~ふるさとを愛し、自ら 気づき 考え 行動する栖本っ子の育成~
~ふるさとを愛し、自ら 気づき 考え 行動する栖本っ子の育成~
2025年12月の記事一覧
今日の栖本っ子~ひまわりの会お話会~
本日12月5日(金)の2校時には、いつも子どもたちに心の栄養を与えてくださる「ひまわりの会」の皆様による、心温まるお話会が開催されました。お話会では、楽しい手品に、子供たちから「わあ!」「どうなってるの?」と驚きと喜びの歓声が上がりました。そして、栖本の歴史や文化に触れる「栖本の妖怪伝説」や「民話」の紙芝居。子どもたちは真剣な表情で耳を傾け、地域の深い魅力に改めて気づかされたことでしょう。さらに、なんと、子どもたちの安全を見守る特別ゲスト「栖本まもる君」が登場!このサプライズに、子どもたちは大喜びでした。本格的な読み聞かせはもちろんのこと、笑いと学びが融合した、あっという間の1時間でした。子どもたちの瞳はキラキラと輝き、物語の世界に引き込まれていく様子は、本当に感動的でした。この日のお話会は、きっと子どもたちの心の中に、大切な思い出として深く刻まれたことと思います。
ひまわりの会の皆様、本日は子どもたちのために、これまでの綿密な準備や練習、誠にありがとうございました。これからも、栖本小学校の子どもたちのために、温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
今日の栖本っ子~命を考える集会~
12月5日(金)の朝の時間には、命のシンボルである校庭の木の前に集まり、「命を考える集会」を開催しました。子どもたちは、寒い冬の朝にもかかわらず、真剣な眼差しでこの大切な集会に臨んでくれました。
この集会は、子どもたち一人ひとりが「命の尊さ」を深く心に刻むための、大変意義深い時間となりました。
まず、2学期の人権目標を各学年ごとに力強く発表しました。どの発表からも、友だちを思いやる優しい気持ちや、より良い学校生活を創り上げようという熱意がひしひしと伝わってきました。そして、全校児童で「命」に関する詩を朗読しました。
「命」は、世界にただ一つしかない、かけがえのない大切な宝物です。それは、自分の命はもちろんのこと、隣にいる友だちの命も、いつも見守ってくれる先生たちの命も、そして温かく支えてくれる家族の命も、すべて同じように尊い宝物です。この集会を一つの大きなきっかけとして、栖本っ子が自分の命をこれまで以上に大切にし、そして、周りの人々の命や気持ちを尊重し、思いやりをもって接することができる。そんな、温かい心を持った子どもたちに、今日からさらにもっと大きく成長してくれることを心から願っています。
今日の栖本っ子~4年生 伝統の重みを感じて~
12/4(木)、4年生の子どもたちは社会科の学習で、「地域で受け継がれてきたもの」というテーマを深める貴重な時間を持ちました。この学習の一環として、地元の宝である栖本諏訪神社の権禰宜玉木様に学校へお越しいただき、お話をお伺いいたしました。
玉木様からは、栖本の歴史と文化を彩る諏訪神社のお祭りについて、大変興味深いお話を数多く聞かせていただきました。「伝統はしっかり守りたい。でも今の時代にあったやり方も考えたい」という玉木様の言葉は、文化を受け継ぎながらも、時代に合わせて発展させていくことの重要性を教えてくださいました。子どもたちは熱心にメモを取り、積極的に質問を投げかけ、地域の歴史と未来へのバトンについて深く考える貴重な学びとなりました。今回の学習で感じたふるさとへの誇りと地域の方々への感謝の気持ちを胸に、これからも一歩一歩成長してくれることを願っています。
玉木様、お忙しい中に誠にありがとうございました。
今日の栖本っ子~マラソン大会の目標は?冬休みに楽しみにしていることは?~
