水上学園ブログ

水上学園日記

確実にかわる季節と、学びに向かう子どもたちの姿

いよいよ10月を迎えました。今朝の最低気温は18℃前後。連日猛暑が続いていた7月や8月には、「本当に秋は来るのだろうか」と半ば疑いたくなるほどでしたが、季節はしっかりと移り変わり、心地よい秋風が校内を吹き抜けています。そんな秋の深まりとともに、校内の至る所で子どもたちが生き生きと、そしてじっくりと学びに向き合う姿が見られます。

各学年の教室を覗いてみると、それぞれの成長に合わせた探究の輪が広がっていました。

1年生の国語では、可愛いお面をつけた子どもたちが「登場人物になりきって」声を弾ませながら音読劇。3年生の国語では、教科書を手がかりに説明文づくりに挑戦しています。

高学年になると、学びはより実践的・深遠なものへ。5年生の国語では、校内施設をバリアフリーの視点で見つめ直し、課題発見から解決策の提案手順を考えていました。6年生の国語では、「上から下へ、一体どっちからどう移動しているのか?」と、文章の細かな表現を噛み砕きながら読み解く高度な読解に取り組んでいます。

さらに後期課程でも熱い学びが展開されています。7年生の社会科では、東南アジアの経済発展における格差はなぜ生まれたのか、互いの考えをぶつけ合いながら議論して探究中。そして9年生はいよいよ進路実現に向けた本格的なスタートです。今日から始まった実力テストに、緊張感をもって真剣な眼差しで挑んでいました。

季節の変わり目、子どもたちは1日1日を大切にしながら、たしかに成長の歩みを進めています。ご家庭でもぜひ、今日学校でどんな発見があったのか話題にしてみてください。

深く「考え、議論する」道徳の授業をめざして

本校では、教職員の指導力向上と豊かな心を育む教育の推進を図るため、校内研究授業を行いました。

本日は、1年生と7年生の道徳の授業を全職員で参観し研修を行いました。

1年生の授業では、「わがまま」をテーマに学習を進めました。日常の経験や登場人物の気持ちを重ね合わせながら、自分の行動が周りにどのような影響を与えるかを一生懸命に考え、友達と意見を交わす姿が見られました。

一方、7年生の道徳では、「相互理解・寛容」をテーマに、相手の個性や立場を尊重することの大切さについて議論を深めました。互いの考えや価値観の違いに触れながら、多角的な視点で自分自身を振り返るたくましい成長ぶりを感じさせる時間となりました。

放課後には、前期課程・後期課程に分かれて研究協議会を実施しました。

「どのようにすれば、子供たちがより主体的に考え、深く議論する道徳の授業ができるか」について、活発な意見交換が行われました。

多様化やグローバル化、情報化が進み、社会がより複雑さを増していくこれからの時代。そうした中で子供たちが自分らしさを保ちつつ、他者と協調して心豊かに生きていくためには、確かな道徳性を育むことが欠かせません。

子供たちの確かな成長を支えるため、私たち教職員も日々研鑽を重ね、よりよい授業づくりに努めてまいります。

今後とも本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

本物の仕事にふれる大切さ〜7年生 農林業体験学習〜

昨日と今日の2日間、7年生が「農林業体験学習」に取り組みました。

水上村の基幹産業である農業と林業の現場へと出向き、実際の仕事や作業を体験させていただく貴重な機会です。

あいにくの空模様で少々残念な天候ではありましたが、生徒たちは各事業所で真剣な表情で活動に励んでいました。

ハウスの中での農作業や樹木の伐採や木材加工、生き物を相手にする畜産など、日頃の学校生活や教室の授業だけでは決して味わうことのできない「本物の仕事」にふれることができました。

作物を育てることも含めて、命ある生き物を育てることの大変さ・重要性を肌で感じると同時に、現場で働く方々の情熱や仕事へのやりがいを直接学び取る姿がとても印象的でした。

