えるのを教えてくださった方。
前期前半の最終日に、前の日にちぎらせてもたったきゅうりと、自分たちで作ったトマトとピーマンを串に刺して、野菜パーティー(野菜のバーベキューと自分たちで作った梅のジュース)をしました。
食べた後に教室に戻りながら「今日の日記 これ書こう!っと。」と。
前期前半、2年生の子どもたちからよく聞こえました。
現在支援の先生(昨年退職された先生)は、昨年まで、毎日手書き通信を発行していました。
今年の4月から毎日、日記の通信を出してきた2年生の先生は、先輩先生が毎回いれてくださる赤ペンを見て、「また夏休み明けもがんばろう!っと」とにっこりしていました。
きゅうりの先生のおうちの4月生まれの牛さんが、お母さんのおっぱいを飲んでいました。
10のたば
7月17日水曜日 1年生 算数の研究授業です。
教室の入口の呪文だった「1と9で? 2と8で?・・・」から始まりました。
12+3のはどうするか。
10より大きい数 たし算です。
10のたば(まとまり)と1.2.3.・・・のばらを、思い思いに操作してみて発表します。
10のたば(まとまり)の便利さを学ぶことが、この授業のめあての中にありました。
翌日、2年生と一緒にきゅうりちぎりをさせてもらって、1袋に3本ずつ 30袋を 箱詰めしてねとお願いされた時。
子「3本ずつ袋にいれたら、こっちにもってきて、ここに置いて!」
子「持ってきたよ。」
子「何袋できた?」
子「1.2.3.4.5・・・・あ~もうわからんようになったぁ。」
子「10ずつならべよう!」
学校便りをアップしました。
学校便りをアップしました。
先月号をアップし忘れていたのでNo.31とNo.32を一緒にアップしました。
学校だよりからご覧ください。
水
① 3年生が図工の時間に、水彩絵の具を使って、立ち上がった絵の世界を創っていました。
水族館などができていました。
② 中原川の水生生物調査をしました。
調査をしたのは5.6年の先生たち
・・・ではなくて、5.6年生です!(よね?)
(まあとにかく)川に入って遊んだり、石を拾ったり、魚を捕まえたり!!
チャプチャプ キャピキャピ 楽しそうでした。
もくもく水中をのぞいていた子が突然、水中を指さして「鯉がここ こーい(行)った!」
(ウマい!!拍手)
③ ㎗とLの勉強をしながらお水をあげてきた、なすびとピーマンとミニトマト
収穫が始まりました。
『大きなかぶ』もぬけました!(ふふっ)
プレゼント
職員のプレゼン研修が7月9日(火曜日)にありました。
「プレゼンの語源は何か知っていますか?プレゼンは『発表』ではありませんよ。」
『プレゼント』つまり、『贈り物』なのだそうです。
(知らないで、発表のようなイメージでこれまで使っていましたぁ・・・)
1月に行われる児童・生徒のプレゼンテーション大会に向けて!
まずは職員がやってみました。
5枚のスライドを作成です。
自分のゴール(だれに 目的 伝えたいこと)を決めて、「つかみはこれだ!」とか自分の個性をいかしながら準備をしました。
「わからないことは、手をあげてどんどん聞いてください!」
「プレゼントをもらった人に どんな反応をしてほしいか 考えながら!」
「もし、自分のねらう反応と違っても、そういう人もいるんだね、自分の待つ反応と違う人もいる、それも学びです。フィードバックして、次へまた・・・」
などなど、講師の方のかけてくれる声は、実際に自分たちが子どもたちとやっていくときに、こんな声をかけながらするんだなとイメージを持つことができました。
教職員ソフトボール大会でも大活躍だった先生です!
話し手と聞き手の両方をしました。
1月実施予定の町プレゼンテーション大会というネーミングですけど、大会で1位に!とか入賞!とか選ばれるために!ではないようです。
自分の本当の気持ちを伝えられるように!という『山』に向かって登る、いろんな『ルート』を発見したり、身につけたりできるように・・・・のようです。
確かに!です。自分たちでやってみてわかりました。
『持続可能な町づくり』の為に、『ひとりひとりが幸せに生きるために身につけるべきものは』・・・・
講師の方は、今の子どもたちが、型にはまった答えは上手にできるけど、決断したりが苦手、不意の質問になるとフリーズしたり、人のせいにしがちになったり・・・の子どもの実態があるといわれていました。
社会にひらかれた『学び』を実現するために!
研修の翌週、早速3年生 社会の授業です。
もう何十年も前に作られた『南小国町』の冊子ですが、とてもよい内容ですね と社会の先生たちが使ってくださっています。
星和 中原 市原 満願寺 黒川【りんどうヶ丘】について
これまで学んだこと 地図の記号や土地の使われ方、等高線、方角など・・・に、自分たちで調べた南小国の産業(林業や観光業や農業)など、そして、他にはない その地域のとっておきポイント 例えば、黒川小おふろや、星和のスケートやこたつなどを、自分なりの『つかみ』で、各班5枚ずつのスライドを作り、発表会をしました。
1スライド1コメントで、ピンチアウトをして感想をくっつけたりして。
(先日 プレゼン研の自分よりうまいぞ!)
スライドの準備、発表の順番決め、発表の1時間。
先生たちが入るのは、はじめに 約束や手順の説明と、間で時間のきたときお知らせと、たずねられればアドバイスと、次へのつなぎなど。
スライド作成は、子どもたちの間でかなりの刺激がお互いあって。
教室が輝々としていました。
よく、ひとつひとつに「先生!これどうしたらいいんですか?」なんて聞いていたのにな・・・と。