校長室便り

校長室便り開設予定

臨時休業(休校)期間の延長

 新型コロナウイルス感染症防止のため2日(月)から続いている臨時休業期間中、各ご家庭におかれましては、今回の臨時休業の趣旨をご理解いただき、お子様の安全で安心な生活の確保についてご対応いただいておりますことに、心から感謝申し上げます。

 しかしながら依然として国内の感染者の拡大に歯止めがかかっておらず、これからしばらくの間の対応が重要であるとされていますので、八代市としても、熊本県教育委員会の対応方針など、様々な状況を総合的に判断し、臨時休業期間延長の措置を講じられたところです。

 つきましては、引き続きお子様の健康管理に十分配慮の上、期間中のお子様の過ごし方について、適切にご対応いただきますようよろしくお願いします。

1 臨時休業(休校)期間
 令和2年3月25日(水)まで延長します。26日(木)からはそのまま春休みです。

2 家庭へのお願い(お子様の心と体の健康の維持のために)

① 新型コロナウイルスの感染を防止するための臨時休業措置であるという趣旨をご理解の上、引き続き人が集まる場所等への不要・不急の外出は避けてください。

 ただし、健康保持の観点から、運動不足やストレスを解消するために屋外などの安全な環境の下で行う日常的な運動や散歩などを妨げるものではありません。

 感染リスクを極力減らすため、一度に大人数が集まらないなど保護者の判断において適切な行動をお願いします。

② お子様の健康管理には引き続き十分留意され、基本的な生活習慣の維持と手洗いなどの励行をお願いします。

 体調に異変がある場合やお子様が過度にストレスを感じているなど精神面で変調が見られるような場合には学校に速やかにご連絡・ご相談ください。

【学校以外の相談窓口】
・八代市教育委員会学校教育課(30-1673)

・八代教育事務所(33-7186)

・熊本県教育庁義務教育課(096-333-2688 または 096-333-2689)

③ 休みが長期に及ぶことから、お子様が家族の一員として自らの役割と責任を自覚し、充実した生活が送れるよう、いつも以上のコミュニケーションに心がけてください。

④ 新型コロナウイルス感染症に関連して、不確かな情報や誤った情報などを発信されないようにお願いします。

3 卒業式・修了式・退任式などの実施について

① 卒業式は、令和2年3月24日(火)に、保護者の方々のみお招きして実施します。

② 修了式も、実施します。6年生は23日(月)、それ以外の学年は25日(水)実施。

 ※ 参加できない場合、臨時休業期間中のため、欠席扱いにはなりません。

③ 退任式は、残念ながら実施しません。また、その他の登校日の設定はいたしません。

 ※ いずれも、開催に当たっては可能な限り感染予防に必要な対策をとった上で実施し、今後の新型コロナウイルス感染症の発生状況によっては、実施について再検討します。

授業参観

 弥次分校では2月21日(金)に実施できました。

 高植校では、27日(木)に予定しておりましたが、厚労省から、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」とともに行事開催の必要性を再検討するよう要請がなされたため、熊本県において県主催行事に係る対応方針が示され、八代市からも「不特定多数の参加が見込まれる屋内での市主催の行事については原則として延期または中止する。」という対応方針が、学校宛て通知されました。

 そこで本校でも、健康及び安心・安全第一の観点から中止することといたしました。

 各学年・学級では、保護者の方々に喜んでいただけるような授業を準備しておりましたので残念でした。

 併せて計画されていたPTA総会や学校評議員会も、やむを得ず中止といたしました。

 4年生は大切な『二分の一成人式』の練習を積んでいましたので、体育館で「無観客」でのVTR収録が行われました。

 合奏も将来の夢の発表も合唱も、とても上手にできていました。

薬物乱用防止教室

 2月20日(木)、金剛小学校の学校薬剤師、竹内一剛(かずよし)先生をお招きし、『喫煙、飲酒、薬物乱用がもたらす心身への影響について』という内容で、6年生を対象に実施しました。

 子供たちは、3年生の時に学習したことを憶えている子もいて、理解が良かったようです。

 脳が成長を止めてしまったり、神経を溶かして細胞を壊したり、健康に深刻な害を及ぼすと分かっているのに止められないのは「依存症」にかかるからで、未成年の内に始めた人ほどかかってしまいやすいということです。

