水上学園日記
寒さのなかにも学びの熱気
1月も最終週を迎えました。新年の賑わいが落ち着く間もなく、3学期が飛ぶような速さで過ぎ去っていくのを感じます。
先週末から全国を襲った強烈な寒波。本校でも水道管の凍結という不測の事態を防ぐため、校内の元栓を閉めるなどの対策を講じてきました。しかし、玄関前にある屋外の水道からは、わずかに漏れ出した水が厳しい冷気にさらされ、一晩のうちに50センチほどの見事な氷柱となって現れました。自然が作り出した透明な彫刻に、登校してきた子供たちも驚きの声を上げていました。
外は凍てつく寒さですが、校舎の中は子供たちの学びの熱気で満ちています。
算数の時間
5年生は円と多角形の関係を探る学習に取り組んでいました。「ここはどうしてこうなるの?」と、友達のノートをのぞき込みながら教え合う姿。自分たちの言葉で納得するまで話し合うプロセスが、学びを確かなものにしています。正に、個別最適な学びと協働的な学びが一体的になっている瞬間です。
道徳の時間
6年生は手塚治虫さんの教材を通し、「あきらめない心」について議論していました。困難に直面したとき、自分ならどう向き合うか、それぞれの考えを出し合い、多面的・多角的に考えていました。
美術の時間
8年生は粘土細工に没頭していました。本物の和菓子と見紛うばかりの繊細な「うさぎ」や「バラ」。指先に神経を集中させ、一つひとつ形を整えていく真剣な眼差しは、まさに芸術家そのものでした。
国語の時間
9年生は教科書の記述を根拠に、自分の考えを深め合うグループ学習。SNSの普及や情報過多な現代において、「言葉」をどう使い、どう向き合うべきかについて考え、議論していました。学年が上がるにつれ、多角的な視点から意見を交わす姿に頼もしさを感じます。
残念ながら、校内では依然としてインフルエンザの流行が続いています。この厳しい寒さはもうしばらく続く予報ですので、ご家庭でも引き続き手洗い・うがいの徹底と、十分な睡眠、栄養摂取を心がけていただければと思います。
「1月行く、2月逃げる、3月去る」と表現される3学期。正に「光陰矢の如し」。一日一日を大切に、この寒さに負けない心と体を育みながら、充実した学校生活を送りたいものですね。
凛とした寒さの中で見つけた、小さな「冬」の不思議
日本列島を今季一番の強い寒波が覆っています。東北や北陸からは大雪のニュースが届いていますが、ここ水上村は、刺すような冷気の中にも、吸い込まれそうなほど深い「水上ブルー」の青空が広がっています。
そんな凍てつく朝、1年生たちが「ふゆみつけ」に校庭へ飛び出してきました。
「うわっ、つめたい!」
いつもお昼休みに元気いっぱい遊んでいるジャングルジムや雲梯。その鉄の感触は、まるで氷に触れているかのようです。秋には鮮やかな黄金色で私たちの目を楽しませてくれたイチョウの木も、今はすっかり葉を落とし、冬の空に静かに枝を伸ばしています。子どもたちは、肌に感じる冷たさや景色の変化を通して、季節が確実に進んでいることを五感で学んでいるようでした。
ふと足元に目を向けると、駐車場でも面白い発見がありました。
地面の透水ブロックにある丸い穴。そこにある苔や土が、霜柱の力によってぐぐっと押し上げられ、まるで地面から浮き上がっているようです。自然が作り出すこの不思議な造形に、子どもたちも興味津々。寒さの中にも、こうした小さな発見や驚きが隠れているのですね。
「冬来たりなば春遠からじ」
この厳しい寒さを耐え忍ぶからこそ、春の暖かさが待ち遠しく、また尊いものになります。植物たちが土の下で春を待つように、今は力を蓄える時期かもしれません。
今週末はさらに冷え込み、雪の予報も出ています。学校内でもインフルエンザが蔓延し、体調を崩す児童が増えています。この週末は不要不急の外出を避け、ご家庭で暖かくして過ごしてください。
月曜日、また元気な子どもたちの笑顔に会えるのを楽しみにしています。
オンラインでつながる全校集会 ― 寒波に負けず、志は熱く
厳しい寒波が日本列島を包み込み、水上学園の校舎周辺もキリリとした冷気に包まれています。暦の上では大寒を過ぎ、今季一番と言われる寒さはやはり体にこたえますね。
本日、児童生徒会による全校集会が行われました。本来であれば体育館に全校児童生徒が一同に会し、顔を合わせて行う予定でしたが、現在、校内ではインフルエンザが流行しています。
学年によって状況は異なりますが、学校全体としては大流行となった12月上旬と同じくらいの罹患者数となってしまいました。これ以上の感染拡大を防ぐため、そして何より子供たちの健康を第一に考え、今回は急遽、オンライン形式での開催に切り替えました。
### 画面越しに伝わる、リーダーたちの熱意
各教室をGoogle Meetでつなぎ、大型モニターに映し出される仲間たちの姿。直接会えないもどかしさはありますが、画面の中の役員や委員会の人たちは、そんな状況を感じさせないほど堂々と、そしてハキハキとした態度で進行や発表を務めてくれました。