8年生での職場体験にもつながるこの2日間の体験は、働くことの意義を考えるとともに、自分たちの生まれ育ったふるさと・水上村の魅力を再発見する大きな一歩となったはずです。

この経験が、生徒たちの将来の生き方や進路について考える大切な糧となることを期待しています。

あいにくの天気の中でも温かく受け入れ、熱心にご指導いただきました関係の皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

地域で学ぶ、未来を描く〜8年生職場体験学習〜


本日と明日の2日間、本校では7年生の「農林業体験学習」と8年生の「職場体験学習」を実施しています。

8年生は地域の事業所に赴き、実際の仕事に挑戦しました。

子どもたちは、保育所での小さな子どもたちとのふれあい、消防署での身の引き締まる訓練体験、商店や物産館での接客や商品の梱包作業、さらには木工や自動車整備の本格的な作業など、それぞれの現場で一生懸命に取り組んでいました。

真剣な表情で指示を聞く姿や、人々と笑顔で交流する姿からは、学校の授業や教科書だけでは決して得ることのできない貴重な学びと成長を感じ取ることができました。

社会の中で働くことの喜びや大変さを肌で感じ、自らの将来や生き方について見つめ直すこの特別な学びは、彼らの今後の人生にとって非常に重要で意味のある経験となるはずです。

おいそがしい中、子どもたちを温かく受け入れ、根気強く指導してくださっている各事業所の皆様に心より感謝申し上げます。

明日も引き続き貴重な体験が続きますが、子どもたちの健やかな成長を地域全体で見守っていただけますと幸いです。

言葉とカラダがつながる瞬間〜ビーチボールで育む一生ものの「運動センス」〜

連日、アジア大会では各競技で熱戦が繰り広げられており、日本選手の目覚ましい活躍にたくさんの元気と勇気をもらっていますね。

さて、本日の2時間目、体育館からは1・2年生の元気な声が聞こえてきました。 バドミントンコートを使い、柔らかくて扱いやすいビーチボールを使った運動の授業です。ボールの動きを目で追いながら、タイミングを合わせて打ち返したり、お互いに声を掛け合ってコンビネーションを意識したりと、みんな夢中になってボールを追っていました。

一見すると楽しそうな「ボール遊び」のように見えますが、実はこれ、子どもたちの将来にとって非常に大切な学びが詰まっています。

児童期にあたるこの時期は、一生に一度だけ訪れる「ゴールデンエイジ(およびその前段階のプレゴールデンエイジ)」と呼ばれ、神経系が急速に発達する極めて重要な時期です。この時期に「投げる・捕る・打つ」といった多様な動きや、素早いフットワークなどを体験することで、脳と体を結ぶ神経回路が網の目のように広がっていきます。

ここで身についた体の使い方や感覚(いわゆる「運動センス」)は、大人になっても忘れることのない、一生ものの財産になります。さらに、自分の思い通りに体を動かせるようになることで、怪我の予防はもちろん、空間認識能力や学習面の集中力向上にもつながっていくのです。

単一の競技の技術を磨くだけでなく、ゲーム感覚で「楽しく」体を動かしながら神経系を刺激すること。そして、子どもたちの発達段階に応じたカリキュラムを9年間の中で体系的に実践していけること――。これこそが、水上学園の大きな強みであり魅力だと改めて感じています。

これからも、子どもたちが楽しみながら健やかに成長できるよう、日々の授業や活動を工夫してまいります。

秋晴れの中、1・2年生が南稜高校で動物ふれあい体験!

