水上学園ブログ

水上学園日記

紅梅が告げる春の足音、9年生の「あと10日」

2月も残すところあと1週間となりました。ふと中庭に目を向けると、鮮やかな紅梅が次々に花を咲かせています。青空に映えるそのピンク色は、冬を耐え抜いた力強さと、新しい季節の訪れを感じさせてくれます。

教室で見つけた「10」の重み

今日、9年生の教室前を通りかかると、掲示されている「進路カレンダー」が目に留まりました。そこには、卒業まで、そしてこの学び舎に登校する日数が「残り10日」であることが記されていました。「10」という数字をどう感じるでしょうか。受験という大きな壁に立ち向かっている彼らにとっては、緊張感のあるカウントダウンかもしれません。しかし、同時にこの校舎で仲間と笑い、語り合える時間が、砂時計の最後の一粒のように、とても貴重なものに思えてなりません。

かけがえのない「今」を刻む

教室をのぞけば、カメラにピースを送ってくれる元気な笑顔があります。「WE CAN! WE MUST! WE WILL!」という掲示物の通り、自分たちの可能性を信じて突き進もうとする9年生の姿は、下級生にとっても大きな道標です。卒業式までの10日間は、単なる通過点ではありません。

当たり前だった授業、昼休みのはしゃぎ声、放課後の静かな教室

そのすべてが、彼らの人生の土台となる「水上学園での最後の記憶」として刻まれていきます。

私たちは、彼らがこの10日間を一日たりとも無駄にせず、充実した時間を過ごしてくれることを願っています。そして迎える3月8日の卒業式。涙と笑顔が混ざり合う、最高の旅立ちの日にしましょう。その先に広がる未知の未来が、この紅梅のように美しく花開くものであることを、教職員一同、心から信じています。

あと10日。一分一秒を、大切に。

地域の味、伝統のバトンをつなぐ調理実習

窓の外には春の気配が漂い、調理室からは出汁の芳醇な香りが廊下まで広がっています。7年生は家庭科の授業で「郷土料理」の調理実習を行いました。

今回挑戦したのは、私たちの地域に古くから伝わる「つぼん汁」「まぜご飯」「白和え」「ねったんぼ」の四品。地域の行事やお祝いの席には欠かせない、心温まる献立です。

この学びを力強く支えてくださったのは、いつも水上学園を温かく見守っていただいている地域の女性部の皆様です。

匠の技を間近で学ぶ

生徒たちは、慣れない手つきで包丁を握り、こんにゃくを切ったり、野菜を細かく刻んだりすることに大苦戦。しかし、各グループに入ってくださった女性部の皆さんが、「ここはこうすると味が染みやすいよ」「包丁はこう構えて」と、優しく、時には職人のような鋭い眼差しで丁寧に指導してくださいました。

教科書を読むだけでは決して得られない、経験に裏打ちされた「生きた知恵」。生徒たちの表情は真剣そのもので、鍋の中で具材が踊る様子を食い入るように見つめていました。

世代を超えた「おいしい」の共有

調理が進むにつれ、調理室には活気ある対話が溢れました。
「昔はね、この料理をこうやって作っていたのよ」
そんな地域の歴史や食文化に触れるお話は、生徒たちにとって何よりのスパイスになったはずです。

出来上がった料理を口にした生徒たちの顔には、パッと明るい笑顔が広がりました。
自分たちの手で作った喜びと、地域の方々と一緒に作り上げた達成感。
「郷土の味」とは、単なるレシピではなく、こうした人とのつながりの中で受け継がれていくものなのだと、改めて実感する貴重な時間となりました。

おいそがしい中、朝早くからご協力いただいた女性部の皆様、本当にありがとうございました。
水上学園の生徒たちは、こうして地域の方々の愛情をたっぷり注がれながら、故郷の誇りを学んでいます。

次はどんな「地域の宝」を見つけることができるでしょうか。

今回の調理実習について、ご家庭でもぜひ感想を聞いてみてくださいね。

「令和の学び」へバージョンアップ!〜辻准教授と考える、今日からできる小さな一歩〜

本日は前期課程の授業参観に合わせ、鹿児島国際大学の辻慎一郎准教授をお招きし、「令和の時代にふさわしい教育」をテーマに講演会を開催いたしました 。会場では、保護者の皆様が熱心にメモを取られたり、スマートフォンを使ってリアルタイムのアンケートに参加されたりする姿が印象的でした 。

「2040年以降」を見据えた子育てのバージョンアップ

講演の中で辻先生は、今の子供たちが社会に出る「2040年以降」に視点を置くことの大切さを強調されました 。人生100年時代、学校を卒業した後の人生の方がずっと長くなります 。私たちはつい、目先のテストの点数や高校入試に意識が向きがちですが、本当に必要なのは、卒業後の「本番の人生」で力を発揮できる「資質・能力」です 。