 また、心が弱くなると薬物に頼ろうとする気持ちが出てくるので、心をしっかり持つことなどを教えていただきました。

 成長するにつれて行動範囲が広くなると、甘い言葉で誘惑する悪い人も近付いてきます。

 吸ってしまうと、飲んでしまうと、使ってしまうと止められなくなるのですから、「やめるのは難しいけど、吸い始めないのは簡単」という考え方をすることと、はっきり断るということで、断り方の学習もしました。

 「1回でも『乱用』」ということを忘れないでほしいと思います。

トマト学習

 2月18日(火)、毎年3年生で実施しているトマト学習を、JAのお手伝いもいただき、『八代はちべいトマトグループ』の皆さんを高植校にお招きして実施しました。

 「トマトジュース」や「トマトスープ」、「トマト入りホットケーキ」は、簡単に作れて栄養価も高いので、その日学んだ子供たちのレパートリーにしっかり入ったことでしょう。

 八代の特産品のトマトを使っているということで、ふるさとに誇りをもつ材料の一つにしてほしいと思います。

 また、この日は弥次分校の3年生も高植校に登校し、『交流学習』も兼ねての実施ということになりました。

 4月から共に学ぶ仲間との絆づくりもできて、いい日になりました。

体験入学・入学説明会

 高植校では2月12日(水)、弥次分校では13日(木)に、この春入学予定の46人(髙植19、弥次27)の子供たちと保護者の皆様をお招きして実施しました。

 学校生活がいよいよ始まりますので、いいスタートを切るため、春までに心と体の準備をしておけますよう、低学年の担任、特別支援教育コーディネーター、養護教諭の各担当からいろいろなお話をし、その間子供たちは先輩たちと楽しい交流をしました。

 入学に期待がふくらむようしっかり励ましてほしいと思います。

 

 新入生の保護者の皆様には就学時健診の時にもお話ししたのですが、『正しい箸の持ち方』がきちんとできれば『正しい鉛筆の持ち方』もできるようになります。

 指先を思いどおりに動かせれば美しい文字を書くことができます。

 これをお読みのお宅のお子様が6年生でも、まだまだ先は長いので今からでも正しい箸の持ち方に挑戦させてみてください。

 

 保護者の方々には、入学後の通学を想定し、行き帰りの練習を、親子で一緒に歩いてということでお願いしました。

 雨の日も風の日も暑い日も寒い日も歩き続けることで、心も体も鍛えられますが、そのためには同時に、危険から身を守る方法も確実に身に付けておかねばなりません。

 危ない場所はないか、傘の差し方はどうか、『こんなときどうする?』を想定しながら複数回歩いてみていろいろと教えておいていただきたいと思っています。

弥次分校持久走大会

 高植校では昨年12月18日でしたが、弥次分校では3学期も練習し、2月5日(水)の2校時と業間の時間を利用して開催しました。

 弥次分校の運動場に100mの『内周コース』と120mの『中周コース』、それに遊具の間を抜けベランダのすぐ脇を走る150mの『外周コース』を設定し、1年生は内周、中周、外周をそれぞれ2周ずつ回る750m、2年生は内周と中周を2周ずつ回った後、外周を3周回る900m、3年生は全て3周ずつ回る1100mというコース設定でした。

 当日は、弥次分校の児童数より多い80人ほどの方々に応援に来ていただきました。

 また、体育主任の泉先生から

「人と競走すると勝つのは一人だけど、昨日の自分と競走するのなら、みんな勝つことができる。」

という励ましも受けましたので、子供たちは、とても張り切って走りました。

 どの学年も、「最初からそんなに飛ばしたら絶対バテるよ!」と心配するほどのスタートダッシュでしたが、その後、誰一人、止まったり歩いたりする子もいず、みんな完走することができていました。

