私は、検食の前に献立表は見ません。それは、給食との出会いの感動を楽しむため。
今日も、早くから敷地内に漂う出汁のいい香りに、期待で胸を膨らませながら給食室へ向かいました。
まず目に入ってきたのがちらし寿司。今日は「ひな祭り(桃の節句)」。なるほどと思いながら、その彩の良さに感心。次に、本校自慢の出汁のきいた汁物を口に含むと、その豊かな香りと芳醇な味わいが口いっぱいに広がり、まさに幸せの絶頂へ。思わず「う~ん!」と唸りながら二口三口と連続で口に含みました。ふと見ると、そこには紅白のはんぺんが浮いている。
「あっ、ここにも紅白の梅の花が咲いている!」と気づき、感動!
さらに、和え物に目を移すと、そこにも春(菜の花)があるではありませんか。
このような季節(春の訪れ)を感じる絶品の給食に動(×1200)するとともに、それをいただけることへの感謝
の思いでいっぱいになった今日でした。
給食の先生方、いつも素敵な給食を、心を込めて作ってくださり、本当にありがとうございます。
2月28日に、6年生を送る会及び送別遠足を行いました。
送る会では、各学年から6年生を楽しませ、感謝の言葉を述べる発表が続きました。どの学年の発表も、見ている者のこころをぽかぽかとさせてくれる心のこもったものでした。6年生の表情を見ると、そこにあるのは笑顔。『あぁ、本当によかったなぁ。みんなすてきだなぁ』と感じるひと時でした。これまで、6年生が築いてきた信頼関係があってこその雰囲気でした。
加えて、このことを企画・運営した4・5年生の実行委員会のみんなの頑張りもすてきでした。
ついに梅の花が咲きました。春の先がけです。3月3日に満開です。
中国では、松と竹は冬の寒気に耐えて緑を保ち、梅は寒さの中、百花に先がけて花を咲かせることから、松・竹・梅を「歳寒三友(さいかんさんゆう)」といい、それが日本に伝えられたそうです。三友とは友としてふさわしい「正直な人・忠実な人・多聞な人」を言います。「松」は厳冬にも落葉せず、断崖絶壁にも良く根を張ることから、忍耐強く、真心を尽くす人。「竹」は節を持った人。また隠し立ての無い正直な人。「梅」は厳冬に咲く事から、激しい状況でも笑顔を絶やさない人。
また梅の実は、やがて落ちて芽を出す事から、生命のしるしとされています。
色の少ない景色の中に鮮やかな白い花と香りを届けながら、私たちに大事なことを教えてくれています。
南小の梅の花が咲きました。春の訪れに心が躍る気分です。
1・2年生が、昔遊びの伝承を受けました。当日は区長さん方やおじいちゃん・おばあちゃんにたくさんおいでいただき、昔の遊びを教えていただきました。そこには、笑顔がいっぱい。昔遊びの伝承を通じて、世代間の触れ合いにつながり、自然と笑顔が生まれてくる。本当にすてきなことですね。学校だけでなく、地域の中に、日常の生活の中に「先生」がたくさんおられることのすばらしさを感じることができたひと時でした。ご協力誠にありがとうございました。
4・5年生が、町社会福祉協議会と民生児童委員さん方の協力を得て、福祉体験学習を行いました。歳を重ね、その体が老いていくなかでの困り感とはどういうものなのか、当たり前に目に見えている世界が見えない世界ってどんなものなのか、普段何気なく歩いている場所を車椅子で通ってみて初めて見えてくるものは何なのか。この体験学習を通して、子どもたちの心の中にたくさんの「なんで?」「今度からこうしよう!」という「❓」と「❣」が芽生えたことでしょう。
このような貴重な体験の場を提供していただき、誠にありがとうございました。
3年生の昔の道具調べで、合志市歴史資料館の出前授業(隅倉先生)を受けました。当日は、教科書やそろばん、アイロンや黒電話等といった昔の道具を持参いただき、実際に手で触れながら学ぶことができました。教科書だけでは想い馳せることができない学習ができたのではないでしょうか。
SONYの協力を得て、プログラミング教育を行いました。プログラミング教育とは、物事を順序立てて論理的に考える力(プログラミング的思考)や、プログラミングに関する技術および知識を学ぶための教育のことです。今回は、タブレットで作成したプログラム(前に進む、右に曲がる、左に曲がる等)により、TOIO(トイオ)というキューブ型のロボットがプログラムどおりに動くという体験をしました。タブレットに向かう表情はみんな真剣で、TOIOが動いた瞬間には「おぅ~(^o^)」という反応を示していた子どもたちでした。
6年生が世界でたった一つの卒業証書作りに挑みました。地域おこし隊の協力を得て、水俣浮浪雲工房の金刺さんのご指導で和紙の紙漉きに挑戦しました。
和紙の原料である楮(こうぞ)に、菊陽町の特産であるにんじんのペーストを混ぜて、まさに菊陽町ならではの唯一無二の卒業証書を自分の手で作りました。この和紙は、500年は保存することができるそうです。この子たちの子孫が500年後に、この卒業証書を見たときに何を思うのでしょうか。そう考えただけで何だかワクワクしてしまいます。