12月4日(木)、今朝の「朝タイム」は、恒例の「話す・聞くタイム」でした。この活動は、単に会話を楽しむだけでなく、相手の話をしっかりと受け止め、自分の考えを正確に伝えるための大切な「コミュニケーション能力」を育む時間と位置づけています。今日のお題は、目前に迫った「マラソン大会の目標は?」と、心待ちにしている「冬休みに楽しみにしていることは?」の2つでした。子どもたちが会話している様子を覗くと、子どもたちは、目を輝かせながら対話に取り組んでいました。特筆すべきは、会話の中で「なんで?」「たとえば?」「どういうこと?」といった、いわゆる「Qワード(質問の言葉)」をだんだん自然と使いこなしている姿です。
はじめは戸惑っていた子どもたちも、この活動を重ねるごとに、相手の言葉の背景にある思いや考えを引き出そうと、積極的に質問を投げかけるようになりました。制限時間いっぱい、話題が途切れることなく、笑顔で会話が続く様子は、まさに聞く力、そして話す力が着実に身についている証拠です。一人ひとりが、自分の目標や夢を語り、友達の目標に真剣に耳を傾ける。この積み重ねが、豊かな人間関係を築く土台となります。子どもたちが毎回の「話す・聞くタイム」を心から楽しみにしている様子を見て、私たち教職員も、子どもたちの大きな成長を感じているところです。
今日の栖本っ子~地域の方に学ぶ~
本日4年生と5年生は、地域の方々を学校にお招きし、「ふるさと栖本」の魅力と伝統を肌で感じる、大変充実した時間を過ごすことができました。
5年生:お茶の奥深さに触れる総合学習
5年生の「総合的な学習の時間」では、地元の栖本製茶より、猪原様にご来校いただきました。子どもたちの前に広げられたのは、一枚の茶葉から生まれる驚くほど多様な世界です。猪原様は、同じ茶葉でありながら、製法の違いによって煎茶、釜炙り茶、ウーロン茶、紅茶など、全く異なる味わいと香りを持つお茶になることを、分かりやすく教えてくださいました。また、お茶に含まれる成分の働きや、心に安らぎをもたらす「美味しいお茶の入れ方」といった、家庭ですぐに実践できる知恵も伝授いただきました。子どもたちは、お茶が持つ奥深い歴史と、それを支える人々の情熱に触れ、目を輝かせていました。猪原様の温かいご指導のおかげで、単なる知識としてではなく、五感を通して学びを深めることができました。
4年生:栖本太鼓に込められた魂を学ぶ社会科見学
一方、4年生は社会科の「地域で受け継がれてきたもの」という学習テーマのもと、栖本太鼓の担い手である末松様をお招きしました。末松様は、太鼓を次世代に受け継ぐことへの熱い想い、これまでの苦労、太鼓の歴史、そして何よりも演奏を終えたときの大きな喜びを、子どもたち一人ひとりの質問に丁寧に答える形で話してくださいました。講話の終わりには、簡単な太鼓の動きを実践指導していただく機会がありました。子どもたちは、末松様から直接教わった動きを真似て一生懸命体を動かしましたが、「見ていた以上にハードで、太鼓を叩くことの大変さ」を身をもって感じたようです。その表情からは、地域に根付く伝統の重みと、それを守り続ける方々の並々ならぬ努力を理解した様子がうかがえました。
この2つの体験学習は、子供たちにとって、地元・栖本の素晴らしさを再認識する貴重な機会となりました。机上の学習だけでは得られない、人々の「想い」や「努力」、そして「文化」に触れることで、子供たちの心の中に、郷土を愛する気持ちがより一層深く刻まれたことと思います。これからも、地域との繋がりを大切にし、子どもたちが豊かな心を育み、未来を切り拓く力を培っていけるように教育活動を進めていきたいと思います。
本日は、お忙しい中に講話をしていただきました、猪原様、末松様、ありがとうございました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 福山哲也
運用担当者 教頭 山下宙征
天草市立栖本小学校
sumoto elementary school
天草市栖本町馬場25番地
℡0969-66-2011
E-mail sumoto@city-amakusa.ed.jp