水上学園日記
充実の1学期に感謝、そして新たな目標へ!
本日、無事に1学期の終業式を迎えることができました。保護者の皆様、そして地域住民の皆様の温かいご支援とご協力のおかげで、子どもたちは大きな怪我や病気もなく、充実した毎日を過ごすことができました。心より感謝申し上げます。
終業式では、3人の児童生徒が代表として、1学期の振り返りとこれからがんばりたいことを堂々と発表してくれました。
まず、4年生のそうせいさんは、お家でのお手伝いや日々の勉強にしっかりと取り組んでいきたいという決意を話してくれました。
続いて7年生のあらたさんは、学習における苦手分野の克服と、陸上の練習に励みたいという目標を力強く語ってくれました。
最後に9年生のゆいなさんは、最高学年として苦手なことにも恐れずチャレンジし、かけがえのないクラスメイトと共にすばらしい学級をつくりあげたいという熱い思いを伝えてくれました。
それぞれの成長と未来への意気込みが感じられる、大変立派な発表でした。
校長からは、始業式でお話しした「目指す児童生徒像」と学校経営スローガンについて振り返りをしました。
子どもたち自身に、「実践力」を高める行動ができたかを問いかけ、さらに「明るく・楽しく・元気な水上学園」に向けて、
・明るく:気持ちのよい明るいあいさつができましたか?
・楽しい:いじめや差別のない、誰もが安心して過ごせる温かい学校にできましたか?
・元気な:「早寝早起き朝ごはん」の規則正しい生活習慣が守れましたか?
と、それぞれの取り組みを振り返ってもらいました。2学期に向けて、できたことは自信を持ってさらに伸ばし、できなかったことはこれからできるようになるために、前を向いてがんばってほしいと伝えています。
式の最後には、全校児童生徒と教職員で心を一つに記念撮影を行いました。充実感に満ちた子どもたちの笑顔がとても印象的です。
明日からはいよいよ夏休みが始まります。健康と安全に気をつけ、地域の中で様々な経験を積んでほしいと願っています。改めまして、1学期間ありがとうございました。どうぞ素敵な夏休みをお過ごしください。
スマホやネットとどう付き合う?「ネット依存」と「これからの使い方」
本日、熊本県球磨教育事務所から社会教育主事の先生をお招きし、8・9年生を対象に「親の学び」次世代編講座を実施しました。最初は緊張をほぐすアイスブレイクからスタート。会場は一気に楽しい雰囲気に包まれ、リラックスした表情で本題へと入っていきました。今回のテーマは、もうすぐ始まる夏休みを前に、ぜひじっくりと考えてほしかった「スマホやネット、SNSなどの使い方を考えよう」です。
自分自身の生活を振り返る
生徒たちはまず、日頃の自分自身のスマホの使い方や生活習慣を振り返り、知らず知らずのうちに「ネット依存」になっていないかを考えました。
ネットに依存してしまうと、心や体への悪影響だけでなく、家族との関係(家庭的影響)や学校生活・友達関係(社会的影響)にも深く関わってくることを、分かりやすく教えていただきました。
現代ならではの課題「生成AI」や情報バイアス
さらに、最近急激に身近な存在となった「生成AI」についても意見を交わしました。生徒たちからは、
*「頼りすぎると語彙力が低下してしまう」
*「著作権の問題がある」
*「出力される情報に間違いが含まれることがある」
といった、極めて鋭く、的確な問題点が次々と出されました。
また、自分が見たい情報ばかりが偏って表示される「フィルターバブル」や、同じような意見ばかりに囲まれて極端な考えに陥りやすくなる「エコーチェンバー」といった現代のネット社会の仕組みと落とし穴についても学び、真剣な表情で聞き入っていました。
安全・安心で充実した夏休みに向けて
最後に、ネット依存やネットのトラブルに巻き込まれないために、具体的に「これからどのように生活していけばよいか」を一人一人がワークシートにまとめました。
いよいよ今週末から、待ちに待った夏休みが始まります。
今回学んだことをしっかりと胸に刻み、スマホやネットと上手に、そして主体的に付き合いながら、安全・安心で、何より充実した最高の夏休みにしてもらいたいと思います。
待ちに待った外遊び!久しぶりの元気な声が響くグラウンド
7月8日の梅雨明け以来、連日厳しい日差しと猛暑が続いていました。
