美里町立励徳小学校
2025年9月の記事一覧
研究授業で1.2年生の複式授業
9月24日(水)
5時間目は、1,2年生複式での大研が行われました。
1年生は、算数「どちらが多い」
2年生は、算数「さんかくやしかくの形をしらべよう」
でした。
1年生は、形の異なる二つの容器に入っている色水の量をたくさんのカップの中から比べるのに適当なものを選んで体積を比べる学習でした。
2年生は、いくつかの三角形四角形を仲間分けし、その分け方について話し合うという学習でした。
複式ですので、先生は一人(学習支援員の先生がサポートには入りますが)で2学年の授業を進めます。
その際に、「直間指導」を基本に指導を行います。
担任が、1年生のところで指導しているときに、2年生は、学習リーダーが授業を進めます。
今年から完全複式となったので2年生は、今年初めての複式の授業ではありますが、担任の指導もあって少しずつではありますが、学習リーダーを中心に自分たちで進めることができつつあります。
(1年生の学習) (2年生の学習)
上記の写真の学習活動が、同時間帯に行われます。
放課後は、苓北町教育委員会 学校教育指導主事の髙木先生を講師にお招きして授業研究会を行いました。
全職員で立ったまま熱く、ここは良かった、ああでもない、こうでもない、こうしたらもっと・・・などこの日の授業について協議しました。
その後、高木先生から授業をもとにして「複式学級における授業の在り方~だれ一人取り残さない学びの保障のために~」というテーマーのもとご講話いただき、今後の複式での授業はもちろんのこと「わからない」を大切にした「学び合い」につながる具体的な考え方をご指導いただきました。
大変勉強になる半日となりました。
髙木先生、大変ありがとうございました。
そして、翌日の25日(木)。
1,2年教室をふと見ると、1年生が教室のベランダで昨日の学習を生かした体積比べをしていました。
「どうして、同じカップに移しているの?」
と尋ねてみると、
「だって、同じカップじゃないと比べられないから。」
と返ってきました。
教室の中では、2年生の学習が行われていて、ペアで話し合っている子どもたちもいれば、黒板の前に集まって板書を見ながら話し合っている子どもたちがいました。
しばらくすると、学習リーダーなのでしょう。
「じゃあ、まとめに入るよ。」
と2年生全体に声をかけ、自分たちなりのまとめを始めました。
昨日からさらにバージョンアップしていました。
「子どもたち、やるな~」
と感心しました。
まずは、「山と風の音楽祭」に向けて
9月24日(水)
励徳小では、3,4年生の総合的な学習の時間を中心として全校で太鼓の演奏に力を入れています。
子どもたちが多くの人の前で自信をもって表現できるような力をつけることの一環でもあります。
来る9月28日(日) 励徳小校区内にある勢井阿蘇神社 農村舞台 で行われる「山と風の音楽祭」(もともとは地域のお祭り(願成祭)として行われていた)に特別出演として演奏することが決まっています。
それに向けて朝練、昼練も子どもたちが自主的に行っています。
当日の司会は、なんと緒方由美(おがっち)さんです。
出演者も様々な音楽ジャンルのプロが多数出演。更に入場無料となっています。
励徳小オープニングを飾る予定です。
子どもたちのモチベーションも高いまま持続し、仕上がりも上々です。
見にいらっしゃいませんか。
期日:令和7年9月28日(日) 15:00~19:30
場所:勢井阿蘇神社 農村舞台
入場料は無料ですが、投げ銭大歓迎だそうです。
久しぶりの全校遊び
9月22日(月)
今朝は、励徳小もさわやかな風が吹き、エアコンいらずで午前中は過ごせる陽気でした。
登校してくる子どもたちの顔にも汗は見られませんでした。
ただ、休みの合間ということもあり少々お疲れ気味ではありました。
8時過ぎには「ピーピー」鳴っていた熱中症指数計も今日は鳴ることなく、久しぶりに昼休みの体育館や運動場での遊びが解禁されました。
そこで、6年生が企画してくれて「転がしドッチボール」を全校児童で行いました。
みんないい笑顔で楽しむことができました。
優しい高学年が子どもたちのことを楽しませてくれるのを見守りながら連絡帳を書く1.2年生担任の姿がけなげでした。
このまま秋へと進むことを願うばかりです。
お茶教室
9月16日(火)
この日は、1年に1度のお茶教室でした。
励徳小では、3,4年生が総合的な学習の時間に地域の産業について学ぶ一環としてお茶つみや製茶工場見学を行っています。今回のお茶教室もその一つです。
お茶の先生は、励徳小第8代校長先生の東家先生です。
もう何年目になるのでしょう・・・
そして、今年はもうおひとり宮崎先生にもお越しいただきました。
まずは、お手本
4年生は1年ぶり、3年生は初めてですからみんな真剣です。
お茶をいただく前にお菓子を
お隣に「お先に」と声をかけて
次にお自服用にお茶をたてます。担任の先生も挑戦
そして、お自服。味わい深い!
2服目は、お友達にお茶をたてました。「結構なお手前で」
授業後は、先生と一緒ににこやかに給食
さらに続きます。
昼休みは、この日に開催した第3回学校運営協議会に参加いただいた学校運営協議会の皆様、学校支援の会の皆様、業間の時間に丸つけボランティアとして来ていただいていたとくとく算数の皆様、学校職員にもお手前披露。
学校運営委員会、学校支援の会の皆様には、学校運営協議会に参加していただいた後、給食を食べていただき、お抹茶で一服していただきました。
お茶碗の正面を間違えないようにしながら・・
この日は、来校者多数でいつにもましてにぎやかな励徳小となりました。
3,4年生の子どもたちも日本の伝統、奥深さ、思いやりの心、おもてなしの心などたくさんの学びがあった1日だったようです。
ご指導いただいた、東家先生、宮崎先生 ありがとうございました。
肥後真狗舞とコラボで撮影
9月12日(金)
夜、励徳小の子どもたちや学生さんたち、地域の方、保護者の皆さんが続々と励徳小の体育館に集まってきました。
熊大の映画研究部の撮影のためです。
今回の撮影では、肥後真狗舞(ひごまぐま)という熊本の学生を中心とした「よさこい踊り」で熊本を元気にしたいというグループと励徳小の太鼓とのコラボに挑戦です。
太鼓の演奏にあわせてかっこいいよさこい踊りを踊る場面の撮影でしたが、お互いにこれまで練習してきた曲が異なるため、それぞれに合うリズムを見つけるところからのスタートでした。
励徳小の子どもたちにとって、リズムを変えて演奏するのはなかなかハードルの高いものでした。
何度も何度も合わせ、調整し、撮り直しをしながらようやくOKが出たのは、約2時間後でした。
映画の中で今回の撮影が使われるのはほんの数秒ということでしたが、子どもたちの中には、やり切った満足感が表れていました。肥後真狗舞の皆さんや熊大の映画研究部の皆さんとも最後には笑顔で挨拶をかわし終了しました。
また一つ良い経験ができました。
この機会を与えてくださった皆さんに感謝です。