特に印象的だったのは、アンケートで皆様が「どんな大人になってほしいか」という問いに対し、「思いやりがある」「自分で考えられる」「人から信頼される」といった、テストでは測れない「非認知能力」を多く挙げられたことです 。これはまさに、これからの時代に最も求められる力と合致しています 。

水上学園の教育と「個別最適な学び」

本校が進めているICTの活用や、一人ひとりの進度に合わせて学ぶ「AIドリル」の導入、そして自ら課題を探っていく「探究学習」についても、辻先生から「方向性はピシャリです」と力強い太鼓判をいただきました 。

少人数ならではの良さを活かし、デジタルとアナログ(本物体験)をバランスよく組み合わせる本校の教育環境は、全国的に見ても非常に恵まれているとのことです 。

今日からできる「小さな一歩」

「子育てに正解はないけれど、みんなで意見を出し合い、納得解を見つけていく力がこれからの時代には必要」という辻先生の言葉から、多くの気づきをいただきました 。

保護者の皆様におかれましても、今日からできる「小さな一歩」を考えてみませんか ?

学校と家庭、そして地域が手を取り合い、子供たちの「ウェルビーイング」を支えていけるよう、これからも共に歩んでいきましょう 。

授業参観と教育講演会へのご参加、誠にありがとうございました。

 

春の陽気の中、運動場で行われる「作戦会議」

 

2月中旬とは思えない、4月上旬並みのあたたかな日差しが運動場を包み込みました。絶好の体育日和となった2時間目、3・4年生たちが元気にサッカーの授業に取り組んでいます。

それぞれの学年で2つのチームに分かれ、ゲーム形式で対戦。子どもたちは、転がるボールを一心不乱に追いかけます。しかし、本校の体育はただボールを蹴るだけではありません。

「考える」から「つながる」へ

試合の合間、笛の合図とともに各チームが円陣を組みました。「作戦会議」の時間です。

「もっと広がって守ろうよ」「次は私が前に出るから、パスをちょうだい」

そんな声が聞こえてきます。ただがむしゃらに動くのではなく、自分のポジションを考え、仲間の動きを予測する。そして何より、仲間の気持ちを思いやりながら言葉を交わす。体育の時間は、まさに「頭と心と言葉」をフル回転させるコミュニケーションの場なのです。

育まれる3つの資質・能力

こうした光景の中に、本校が教育目標として掲げる「身に付けたい資質・能力」の姿がはっきりと見えました。

実践力:自ら考え、どう動くべきかを判断して行動する力。
表現力:自分の意見を伝え、仲間とともに高め合いながら表現する力。

作戦会議で自分たちの課題を見つめ直し、次のプレーに生かそうとする姿は、まさにこの2つの力が体現された瞬間でした。

こうした小さな積み重ねが、仲間との深い「きずな」を生み、ひいては自分たちの学び舎や地域を大切に思う「郷土愛」へとつながっていくのだと確信しています。

あたたかな春風の中、子どもたちの健やかな成長を感じる、清々しい1時間となりました。

明日2月18日は、前期課程の授業参観と懇談会、そして教育講演会を行います。保護者の皆様どうぞよろしくお願いします。

春の香りと、成長への階段

三寒四温。先週までの厳しい寒さが嘘のように、この週末は春を感じさせる温かな空気に包まれました。中庭に目を向けると、紅梅が鮮やかに咲き誇っています。温かな南風に乗って、ふわりと甘い花の香りが校舎まで届き、春の訪れを五感で感じる季節となりました。そんな春めく陽気の中、二年生の教室を覗くと、子どもたちが活気あふれる表情で作業に取り組んでいました。

これまでの自分、これからの自分

二年生は今、明後日の授業参観で行う「発表会」の準備に夢中です。黒板には「はっぴょう会にむけてじゅんびしよう」の文字。その横には「できるようになったよ」「じょうずになったよ」「二年生だいすき」といった、子どもたちの真っ直ぐな言葉が並んでいます。床に大きな模造紙を広げてプログラムを書く子、タブレットでイラストを調べながら招待状や小道具を丁寧に作る子。どの子も「自分たちの成長を伝えたい!」という意欲に溢れています。

一歩ずつ、次の学年へ

三学期も残すところ、いよいよあと一ヶ月余りとなりました。この一年間、子どもたちは勉強だけでなく、友達との関わりや行事を通して、心も体も大きく、たくましく成長しました。

発表会の準備をすることは、単なる練習ではありません。これまでの自分を振り返り、「頑張った自分」を認め、「新しい学年」への期待を膨らませる大切なプロセスです。一歩一歩、確かな足取りで成長の階段を上っていく子どもたち。明後日の授業参観では、そんな彼らの勇姿と、この一年間の輝かしい成果をぜひ温かく見守っていただければ幸いです。