1月23日に持久走大会を行いました。体力テストで、持久力に課題がありましたので、事前に体育や業間の時間を活用して、持久力を高める取組を進めてきました。自分の目標に向かって精一杯取り組む姿がそこにはありました。中には、数か月前から計画的に練習を重ねていた子どもたちもいたようです。当日は、すべての子どもたちの一生懸命さが光り輝いていました。
「今どき(最近)の若いもんは・・・」という決まり文句で、年配の人が若い人たちを批判することが多いものです。私もついつい、このフレーズを発してしまいます。自分自身もそう言われてきたことを忘れてしまっています。
そもそも、「今どきの若いもんは・・・」という言葉は、古くから使われてきた言葉だそうです。紀元前2000年頃のヒッタイト王国(現在のトルコあたり)の粘土板で作られた書簡に「最近の若い者は・・」といった現状を嘆く言葉が書かれてあるそうです。同様に、エジプトで発掘された紀元前2000年の遺跡の壁にも、1200年以上前に建てられた法隆寺の塔にも書かれていたそうです。つまり、いつの世においても年長者にとっては若者はよく理解できない存在のようです。
なぜ、こうしたことを記事にしているかというと、先日、私が教諭として最後に担任した子どもたちが成人式を迎え、「成人を祝う会」に足を運び、久しぶりに懐かしい顔を見ながら話すことができたからです。
そこには、一人一人が自分の夢や進路をしっかり持ち、新たなステージで頑張っている(これから頑張ろうとしている)姿がありました。希望に燃え、現実を見定め、自分の頭で考え、自分の足で立ち、新たな道を歩み始めている。そして少年の頃の優しさや温もりや朗らかさはそのままに持ち続けている様を見て、「今どきの若いもんは・・すばらしい!」と心から感じたのです。「この子たちが、歴史の新しいページを開いていくことだろう!これからの日本そして世界を築いてくれるだろう!」と強く思えたのです。
そんなすてきな若者たちの育ちを、すぐ側で見守ることができる幸せを感じるとともに、校長として、この南小の子どもたちの未来を育てる喜びと責任を感じているところです。10年後20年後の姿を見通して、現在を大切にしていきます。
先日、5・6年生を対象に、地域学校協働活動として金融教育を行いました。私も含めて古い世代は、「お金」のことはしっかりと学んできておらず、生活設計力は高いかと言われれば・・・。ましてや、世の中には、どうにかしてお金をだまし取ろうとする悪行も蔓延っている現実があります。
そこで、お金のことに興味を持ち、これから先の人生を計画的に設計していく力を培う必要があります。それが金融教育です。
今回は、肥後銀行さんにゲストティーチャーとしてお越しいただき、楽しい参加型の授業をしてもらいました。
お金を計画的に貯めるワークショップや、1億円の札束を抱えてみたりと、楽しみながら学ぶことができました。
9日に、二殿教育長による特別授業が6年生対象に行われました。
二殿教育長ご自身が、南アフリカ共和国の日本人学校時代に、世界の国々を訪れ、そこで見たり感じたりされたことをもとに、「国際理解」「夢実現」「幸せ追求」という内容で、子どもたちに直接語りかけられました。
子どもたちは、「えっ~!」「うわっ!」「本当だ~!」「スゲ~!」などと驚きながら、世界の様子に興味を示すとともに、夢を持ち、その実現のために邁進することや、簡単ではない道のりを乗り越え「幸せ」を追い求めることの価値について考えていました。
子どもたちの前に立ち続けられる教育長のお姿を拝見して、改めて校長として、菊陽町教育の理念、教育目標、教育大綱、学校教育努力目標、取組の重点を読み込み、その崇高な志の実現に向けて力を尽くすことができる幸せを感じたところです。
10日の朝は、寒気の影響で運動場やグリーンパークなどが一面うっすらとした雪で真っ白に。そんなに積もってはいなかったのですが、子どもたちには嬉しく楽しい朝となりました。登校中に雪玉を固めながら歩いてきていました。
ちょうど、朝の活動は「タブレットタイム」でしたので、1・2年生は外にタブレットを持って、冬探検を行っていました。
池の水や水道の蛇口から垂れる水が凍っているのを見つけたり、霜柱を自分の足で踏んで、その音と感触を楽しんだりしていました。
「うわ~こおってる!」「ザクザクする音がすき!」と言いながら、五感を使って冬を感じ、タブレットで写真を撮っていました。
後期後半始まりの会あいさつ(R7.1.8)
明けましておめでとうございます。
冬休み前に、家族のために自分の力を使うようにそうじや片付けなど、自分にできることでお手伝いを頑張るようにとお話ししましたが、みなさんできましたか?
