水上学園日記
寒風を切り裂いて!〜9年生ロードレース試走と人生のレース〜
今朝の熊本県水上村は、とても冷え込みましたね。現在の気温は7°C、乾燥注意報も出ており、身の引き締まるような寒さです。寒さに負けず、子どもたちは元気に登校し、インフルエンザから復帰した児童生徒の姿も増えてきました。学校に活気が戻り、大変嬉しく思っています。
さて、学校では来る12月19日(金)のロードレース大会に向けて、準備と練習が本格化しています。
特に、今日は9年生が体育の時間に大会コースでの試走を行いました。冷たい風が吹き付ける中、子どもたちは懸命に走っていました。その姿は、まるで冷たい風を切り裂いて前進する刃のようでした。
ロードレース大会は、単に順位を競うだけでなく、以下の目的を持っています。
* 自ら目標を立て、努力する主体性の育成
* 最後まで走り抜く持久力と精神力の育成(粘り強さ)
9年生は、今まさに高校受験という「自分の人生のレース」に向けて、大切な時期を迎えています。目標を定め、試行錯誤しながら努力を重ねる姿は、まさにこの大会の目的に通じるものです。今日の試走での力強い走りは、受験という大きな壁を乗り越えるエネルギーを蓄えている証だと感じました。
「走る」という単純な運動ですが、自分と向き合い、ペースを考え、粘り強くゴールを目指す過程は、生きていく上で必要な力を養います。
子どもたち全員が、大会当日、そしてその先の人生のレースにおいても、今日のように力強く前進できるよう、私たち教職員も全力でサポートしてまいります。
保護者のみなさま、地域のみなさま、当日は子どもたちへの温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします!
新しい学びのカタチ!熊本県学力・学習状況調査を実施しました
今年度の熊本県学力・学習状況調査を実施しています。この調査は、児童生徒の学力や学習状況を把握し、今後の教育指導の充実に役立てる目的で行われています。
後期課程(中学年)は「CBT」を初導入!
後期課程(第7・8学年)は、今年度初めて、CBT(Computer Based Testing)方式で実施されました。
CBTとは、タブレット端末を使って、画面上で問題に答え、解答していく方式のことです。生徒はヘッドセットを装着し、国語や英語の聞き取り問題、さらには動画を見て答える問題にWeb上で取り組みました。
まさに、GIGAスクール構想で整備された一人一台端末を活用した、新しい学びのカタチを実感することができました!生徒は皆、日頃の学習の成果を発揮しようと、真剣に画面に向き合い、集中して取り組んでいました。
前期課程(小学年)は「PBT」で実施!
一方、前期課程(3~6年)は、従来通りのPBT(Paper Based Testing)方式で実施されました。
PBTとは、紙の問題用紙と解答用紙を使って、鉛筆などで記入していく、お馴染みのテスト方式のことです。国語の聞き取り問題はラジカセやパソコンを活用しましたが、それ以外は紙と向き合うスタイルです。後期課程とはまた違った緊張感の中、最後まで粘り強く問題に取り組んでいました。
インフルエンザ等で欠席した生徒の皆さんへ
インフルエンザなど体調不良で調査を受けられなかった児童生徒については、予備日(12月5日(金)、8日(月)、9日(火))に実施しますのでご安心ください。体調をしっかり整えて、後日頑張りましょう!
この調査結果を基に、より一層、本校の教育指導の改善に努めてまいります。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、各児童生徒の結果については、1月末ごろにお知らせする予定です。
体育公開授業と生徒の頑張り!