毎日のように暑さ指数(WBGT)が危険な数値に達していたため、子どもたちが大好きな昼休みの外遊びは、ずっと禁止にせざるを得ない日々が続いていました。
しかし、今日は朝から曇り空が広がり、一時的に雨が降るお天気となりました。
湿度は82%と高めだったものの、気温は25.7℃。お昼12時時点の暑さ指数(WBGT)は30.4と、久しぶりに外遊びができる基準となりました。
「今日の昼休みは、外で遊べます!」という知らせを聞いた子どもたちは大喜び。
久しぶりに解禁されたグラウンドには、一気に明るい歓声が戻ってきました。
広いコートで思いきりサッカーに熱中する高学年、涼しい木陰に集まって楽しそうにおしゃべりをする黄色い帽子の低学年、そしていろんなところを元気いっぱいに駆け抜ける子どもたち。
それぞれが思い思いの場所で、本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
やはり、子どもたちがのびのびと体を動かす姿は、学校全体を元気にしてくれます。
早いもので、1学期も残すところあと2日となりました。
最後まで、この明るく、楽しく、そして元気いっぱいの水上学園らしく、みんなで笑顔で締めくくりたいと思います。
税金から学ぶ私たちの未来!9年生の租税教室
中学校における租税教育の大きな目的は、小学校で学んだ「税金の役割」からさらに一歩踏み込んで、「財政の役割」を深く理解することにあります。納税の義務に基づく公平な税負担の仕組みや、集められた税金がどのように社会へ還元されているのかを学ぶことは、生徒にとって大切な機会となります。
本日、本校の9年生を対象に、人吉球磨法人会の方々を講師としてお迎えし、租税教室を開催いたしました。
租税教室では、税金の種類やその分配方法について分かりやすく解説していただきました。特に「子ども一人あたりに、どれくらいの税金が使われているか」という具体的な数字や、学校を維持するためにかかっている税金の額には、生徒たちも驚きを隠せない様子でした。また、私たちの身近な地域である水上村の実際の税収や支出についても詳しく学び、税金がどれほど自分たちの暮らしに直結しているかを実感できたようです。
租税教室の途中には、なんと「1億円のレプリカ」を持たせていただく貴重な体験もありました。ずっしりとしたその重みに、生徒たちからは歓声が上がっていました。最後はクイズ形式で楽しく学んだことを振り返り、終始笑顔の絶えない、充実した学びの時間となりました。
学校生活のあらゆる場面で、たくさんの税金が活かされています。生徒たちには今回の租税教室をきっかけに、社会を支える未来の「納税者」として、社会や国の在り方を自分事として主体的に考える自覚を育んでほしいと願っています。
猛暑に負けず、それぞれの目標へ!〜「個別最適な」水泳学習〜
本日も厳しい日差しが照りつけ、お昼の気温はなんと36.8℃に達しました。
暑さ指数(WBGT)も32.1と、熱中症対策において「危険」とされるレベルの猛暑日です。
そんな中、4時間目のプールでは5・6年生の水泳の授業が行われていました。
きらきらと輝く青い水面は、見ているだけでも気持ちよさそうですが、子どもたちはただ水浴びをして涼んでいるわけではありません。
プール内はそれぞれの泳力に応じたコースやメニューが細かく設定されており、子どもたちは自分の目標に向かってひたむきに練習に取り組んでいました。
浅いコースで自信がつくまで何度もバタ足に励む子
ビート板を使ってクロールの丁寧な息継ぎを確かめる子
そして息継ぎのタイミングに気をつけながら「少しでも長く泳ぎたい」と距離に挑戦する子。
暑さに負けない熱いエネルギーで、まさに「個別最適な学び」がプールいっぱいに展開されていました。
もちろん、この危険な暑さの中ですので、こまめな水分補給や休憩など、安全面には最大限の配慮と対策を講じて授業を行っています。
気がつけば、1学期もあと4日で終了となります。
厳しい暑さはまだまだ続きそうですが、子どもたちが最後まで安全に、そして充実したまとめの時間を過ごせるよう、職員一同しっかりと見守ってまいります。
小さな親切が繋ぐ、温かい笑顔の輪
夏の青空の下、スクールバスの車庫の横にある斜面に大きなカエルが登場し、笑顔でみんなを出迎えています。