冬休みに事故や大きな病気などもなく、今日、みなさんが元気に登校してくれたことが本当にうれしくてたまりません。
さて、11月にお相撲さんの藤青雲関が来られました。力強くてやさしい人でしたね。
今日は相撲つながりでお話をしてみようと思います。
この写真で、お相撲さんとは違う人が一人写っています。この人です。「行司」という人です。お相撲の審判みたいな人です。さて、行司さんは、何て言っているでしょうか?
「はっきようい」とか「はっけようい」「のこった」と言っていますね。
これを漢字で書くと「発気用意」となります。
これは、「発気揚揚」(はっきようよう)という言葉や、「不発気不生力(気を発せずんば力生ぜず) 不用意不成技(意を用いずんば技ならず)」という言葉から来ていて、簡単に言うと、「発気用意」は、「気持ちを高めて全力で勝負しなさい」と言っているのです。また、「満身の気力を出さないと自分の力が発揮できない。同時に心と頭を使わないと技は上達しない。だから体中の気力を出して、よく考えて工夫して勝負しなさい」ということを意味しています。
「残った」は、まだ勝負がついていないということです。
このことは、なにも相撲に限ったことではなく、他のことにも通じるものです。スポーツをする時はもちろんですが、勉強をする時や仕事をする時にも、物事を成功、実現するためには、二つのことが大切です。
「今度からがんばる」というゆるい気持ちじゃなくて、一つ目は、必ずやり抜くという強い気持ちを持って行動すること、二つ目は、「計画や作戦」をしっかり考えて取り組むことが大切です。
皆さんが新しい年、そして後期後半の学校生活を迎えるにあたって立てた目標への取組は、まだ始まったばかりか、これから始まるところです。
日々の地道な積み重ねこそが目標達成への近道です。一日一日を大切にして、三日坊主とならないように!
最後に、正月にテレビで駅伝大会の様子を観ていて、タスキをつなぐことのすばらしさを感じました。
6年生は南小リーダーのタスキを5年生にしっかりつないでください。5年生は、そのタスキをしっかり受け取り、今まで以上にリーダーになることを自覚した、しっかりとした姿を見せてください。真のリーダーになるための準備をさらに始めてください。
期待しています。
これで校長先生のお話を終わります。
新年、明けましておめでとうございます。昨年は、本校の教育にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで、子どもたちの育ちを支援することに力を注ぐことができました。今年も、職員一同、子どもたちの健やかな成長のために力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
冬休みを前に本日集会を行いました。そこで、「聞き方名人」と「発表名人」を紹介しました。
まず、聞き方名人は、4年生の大場くるみさんです。集会で私(校長)の話を聞くときも、教室で先生や友達の話を聞くときも、いつもニコニコして、素敵な笑顔で聞いています。『うんうん』とうなずきながら聞いています。『あぁ、くるみさんは、人の発表を勇気づけ助ける、心があったかい人なんだなぁ』と感じるのです。
次に発表名人です。一人目は、4年生の元村真子さんです。真子さんの「はいっ」という声は大きく、手も真っ直ぐ伸びています。指先までピンと力を入れて真っ直ぐ伸ばしています。先日も授業を観ていて、彼女の「はいっ」という声の大きさにびっくりして、私はイスから転げ落ちそうになった程でした。その姿から一生懸命さがビンビン伝わってきます。一生懸命って、本当にかっこいいですよね。
二人目は、5年生の西鶴夢花さんです。夢花さんは、自分でも「発表をしない人」と言う状況でした。それでも、授業のふりかえりシートに「発表を頑張りたい」と書いていました。次の日、様子を観に行くと、その思いをしっかり実行して、見事に発表していく姿がありました。夢花さんは、自分の意思で、自分を変えていったのです。一歩一歩自分が成長することをがんばっていたのです。だからこそ発表名人なのです。
今日、紹介できたのは3人ですが、南小のみんなが頑張っていました。成長してくれたことを担任から聞いています。みんな、本当によく頑張ってくれました。
子どもたちの縦割り自主活動であるサウスくんデイ。今回は子どもたちの発案・計画により、テレビでお馴染みの鬼ごっこである「逃走中」をして楽しむことに。今回のハンター(鬼)は先生たち。日頃やさしい先生たちが、ハンターに変身して、ものすごい形相で子どもたちを追いかけました。子どもたちはつかまらないようにキャーキャー言いながら一生懸命に走り回り、上手に逃げ切っていました。
ほのぼのとする光景が南小の運動場いっぱいに広がっていました。
南ba小会(学校運営協議会)の皆様(冨永センター長様、川口区長様、小牧区長様)が、南小の子どもたちのために、とても立派な門松を飾ってくださいました。
竹は真っ直ぐ曲がらずに成長することや嵐の中でも折れないたたずまいから、誠実な心や強い志の象徴だそうです。