中庭の梅の花が満開になる頃には、子どもたちの自信もまた、満開の花を咲かせていることでしょう。

授業参観当日は、ぜひ子どもたちの「できた!」という喜びに共感し、たくさんの拍手を送ってあげてください。

心をたぐり寄せ、なかまづくりを深める一日〜3学期人権集会〜

日中は春の気配が感じられるようになってきましたね。そのような中、「なかまづくり〜ふりかえろう・たかめ合おう〜」をテーマに、3学期の人権集会を開催しました。

集会の第一部では、1学期に各学年で掲げた「人権宣言」や学習の歩みを振り返る学年発表を行いました。低学年の子どもたちが「いのちはみんなたいせつなんだよ」というメッセージを一生懸命に伝えたり、高学年が自分たちの言葉でなかまへの思いを語ったりする姿には、この一年間の大きな成長が感じられました。全校児童生徒が互いの顔が見えるかたちに向き合い、仲間の声を真っ直ぐに聴き入る姿は、まさに温かな「なかまづくり」の風景そのものでした。

第二部では、熊本県人権教育研究協議会の会長である森山資典様をお招きし、「なかまをつくる部落に生まれて自分を語る」という演題でご講話をいただきました。部落差別問題という重要なテーマを通じ、森山様は「自分を、家族を、故郷を大好きだと笑顔で言える人を育てる」という熊本の人権教育の神髄を、熱く、そして優しく語りかけてくださいました。子どもたちは「差別やいじめをなくすために自分ができること」を、自分自身の課題として真剣に受け止めているようでした。

また、この学びは子どもたちだけではありません。人権集会の後には、森山様による職員研修も実施いたしました。教職員一同、森山様の熱意に触れることで、「一人ひとりが自分らしく輝ける学校」を創るための使命感を新たにする貴重な機会となりました。

本日の学びは、事後指導や感想記入を通じてさらに深めてまいります。寄せられた感想は、後日森山様へお届けする予定です。ご家庭でもぜひ、今日の人権集会についてお子様と話題にしてみてください。

命のバトンを受け取って~2年生「赤ちゃんはどこから」の学習~

寒さの中にも日中は春の気配を感じる今日この頃。2年生は、水上村保健福祉課の保健師さんをお招きし、「赤ちゃんはどこから」というテーマについて学びました。

授業の始まりは、お母さんのお腹の中で命がどのように育っていくのかを学ぶ時間です。黒板には、月日を経て少しずつ大きくなっていく胎児の様子が掲示されました。最初は小さな「受精卵」だった命が、お腹の中で指ができ、心臓の音が聞こえるようになり、元気に動くようになる過程を、子どもたちは真剣な表情で見つめていました。

特に印象的だったのは、電子黒板に映し出されたエコー映像や、胎内の音を聴く場面です。トクントクンと響く力強い鼓動を耳にし、自分たちもこうして大切に育てられてきたのだという実感が、教室全体に広がっていきました。

後半には、実際の赤ちゃんと同じくらいの重さがある人形を抱っこする体験を行いました。
「うわあ、意外と重い!」
「首を支えないと、壊れちゃいそう……」
そんな声があちこちから上がります。慎重に、そして愛おしそうに人形を腕に抱く子どもたちの姿からは、命の重みと尊さを肌で感じ取っている様子がひしひしと伝わってきました。

最後に、担任や保健師さんから「あなたは、みんなに待ち望まれて生まれてきた大切な宝物なんだよ」という温かいお話がありました。授業後の振り返りシートには、驚きや発見、そして自分を支えてくれている周りの人々への感謝の気持ちがたっぷりと綴られていました。

自分自身を大切にすること、そして同じように他人の命も大切にすること。この学びが、子どもたちの心の中に優しい種として根付いてくれることを願っています。ご家庭でもぜひ、お子さんが生まれたときのエピソードなどを話題にしてみてください。

心に刻む、最後の一ページ

本日、9年生にとって、本校で最後となる読み聞かせが行われました。

今回、教壇に立ってくださったのは、長年、水上学園の子供たちを温かく見守り続けてくださっている永石様です。

教室に響く木魚と笑い声
今日の主役は、絵本『だじゃれ日本一周』。
しかし、ただの読み聞かせではありません。永石様が手書きで用意された各都道府県のダジャレ短冊を一枚一枚めくるたびに、生徒がリズムよく「ポク!」と木魚を叩いて音頭を取ります。

「上手い!」と思わず唸るような高度なものから、思わず吹き出してしまうようなユニークなものまで。受験期という緊張感の中にいる9年生の教室が、一気に温かな笑いと拍手に包まれました。

心と体をほぐす「魔法の時間」
読み聞かせの合間には、永石様から受験生へのエールとして、指や肩の体操、さらには太極拳を取り入れた深呼吸法も伝授していただきました。
凝り固まった体と心を解きほぐすその時間は、まさに今の彼らにとって何よりのプレゼントだったように思います。

「ふるさと」を胸に、未来へ
そして最後。卒業してこの村を離れていく子供たちへ、永石様が込めた願い。
それは、「この村の、この学校の素晴らしさを忘れないでほしい」という強い思いでした。