実はこれ、バスの運転手さんが草刈りをする際、少しずつ草を残しながら工夫して作ってくださったアートなのです。最近、子どもたちの間でも「あそこにカエルがいる!」と大きな話題になっています。毎日、子どもたちを安全に送り迎えするだけでなく、目を楽しませようとしてくださる運転手さんの粋な心遣いに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
1年生の道徳「考え、議論する道徳」
そんな素敵な親切に包まれる中、教室でも「温かい心」についての学びが行われていました。1年生の道徳の時間です。
この日のテーマは、教材『はしのうえのおおかみ』をもとにした「親切・思いやり」について。子どもたちは、みんなで「考え、議論する道徳」に一生懸命取り組んでいました。
- それぞれの体験を振り返る:これまでに自分が優しくしてもらったこと、嬉しかったことを思い出しながら意見を出します。
- みんなで意見を交わす:ワークシートを手に持ちながら、「親切にすると、どんな気持ちになるかな?」「おおかみさんはどうして気持ちが変わったんだろう?」と、お互いの考えを熱心に伝え合っていました。
> 「優しくされると、あたたかい気持ちになるね」
> 「今度は自分も、誰かに優しくしてあげたいな」
教室の黒板には、子どもたちの素直で優しい言葉がたくさん並び、まさに「あたたかいこころ」が溢れる時間となりました。
世の中は、誰かの「小さな親切」や「思いやりの心」の積み重ねで成り立っています。
運転手さんが作ってくれた草刈りのカエルも、1年生が学んだ親切の心も、すべては誰かを笑顔にしたいという温かい気持ちから生まれたもの。
水上学園が、これからもそんな優しさと感謝の笑顔でいっぱいの学校であり続けるよう、みんなで温かい輪を広げていきたいと思います。
地域が教室!2年生の町探検で出会った「本物の学び」
梅雨が明け、いよいよ本格的な猛暑がやってきました。そんな暑さにも負けず、本日、2年生は生活科の授業「とび出せ!村のたんけんたい」として、元気に町探検へ出かけました。
最初に向かったのは、「猫寺」の愛称で地域に親しまれている生善院です。お寺に到着すると、なんとちょうど貴重な茅葺屋根の葺き替え作業が行われている真っ最中でした。今回はご住職と職人のみなさんのご厚意により、特別にヘルメットを着用して、普段は立ち入ることのできない作業現場を見学させていただきました。間近で見る職人さんの技と伝統の重みに、子どもたちは真剣な眼差しを向けていました。
次にお邪魔したのは、「愛甲畳店」さんです。こちらでは、日本の伝統的な畳が目の前で出来上がっていく様子を、驚くほどの近さで見学させていただきました。機械の動く音やいぐさの心地よい香りに包まれながら、子どもたちは熱心にお話を聞き、タブレットで写真を撮ったりノートにメモを書き留めたりしていました。
教科書を開くだけでは決して得られない、地域の歴史や職人さんの息遣いに直接触れる「本物の学び」が、そこにはありました。水上村の素晴らしい人や場所のよさに気づき、自分たちの暮らす地域への愛着がさらに深まった一日となったはずです。
温かく子どもたちを迎え入れ、貴重な経験をさせてくださった関係の皆様、本当にありがとうございました。本校はこれからも、こうした「地域とともにある学校づくり」を大切に推進してまいります。
梅雨明けの青空と、それぞれの真夏の一歩
ついに九州北部地方も梅雨明けしたとみられるとの発表がありました。
学校の周りでも一斉にセミが鳴き始め、見上げる夏空がまぶしく、昨日に引き続き厳しい暑さの真夏日となっています。
そんな本格的な夏の幕開けとなった今日から、6年生は2泊3日の体験学習へと出発しました。行き先は鹿児島県の大隅青少年自然の家です。
朝早くから多くの保護者の皆さんに見送られ、元気いっぱいにバスに乗り込んでいきました。今日の日程では、鹿屋航空基地資料館の見学や、新城海の家での海の活動などが予定されています。自然の中での様々な体験を通して、一回りも二回りも成長し、たくさんの楽しい思い出を作ってきてほしいと願っています。
一方、お留守番となる水上学園の昼休みは、WBGT(暑さ指数)の測定結果から「危険な暑さ」となりました。
そのため、熱中症予防として外遊びはぐっと我慢し、冷房の効いた室内での活動に切り替えました。そんな中、校内を盛り上げてくれたのが図書委員会主催の「カルタ大会」です。