子どもたちの健やかな成長を願うお気持ちが込められている素敵な門松です。
誠にありがとうございました。
今年度の卒業式では、町の特産品であるにんじんを使って、自分たちで紙を漉いて制作した卒業証書を手にしてもらいます。そのために、にんじんのことや、ふるさと菊陽町のことを学習してもらいます。
先日は、地域の二ノ文様の畑を訪れ、にんじんの収穫体験をしたり、にんじんスティックを生で食べさせていただいたりした後、場所をさんふれあに移し、施設見学や、町の野菜を使った「にんじんだご汁」等をいただいたり、「にんじんジュース」を飲ませていただいたりしました。
菊陽町だからこそできることに取り組み、ふるさとを誇りに思う心を育てていきます。
12月13日(金)に行いました授業参観・学級懇談会には、多くの保護者の方々や学校運営協議会の皆様にお越しいただくことができました。新しい学年になって約8か月経った子どもたちの姿をご覧いただくことができましたでしょうか。
当日は、PTA家庭教育学級として、県の「保護者に向 けた水俣病啓発事業」を活用した講話を実施しましたところ、これもまた会場いっぱいにご参加いただくことができました。
水俣病資料館語り部である吉永理巳子さんのお話は、聴く者の心をとらえて、離すことがありませんでした。父親の発病と一家の被害、水俣病患者家族を蔑視していた自分、ふるさとである水俣を隠し続けた自分、水俣病や自分自身の在り方を見つめることになったきっかけ、そして何を子どもたちやその保護者に伝えたいのかというお話でした。
今年度の学校経営の基調として「『自分が好き』『この学校が好き』と言える学校、そして、展望をつかみ、しなやかに生き抜く子どもを育てる菊陽南小にする」と掲げております。そこの「生き抜く」という言葉がぴったりと重なったお話でした。
12月7日(土)に菊陽中学校で開かれた「部落差別をはじめあらゆる差別をなくす第40回菊陽町人権子ども集会」に参加しました。菊陽町の小中学校が集まり、人権について考えたことをステージや作品を通して発表しました。本校は本年度ステージ発表を行いました。人権委員会の子どもたちが、「菊陽南小学校の人権を大切にする取り組み」というテーマで、平和集会やみなみっ子集会で人権について全校児童で考えたことや各委員会発信の取り組みについて発表しました。
どの学校からの発表もすばらしかったし、それに対しての参加者からの「返し」も自分と重ねて考えてあり、菊陽町の子どもたちの熱と未来を感じました。
11月27日(水)に、熊本市出身で、藤島部屋所属の十両である藤青雲(ふじせいうん)関が来校してくださいました。藤青雲関の主な成績は、通算成績110勝55敗29休(23場所)。最多連勝記録は21連勝で、序の口(優勝)、序二段、三段目(優勝)と3場所連続7戦全勝。今年の5月場所では幕下優勝を飾られています。
途中、左膝前十字靭帯の負傷により手術・リハビリを経て、番付を下げた復帰の場所で7戦全勝で三段目優勝、次いで幕下優勝をされ、十両復帰を遂げられた方です。
今回、町長・教育長のお計らいで、本校と同じ小規模校である河内小学校出身ということもあり、本校児童との交流が実現できました。実際にお話をすると、その優しく誠実なお人柄がよくわかりました。身長185cm、体重139kgと力士の中では小柄な体格。「自分より大きな相手と取り組むときは怖くてたまらない」とおっしゃっていました。ケガや恐怖心、様々な思いと闘いながら、そして苦難を乗り越えて前を向きながら活躍されている方との出会いは、子どもたちにとって今後大きな意味をもってくることでしょう。本当の「強さ」について考えさせてくれる存在です。
11月17日(日)に開催された「鼻ぐり井手祭」。そこで、南小の子どもたちが活躍する場を提供していただきました。
馬場楠の獅子舞は荘厳かつ華麗で、歴史の重みを感じさせてくれました。ステージの正面で鑑賞していた子どもたちに、迫力ある獅子舞の洗礼もあり、びっくりしていた子もいました。
次に、3・4年生による音楽劇。鼻ぐり井手ができるまでの様子を劇と音楽で立派に表現していました。3・4年生は、「ボランティアガイド養成講座」を受けて、この日のために9月から練習を重ねていました。毎日、音楽室で自主練習をしていた子どもたち。その成果が見事に発揮されたひと時でした。
最後に5・6年生によるボランティアガイド。訪れた大人の方々に、鼻ぐり井手の歴史や魅力を堂々と説明することができました。
ふるさとのことを誇りに思う子どもたちが立派に育っています。
11月14日(木)に、本校の研究発表会を開催しました。これまで、小規模校の弱みを強みに転換することを土台に据え、子どもたちが学ぶことの楽しさを実感できる授業づくりに努めてまいりました。当日は、約300名の参観があり、多くの方々に本校のすばらしさを感じてもらうことができたと感じています。
参観者からは、「子どもたちが真剣に課題(問題)と向き合い、一生懸命に考えたり、意見を交流させたりする姿に感動した」というありがたいご意見をたくさんいただきました。また、本校が「保護者や地域の方々に愛されているからこそ見られる子どもの成長の姿」と称賛いただいたご意見も大変うれしく感じたところです。