締めくくりに全員で歌ったのは、唱歌『ふるさと』。
歌詞の一つひとつを噛みしめるように、手話を交えながら皆で声を合わせました。手話で紡がれる「山」や「川」の動きは、そのまま彼らが育ったこの水上の風景そのものです。

永石様、長年にわたる温かいご支援と、卒業生への愛情あふれる最後の授業を本当にありがとうございました。

9年生の皆さん。
今日感じた温もりと、この村の風景を心の糧にして、自信を持って新しい世界へ羽ばたいていってください。

氷の世界と自然の驚異

今朝の冷え込みは、まさに身を切るような厳しさでした。あさぎり町上の測候所ではマイナス10.3度という、今季最低気温を記録。学校に到着すると、校庭も校舎の屋根も、うっすらと雪化粧をした静寂な「氷の世界」が広がっていました。

登校してきた湯山地区の子どもたちに話を聞くと、「家の周りはもっとすごかったよ!」と、驚きと興奮が混ざったような声が返ってきました。大人は寒さに身を縮めてしまいますが、子どもたちはこの非日常をどこか楽しんでいるようでもあり、そのたくましさに少しだけ心が温まりました。

しかし、この記録的な寒波は、目に見えないところで爪痕を残していました。

週末、水道管の凍結を防ぐために、学校ではあらかじめ大元の止水栓を閉めるなどの対策を講じていました。万全を期したつもりでしたが、自然の力は私たちの想像を超えていました。なんと、蛇口付近の配管が凍結によって破裂してしまったのです。

日中は破裂箇所が凍り付いていたため、誰一人として異変に気づくことはできませんでしたが、午後3時を過ぎ、少しずつ氷が解け始めたその瞬間、一気に水が噴き出しました。慌てて対応にあたりましたが、改めて自然の猛威と、水の膨張エネルギーの凄まじさを思い知らされる出来事となりました。

厳しい寒さのピークはどうやら越えたようですが、油断は禁物です。学校現場では、依然としてインフルエンザ等の体調不良による欠席が続いています。

保護者の皆様、地域の方々におかれましては、室内の保湿や換気、規則正しい生活など、体調管理にくれぐれもご留意ください。子どもたちが明日も元気に登校できることを願っております。

志を胸に:第8学年 立志式


「第8学年 立志式」を挙行いたしました。ご多用の中、多くの保護者の皆様にご参列いただき、生徒たちの門出を共に見守っていただけたことに心より感謝申し上げます。

■ 「元服」から「自立」へ
立志式の由来は、古くからの「元服」にあると言われています。現代において、14歳・15歳という年齢は刑法上の取り扱いも変化し、「自分の行動に責任を持つ」ことが強く求められる時期です。いわば、精神的な大人への第一歩を踏み出す、人生の重要な節目です。

「十五にして学に志す」
よく立志式に際して引き合いに出される言葉として、論語の有名な一節「吾十有五にして学に志す」という言葉があります。
先行きが不透明で、変化の激しい現代社会。これからを生き抜く生徒たちには、どんな変化にもしなやかに対応する力、そして周囲と手を取り合う協調性やコミュニケーション能力が不可欠です。
しかし、その土台として最も大切なもの。それこそが、自らの進むべき方向を定める「志」ではないでしょうか。

■ 今日の決意を、一生の宝に
一人一人が前に立って述べた「立志の決意」。
震える声で、あるいは力強い眼差しで語られたあの言葉を、どうか胸に深く刻んでほしいと願っています。
壁にぶつかったとき、迷ったとき、今日この場所で誓った「志」が、君たちの行く手を照らす道標になるはずです。

8年生の皆さん、君たちの前には無限の可能性が広がっています。
今日という日を糧に、自信を持って前へ進んでいきましょう!

参加していただいた保護者の皆様、誠にありがとうございました。家庭と学校で手を取り合い、これからも子どもたちの成長を支えていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

伝統の味に挑戦!7年生が挑む「サバの味噌煮」


日増しに春の気配が感じられる季節となりました。本日、調理室からは何とも食欲をそそる、甘辛い良い香りが漂ってきました。のぞいてみると、7年生が家庭科の授業で「サバの味噌煮」の調理実習に励んでいました。


魚料理は、火加減や味付けのタイミングが難しく、中学生にとっては少しハードルの高い献立かもしれません。そこで今回は、担任の教諭だけでなく、学校栄養職員にも協力を依頼し、専門的な視点から「魚の扱い方」や「煮崩れしないコツ」などを直接指導してもらいました。


