水上学園ブログ

水上学園日記

「想いのタスキ」を次世代へ ― 生徒会役員任命式・引継ぎ式 ―

先日の生徒会役員改選を受け、本日、新生徒会役員の任命証交付式、並びに旧役員への感謝状贈呈式を執り行いました。体育館に集まった児童生徒たちの表情からは、一つの大きな節目を迎えたという、心地よい緊張感が伝わってきました。

いよいよ、児童生徒会の世代交代の時期です。

これまで学校を引っ張ってくれた旧役員の皆さんは、「明るく・楽しく・元気な水上学園」の実現を目指し、常に先頭に立って活動してくれました。特に、校内の活気を呼び起こそうと企画・展開した「新あいさつ運動」は、学園全体に清々しい風を吹き込んでくれました。自分たちで考え、行動し、より良い学校をつくろうと奔走してくれた旧役員の皆さん、その情熱と努力に心から感謝します。本当にお疲れ様でした。

式の中では、タスキを受け継ぐ新生徒会長から、旧役員の一人ひとりへ感謝状が贈られました。先輩たちが築き上げた足跡への敬意と、次は自分たちが引き継ぐのだという強い覚悟が感じられる、非常に感動的な光景でした。

新役員の皆さんには、先輩たちが大切にしてきた思いをしっかりと受け継ぎながらも、決してそれだけに留まることなく、新しい時代にふさわしい、水上学園の新たな伝統を自分たちの手で築いていってほしいと願っています。皆さんの若いエネルギーと新しい発想で、この学園がさらに輝いていくことを大いに期待しています。

保護者の皆様、地域の皆様。子供たちが自ら主体となって歩み出す、これからの「水上学園児童生徒会」の活躍を、どうぞ温かく見守り、応援していただければ幸いです。

 

 

地域とプロの技が彩る、感謝のケーキ作り

今年度最後となるクラブ活動の時間。校内を歩いていると、家庭科室から甘く幸せな香りが漂ってきました。「地域探索・交流クラブ」が、一年の締めくくりにふさわしい特別な活動に挑戦していました。

今回の活動は、なんと本格的なケーキ作りです。講師としてお招きしたのは、長年関西方面でパティシエとして活躍され、退職後に故郷である水上村に戻られた椎葉さんです。本物の職人さんから直接手ほどきを受けられるという、子どもたちにとってこれ以上ない贅沢な学習の機会となりました。

写真からも伝わるように、その指導は本格的です。スポンジを均等にスライスする繊細な包丁さばき、生クリームを美しく塗り広げるナッペの技術。子どもたちは、椎葉さんの魔法のような手つきを真剣な眼差しで見つめていました。また、当日は椎葉さんだけでなく、地域のボランティアの方々もお手伝いに駆けつけてくださり、あたたかな雰囲気の中で作業が進んでいきました。

そして、このケーキに欠かせない主役のイチゴ。実はこれ、本校の保護者であるイチゴ農家の方から「子どもたちのために」と譲っていただいたものなのです。水上村の豊かな大地で育った真っ赤に輝くイチゴが、子どもたちの手によってデコレーションされ、まるで宝石箱のような素晴らしいケーキが完成しました。

最後には、自分たちで作ったケーキを前に、みんなで最高の笑顔でピース。

本校が目指しているのは、「地域とともにある学校」です。地域の達人に技を学び、地域の恵みをいただき、地域の皆様の愛情に見守られながら、子どもたちは成長しています。今回のケーキ作りは、まさにその象徴のような時間でした。

講師を務めてくださった椎葉さん、お手伝いいただいた地域の皆様、そして美味しいイチゴを届けてくださった保護者の方に、心より感謝申し上げます。

皆さんの真心が詰まったケーキの味は、きっと子どもたちの心に一生残る甘い思い出になったことでしょう。

 

未来への好奇心が動き出す ~学校に現れた「未来の乗り物」~


透き通るような青空が広がった今日の昼休み。本校の駐車場に、見慣れない、でもどこかワクワクさせるような白い車が姿を現しました。

「わあ、何これ!」「かっこいい!」

運動場で元気に遊んでいた子供たちが、吸い込まれるように集まってきました。そこにいたのは、丸みを帯びた近未来的なフォルムの電気自動車(EV)です。


### 水上村と未来をつなぐ「走る技術」

実は、私たちの水上村はユナイテッドトヨタ熊本様と包括連携協定を結んでいます。今日は、今後村内で開催される駅伝大会などの行事でこの車両を活用することを想定し、試験的に村内を走行されていたそうです。

車内を見学させてもらった子供たちの想像力は、一気に加速します。

 「これ、いくらくらいするんだろう?(現実的!)」

 「広くて、この車の中で生活できそうだよ!」

 「次のサンタさんに、この車をお願いしてみようかな」

目を輝かせてハンドルやシートに触れる姿は、まさに未来の探検家そのものでした。


### 変化する社会と、9年生のまなざし

一方で、少し離れたところからその様子を見つめていた9年生たちの言葉には、ハッとさせられるものがありました。

彼らは、技術の進歩を「すごい」と感じつつも、「AIや自動運転が発展していくと、将来、人間の仕事がなくなってしまうのではないか」という不安も漏らしていました。ニュースや授業で社会の変化を学んでいるからこそ、新しい技術を自分事として、少し複雑な思いで捉えていたようです。