秋の大型連休が明け、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、今朝は秋らしいさわやかな空気に包まれた心地よい朝となりました。田んぼのあぜ道に赤い彼岸花が綺麗に咲き誇る中、子どもたちは明るく元気に登校してくれました。連休明けも、いつもの元気な笑顔で登校してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな秋晴れの素晴らしい日、1・2年生が生活科の体験学習として、熊本県立南稜高等学校へ出かけました。

南稜高校に到着した子どもたちを待っていたのは、高校生のお兄さん・お姉さんたちと可愛らしい動物たちです。高校生の皆さんが動物に関するクイズを用意して優しく説明してくれたおかげで、子どもたちは興味津々で耳を傾けていました。

ふれあい体験では、ウサギやヤギ、ポニーといった動物たちと直接ふれあいました。最初は少しドキドキしていた子も、高校生にサポートしてもらいながら優しく背中をなでたり、人参や草などのエサをあげたりするうちに、すっかり笑顔に。動物たちの温もりや鳴き声、毛並みの質感などを肌で感じ、命の温もりや大切さを学ぶ貴重な体験となったようです。

体験の後は、みんなで楽しみなお弁当タイム。最後はしっかりとゴミ拾いやマナーを守る行動もでき、集団行動としての成長も実感できた一日でした。

あたたかく迎えてくださり、優しく教えてくださった南稜高校の先生方と生徒の皆さん、本当にありがとうございました!

地域のお店で大発見!3年生の社会科見学


本日、3年生が、スーパーマーケットへ見学に出かけました。普段から家族と一緒に買い物で訪れる機会も多いスーパーマーケットですが、今日は探検ボードとメモを手に、少し違った「社会科の目」で店内を見つめる子どもたちの姿がありました。

お店に到着すると、店員さんからお店の工夫や仕事について丁寧なお話をしていただきました。子どもたちは真剣な表情でメモを取り、気になることを進んで質問する様子が見られました。

店内見学では、商品の並べ方や陳列のルール、工夫されているポップ(掲示物)に注目したり、お店で働く方々がどんな思いでお客さんに接しているのかをインタビューしたりと、教室では得られない生きた学びに触れることができました。また、実際にお買い物体験として買い物かごを手に商品をしっかり選び取る経験も行い、社会の中で働く人々の工夫や便利さを肌で感じ取る貴重な機会となったようです。

見学を通して学んだ集団行動のマナーや、働く人々への感謝の気持ちを、これからの学校生活や家庭での学習にもしっかりと生かしていってほしいと思います。温かく迎えてくださり、親身に教えてくださった関係者の皆様、誠にありがとうございました。

共に学び、世界とつながる〜6年生の1日〜

今日の6年生の授業の様子をご紹介します。

【1時間目:算数〜学び合いで解き明かす難しい問題〜】

1時間目の算数では、分数を使った割合や文章題という、少し難度の高い問題に挑戦しました。

「もとにする量はどれかな?」「どんな計算式になるだろう?」と、一人ひとりがじっくり考えた後、お互いにノートやプリントを指さしながら教え合う姿が見られました。自分の考えを友達に言葉で説明したり、アドバイスに耳を傾けたりすることで、一人では難しかった問題も納得しながら理解を深めることができています。

【3時間目:外国語〜画面の向こうへ!オンライン英会話〜】

3時間目は、子どもたちが楽しみにしていたオンライン英会話です。

ヘッドセットを装着し、画面の向こうにいる海外の講師と1対1で英語のやり取りを行いました。事前に準備したやり取りをスムーズにこなすだけでなく、時間が余ると「自分から自由に質問してみる」という積極的な姿も見られました。

決められた枠にとらわれず、「もっと伝えたい」「もっと知りたい」と主体的にコミュニケーションを楽しめるようになったのは、これまでの日々の積み重ねがあってこそです。

算数での「対話を通じた深い学び」と、英会話での「実践的なアウトプット」。日々の地道な積み重ねが、子どもたちの確かな自信と成長につながっていると感じる素敵な1日となりました。

自ら問い、仲間と挑む〜「情報」と「言葉」で切り拓く探求力〜

 