生徒たちは、生魚の感触に少し緊張気味。まずは生姜を丁寧に切り、煮汁を合わせる作業からスタートです。

「サバの皮を上にして入れるんだよ」「煮汁が沸騰してから入れると臭みが出にくいよ」

といった栄養士のアドバイスを真剣に聞きながら、一工程ずつ慎重に進めていました。


落とし蓋をしてコトコトと煮込むこと数分。ふっくらと仕上がったサバに、照りのある味噌ダレが絡む様子を見て、生徒たちの顔には自然と笑みがこぼれていました。


実習後の感想を聞くと、「意外と簡単にできた!」「魚の骨に苦戦したけど、自分で作ると美味しい」と、手応えを感じたようです。自分たちの手で「日本の伝統的な家庭の味」を作り上げたことは、大きな自信になったことでしょう。


保護者の皆様、今夜はぜひお子様に、今日の調理実習の様子を聞いてみてください。そして、もし機会があれば、休日の献立に「わが家のサバの味噌煮」を一緒に作ってみてはいかがでしょうか。学校で学んだ技を、ぜひご家庭でも披露してほしいと願っています。

 

 

春の陽気に誘われて、自分たちの「楽しい」を創り出す

今日は立春
朝の厳しい冷え込みに「春はまだかな」と首をすくめていたのも束の間、昼間にはおひさまがポカポカと顔を出し、まるで新しい季節の訪れを祝っているかのような、穏やかで温かい一日となりました。

そんな春の気配を感じる中、4年生の教室では、学年最後を締めくくる「お楽しみ会」に向けた、熱気あふれる大事な大事な学級会が行われていました。

「自分たちの力」で決めるプロセス
黒板には、子どもたちから出された楽しそうな案が並びます。

ドッジボール
フルーツバスケット
バレーボール
おにごっこ

どれも魅力的ですが、時間は限られています。ここからが4年生の腕の見せどころです。
「それはどんなルール?」「みんなが楽しめるかな?」といった活発な質問。
さらには、「前の時に楽しかったから」「これは苦手な人もいるかもしれないから」と、しっかりと理由を添えて賛成や反対の意見を出し合いました。

相手の意見を尊重しながら、よりよい活動を目指して対話を重ねる姿。
最終的には、納得感を持って「2つの活動」を採用することに決まりました。

義務教育学校としての「自治のバトン」
今回の学級会は、多くの先生たちも参観しました。
本校のような義務教育学校では、こうした「自治的な資質・能力」を、発達段階に応じて9年間でどう育んでいくかが非常に重要です。

低学年で自分の思いを伝える楽しさを知り
中学年で相手の意見を聞き、折り合いをつけることを学び
高学年で集団の未来を自分たちで切り拓く

このように系統立てて学びを積み重ねることで、自分たちの生活を自分たちでより良くしていく「市民性」が育ちます。今日の4年生の話し合いは、まさにその大切な一歩でした。

先生たちの研鑽の場にもなった今回の授業。今後の子どもたちの成長が、ますます楽しみになりました。
自分たちで決めたお楽しみ会、当日が待ち遠しいですね。

水上学園のこれからの教育活動に、どうぞご期待ください!

春の足音と、新しい仲間たち

今日は節分。給食には香ばしい節分豆が登場しました。暦の上では明日から立春。まだまだ冷え込みの厳しい日が続いていますが、本日の水上学園には、一足早く春の温かな光が差し込んだような、そんな素敵な行事がありました。

令和8年度に入学を予定している子どもたちの「体験入学」です 。

1年生はおもてなしの主役
1年生の教室では、今日のために一生懸命準備してきた「お兄さん・お姉さん」たちが、新入生を温かく迎えました。黒板には「ようこそ みずかみがくえんへ」と、カラフルなチョークで描かれた大きなメッセージと可愛らしいイラストが並びます。

1年生は、自分たちが学校で学んだことや楽しい生活の様子を堂々と発表してくれました。そして、準備していたお店屋さんごっこ。1年生がお店を開き、新入生がお客さんになっていろいろな商品のお買い物タイム。お客さんとしてやってきた新入生の目線に合わせて優しく語りかける姿に、この1年間の大きな成長を感じ、目頭が熱くなる思いでした。

水上学園は義務教育学校ですので、校内には後期課程の大きなお兄さん、お姉さんも一緒に生活しています。大きな体の後期課程の生徒に驚きながらも、興味津々で校内を歩く新入生の姿は、他の小学校では見られない、本校ならではの特別な光景です。
新入生の皆さんは、これから始まる新しい生活をどのように想像したでしょうか 。

入学を心待ちにしています
保護者の皆様には、入学に向けた準備や保健面、そして特別支援教育などについて説明をさせていただきました 。おいそがしい中ご来校いただき誠にありがとうございました。

新入生の皆さん、4月から、私たちと一緒に「明るく・楽しく・元気な水上学園」をつくっていきましょう!
皆さんが入学してくるのを、児童生徒・教職員一同、心から楽しみに待っています 。

 

2月のスタート、前期選抜、そして数年後の未来…

いよいよ2月が始まりました。校内にはどこかぴりっとした緊張感と、春を待つ温かな期待が入り混じっています。

2月2日(月)、9年生の多くは公立高校の前期選抜に挑んでいます。9年生の教室では、今日が受検日ではない生徒が5人で肩を寄せ合うようにして勉強していました。
これまで積み重ねてきた努力を信じ、持てる力を出し切って、全員の第一志望合格を願っています。最後までがんばれ、9年生!