8年生保健体育科公開授業を実施しました
本日12月3日(水)、球磨教育事務所から指導主事をお招きし、水上学園運動場にて第8学年保健体育科の公開授業を実施しました。
本時のテーマは、「自分に合ったピッチとストライドを考え、一定のペースを守って走る」こと。「効率的な走りのポイントを身に付けよう!」をめあてに、持久走の活動を通して、自分にとって最も良いペースと走り方を見つける学習に取り組みました。
課題解決に向けた主体的・対話的な学び
授業ではまず、ピッチ走法とストライド走法の2種類を試走し、どちらが自分の体力や感覚に合っているかを比較しました。生徒たちは、前時に学んだ呼吸法(2呼2吸など)のポイントも意識しながら真剣に取り組みました。
その後、いよいよ10分間走です。生徒たちは2人1組でペアを組み、走者は設定した自分の目標ペースを意識して走り、ペアの仲間は100mごとのラップタイムや気付きを記録しました。
走った後には、心拍数やドキドキメーターを記入し、ペアで撮影した動画を見ながら、自分のペースやピッチ・ストライドの変化について熱心に分析し合う姿が見られました。主体的に学び、仲間と対話しながら課題解決に向かう、大変素晴らしい学習の様子でした。
病に負けず、一生懸命に取り組む生徒たち
さて、現在、他学年でも新規感染者が出始め、インフルエンザが流行しています。そんな中、本日の体育の授業では、病み上がりでまだ本調子ではない生徒もいましたが、自らの体調と相談しながら、懸命に走る姿、一生懸命に学ぶ姿を見ることができました。その頑張りには心から拍手を送りたいと思います。
しかし、明日からは予報によると冷え込みが厳しくなるようです。保護者の皆様におかれましても、引き続き生徒たちの体調管理、特に手洗い・うがいなどの感染症対策にご協力をお願いいたします。
イチョウの絨毯と健康管理のお願い
学校の周り、特に運動場の外側の道路沿いのイチョウ並木が、今、まさに見頃を迎えています。黄金色に染まった葉が風に舞い、道路脇には鮮やかな黄色い絨毯が敷き詰められたような美しい光景が広がっています。子どもたちは、この季節の移り変わりを感じながら登校しています。
さて、学校では子どもたちがそれぞれの目標に向かって日々活動していますが、残念ながら、インフルエンザの報告が今日も増加しています。学校全体で感染予防に努めていますが、集団生活の中で感染症の広がりを止めるのは難しいのが実情です。
特に心配なのは、来週に修学旅行を控えた8年生です。教室を覗くと、京都での班別自主行動の計画を、タブレットを使って熱心に練っている最中でした。「ここで抹茶パフェを食べよう!」「清水寺から金閣寺への移動ルートは?」など、期待に満ちた笑顔が弾けていました。
「どうか、みんな元気に修学旅行に参加できますように」と、心から願っています。
つきましては、保護者の皆様に改めて感染拡大防止へのご協力をお願い申し上げます。
- 登校前の健康チェック(検温、体調確認)を必ず行ってください。
- 少しでも体調が悪い場合(発熱、咳、だるさなど)は、「これくらいなら大丈夫」と無理をせず、登校を控えて休養し、病院受診をお願いします。
- 引き続き、手洗い・うがいの徹底、適切な換気にご協力をお願いします。
子どもたちの学びを止めないため、そして8年生が最高の思い出を作れるよう、学校・家庭・地域が一丸となってこの流行期を乗り越えていきましょう。
師走に入り、冬休みまでラストスパート!感染対策も万全に!
今日からいよいよ師走。2学期も残すところ登校日数は18日となりました。短い期間ですが、学園では様々な行事が控えています。
特に、8年生は来週7日から楽しみにしている修学旅行へ出発します!事前学習を通して、日本の歴史や文化を深く学ぶ良い機会になることを願っています。
そして、再来週19日には、全校生徒が自己の体力と精神力の限界に挑む校内ロードレース大会が予定されています。
しかしながら、先週から校内でインフルエンザが流行しています。
週明けの今日は欠席者が多く、寂しい状況が続いています。特に大切な受験を控えた9年生にとっては、体調管理が何よりも重要です。
この状況を受け、学校では改めて基本的な感染症対策を徹底しています。
帰りのバスに乗る前の手指消毒やマスク着用を呼びかけ、児童生徒の健康と安全を守るよう努めています。
冬休みまであとわずかです。生徒の皆さんが、体調を崩すことなく、学習や行事に全力で取り組み、元気に2学期を締めくくることを願っています。
ご家庭や地域の方々におかれましても、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
みんなで元気にこの師走を乗り切りましょう!
