学校の概要

本校の概要
 郡築校区は、干拓地として八代郡の財産造成の目的をもって郡独自の力で造成されたものであり、郡築の地名もそこに由来しています。
 1900年(明治33年)12月埋立工事に着手し、幾多の苦労と苦心を重ねた結果、1904年(明治37年)2月9日に竣工した(面積1063町歩)。それより漸次、近接からの入植者によって開拓が始まりました。
 1907年(明治40年)、時の古城弥二郎は児童の教育の必要性を思い、自ら設立者として認可を受け、同年7月10日、瓢箪廻しの元の海面埋め立て事務所を校舎として私立尋常小学校を開校しました。これが本校の創立です。児童101名、教育費279円6厘は全て、子どもの教育を望む住民の寄付によるもので、住民の教育に対する思いは強いものでした。
 校区の位置は、八代市の西端にあり八代海に臨み、東は松高校区・南は八代校区、北は八千把・昭和校区に接し、八代市役所から本校まで約6.5㎞の距離にあります。
 本校区は郡築開拓をそのまま校区にしている農村地域で、干拓が進んだ結果、近年はメロンやトマトなどのハウス栽培、路地野菜が盛んになり、豊かな農業地帯として発展しています。
 苦労を重ねて開墾してきた土地柄から、校区民は勤労精神に富んでおり、皆共に苦労をしてきたという思いから平等概念が顕著です。また、郷土の学校として学校への理解もあり協力的です。地域をあげての「愛・あいさつ運動」及び「七中校区学校・園支援事業」など地域における幼保小中連携活動として活発です。
 平成19年には、創立百周年実行委員会が発足し、平成20年11月2日に「創立百周年記念式典」が行われました。
 平成20年度から、「放課後子ども教室」が開設され、1・2年生児童の希望者を対象に週2回(火、木曜日)の実施され、平成27年度は文部科学大臣表彰を受けました。