一方、校舎を回ると、5年生の教室では落ち着いた雰囲気の中で国語の授業が行われていました。

黒板には「あなたは、どう考える」という大きな問いが。友達と文章を読み合い、交流しながら、その内容や構成、言葉選びの良さを見つける学習です。子どもたちは一人一台の端末を自在に操り、自分の考えをまとめたり、友達の意見に真剣に目を通したりしていました。

思考を深める5年生の姿
今の5年生の学習内容を見ていると、情報の扱い方や自分の意見の表現の仕方が、非常に洗練されていることに驚かされます。

「内容」:どこが一番納得したか(主張・根拠・反論)
「構成」:はじめ、中、終わりの順序
「言葉」:納得した言葉、分かりやすかった言葉

これらの視点を持ちながら、ただ「おもしろかった」で終わらせず、論理的に分析しようとする姿勢。まさに、これからの時代に必要な「対話を通して納得解をつくる力」を養っている真っ最中です。

さらに驚かされたのは、子どもたちが一人一台の端末を、まるで身体の一部のように使いこなしている姿です。 自分の考えをまとめ、即座にクラスメートと共有する。かつての「自分と先生」だけの閉じた学びではなく、「クラス全員の思考をリアルタイムで参照する」という高度な学びが、当たり前の光景として展開されていました。

6年生の教室に見る「スピード感」
そのお隣、6年生の教室でも国語の授業が行われていました。 教材を読み進める中で「にわか雨」という言葉に出会った子どもたち。すると、指示を待つまでもなく、一斉にタブレット端末を叩き始めました。

かつて、言葉の意味を調べる手段といえば「国語辞典一択」でした。重い辞書をめくり、爪を立てて言葉を探した日々が懐かしく思い出されます。しかし今、子どもたちは数秒でその意味にたどり着き、付随する画像や関連語までをも同時に吸収しています。

時代の変遷と「辞書」の価値
辞書を引くという行為には、その前後の言葉が目に入ったり、手触りで言葉を探したりするという良さがありました。一方で、今のタブレット学習には、圧倒的な「スピード」と「情報の広がり」があります。

辞書を引く時間を、より深い「議論」や「表現」の時間へと充当する。情報の扱い方がこれほどまでに洗練されたのは、まさにこのスピード感があるからこそでしょう。

数年後の春を想像して
数年後、今の5年生や6年生が高校進学を目前にしたとき、世界はさらに変化していることだと思います。しかし、これほどまでに柔軟に道具を使いこなし、論理的に思考を深める彼らなら、どんな未来もたくましく切り拓いてくれるはずです。

9年生の背中を追いかけながら、下級生もまた、一日一日の学びを大切に積み重ねています。水上学園のすべての子どもたちの成長が、今から楽しみでなりません。
水上学園の子どもたちの成長を、これからも地域の皆様とともに見守っていきたいと思います。

寒波の先に待つ春を信じて

1月も最終登校日となりました。ここ最近、10日連続で最低気温が氷点下を記録するという、まさに厳しい寒波に包まれた1週間でした。吐く息の白さが冬の深さを物語っています。

学校内でも、この寒さと乾燥の影響か、インフルエンザや発熱でお休みする児童生徒が急増しています。学級によっては、登校している子がわずか3人という教室もあり、空席の目立つ光景に寂しさを感じざるを得ません。

中庭に見つけた「希望」の赤
そんな静かな校舎を歩いていると、中庭で小さな変化を見つけました。
厳しい寒風にさらされながらも、梅のつぼみがぷっくりと膨らみ、赤くほころび始めています。

「冬来たりなば春遠からじ」

どんなに冷え込みが厳しくても、自然界は着実に次の季節への準備を進めています。この寒さをじっと耐え忍んだ先にこそ、美しい花が咲く。その姿は、今、試練の中にいる子どもたちの姿とも重なって見えます。

9年生、いよいよ勝負の時
週明けからは、いよいよ2月が始まります。
最上級生である9年生(中学3年生)は、すでに私立高校などの入試がスタートしていますが、2月2日にはいよいよ公立高校の前期選抜が控えています。

学年閉鎖や欠席者が多い中、受験生本人もご家族も、例年以上に健康管理に気を揉む日々を過ごされていることとお察しいたします。今は何よりも、「体調を万全に整えること」が最大の準備です。

  • 栄養のある食事
  • 質の高い睡眠
  • こまめな手洗い・換気

これまでの努力を信じ、心も体も温かくして、落ち着いて当日を迎えてほしいと願っています。

しばらくは厳しい冷え込みが続く予報です。
この週末、保護者の皆様も地域の方々も、どうか温かくしてお過ごしください。月曜日、また子どもたちの活気が学校に戻ってくるのを待っています。

