学園の概要

(1)沿革

 令和5年4月1日に、湯山小学校、岩野小学校、水上中学校を統合し、義務教育学校水上村立水上学園として、分離型(前期課程:旧岩野小学校、後期課程:旧水上中学校)で開校。施設一体型の義務教育学校に向け、後期課程校舎(旧水上中)を増改築。

 令和6年4月から、施設一体型の義務教育学校として教育活動を開始。

(2)位置・面積

 本村は、熊本県東南端に位置し、東は宮崎県椎葉村と西米良村、北は八代市泉町、西は本郡五木村並びに多良木町、南は湯前町に接しており、東西最大約16km、南北最大約19km、面積192.1k㎡の自然に恵まれた山村である。

 村域の大部分が九州脊梁山地に位置しており、市房山(1,721m)、江代山(1,607m)、銚子笠(1,489m)、白鳥山(1,639m)、高塚山(1,508m)、三方山(1,236m)、牧良山(996m)などの山々が村域を包み込むように村境をめぐって連なりそびえている。

(3)自然

 河川は、石楠越及び水上越を源流とし、村の中央部を貫流する球磨川と、北東から流れる湯山川が市房ダムに流入し、さらに南西下して小川内川の流れを加え、人吉盆地を潤し、八代海に注いでいる。

 平地は、人吉盆地の北東端にあたる岩野地区の一部と、市房山麓に広がる湯山地区中央部に限られ、江代地区は深い谷で構成されており、村全体的に平坦な耕地は少ない。

 地質は、北東が花崗岩で、南西は阿蘇溶岩に覆われ、市房山麓には温泉が湧出している。本村の大部分は褐色森林土で覆われた砂礫混じりの土壌で、表層土は深く、通気性もよいため、肥沃地が多くなっている。

(4)気象

 年平均気温は約14℃、準高冷地に位置するため寒暖の差が著しく、年に1~2回は降雪がみられる。

 降水量は比較的多く、年平均2,600mm~2,700mm、降水日数は約140日程度で、市房ダムより下流は球磨地方特有の朝霧の発生がみられる。

(5)産業・観光

 生産高からみると林産物、農産物が大部分を占めている。

 林業は、長期にわたる価格低迷に対して木材加工場伐採現場からダイレクトに持ち込まれた素材をより付加価値の高い製品に仕上げるなど効率の良い運営がなされている。その一方、国土の保全や水資源の確保、保養や休養の場としての森林を育成している。

 農業は、米・茶・いちご・栗・メロンなどの栽培が行われている。立地条件・自然条件を生かした農法も数多く採用され、中でも米・茶・いちご等は良好な成績を上げている。

 市房山、市房ダム、湯山温泉を中心とした自然体験型の観光開発に力を注いでいる。主なものとして、ダム湖と2万本桜、市房山キャンプ場と市房山登山、親水公園、カントリーパークほいほい広場、しゃくなげ公園、白龍王橋・妃橋などがある。また、平成29年5月24日にはクロスカントリーコース「水上スカイヴィレッジ」がオープンした。コースは標高1000メートルにあり、2キロのロードコースや300メートルトラックなどがあり、実業団や大学、中高生などの合宿で使用されている。さらに、令和4年3月22日には水上村生涯スポーツ施設「水上サクラヴィレッジ」がオープンしている。