掲げられた令和7年度の児童生徒会スローガンは「アドベンチャー ~始めよう!一人一人が自分らしく輝く物語(ストーリー)を~」。このスローガンのもと、自分たちの学校をより良くしていこうという熱い思いが、デジタル通信の壁を越えて、それぞれの教室で見守る児童生徒たちにしっかりと届いたはずです。
### 9年生へのエールと、健康管理のお願い
さて、特に気をつけてあげたいのが、人生の大きな節目である受験シーズンに突入している9年生です。彼らにとって、今はまさに一分一秒が惜しい、気が抜けない時期。学校でも「うがい・手洗い・換気」の徹底を呼びかけ、教室の環境保持に細心の注意を払っています。
ご家庭におかれましても、以下の点に改めてご配慮いただけますと幸いです。
- 十分な睡眠と栄養の摂取(免疫力を高めましょう)
- 不要不急の外出を控えること
- 朝の検温と健康観察の徹底
「寒いね」と言い合う代わりに「頑張ろう」と励まし合える、そんな温かい冬にしていきたいものです。この寒波と流行をみんなで乗り越え、また元気な笑顔が体育館に揃う日を楽しみにしています。
「想いのタスキ」を次世代へ ― 生徒会役員任命式・引継ぎ式 ―
先日の生徒会役員改選を受け、本日、新生徒会役員の任命証交付式、並びに旧役員への感謝状贈呈式を執り行いました。体育館に集まった児童生徒たちの表情からは、一つの大きな節目を迎えたという、心地よい緊張感が伝わってきました。
いよいよ、児童生徒会の世代交代の時期です。
これまで学校を引っ張ってくれた旧役員の皆さんは、「明るく・楽しく・元気な水上学園」の実現を目指し、常に先頭に立って活動してくれました。特に、校内の活気を呼び起こそうと企画・展開した「新あいさつ運動」は、学園全体に清々しい風を吹き込んでくれました。自分たちで考え、行動し、より良い学校をつくろうと奔走してくれた旧役員の皆さん、その情熱と努力に心から感謝します。本当にお疲れ様でした。
式の中では、タスキを受け継ぐ新生徒会長から、旧役員の一人ひとりへ感謝状が贈られました。先輩たちが築き上げた足跡への敬意と、次は自分たちが引き継ぐのだという強い覚悟が感じられる、非常に感動的な光景でした。
新役員の皆さんには、先輩たちが大切にしてきた思いをしっかりと受け継ぎながらも、決してそれだけに留まることなく、新しい時代にふさわしい、水上学園の新たな伝統を自分たちの手で築いていってほしいと願っています。皆さんの若いエネルギーと新しい発想で、この学園がさらに輝いていくことを大いに期待しています。
保護者の皆様、地域の皆様。子供たちが自ら主体となって歩み出す、これからの「水上学園児童生徒会」の活躍を、どうぞ温かく見守り、応援していただければ幸いです。
地域とプロの技が彩る、感謝のケーキ作り
今年度最後となるクラブ活動の時間。校内を歩いていると、家庭科室から甘く幸せな香りが漂ってきました。「地域探索・交流クラブ」が、一年の締めくくりにふさわしい特別な活動に挑戦していました。
今回の活動は、なんと本格的なケーキ作りです。講師としてお招きしたのは、長年関西方面でパティシエとして活躍され、退職後に故郷である水上村に戻られた椎葉さんです。本物の職人さんから直接手ほどきを受けられるという、子どもたちにとってこれ以上ない贅沢な学習の機会となりました。
写真からも伝わるように、その指導は本格的です。スポンジを均等にスライスする繊細な包丁さばき、生クリームを美しく塗り広げるナッペの技術。子どもたちは、椎葉さんの魔法のような手つきを真剣な眼差しで見つめていました。また、当日は椎葉さんだけでなく、地域のボランティアの方々もお手伝いに駆けつけてくださり、あたたかな雰囲気の中で作業が進んでいきました。
そして、このケーキに欠かせない主役のイチゴ。実はこれ、本校の保護者であるイチゴ農家の方から「子どもたちのために」と譲っていただいたものなのです。水上村の豊かな大地で育った真っ赤に輝くイチゴが、子どもたちの手によってデコレーションされ、まるで宝石箱のような素晴らしいケーキが完成しました。
最後には、自分たちで作ったケーキを前に、みんなで最高の笑顔でピース。
本校が目指しているのは、「地域とともにある学校」です。地域の達人に技を学び、地域の恵みをいただき、地域の皆様の愛情に見守られながら、子どもたちは成長しています。今回のケーキ作りは、まさにその象徴のような時間でした。
講師を務めてくださった椎葉さん、お手伝いいただいた地域の皆様、そして美味しいイチゴを届けてくださった保護者の方に、心より感謝申し上げます。
皆さんの真心が詰まったケーキの味は、きっと子どもたちの心に一生残る甘い思い出になったことでしょう。