水上学園ブログ

水上学園日記

全員が主役!クラウドで創る新しい国語の授業

 今日の国語の授業を参観すると、5年生の子どもたちが新しく配られたタブレットPCを前に、熱心に画面を覗き込み、キーボードを打っていました。

一見すると、個々に作業しているように見えます。しかし、彼らが入力しているのは、クラス全員で共有されたたった一つのドキュメント。周りの友だちの考えがリアルタイムで画面に表示され、それを読みながら自分の意見を加えていたのです。

従来の授業との大きな違い

従来は、先生が一方的に情報を伝える受け身の授業が中心でした。意見発表の機会も限られ、一部の子どもたちの考えしか共有されないことも少なくありませんでした。

しかし、GIGAスクール構想でクラウドの活用が広がり、授業のあり方は大きく変わりました。

クラウド上の同一ドキュメントに全員が同時に書き込むことで、一人ひとりの思考が「見える化」されます。子どもたちは、友達の意見に刺激を受けたり、疑問を投げかけたりしながら、自分の考えをより深く、広くすることができます。

この共同作業のプロセスを通じて、子どもたちは受け身の学習者ではなく、自ら学びを創り上げる「共同構築者」へと変化していきます。クラス全体で活発な意見交流が生まれ、より多層的な議論が可能になっていることを実感しました。

 先生たちの学びも深まる放課後
 子どもたちの学びの質を飛躍的に高めるクラウド活用。今日の放課後は、私たち教員も研修を通して、さらなる授業改善に向けて学びを深めます。

このような新しい学びの形を、子どもたちと先生が一緒になって創り上げていけることに、大きな期待を感じています。

「わび・さび」を体験

6年生が社会科で千利休を学んだ後、抹茶体験をしました。これは、歴史を五感で深く理解するための工夫です。教科書だけでは得られない「わび・さび」の世界を、実際に体験してもらおうというねらいです。
厳しい戦国の世で、千利休は茶の湯を通して人々が心を落ち着かせる時間をつくりました。抹茶を点て、味わう一連の動作から、「一期一会」や「和敬清寂」といった茶の湯の精神を体感できたのではないでしょうか。
豊臣秀吉らと利休の関係を学んだ後の体験は、より深い意味を持ちます。単にお茶を飲むだけでなく、利休が目指した「質素で静謐な美」を肌で感じ、当時の文化や人々の暮らしを想像する力も養われたことでしょう。
今回の体験は、歴史の知識を暗記するだけでなく、体感し、自分なりの考えを持つきっかけになったはずです。これこそまさに「為すことによって学ぶ」です。日本の伝統文化に触れる貴重な機会として、子どもたちの心に深く残る体験となったことでしょう。
さて、皆さんの身の回りには、他にどんな日本の伝統文化があるでしょうか?ぜひ意識して探してみてください。

 

何を学んできましたか?

3年生が多良木町にあるスーパーマーケットへ社会科見学に出かけました。

子どもたちは、普段買い物で訪れる場所が、実はたくさんの学びの宝庫であることに気づいたようです。

今回の見学の主な目的は、身近な地域社会の仕組みや人々の生活との関わりを学ぶことです。

単に買い物をする場所としてではなく、様々な学習の視点から見ていきました。

 買い物だけじゃない!社会科の学習ポイント

  • 商品の旅を知る: 生産者からお店に届き、私たちの食卓に並ぶまでの「経済の仕組み」を学びました。
  • お店の工夫を発見: お客さんが気持ちよく買い物できるように、商品が工夫して並べられている様子や、お得なチラシの役割をじっくり観察しました。
  • 支えられている食生活: 自分たちの毎日の食事が、スーパーで働くたくさんの人々の努力によって成り立っていることを実感しました。

将来を考えるキャリア教育の視点 

  • 仕事の数々を知る: レジ係や品出し、惣菜作り、そしてお店全体をまとめる店長さんなど、スーパーにはたくさんの仕事があることを学びました。
  • 「働く」ことの意義: それぞれの仕事が、お客さんのためにどんな工夫をしているのかを知ることで、「働くこと」が社会や人の役に立つことだと実感したようです。
  • みんなでつくるお店: 一つのお店が、多くの人々の「協力」によって成り立っていることを知り、将来働く上での大切な力を育むきっかけになりました。

このように、社会科見学や修学旅行などは、社会の仕組みを理解する社会科の学習の側面と、将来の夢や働くことへの関心を育むキャリア教育の側面、両方から子どもたちの学びを深める貴重な機会であることがわかります。

2学期は他の学年でも、学校を離れて行う学習活動がたくさん計画されています。ぜひ社会全体を大きな学びのフィールドとして、子どもたちが様々な体験を通して大きく成長してくれることを願っています。

健康を大切にする意識

思春期検診が行われました。成長過程にある10代を対象に、身体的・精神的な健康状態を総合的に診察し、病気の予防や心身の不調の早期発見・早期治療を目指す健康診断のことです。保健福祉課の主催で、健診センターコスモからお越しいただき、希望した生徒が受診しました。

思春期は、身体の急激な成長だけでなく、心も大きく変化する時期です。そのような時期に、自分の体の変化を知りたいとか、具体的な身体の不調や悩みを相談したいとか、心の問題や精神的な悩みを相談したいとか、それぞれの思いを持って受診したと思います。しかし何よりも、こうした検診を積極的に受けることは、「健康への関心を高める」ことにつながります。自分の心や体の状態に目を向けるきっかけになり、検診後のアドバイスをもとに、睡眠や食事、運動といった生活習慣を見直そうという意識が芽生えることも期待されます。

人生100年時代と言われる現代。その長い人生を健康に生きるための土台は、まさに成長過程にある今、築かれるものだと思います。みんなで、自分の健康を大切にする意識を高めて生活していきたいですね。今回の検診が、生徒一人ひとりが自分の心と体に向き合い、健やかな未来へとつながる大切な一歩となることを願っています。明るく・楽しく・元気な水上学園ですから。

将来に向けて

9年生の家庭科の学習の一環として、保育所での保育実習を実施しました。お世話になった岩野保育所と湯山保育所の皆さま、ありがとうございました。

これまでの家庭科の授業で製作したおもちゃを使い、保育所の園児たちと楽しく遊びました。教室は笑顔で溢れ、とても充実した時間となりました。

この実習の主な目的は、生徒たちが幼児と交流することで、子どもへの関心を高め、子育ての意義や親の役割を理解し、将来の家庭生活を考えるきっかけを得ることです。

また、保育実習は、単なる知識習得にとどまらず、生徒の人間形成に大きな意義をもたらします。たとえば、社会の一員としての自覚、自己肯定感の向上、親への感謝の気持ち、そして「生活力」の習得などが挙げられます。

このように、保育実習は、将来子どもを育む立場になったときに役立つ知識やスキルだけでなく、他者を思いやる心や社会性を育む、貴重な実践的な学びの機会といえるでしょう。

今日の活動を通して、生徒の皆さんは何を感じ、何を学び、そして将来にどう活かすのでしょうか?