校長挨拶の中で、みなさんにたくさん寄せていただいた花々の話をして自慢してしまいました。美しい花々に囲まれて研究発表会を迎えることができましたことに深く感謝申し上げます。また、PTAの方々には、当日の運営のお手伝いをしていただき、誠にありがとうございました。当日の校長挨拶を別面に載せておきます。
昨日発行した学校便りで、「花をお寄せください」とお願いしたところ、早速、今朝、きれいな花をたくさん届けていただきました。
すぐに、花瓶にさして、教室に配付いたしました。
このように、本校の「花いっぱい運動」及び「研究発表会」に、ご理解とご支援を賜り、感謝の思いでいっぱいです。誠にありがとうございます。
菊陽町の地元企業ピカッシュ様より、除菌・抗菌ができる機器を寄贈していただきました。早速、各学級で活用させていただいています。
また、熊本善意銀行様より、車椅子1台を寄贈していただきました。
多くの方に支えられていることに深く感謝申し上げます。
1~4年生が見学旅行に行きました。学校の中だけでは学ぶことができないことを、バスに乗って外へ出かけ、実際に自分の目や耳、肌で感じながら、その学びを深めるための学習です。動物や様々な仕事を頑張っている人との出会いがありました。
PTA副会長の東様にずっとお世話になっているグリーンパークで、芋ほりを行いました。1年と6年、2年と5年、3年と4年の縦割りの組み合わせで、力を合わせて芋を収穫しました。土をいじる、作物を手にするという体験は、人が生きていくうえでの根幹であり、子どもが成長していくうえで貴重な経験となります。
子どもたちは、この体験した感動と喜びを、いくつになっても「思い出」として持ち続けることでしょう。
10月24~25日の一泊二日で、6年生の修学旅行を行いました。一日目は平和学習を、二日目は歴史・文化・科学の学習を積み上げました。行程は、どの学校でもある長崎修学旅行でしたが、子どもたちの様子というか子どもたちの質が違います。
語り部の方やボランティアガイドさんの説明を真剣に聞いている南小の子どもたち。戦争というものの恐ろしさ・愚かさ・悲惨さと同時に、平和の尊さをしっかりと学ぶ姿勢がありました。学習を離れたら、とにかく仲が良く、その中にいると、ほわ~んとした心地よい空気に包まれて、見ているこちらの表情が自然と穏やかな笑みを浮かべていることに気づきます。
6年生保護者は、子ども不在で寂しい思いをされたことと思いますが、本当に立派で素敵な姿を見せてくれたことをお知らせします。これまで、ご家庭で大切に育てられてきた子どもたちだからこそ、人として立派に育っています。
この南小の子どもたちは、一生懸命で、やさしく、温かく、人を大切にする、そのことをしっかりと証明してくれた6年生でした。
10月21日(月)に、5年生が稲刈りを行いました。これは、西岡和明様のご厚意により成り立っている、田植えから稲刈りまでをとおした体験活動です。
大切なお米なのに、小学生の成長のためにお力添えいただけることに、深く感謝申し上げます。
教育は子どもたちの人格を完成させるために行いますが、それは教室だけで行うものではありません。教室を飛び出して、人やものと出会い、肌で感じたり、実際に手足を動かして体験したり、失敗しながらだんだんできるようになったりしながら、人として大切なことを学んでいくというか、人間としての幅が広がっていくのです。真に重要な教育です。だからこそ、このような教育を行わせていただけることに感謝の思いでいっぱいです。
こうした地域の支えにより、貴重な体験を経ながら育つことができた子どもたちには、豊かな心が育まれ、これからの南小、菊陽町をつくっていってくれることでしょう。
10月18日(金)に、鼻ぐり井手ボランティアガイド養成講座の閉講式が行われ、冨永南部町民センター長から3・4年生の子どもたちへ、修了証が渡されました。当日は、バスに乗って井手の主要箇所を巡り、実際に目で確かめながら学びを深めていきました。
最後に、これまでの講座で多くのことを教え続けてくださった先生方お一人お一人から温かいお言葉をいただきました。
いま、子どもたちは鼻ぐり井手祭に向けて、発表の練習も頑張っています。昼休みに自主練習を行い続ける一生懸
命な姿から、伝統を守り伝えようとする人材が確かに育っていることを実感しています。本番での活躍が楽しみで
す。
本校のホームページへのアクセスがさらに伸びています。6月には2週間で1万件を超える勢いでしたが、7月末に、夏季休業日に入ってからのわずか5日間で、なんと21,000件を超えていました。単純計算で1日に4200件のアクセスをいただいております。
学校便りや記事の更新をしないと、すぐにアクセス数が減少する状況です。本校及び菊陽町の教育について情報を発信し、できるだけ多くの方々に、本校の教育について、ご理解とご協力を賜ることができましたら幸いです。