 

水上村の恵みに感謝!給食週間で学ぶ「食」の大切さ

今週、水上学園では「給食週間」として、食への感謝を深めるさまざまな取り組みを行っています。学校給食の歴史や意義を理解し、命の源である食べ物、そしてそれらを支える方々に思いをはせる大切な一週間です 。

毎日いただく美味しい給食ですが、今週はさらにひと工夫。給食の時間に合わせて、食に関する動画配信を行っています 。これまでに「給食センターの1日」や「精米工場の様子」などを視聴し、私たちが口にする食事がどのように作られているのかを学んできました 。

本日29日は、「水上村の恵みに感謝しよう」というテーマで、地産地消にスポットを当てた動画を楽しみました 。教室のモニターには「人吉球磨地域の特産品クイズ」が映し出され、子どもたちは興味津々。
「熊本県内で生産量1位のものは?」という問いに、お茶、こめ、くりといった地元の自慢の産品が正解として並ぶと、教室からは驚きや納得の声が上がりました。

いつも何気なく食べている給食ですが、一皿の料理が完成するまでには、食材を育てる生産者の方々、衛生管理を徹底し朝早くから調理してくださる調理員さん、そして運搬に関わる方々など、本当に多くの人の手が関わっています 。

水上村の豊かな自然が育んだ食材、例えば今回の特別献立でも活用されたいちごやきくらげ、ジビエぎょうざなどを通して、郷土の良さを再発見する機会にもなりました 。

「いただきます」「ごちそうさま」という言葉に心を込め、好き嫌いせず残さず食べようと努力すること。それが、作ってくれた方々や、命を捧げてくれた食材への一番の恩返しになります 。

ご家庭でもぜひ、今日の給食や地元の特産品について話題にしてみてください。食を通じて、心も体も健やかに育ってほしいと願っています。

冬の寒さを吹き飛ばせ!体育館に響くシャトル音と子供たちの活気

今朝も氷点下まで気温が下がり、身を切るような寒さが続いています。水上村の冬らしい、凛とした空気の中での一日の始まりとなりました。

学校では、インフルエンザ等の流行で欠席していた児童生徒たちが、少しずつ元気な顔を見せてくれるようになりました。教室に賑やかさが戻りつつあるのは嬉しい限りですが、一方で、本日も数名が発熱のため早退するという状況です。
「治ったから安心」ではなく、手洗い、うがい、換気といった基本的な予防対策を、引き続き学校とご家庭で連携して進めていければと思います。

寒さを忘れる熱戦!5・6年生のバドミントン
そんなキンキンに冷え切った体育館を覗いてみると、そこには寒さを微塵も感じさせない熱気がありました。5・6年生によるバドミントンの授業です。

まずはウォーミングアップでしっかりと体をほぐし、体温を上げてからラケットを握ります。今日の課題は「シャトルをコントロールすること」。特に、相手のネット付近にそっとシャトルを落とすドロップショットのような動きに、子供たちは一生懸命チャレンジしていました。

「どう振ればあそこに落ちるかな?」
「力加減が難しい!」

そんな声を掛け合いながら、何度もシャトルを追いかける姿は、まさに「元気な水上っ子」そのものです。冷たい空気の中でも、シャトルがラケットに当たる「パンッ!」という乾いた良い音が、体育館の高い天井まで響き渡っていました。

「健康」は、楽しく学ぶための絶対条件
「明るく・楽しく・元気な水上学園」をつくるためには、何よりも児童生徒の健康が絶対条件です。

運動を通じて体力を高めることはもちろんですが、今の時期は、自分の体調の変化に気づいたり、進んで予防に努めたりといった「健康管理の力」を伸ばすことも重要な教育活動の一つだと考えています。

厳しい冬はまだ続きますが、寒さに負けない強い体と心、そしてお互いを思いやる健康意識を育んでいけるよう、これからも見守っていきます。ご家庭でも、温かい食事と十分な睡眠を心がけ、健やかな毎日をサポートしていただければ幸いです。

心を育む冬の贈り物:読み聞かせの豊かな時間

 

冬らしい凛とした冷え込みが続く今日この頃、水上学園の教室には温かく優しい空気が流れていました。本日も、村内外からお越しいただいたボランティアの皆様による「読み聞かせ」が行われました。

1・2年生向けには、この季節にぴったりの『かさじぞう』が披露されました。
雪の中に立つお地蔵様に、自分たちの売り物である傘を被せてあげるおじいさんの優しさ。そして、その真心に応えるお地蔵様たち。長く語り継がれてきた日本古来の物語ですが、ボランティアの方による「まんが日本昔ばなし」を彷彿とさせる味わい深い語り口に、子供たちは一気に物語の世界へと引き込まれていきました。

食い入るように紙芝居を見つめる子供たちの瞳は、雪の中に立つお地蔵様の寒さを案じ、そして最後に訪れる奇跡を自分のことのように喜んでいるようでした。

 

