学校ブログ

2022年5月の記事一覧

今日の朝の心洗われた1枚

【校長ブログ】

 今日の朝、校門に立っているとほのぼのとする姿を見つけました。

 雨の中、1年生の手を握り、自分の傘で1年生を覆い隠すように登校してきた4年生。

 私:「1年生が雨に濡れないように連れてきてくれたんだね!」

 4年生:「弟です!」

 校門に入った写真は、たまたま傘が弟に係っていませんが、道路ではしっかり覆っていましたよ!

 でも、手はぎゅっと握りしめ、つながれていました。

 『今日も元気でいってらっしゃい!』

花いっぱい運動と修行

【校長ブログ】

 昨日、数名の若手職員と花の苗をポットへの植え替えを行いました。

 今年、環境担当となった若手職員からの相談を受け、4月にセルトレーに種まきをしていたのですが、発芽し、伸びきっていた苗が限界を迎えていました。

 担当となった若手職員も花の苗を育てるという経験ははじめて。何も分からないようです。「自分で苗を育てることは本当に覚悟がいる作業になるよ!」との私の問いかけに「がんばります!」との返事。数名の若手職員で勝手に「花いっぱいサークル(今、つけた勝手な名前です)」を結成し、種まきから始めました。

 職員にも子供たちにも達成感を味わわせたいので、育てやすい「ジニア」と「マリーゴールド」から始めました。苗を育て始めると、ゴールデンウィークも土日も水かけが必要になるし、苗の様子を見つめていなければなりません。

 苗も「少しずつ,少しずつ」成長し、形になってきました。また、子供に見せたいという意欲から、ひまわりの種を買ってきて、種まきをしていました。(内緒の話ですが、職員が失敗したときのために、「芽が出たよ」というために私の自分の家で同じ種を買い、発芽させ、バックアップ用の苗を育てていたところです。達成感がないと次の意欲にはつながりませんからね。)

 さて、「花いっぱいサークル」の苗たちは、本校を花いっぱいにしてくれるのでしょうか?まずは1年目です。温かく見守りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから、本校の花壇を見て、カチカチカチな土であることに気付きました。4月のあいさつ運動の時に、学校支援ボランティアの方に「本校には堆肥がなく、花が育たない」と相談したところ、すぐに本校の農業委員会の福屋様に連絡がいき、たくさんの堆肥を届けていただきました。そのお気持ちに応えるためにも花いっぱいへのチャレンジ、がんばります。本当にありがとうございました。

校風の中で育つ あいさつ運動とボランティア2

【校長ブログ】

 校門に立っていると、子供のいろいろな姿に気付くことができます。

 遠いところからがんばって、がんばって、がんばって歩いてくる1年生の姿。それに寄り添いながら、登校班でがんばって連れてきてくれる上級生の姿、等。

 そんな中、まだまだ途中で歩けなくなって泣いてしまった1年生を見た、ある6年生の登校班長さん。機転を利かせて他の登校班員を先に行かせて、自分がずっと1年生に寄り添っていたと言うこと。地域の方から聞きました。

 自分が小学生の頃、そんなことができただろうかと自分自身を振り返るとともに、それができた6年生の姿がうれしくて、うれしくて、思わず6年生の教室に出向き、「ありがとう」を伝えました。許諾をいただいていないので、名前や写真は伏せますが、そんなうれしいエピソードに出会いました。

 温かい気持ちで学校に入ると4年生の子供たちが数名、「プチボランティア」といって花壇の草を抜いていました。毎日、5本ずつ、草を抜くことが「プチボランティア」だそうです。

 第1回の職員会議で私は職員に伝えました。「少しずつ、少しずつ、それが大きい!」

 一時的に目標に向かって取り組むエネルギーも大切なことですが、少しずつ少しずつ継続的に取り組む力も大切な力だと思います。案外、大人になったときに、「少しずつ、少しずつ」継続的に取り組む力の方が生きて働くかもしれませんね。この力は、育てるべき資質・能力なのかもしれません。

 4年生のプチボランティアのお陰で、今では花壇の草を探さなければならないほど、きれいになりました。「少しずつ,少しずつ」の力は大きな成果になっています。

 私も自分で「少しずつ、少しずつ」の力を育てようと、「毎日4枚の学校の窓ガラスを磨く」という目標を立て、4月1日からずっと継続しています。自分のために、それがみんなのためになれば。

 

 子供たちのボランティアについては、いずれ校長ブログとして掲載したいと思います。

 

 

 

校風の中で育つ あいさつ運動とボランティア1

【校長ブログ】

 できる限り校門で子供たちを出迎えるようにしています。

 毎朝、校門であいさつをしていると、今日は全体的にハイテンションだな!、今日は全体的に元気がないな!、今日は全体的に落ち着いた雰囲気だな!と、その空気感を感じることができます。また、気になる表情のお子様には声をかけるようにしています。1年生には特に「行ってらっしゃい!」と声をかけています。今では「行ってきます。」と返ってくるようになりました。毎日少しずつ少しずつの積み重ねが、場の雰囲気を築いていくことが分かります。

 そんな中、「帽子を取って、『おはようございます』」といってくれる1年生が見え始めてきました。

 学級で指導したり、ご家庭でお声かけをしていただいた成果もあるかと思いますが、モデルとなる上級生の姿を見て学び、自分でもまねをし始めたのだろうともおもいます。上級生から下級生への「校風」のバトンタッチです。

 その上級生も、本校を卒業していったみなさん、地域の方々、PTAのみなさんから受け継いできたものです。よりよい伝統、校風のバトンタッチが、今でも本校では生きているということでしょう。これは本校の宝となるものです。

 PTA役員会でも校長あいさつでお話ししましたが、校風とは学校だけの力で育つものではありません。学校も、保護者も、地域の皆様も校風を築く一員だと考えています。本校には伝統として、その多くの方々が協力して、よりよい校風を築き、受け継いでいこうとする機運が残されていると言うことでしょう。それを受け継いだ今の私たちが、次の世代に伝えていく役目を担っています。

 ただ、校風も油断をすれば、あっという間に崩れ去ることを知っています。

 みなさんで協力して、校風を築いていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 児童会の運営委員会も継続的にあいさつ運動をがんばっています。

 

 

見知り遠足 コロナ渦で縮小も、子供にとってはうるおいのある時間

【校長ブログ】

 4月15日、見知り遠足を実施しました。

 11日に入学式を行い、1年生の子供たちにとってはすべてがはじめて、緊張の1週間だっただろうと思います。

 コロナ渦の中、学校行事の在り方も常に保健安全対策を考えなければならない中、できる限りのこととして学校周辺の遠足を実施しました。

 遠足に先立って、運営委員会主体のレクリエーションが行われ、新しく赴任した先生のクイズやさまざまなゲーム等が行われたところです。

 私も久しぶりに学校現場に戻りましたが、高学年の子供たちが低学年の子供たちのために一生懸命に考えてくれている姿、コロナ渦であってもレクリエーションを楽しむ子供の姿を見て、自分が小学生の時に経験した遠足、初任の時に経験した遠足のことを思い出していました。潤いのある時間でした。

 遠い将来、子供たちにとってコロナ渦の遠足について「自分たちの時には・・・」と思い起こされる思い出の1ページになってくれることを祈っています。

 なお、これを計画した高学年のみなさんにありがとうと言いたいと思います。

 また、今回は迎えてもらった1年生も、5年後は迎える立場に成長してくれることを心から願っています。