10月11日から秋休みに入りました。この5日間でもたくさんの方々にご覧いただければありがたいです。
本日(10月11日)、前期終業式を終えました。1年の半分の学校生活を無事に終えることができました。これも、多くの方々に支えられてのことと心より感謝申し上げます。
通知表には、担任が見取った子どもたちの頑張りと成長が記されていて、それを読んで、本当にうれしくなったところです。後期も、学校教育目標「あいさつ 笑顔 思いやり すすんで学ぶ南っ子」の具現化に向けて、職員一丸となって取り組んでまいります。
引き続き、保護者及び地域の皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。
学校運営協議会のご意見で始まった南小あいさつ運動。そこには、とても素敵な光景が広がっています。
子どもと子どものふれ合い、保護者や地域の方々と子どもたちのふれ合い、あいさつ運動への子どもの自主的な参加。
その時間と空間は、笑顔と温もりでいっぱいです。
南小花いっぱい運動についてお願いしたところ、たくさんの善意の花が寄せられて、教室や学校が潤いある環境となっています。
花そのものもきれいなのですが、その花の向こうに、「人の思い」があるから、より美しく、ありがたく、うれしく感じてしまいます。
花を摘み取るとき、新聞紙で包むとき、子どもに持たせるとき、どんな思いで花を手に取られていたのだろうと思うと、感謝の思いでいっぱいになります。
家庭や地域の皆様に支えられて、南小は輝いています。
写真では、すべてをご紹介できませんが、ここにお礼を申し上げます。あわせて、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
私たちは、授業力や指導力の向上のために、毎週水曜日の午後に研修を重ねているところです。その一環で、25日(水)に、3年生(大津教諭)で研究授業(算数科「あまりのあるわり算」)を行いました。
そこで見せてくれた子どもたちの姿に感動しました。出された課題について一生懸命に考える目や表情がキラキラとしていました。図をノートに書きながら思考する姿、自分の考えを文章で表現していく姿、それを言葉で表現していく姿、考えを交流させていくことで、自分とは違う考えに触れ、「あっ、そうか!」と考えを広げたり、「そうだよね!」と自分の考えを強化させたりする姿なども素敵でした。
とにかく、その45分間、3年生の教室の中では、一人一人の「一生懸命」がキラキラと輝き続けていました。その時の様子は学校便り「和気香風」第14号②をご覧ください。
私が子どもの頃に親から言われて嫌だった言葉に「はよ(早く)、勉強せんか!」「はよ(早く)風呂入らんか!」などがあります。その言葉への反応として、「うん」という生返事、黙って無視、そして「今、しようと思っとったつに!いちいち言わんでもわかっとる!」という反発でした。
ところが、子どもの頃に反発していた自分が親になってみると、同じように我が子に「はよ(早く)、勉強せんか!」「はよ(早く)風呂入らんか!」と言っていました。振り返ると、いま子どもがどんな学習をしているのか、国語や算数等で何を習っているのか全くわかっておらず、まして我が子が何を理解できておらず、どこでつまずいているのかなんて把握もしていないで、ただただその言葉を浴びせかけるだけだったように思います。『これじゃ、いかんな』と自省するのもつかの間で、『仕事、仕事で忙しい。そんな余裕はない』という思いも正直ありました。丁寧な関わりでなく、単なる一言で済ませようとしていた面がありました。お恥ずかしい限りです。
下のグラフは、親子で将来や進路について話をすることと子どもの学習時間の関係を表したものです。(ベネッセコーポレーションより引用)
このグラフを見ると、親子で将来や進路について話をするほうが、子どもの学習時間は長いという明らかな結果が出ています。親と将来や進路について話をしている子どものほうが、勉強時間が長いのはどの学年も共通しています。特に小4以降はその差が歴然として、小4~小5では20分前後、小6では30分以上の差になっています。中学生でも同様に、中1~中2は20分弱、中3では30分以上の差と、受験の前にさらに差がつく傾向が見てとれます。
「勉強しなさい」の声かけより、「親子で将来や進路について話をする」ことのほうが、子どもの学習意欲を高める効果があるのかもしれません。それを裏付けるかのように、「将来の目標イメージが明確な子どもは、自律的に勉強している」というデータもあります。自分の将来の目標イメージを描く手助けとして「子どもと将来や進路について話をする」ことは、どの学年の子どもにとっても学習意欲を高めるために大切な働きかけであり、中学生になるまで待つ必要はないと言えます。
「勉強しなさい」の声かけが必要なときも、もちろんありますが、それだけでなく、今から将来について親子で楽しく話し合うことを、積極的に始めてみてはいかがでしょうか。