交流から生まれる「心の教育」
読み聞かせの魅力は、単に本を読んでもらうことだけではありません。物語が終わった後の、ほんの数分間の「交流」こそが、子供たちにとってかけがえのない時間となっています。

「おじいさん、優しかったね」

「雪の日は寒かっただろうね」

「次はどんなお話が聞きたい?」

ボランティアの方々と交わす何気ない言葉の一つひとつが、子供たちの情操を育み、地域の方との絆を深めています。デジタル化が進む現代だからこそ、こうした「人の声」で伝えられる物語や、対面での温かなやり取りは、子供たちの心に深く根を張る心の栄養となるはずです。

 

ボランティアの皆様に感謝
寒い中、子供たちのために足を運んでくださるボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。皆様からいただいた温かな心の火を、大切に守っていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

寒さのなかにも学びの熱気

1月も最終週を迎えました。新年の賑わいが落ち着く間もなく、3学期が飛ぶような速さで過ぎ去っていくのを感じます。

 

先週末から全国を襲った強烈な寒波。本校でも水道管の凍結という不測の事態を防ぐため、校内の元栓を閉めるなどの対策を講じてきました。しかし、玄関前にある屋外の水道からは、わずかに漏れ出した水が厳しい冷気にさらされ、一晩のうちに50センチほどの見事な氷柱となって現れました。自然が作り出した透明な彫刻に、登校してきた子供たちも驚きの声を上げていました。

 

外は凍てつく寒さですが、校舎の中は子供たちの学びの熱気で満ちています。

算数の時間
5年生は円と多角形の関係を探る学習に取り組んでいました。「ここはどうしてこうなるの?」と、友達のノートをのぞき込みながら教え合う姿。自分たちの言葉で納得するまで話し合うプロセスが、学びを確かなものにしています。正に、個別最適な学びと協働的な学びが一体的になっている瞬間です。

道徳の時間
6年生は手塚治虫さんの教材を通し、「あきらめない心」について議論していました。困難に直面したとき、自分ならどう向き合うか、それぞれの考えを出し合い、多面的・多角的に考えていました。

美術の時間
8年生は粘土細工に没頭していました。本物の和菓子と見紛うばかりの繊細な「うさぎ」や「バラ」。指先に神経を集中させ、一つひとつ形を整えていく真剣な眼差しは、まさに芸術家そのものでした。

国語の時間
9年生は教科書の記述を根拠に、自分の考えを深め合うグループ学習。SNSの普及や情報過多な現代において、「言葉」をどう使い、どう向き合うべきかについて考え、議論していました。学年が上がるにつれ、多角的な視点から意見を交わす姿に頼もしさを感じます。

 

残念ながら、校内では依然としてインフルエンザの流行が続いています。この厳しい寒さはもうしばらく続く予報ですので、ご家庭でも引き続き手洗い・うがいの徹底と、十分な睡眠、栄養摂取を心がけていただければと思います。

 

「1月行く、2月逃げる、3月去る」と表現される3学期。正に「光陰矢の如し」。一日一日を大切に、この寒さに負けない心と体を育みながら、充実した学校生活を送りたいものですね。

 

凛とした寒さの中で見つけた、小さな「冬」の不思議

日本列島を今季一番の強い寒波が覆っています。東北や北陸からは大雪のニュースが届いていますが、ここ水上村は、刺すような冷気の中にも、吸い込まれそうなほど深い「水上ブルー」の青空が広がっています。

そんな凍てつく朝、1年生たちが「ふゆみつけ」に校庭へ飛び出してきました。

「うわっ、つめたい!」
いつもお昼休みに元気いっぱい遊んでいるジャングルジムや雲梯。その鉄の感触は、まるで氷に触れているかのようです。秋には鮮やかな黄金色で私たちの目を楽しませてくれたイチョウの木も、今はすっかり葉を落とし、冬の空に静かに枝を伸ばしています。子どもたちは、肌に感じる冷たさや景色の変化を通して、季節が確実に進んでいることを五感で学んでいるようでした。

ふと足元に目を向けると、駐車場でも面白い発見がありました。
地面の透水ブロックにある丸い穴。そこにある苔や土が、霜柱の力によってぐぐっと押し上げられ、まるで地面から浮き上がっているようです。自然が作り出すこの不思議な造形に、子どもたちも興味津々。寒さの中にも、こうした小さな発見や驚きが隠れているのですね。

「冬来たりなば春遠からじ」

この厳しい寒さを耐え忍ぶからこそ、春の暖かさが待ち遠しく、また尊いものになります。植物たちが土の下で春を待つように、今は力を蓄える時期かもしれません。

今週末はさらに冷え込み、雪の予報も出ています。学校内でもインフルエンザが蔓延し、体調を崩す児童が増えています。この週末は不要不急の外出を避け、ご家庭で暖かくして過ごしてください。

月曜日、また元気な子どもたちの笑顔に会えるのを楽しみにしています。