今日も校舎には、子どもたちが探求の目を輝かせる姿があふれていました。

2時間目の7年生社会科では、「アジア州の気候の特徴」について学習していました。地図帳や雨温図といった多様な資料を机いっぱいに広げ、「どうしてこの地域は雨が多いんだろう?」と仲間と指を差しながら議論を交わします。一人では見落としがちな視点も、対話を通して思考が深まり、情報を科学的に読み解く力が育まれています。

5時間目の8年生社会科では、「名古屋・東海の工業の変化」を250字以内でまとめるという高度な課題に挑戦していました。単に検索するだけでなく、「自動車産業」「中京工業地帯」「東海工業地域」のキーワードを駆使し、必要な情報を収集・整理して自分の言葉で再構築します。タブレットに向かい一字一字推敲しながら、隣の友達と「伝わりやすい構成かな?」と確認し合う姿が見られました。

同じく5時間目、9年生の技術科ではプログラミング学習が行われました。小型基板(micro:bit)を操作し、「振るとLEDに回数が表示され、音が鳴る」仕組みを作ります。現代は、県内でも半導体関連産業が集積を深め、AIやIoT技術が日常に急速に溶け込んでいる時代です。生徒たちは、自ら組んだプログラムで目の前の機器が動く感動を味わいながら、「技術が社会でどう役立つか」という技術の仕組みと社会へのつながりを肌で実感していました。

情報があふれる現代社会だからこそ、単に技術を使うだけでなく、「情報を科学的に理解する」「目的に応じて活用する」「技術や情報と適切に関わり社会へ参画する」といった情報活用能力が欠かせません。

資料を読み解く7年生、言葉で表現する8年生、プログラミングで仕組みを創る9年生。どの学年でも、自ら学びを深め、協働して課題に向き合う頼もしい姿が見られました。これからも、子どもたちが自信を持って未来を切り拓いていけるよう、探究心と情報活用能力を育む教育を推進してまいります。

秋の気配と「読書の秋」、そして生活習慣を見直す「がんばりウィーク」

9月に入ったというのにスッキリとしない天候が続き、この時期らしくない雨模様や蒸し暑さに悩まされる毎日です。それでも、ふとした瞬間に雲の間から覗く青空には、どこか澄んだ秋の気配が感じられるようになってきました。

村内を巡ると、水上村ならではの心温まる風景に出会います。バス車庫前の土手に目をやると、スクールバスの運転手さんが手入れしてくださった見事な「草アート」が広がっています。秋の青空に向かって爽やかに跳ねるイルカの姿は、見ているだけで気持ちをパッと明るくしてくれますね。また、村のあちこちには鮮やかな赤い彼岸花が咲き始め、少しずつ季節が秋へと巡っていることを教えてくれます。

そんな秋の訪れを感じる本日、昼の時間を活用して「全校読書」を行いました。本を手にした子どもたちは、シーーーンと静まりかえった教室の中でじっくりとページをめくり、それぞれの本の世界へと没頭していました。真剣な眼差しで物語や図鑑に見入る姿からは、豊かな集中力と探究心が感じられます。じっくりと「読書の秋」に取り組んでほしいものです。

さて、今週末19日(土)は「水上っ子家庭の日」です。学校ではこの日と秋の大型連休に合わせて、2ヶ月に1回の「水上っ子がんばりウィーク」を実施します。

この取組は、専用のワークシートを使い、「起きる時刻」「朝食」「テレビ・ゲーム等の時間」「寝る時刻」の目標をご家庭で振り返り、基本的生活習慣の確立を目指すものです。メディアと少し距離を置いて、みんなでじっくり読書を楽しんだり、一緒にご飯を食べるなど、日頃できない家族団らんやふれあいの時間を大切にしていただきたいと考えています。

涼しい風が吹き始めるこれからの季節。ぜひご家庭でも生活リズムを見直し、心豊かで健康的な「家族の時間」にしていきましょう。保護者の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。