空席が目立つ教室
バスに乗る前にはマスク着用の確認と手指消毒
私たちの安全を守るヒーロー!~多良木警察署見学~
爽やかな秋晴れの下、3年生の子どもたちが元気いっぱいに学校を出発しました。
今日の行き先は「多良木警察署」。社会科の授業「安全な暮らしを守る」という単元の学習として、実際に地域の安全を守っている警察署へ見学に行きました。
普段、教科書で学んでいることでも、やはり「本物」に触れる経験は何よりの学びになります。
警察署では、警察官の皆さんが実際に使用している装備品を見せていただきました。シュッと伸びる警棒や、警察手帳などを目の当たりにし、子どもたちの視線は釘付けです。
また、事件や事故の現場で身を守るための防刃チョッキを着させてもらう体験もありました。「うわっ、重い!」「これを着て走るなんてすごい!」と、その重みから、命を守る仕事の責任の重さを肌で感じているようでした。タブレット端末を使って、学んだことをしっかり記録に残す姿も頼もしい限りです。
さらに、子どもたちが大興奮だったのがパトカーの乗車体験です。
かっこいいパトカーの座席に座らせてもらい、無線機やたくさんのスイッチ類を間近で見学。「ここから緊急の連絡をするんだね」と、いち早く現場に駆けつけるための工夫にも気づくことができました。
私たちの暮らしが安全で平和であるのは、こうして24時間体制で交通事故や事件から守ってくださる警察官の皆さんのおかげです。
質疑応答の時間では、「どんな時にやりがいを感じますか?」「大変なことは何ですか?」など、たくさんの質問が飛び出しました。一つひとつ丁寧に答えてくださる署員の方々の真剣な眼差しに、子どもたちも「自分たちの町は自分たちで守る」という意識を高めたのではないでしょうか。
最後は全員で、おまわりさんと一緒に「敬礼!」のポーズで記念撮影。
多良木警察署の皆様、お忙しい業務の中、子どもたちのために貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
これからも水上学園の子どもたちが、交通ルールを守り、安全に過ごせるよう学校でも指導を続けていきます。
笑顔もホクホク!秋の実り、サツマイモ掘り体験!
秋晴れの爽やかな日、1・2年生が待ちに待ったサツマイモ掘り体験に出かけました!
夏前に小さな苗を植えたことを覚えていますか?あの暑い暑い夏を乗り越え、大地の下でぐんぐん育ったサツマイモたちに会いに、子どもたちは畑まで元気いっぱいに歩いていきました。
畑に着くと、子どもたちは目を輝かせ、夢中になって土を掘り始めます。「あった!」「おっきいぞ!」と、歓声があちこちから上がり、手や服、長靴を泥だらけにしながら、一生懸命サツマイモを掘り出しました。掘り出すたびに、その重さと大きさに驚きと喜びの表情。自分の手で収穫する喜びは格別です。子どもたちの笑顔もサツマイモのようにホクホクと輝いていました。
立派に育ったサツマイモを抱える子どもたちの姿を見ていると、自然の恵みと、それを見守り、育てることの大切さを改めて感じます。
感謝の気持ちを込めて
この畑は地域の方からお借りした畑です。また、用務員の先生が、植え付け前から、草刈りをしたり耕したりしてくださいました。そして、地域の皆様に温かく見守っていただきました。そうした皆様のおかげで素晴らしい実りを得ることができました。心より感謝申し上げます。子どもたちにとって、地域の皆様の支えが、学びの大きな力となっていることを実感する一日となりました。
さて、子どもたちが持ち帰った大きなサツマイモは、きっとご家庭で様々な美味しい料理に姿を変えたことでしょう。焼き芋?大学芋?それともスイートポテトかな?ぜひ、お子様から今日の畑での様子を聞いてみてください。
収穫の喜びと、たくさんの感謝の気持ちを胸に、これからも子どもたちの豊かな学びを支えてまいります。
黄色い帽子と黄色いイチョウ!明るく・楽しく・元気な昼休み!
