学校生活

2020年12月の記事一覧

教師の出番は最小限に

12月10日(木)

 (5年算数の話題が続きます…。)

 今日は、台形の面積を求める方法について学習していました。子ども達は、図を使って考え、それを式に表し、さらにどのように考えて解いたのかその説明を書きました。子ども達は、この学び方に慣れ、説明を書いたり実際に説明したりするのも分かりやすくできるようになってきました。

 今日驚いたのは、教師の出番はほとんどなかったことでした。一人が発表すると、それに対して質問し、それに答える。さらに、「だから…」と続きを説明したり、「ここまではわかったんだけど、…」とさらに疑問を出したり…。子ども達が、問いを発しながら学んでいく姿でした。教師の出番は、子ども達の考えを黒板に書きとめ、電子黒板の使い方を補助したことと、説明のよかったところを褒め、「今ので納得した?」と確認したことでした。子どもたちにとって、「学んでいる」ことを実感し、充実した時間だったと思います。 

一人学び

12月9日(水)

 12月も半ばに入り、どの学年も2学期の学習のまとめをする時期に入りつつあります。

 5年生算数では、面積の学習を一段落したところで、問題集を使って2学期の復習をしていました。鉛筆が止まっていた児童が、「ええっと、分数のたし算は…」と言いながら、教科書の分数のページをパラパラとめくり始めました。すると、前の席の児童が、「僕も、教科書とかノートを見たら思い出したよ!」 

 まず、自分の頭で考える。教科書やノートなどを振り返ってみる。ここまでが一人学びです。それでもわからないときは、友達や先生に質問する。この一連の学び方は、子ども達が生涯学び続けていくうえでの基盤になると思います。

全ての子どもに

12月8日(火)

 4年算数では、「分数のたし算ひき算」を学習しています。4年教室に行くと、ちょうど帯分数どうしのたし算の仕方を説明しているところでした。ノートに計算式を書くだけでなく、どのように考えて解いたのか、そのようにしてよい根拠は何か、などを伝えられて本当に理解したことになります。指名された数人だけでなく、教室にいる全ての子どもに説明する機会をつくることが、強いては一人一人を大切にした授業につながっていくと考えています。

学んだことを使うと

12月7日(月)

 ここ数日は朝の気温が下がったせいか、通勤途中に乙女橋を渡るとき、緑川の川霧であたりがなんとも幻想的な雰囲気になっています。

 5時間目に、5年生が先日も紹介した算数「面積」の学習をしていました。今日は、三角形の面積をどうにかして求めようというものでした。子ども達は、すでに長方形、正方形、平行四辺形の面積の求め方は学習しているので、それを使えないかという視点で求め方を考えていました。切って長方形に変形したり、三角形をもう一つ合体させて平行四辺形にしたり、…。学んだことを使うとさらに新たなことが発見できるのが、算数・数学の面白いところです。 

課題を改善するために

 

 

 

 

 

 

 

12月4日(金)

 今日は、6時間目に児童会が企画運営する児童集会を行いました。どの委員会からも、お知らせやお願いを画用紙に書いて提示したり、実演を交えたりして、1年生にも分かりやすく伝えていました。

 保健委員会からは、おしゃべりで1m、咳で2m、くしゃみで5mの距離まで唾液が飛んでしまうことを、テープで実際の長さを見せながら教えてくれました。体育委員会からは、ワクワク昼休みとボールで遊ぶときに注意することについてお知らせしていました。また、執行部からは、登校中の挨拶運動についての提案がありました。

 いずれも、今、乙女小で課題になっている「ボールでのけが」「挨拶」など、自分たちで改善していこうと考えて取り組んでいこうというものです。現状から課題を見いだし、それを改善するための対策を考えて実行する…必ず生きた力になると思います。