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2020年4月の記事一覧

「小野部田小学校」とは・・・?

 校内の様子をふらっと巡回してみました。

 まず目にとまったのは、子どもたちが毎日登下校する昇降口の壁に、大きく貼りだしてありました。「誰にでも笑顔で・・・、独りぼっちをなくし・・・、全員仲良く、楽しく協力しよう」とありました。私自身の不安が、少し取り除かれたような気がしました。

 

 

 

 次は外へ出てみました。すると、先生方が協力して、花壇やプランターの花に水をまいておられました。臨時休校中、子どもたちがいない間、ていねいに管理をされていました。ある先生の今年のモットーは「花いっぱいの学校を目指す。」と宣言していただきました。

 

 

 

 

 

 校舎の裏に回ると、今度は体格のいい先生方が、耕耘機やスコップを使って、砂場の砂を柔らかく耕されていました。明日から登校してくる子どもたちが怪我をしないように、泥だらけになりながら、雑草と戦っておられました。

 

こんな先生方に囲まれて、これから一年、負けないように、私なりの「小野部田小学校」を目指したいと、うれしくなりました。

 

 

 

 

小野部田小学校に赴任して・・・

 新型コロナウィルス感染拡大防止のために措置された臨時休校から、そのまま春休みへと突入してきましたが、やっと8日(水)から通常通り新学期が始まります。感染防止を大前提として式を簡略化したり、さまざまな行事を中止・延期しての開始となります。

 校内を見回すと、正面玄関の前に、見事に桜の花が咲き乱れていました。また、正面玄関の前のプランターにも、たくさんの花が咲いていました。

 また、給食室の裏にも回ってみました。すると、誰にも注目されることのない土手の桜も、堂々と咲いていました。

 誰かに見ていられようと、見ていられまいと自然は自分がなすことを精一杯やり遂げている姿に、考えさせられるものがありました。

 先週の職員会議で先生方に、「目配り、気配り、心配り」や「自分は後、人が先」と所信表明をさせていただきました。

 「子どもに篤く夢を語れる、豊かな感性を持った職員集団」でありたい、としみじみと感じました。

地域のぬくもりに触れる

学校の玄関には、いつもきれいな花が素敵な花瓶に生けてあります。てっきり、「卒業式に使った花がよく咲いたままでいるな」と思い込んでいたら、なんと地域の方が定期的に生け変えていただいているとのこと。聞くところによると、自宅に咲いている花を活用して、毎週月曜日に来校されているようでした。殺風景な玄関が、華やかに、また心和む雰囲気に変わります。

さまざまな方が小野部田小学校のため、子どもたちのためにと心配りされている姿に、心の底から「ありがとうございます。」と感じました。

ちなみに、中小野の勝木加代子さまにお世話になっています。本校の学校評議員も務めていただいています。いつも、ありがとうございます。

地域の想いをひしひしと・・・

 学校に来てまず気づいたのは、グラウンドの片隅にある「創立百周年之碑」です。子どもたちの活動を見守るように、堂々とそびえ立っています。石板には「明治五年、学制が発布さるるや長谷寺に小野小学校、三宝寺に部田小学校が創設さる。明治八年両校を合併、北部田に校舎を建築し、翌九年五月一日尋常吉里小学校として開校す。教育の進展にともない、明治三十年校舎を新築、小野部田尋常小学校と改め、その後幾度かの学制改革を経て、昭和三十九年三月二日現在地に移転す。この間、百星霜、幾多の人材を生み、文教の里として名声を髙め今日に至る。ここに創立百周年を記念して盛大に式典を催し、教育の向上と郷土の発展を祈り、この碑を建つ。」とありました。当時から長きにわたり、「校区民」と卒業生の「篤い想い」で見守られていることに、郷土の誇りと期待をしひしと感じ、身の引き締まる思いでいっぱいになりました。