 これまでの練習の成果でしょう。

 講評では

「みんなの頑張る姿を見て、とても嬉しくなりました。

 持久走は苦しいけれど、脚も肺も心臓も鍛えることができるから体が強くなる。

 それだけでなく、自分の弱い心に負けずに走ることで心が強くなる。

 これから先、苦しみを乗り越えて生きていくための力を付けることができる。

 頑張ったから、今までの自分より素晴らしい新しい自分になれました。」

という話をしました。

 実際に練習の時よりも、ずいぶんいいタイムが出ていたそうです。

 子供たちも、昨日の自分より確実に成長できたことを実感できたことでしょう。

 お家の方々のたくさんの応援は本当にとても力になりました。

 ありがとうございました。

小学校駅伝大会

 1月25日(土)、河川敷スポーツ公園で開催されました。

 大会前の壮行会で、

「駅伝は個人競技ではなく団体競技、チームワークが必要。「たすき」を通して『心』をつなぐ。

 それは大会当日だけで生まれるものではなく、きつい練習を一緒に乗り越えることで生まれる。

 走っているときは一人だが「チームのために1秒でも早くたすきを届けたい」という強い思いで必死で走り終わったとき「『心の絆』をつなぐ」ことができ、「新しい自分」、みんなのために苦しいことを乗り越えることができた「素晴らしい自分」、「本当の自分」に会うことができる。

 大会当日は補員となって走れない人もいるので、選手になれた人は走れない人の分まで全力で走り、その人の『心』もつながなくてはならない。」

と激励しました。

 女子の部で、坂田 乙華(いちか)さん、松本 由楓(ゆいか)さん、宮永 心明(みりあ)さん、古川 麗奈(れいな)さん、坂本 奈桜(なお)さんのチームが5位、男子の部で、上村 絆貴(ばんき)君、小林 剛(つよし)君、田中 陽樹(はるき)君、下川 琉希也(るきや)君、草野 颯心(りゅうしん)君のAチームが10位、西嶋 優空(そら)君、小林 ユキア君、末永 陸寿(りくとし)君、久保田 陸斗(りくと)君、米山 梓(あずさ)君のBチームが28位でした。

 『心の絆』がつながる素晴らしいレースでした。

 諏佐 恋(れん)さん、喜友名 桜(さくら)さん、園原 優芽(ゆめ)さん、渕川 創史(そうし)君、相藤 悠慎(ゆうま)君、宮川 銀二朗(ぎんじろう)君、稲田 琉生(るい)君も、チームのメンバーとして全力でサポートし、絆をつないでくれました。

 みんな、「本当の自分」に会うことができたと思います。

 がんばってくれて、ありがとう。皆様、応援、ありがとうございました。

八代市小・中・特別支援学校書写展

 1月21日(火)に開催され、24日(金)~26日(日)市立博物館に展示されました。

 特選の入賞作品制作者をお知らせします。

 弥次分校から、1年 原 澪華(みおか)さん、2年 諏佐 純(じゅん)さん、高植校から、1年 早川 叶夢(かのん)さん、5年 小屋野 衣織(いおり)さん、6年 大塚 葵(あおい)さんです。

 「入賞者」でなく「入賞作品制作者」としましたのは、賞は作品に与えられるものであって、人を評価するものではないからです。

 今回入賞しなかった人でも、次にいい作品ができたら入賞できるのです。

 工夫して練習に取り組んでみてほしいと思います。

卒業証書用紙づくり

 学校評議員の德澄幸治様に、平成7年から25年間お世話になっている手漉きイ草和紙による卒業証書用紙づくり(最初にお世話になった人たちは36~37歳ぐらいですかね。)を1月24日(金)に実施しました。

 まず、17日(金)に一度お越しいただき、「九九には形がある?」「紙とは何か?」などで「『疑問符』を『感嘆符に』しよう」という講話をいただきました。

 5の段で悩んだり紙がどうやってできるのかを考えた6年生の子供たちは、「疑問が大きければ大きいほど謎が解けたときの感嘆符は大きい!」というお話に、心から納得していたようでした。

 紙漉きの歴史がありイ草で名を馳せたこの八代に生まれ育った子どもとしては、誇らしい卒業証書を手にすることになります。

 しかも『自作』です。

 授与式をどうぞお楽しみに。

第3学期始業式

 「1月は行き、2月は逃げ、3月は去る」と申します。

毎年のことながら、3学期は本当にあっという間に過ぎていってしまいます。

 しかし、年間の学習のまとめと、次の学年への準備をしなくてはならない大切な時期です。

と同時に、インフルエンザやノロウイルスの時期でもあります。

お子様の体調管理には、くれぐれも気を付けてあげてください。

 「1年の計は元旦にあり」、少し頑張れば実現可能な目標をお正月(または8日)に立てたと思います。

 自分の夢に向かって、一歩ずつ着実に進んでいってほしいと思います。