### 最新の「技術」を使いこなし、「未来」を創る力を

確かに、これからの社会は私たちが経験したことのないスピードで変化していくでしょう。しかし、大切なのは「技術に飲み込まれるのではなく、技術をどう使って、より良い社会を創るか」を考える力です。

今日、低学年の子たちが抱いた純粋な「ワクワク感」。そして、9年生が抱いた「鋭い危機感」。その両方を持って、これからの予測困難な時代を切り拓いていってほしいと思います。

水上学園では、新しいものに触れる機会を大切にしながら、自ら明るい未来を創造していける「水上っ子」を、これからも地域と共に育ててまいります。

突然の訪問で、子供たちに夢を与えてくださったユナイテッドトヨタ熊本の皆様、村長はじめ村当局の皆様、ありがとうございました。

 

 

新たな志を胸に ―三学期意見発表会―

 

今日は全校集会が開かれ、各ステージの代表児童生徒が「冬休みの思い出と三学期の目標」について堂々と発表してくれました。

トップバッターの1年生は、冬休みにお姉さんたちと一生懸命歩いた石段登りの思い出からお話が始まり、三学期は「計算を早く答えられるようになりたい」と力強く宣言しました。2年生よりも早く答えられるようになりたいという高い目標に向け、たくさんの問題にチャレンジする姿勢がとても頼もしく感じられました。

 

第2ステージ代表の7年生は、お父さんと釣りに行った経験を振り返りつつ、学習と部活動の両面で具体的な決意を述べました。二学期後半の反省を生かし、「苦手な問題から逃げない」「学習の質を変える」と自分を律する言葉には、後期課程の生徒らしい自覚が溢れていました。また、剣道部での県大会出場という目標も、日々の積み重ねの先にあるものとして見据えていました。

 

第3ステージ代表の8年生は、充実した冬休みのエピソードを披露しながらも、目前に迫った「受験生」としての自覚を語りました。ただ問題を解くだけでなく「なぜ間違えたのか」を考える学習へと深化させたいという、一歩踏み込んだ目標を掲げました。柔道での「最初から全力で取り組む」という意識改革も含めて、すべてのことに通じる大切な姿勢を堂々と宣言しました。

 

三人の発表に共通していたのは、単なる願望ではなく「そのためにどう行動するか」という具体的なプロセスを自分の言葉で語っていた点です。

前に立った三人だけでなく、フロアで耳を傾けていた皆さんの心の中にも、きっと新しい「志」が芽生えているはずです。三学期は、今の学年の締めくくりであると同時に、次のステージへの準備期間でもあります。一人ひとりが掲げた目標に向かって、一歩一歩、力強く前進していく姿を、私たち教職員も全力で応援していきたいと思います。

ご家庭でも、ぜひお子様がどんな目標を立てたのか、話題にしてみてください。

 

 

 

伝統と革新が交差する学び:教育委員の皆様による学校訪問

冬の澄んだ空気の中、本日は水上村教育委員会の皆様をお迎えし、子供たちが生き生きと学ぶ姿、そして先生方の創意工夫が光る授業を参観していただきました。

多様なアプローチで深まる学び
今日の授業風景は、まさに「多様性」に溢れていました。

五感を研ぎ澄ます学び

音楽室では様々な楽器の音色を響かせ、体育館では軽快にシャトルを追う姿が見られました。また、図工では身近な道具を使って創造力を駆使した造形活動が行われ、算数ではコンパスを使いこなし、正確な図形を描こうと集中する児童の姿が印象的でした。

「言葉」と向き合う

国語の授業では、自分自身の支えとなる「座右の銘」を探す活動が行われていました。子供たちは図書室の書籍とICT端末の両方を活用し、数ある名言の中から「今の自分」に響く言葉を熱心に選んでいました。

対話から生まれる思考

提示された数学の課題に対し、グループで顔を突き合わせて議論を深める姿や、寒々しい体育館の中では、バドミントンの技術向上に向けて意見を出し合い、それを体現するために夢中になってシャトルを追う姿も見られました。

教育委員の皆様からの声
授業参観後の意見交換では、委員の皆様から今後の励みとなる貴重なご意見をいただきました。

  • 先生方へのねぎらい

「時代の変化とともに学ぶ内容が高度化する中、それに対応されている先生方の苦労に頭が下がります」

  • 「不易と流行」の学び

先進的なICTの活用が見られる一方で、鉛筆で書くことや発言するといった従来の学びも大切にされており、ありがたいと感じました」

  • 体験と継続の重要性

「実際に触れてみる、体験する授業が多く、子供たちの感性を育てている。」

「5年生の英語の授業からは、低学年から継続して取り組んでいくことの重要性を感じました。」

 

また、現在の児童生徒の実態や、学校施設の課題についても率直なご指摘をいただきました。

教育委員の皆様からいただいた「応援」の声を糧に、私たちはこれからも「伝統的な学びの価値」と「時代の要請に応える革新的な学び」を融合させ、水上学園の教育をさらに高めていきたいと考えています。

本日ご来校いただいた委員の皆様、誠にありがとうございました。