秋が深まり、学校の周りの山々も鮮やかに色づき始めました。特に目を引くのは、運動場の隅でひときわ輝く大きなイチョウの木です。見事な黄金色に染まり、青空の下でキラキラと輝いています。ジャングルジムの上でポーズを決めている子どもたち。みんなの黄色い帽子と、背景の鮮やかなイチョウの黄色が重なって、まるで絵本のような風景ですね。
今日は雲一つない気持ちの良い晴天で、1年生から4年生の子どもたちが遊具や運動場で元気に走り回っていました。その明るい笑顔と、楽しそうな声が学校中に響き渡り、改めて「明るく・楽しく・元気な水上学園」の活気を実感しました。子どもたちのこのエネルギーこそが本校の宝です。
さて、ニュース等でも報じられているとおり、インフルエンザが流行しています。本校でも、体調を崩す児童生徒が増え始めており、保護者の皆様には改めて体調管理へのご協力をお願いいたします。
- 手洗いうがい:帰宅時や食事前の徹底をお願いします。
- 十分な睡眠と栄養:免疫力を高める基本です。
- マスクの着用:咳やくしゃみが出る場合は、他者への配慮としてマスクをお願いします。
もし体調がすぐれない場合は、無理をせずにお休みし、早めの病院受診をお願いします。
学校とご家庭が連携し、子どもたちの健康を守っていきましょう。
黄金色のイチョウの下で、子どもたちがこれからも毎日笑顔で過ごせるよう、学校も努めてまいります。
学びと交流、そして健康管理の大切さを感じた一日
三連休明けの11月25日は、学園全体が活気に満ちた、そして少し緊張感も漂う一日となりました。
後期課程は期末テストスタート!
後期課程では、今日から期末テストが始まりました。日頃の学習の成果を試す大切な機会です。写真は7年生です。真剣に問題に取り組む生徒たちの姿に成長を感じます。
地域とともにつくる学び:読み聞かせの温かい時間
お昼の活動では、全学年で楽しみにしている読み聞かせが行われました。村内外から多くの読み聞かせボランティアの皆様にお越しいただき、物語の世界へと引き込まれる温かい時間を過ごすことができました。地域の方々の深い愛情が、子どもたちの豊かな心を育んでいます。ボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。
未来の学びの創造に向けて:連携と協働
この日は、本校の教育に大きな関心を寄せてくださる多くの皆様が来校されました。
午前中には、熊本県教育委員会高校教育課高校魅力化推進室から3名の皆様。水上学園の学びが、将来の高校生活、さらには地域にどのように繋がるか。その可能性を探る貴重な視察となりました。
また、午後には相良村学校規模適正化検討委員会の皆様12名が、本校の様子をご覧になりました。小中一貫教育の強みを活かし、中学校の先生が指導する英語や音楽の授業を大変興味深くご覧になっていました。
多くの方々との交流を通じて、本校の魅力の再確認ができ、さらには改善点を見つめ直す良い機会となっています。ご来校いただいた皆様、大変ありがとうございました。
健康管理にご協力ください
一方で、この日、発熱や頭痛を訴える児童生徒が増加し、早退者も多く見られました。検査の結果、インフルエンザの連絡も増えてきており、学校として感染拡大防止に努めているところです。
2学期も残すところ約1か月となりました。子どもたちが元気に締めくくりを迎えられるよう、ご家庭でも引き続き、手洗いうがい、十分な睡眠と栄養といった予防に努めていただきますようお願い申し上げます。
命の温もりと秋の風 ~1・2年生 動物ふれあい体験~
今朝は今シーズン一番の冷え込みとなり、冬の訪れを肌で感じる朝でした。しかし、日中は素晴らしい秋晴れとなり、太陽の暖かさが心地よい一日となりましたね。
さて、本日は1・2年生が、生活科の学習として南稜高等学校へ「小動物ふれあい体験活動」に出かけました 。
子供たちは、高校のお兄さんお姉さんに案内されながら、たくさんの動物たちと触れ合いました。ウサギやヤギに恐る恐る、でも優しく餌を差し出す姿や、元気なワンちゃんを撫でて笑顔になる姿が見られました。また、水槽の中を泳ぐ魚たちを興味深そうに覗き込む眼差しも真剣そのものでした。
今回の活動の目的である「小動物とのふれあいを通して、命の温もりを感じる」こと、そして「生きものや自然を大切にする心情を養う」ことが、子供たちの表情からしっかり達成できたと感じています。
活動の後半は、ポカポカ陽気の下、芝生の広場でお弁当を広げました。青空の下、みんなで食べるお弁当は格別の味だったことでしょう。昼休みには「秋探し」も行い、自然の季節の移ろいも肌で感じることができたようです。
教室の中だけでは学べない、貴重な体験ができた一日でした。
明日からは3連休となります。朝晩の気温差が大きくなっていますので、体調管理には十分お気をつけて、よい休日をお過ごしください。