学校だより№12でお知らせとお願いをしたところでしたが、時期悪く、猛暑続きで花がほとんどない頃でした。そんな厳しい中に、花や花瓶を届けてくださった保護者や地域の方々に、感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
さて、この南小にも、朝夕は涼しい風が吹き、やっと秋を感じられるようになってきました。道端に彼岸花が咲いているのを見つけ、秋の花々が彩りを見せる時期が来たかとわくわくしております。
そこで、再度のお願いです。南小の教室や校舎を花でいっぱいにするために、
庭先や道ばたに咲いている花を、
子どもたちに持たせてください。学校にお寄せください。
お待ちしております。
9月5~6日の集団宿泊教室で、5年生の子どもたちが大事な学びを得て、また一つ成長してくれました。友達や北小の同級生とのつながりを大切にすること、自然の豊かさ、命の尊さやその命をいただくこと、どんなにきつくてもあきらめずに最後までやり遂げること、困難な状況を友達と協力して乗り越えていくこと、友達と寝食を共にして関係を深める楽しさなど、様々な体験活動をとおして学びを深めてくれたことでしょう。
11月には、来年度新1年生の就学時健診があります。大きく成長した5年生の活躍ぶりが楽しみでなりません。
9月17日(火)に、菊陽町中学生海外派遣事業の派遣先であるオーストラリアのバッカスマーシュ・グラマー校から、生徒さん4名が本校を訪問し、子どもたちと交流を行いました。
まず、6年生と一緒に給食を食べてもらいました。最初は恥ずかしがって話しかけることができなかった6年生も、徐々に緊張が解け、簡単な英語で趣味や好きな食べ物等について会話をしていました。
次に、5年生と習字にチャレンジ。自分の好きな言葉を筆を使って表現し、互いに交流をしました。
昼休みには、音楽室で鼻ぐり井手祭に向けて練習している4年生と合流し、和太鼓に興味を持って叩いていた生徒さんの姿もありました。
そんな姿を見ていて思ったのです。『人間って、言葉や文化等が違っても分かり合えるもんだなぁ』『違いがあるからこそ、近づいてわかろうとするんだなぁ』『実は、言葉の壁なんて大したことないなぁ』と。
また、タレントの出川哲朗さん(出川イングリッシュ)の凄さを改めて感じました。テレビ番組で、海外の街ゆく人にメチャクチャな英語で話しかけていき、何とか情報をゲットしながらミッションをクリアしていく人気企画をご覧になられたことはありますか? あのたくましい姿は、英語のある程度の知識はあっても、いざ外国人に英語で話しかけることにかなりの勇気を要する私にとって、『これでいいんだよね』と思わせてくれるものです。
注目すべきは、出川さんの「マインド」の強さです。外国人相手の心の壁を突破すること、すなわち、物怖じせずに話しかけるメンタルがとても大事です。次に、間違いを気にしすぎないこと。ついつい、単語や文法が正しくないと話しかけられないと思いがちです。失敗を気にしすぎないマインドも重要です。そして違う角度から何度もトライする姿勢とコミュニケーション力。出川さんは、相手に言葉が伝わらなくても諦めずに、伝え方を変えて何度もトライしながら必要な情報をゲットしていきます。いろいろな言葉やボディランゲージを積極的に使って、相手とコミュニケーションするのもポイントです。
今回の交流では、子どもたちはお世辞にも積極的であったとはいえない姿がありました。しかし、相手への興味は高く、何とかして英語を使ってコミュニケーションを図ろうとする姿勢がありました。そして、その結果、分かり合えて楽しいという場面を経験することができました。これこそが、英語教育の成果であり、求められる力なんだと感じました。世界中の人と分かり合い、つながることができるって最高ですよね。
以前、学校だより№10でお知らせしたとおり、学校運営協議会委員、区長会、民生委員、地域学校協働活動推進員、PTAなどの皆様のお力をお借りして、あいさつ運動を展開しています。今月は既に2回実施したところです。1回目はびっくりした様子の子どもたちでしたが、2回目は少し声が大きくなったように感じました。中でもうれしかったことは、地域の方々の横に自主的に立って、一緒に活動する子どもが出てきてくれたことです。地域の皆様の笑顔と明るいあいさつが、子どもたちの心を育ててくださっています。まさに南小校区の「和気香風」です。
昔の学校では、教卓の上やロッカーの上に、いつも花が飾られていました。朝から、よく新聞紙にくるんだ花を持って登校したという思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。花は、各家庭のおばあちゃんやお母さんが「これ、学校に持って行きなっせ!」と言って、持たせてくれたものだったでしょう。花屋で買ったものではなく、庭先に咲いていた花々を持たせてくれていました。おかげで、昔の学校は、そうした人の思いが込められた花々に包まれて、潤いある学校生活を送ることができていたと感じます。
いつの頃からでしょうか、そうした文化がなくなってきたのは。核家族化や住宅事情等、様々な要因があるかと思いますが、失いたくない日本の学校風景そして文化だと思います。
