ぐんちくBlog

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6/19 正しく歩いて、姿勢保持に生かそう

 子供たちの授業風景を見ていますと、姿勢が崩れ、上体を机に伏せていたり、背もたれに寄りかかり足を投げ出したり、頬杖をついたりしている子供などが、散見されます。

 これは、決して本人のやる気や我慢強さが足りないわけではなく、身体、感覚、環境、そして心理面といった複数の要因が複雑に絡み合っているものと思います。

 中でも、身体(筋力)の未発達は大きな要因だと思います。特に低学年子供たちは、体を真っ直ぐに支え続けるための体幹の筋肉(インナーマッスルや背筋)が十分に発達していないため、想像以上の体力を消耗してしまい、疲れて机に伏せたり背もたれに寄りかかったりしてしまうことがあります。

 また、脳や神経の感覚器が未熟であることも影響していると思います。自分の筋肉や関節がどのような状態にあるかを無意識に感知する感覚や、体の傾きやバランスを保つ感覚が未熟のため、脳が自分の体が今どのような姿勢になっているかを正確に把握できず、無意識に体を揺らしたり椅子をガタガタさせたりして、体に刺激を送りながらバランスを取ろうとしているのかもしれません。

 この体幹の筋肉や姿勢保持の感覚は、遊び(鉄棒、うんてい、ジャングルジム、登り棒、鬼ごっこ、ケンケンパなど)やスポーツなどでも培われますが、「正しく歩く」ことでも高まると言われています。


 それでは、「正しい歩き方」についてご説明します。
〇 かかとから着地し、最後は足の親指でしっかり地面を後ろに蹴り出す。

  すると、お尻(大臀筋)とお腹の奥の筋肉(腸腰筋)が連動して動き、体幹筋肉が刺激される。


〇 腕を前に振るのではなく、肘を後ろに引くように意識する。

  すると肩甲骨が動き、連動して背骨まわりの体幹筋肉が刺激される。


〇 下を向くと、頭の重さ(約4kg)で背中が丸まり、体幹のスイッチがオフになるので、少し先を見て歩く。

  すると、自然と背すじが伸び、背筋が刺激される。

※ ランドセルが軽すぎたり、肩ベルトが緩くてお尻の方まで下がっていると、バランスを取るために猫背や反り腰になるので、背中にピタッと密着するようにベルトを調整する。

  すると、歩く姿勢が劇的によくなり、体幹が働きやすくなる。


 登下校時を正しく歩き、体幹の筋力や姿勢保持の感覚を高め、学習姿勢を正し、学力向上につなげてほしいと思います。