今日は1、2年生の部が開催されました。図書委員会のお兄さん、お姉さんが優しく読み札を読んでくれる中、子どもたちは床に並んだ絵札をじっと見つめ、真剣勝負!「はい!」と元気な声が教室に響き渡り、暑さを忘れるほどの熱戦が繰り広げられていました。
外は焦げるような暑さですが、子どもたちはそれぞれの場所で、充実した夏の1日目を全力で過ごしています。
七夕の奇跡! グラウンドに響く歓声
7月7日、今日は七夕です。梅雨の終わりが近づき、台風の接近も心配される不安定な天候が続いていましたが、子供たちの願いが届いたのか、今日は久しぶりに太陽が力強い顔を見せてくれました。まるで織り姫と彦星の再会を祝福しているかのような、まぶしい青空の広がる一日のスタートです。
7月に入ってからというもの、ぐずついた天気が続き、子供たちは大好きな運動場で遊ぶのをずっと我慢していました。それだけに、昼休みのチャイムが鳴ると、待ってましたとばかりに元気よくグラウンドへ飛び出していく姿が見られました。
今、世間ではサッカーワールドカップの話題で持ちきりですが、ここ水上学園のグラウンドも、本家に負けないほどの熱気に包まれています。
最高学年である9年生は、学年全員で「男子対女子」のガチンコサッカー対決を開催!ビブスを身にまとい、制服のスカートをなびかせながらも、男子の鋭いドリブルに果敢に挑む女子生徒たち。そして、手加減なしで真剣にゴールを狙う男子生徒たち。お互いに声を掛け合いながらボールを追いかける姿は、さすが最上級生、素晴らしいチームワークと迫力です。
お兄さん、お姉さんたちの熱い戦いに負けじと、前期課程の小さな子供たちも黄色い帽子をかぶってサッカーに興じていました。体いっぱいに太陽の光を浴びながら、一生懸命にボールを蹴る姿がとても微笑ましかったです。
緑豊かな山々に見守られた広いグラウンドに、子供たちの「ナイスパス!」「いけー!」という弾んだ歓声が響き渡りました。そんな当たり前の、だけどかけがえのない活気ある日常が戻ってきたことを、心から嬉しく思う七夕の午後でした。子供たちの健やかな成長への願いも、きっと天まで届くことでしょう。
雨空を吹き飛ばす、水上学園の日常―義務教育学校の強み―
日曜日は県内で線状降水帯が発生するなど、梅雨末期の大雨が心配される不安定な天候が続いています。しかし、そんな雨雲を吹き飛ばすかのように、水上学園の子どもたちは今日もそれぞれの「学び」に深く向き合っています。
今日から後期課程では期末テストが始まりました。教室にはピンと張り詰めた緊張感が漂い、真剣に問題用紙に向き合う先輩たちの姿があります。
先日、本校を視察に訪れた他町の教育委員会の方々と、こんな話題になりました。
「定期テストに挑む中学生の真剣な姿を、同じ校舎内で小学生が日常的に目にするのは、学習意欲やキャリア意識にとても良い効果があるのではないか」
実は今、次期学習指導要領の改訂に向けた中教審の審議において、これからの時代に必要な「高次の資質能力」の育成が注目されています。単なる暗記にとどまらない「生きて働く知識及び技能:統合的な理解」や、正解のない時代を生き抜く「未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力等:総合的な発揮」をどう育むか、という論点です。
まさに今日、期末テストが行われているすぐお隣の教室では、前期課程の5年生が国語の授業で「同じ読みの熟語」を学んでいました。子どもたちは国語辞典を片手に、単に言葉を覚えるだけでなく、既習の知識を結びつけながら(統合的な理解)、お互いに意見を出し合い、主体的に思考を巡らせていました(総合的な発揮)。
わずか数メートル先の教室では、数年後の自分たちがテストに挑む姿があります。先輩たちの背中から未来の自分の姿を予想し、自分の現在地を知る。そして、日々の学びがどう未来へつながるかを肌で感じる。
施設一体型の義務教育学校である水上学園では、中教審が目指すような、知識を統合し、未知の状況へ向かうための確かな資質・能力の基盤が、特別なことではなく「日常の風景」として当たり前に育まれているのかもしれません。
雨の日も、子どもたちの未来へつながる確かな一歩が、この校舎の中で力強く刻まれています。