生花がもたらす心理的効果を調べたところ、花のない部屋に比べて花のある部屋では「活気」「リラックス」が大幅に増加し、「混乱」・「疲労」・「緊張・不安」・「抑うつ」・「怒り・敵意」が低下することが明らかになっているそうです。子どもたちは、学校というストレスが強い社会に行くわけですから、花は必要な心の栄養と言えるでしょう。
だからこそ、この南小の教室や校舎を花でいっぱいにしたいのです。教卓の上や廊下のいたる所に、家庭や地域から寄せられた善意の花々が飾られている、潤いに満ちた学校にしたいのです。そうして、子どもたちが大人になったとき、『学校にはいつも花が飾られていたなぁ』『小さい頃、よく新聞紙にくるんだ花を学校に持って行っていたなぁ。』という思い出を振り返られるようにしたいのです。
花は形も、色も、大きさも、香りも様々です。その一つ一つが、それぞれの美しさで光り輝き、愛おしい存在です。
それは、子どもたちも同じです。どんな子だって、個性に輝き、みんなみんな愛おしい存在です。体が大きな子、小さな子。勉強が得意な子、勉強は苦手だけど人にやさしい子。活発に活動する子、おとなしくじっくり考える子。恥ずかしがり屋な子、いつも堂々としている子。あわてんぼうな子、のんびりやさんな子。
そのどれもが、素敵な個性であり、愛おしい。SMAPの「世界に一つだけの花」でも、「もともと特別なOnlyOne」と歌われています。花は、私たちの日常の中で、そうした大事なことを教えてくれる大切な存在です。
そこで、お願いです。庭先や道ばたに咲いている花を、子どもたちに持たせていただけませんか?学校に寄せていただけませんか? 南小の保護者及び地域の方々のお力をお貸しください。すぐにでも、明日にでも、花が届くといいなと思いながらお待ちしております。あわせて、ご自宅に眠っている使わない花瓶や一輪挿し、それに代わる物がございましたら、学校用としていただけたら幸いです。
お願いばかりで申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
夏休みを利用してバリアフリー化工事に取り組んでもらい、無事に完了しました。玄関、新棟との通路、児童昇降口が、段差がなく、スロープや手すりが付いたものへと変わりました。
前号でも書きましたが、夏休みの北海道旅行で、母を車椅子に乗せて各地を回りました。観光地と言えども、スロープなどほとんど無く、段差ばかりでとても困り果てたものです。やはり、「みんなにやさしい」環境づくりが必要だと強く感じたところです。
新棟との通路は、車椅子で通られるスロープ優先ですから、運動場への車の乗り入れはできません。通路の半分だけを歩行者用通路とします。写真のブルーシートを敷いている部分です。
この夏、私の母が卒寿(90歳)を迎えました。母の生まれ故郷は、北海道の富良野市です。あの1981年の放送開始以来、日本中を感動の渦に巻き込んだ不朽の名作『北の国から』は、富良野の大自然を舞台にした“小さな家族の、大きな愛の物語”でした。
母は、9人兄妹の7番目。「小さな家族」ではなく、昔の子だくさんの大家族に生まれました。小さい頃から家の手伝いというより、働き手として毎日汗を流して過ごしていたので、兄妹全員身体が丈夫で、長生きする方だったと感じます。
そんな母も、80歳後半から急激に足が弱くなり、今では自力歩行も危うく、些細なことでバタンと倒れたりするようになってしまいました。そんな姿を観ていて、『最後に、もう一目、ふるさとを見せてあげたいなぁ』と思い、夏休みに家族旅行を計画しました。富良野では、唯一元気にしている妹や幼馴染と会ったり、生家の跡地に立ち昔を懐かしんだり、お墓参りをしたりできました。「もう最後だから」と言いながらたくさんの人にあいさつをしたり、生家の跡地で山を見つめたり、残っていた納屋にあった大きな草刈り鎌を「持って帰りたい」と言ったりする姿を見て、思ったのです。人生の中で大切な思い出とは、家族や友達と共に過ごし働いた日常であり、場所なんだと。特別な記念日ではなく、ふるさとで過ごした何気ない日常の日々が宝物なのだと。
この時、心に浮かんだのが文部省唱歌「ふるさと」です。社会状況が目まぐるしく変化する中で、100年以上経ってもなおも歌い続けられている歌です。日本人にとって、心が落ち着き、癒され、初めて聞いてもどこか懐かしく、無意識に口ずさんでしまう、心の琴線に触れる歌です。その場所の景色、におい、空気、一緒に暮らす家族、まわりの友達や先生、そんな当たり前の日常こそ、実はかけがえのない日々なのかもしれません。そんな毎日に刻ん
できた足跡が、いつか自分の「ふるさと」と呼べるようになっているのだと思いました。
子どもたちの「ふるさと」は、この南小校区で育まれる日常の毎日です。豊かな自然と、人と人との結びつき、脈々と流れる伝統と文化。その宝物に包まれて、アイデンティティを形成していきます。南小の門をくぐり、卒業された多くの先達もそうであったことでしょう。
来年度、菊陽南小学校は創立150周年を迎えます。その記念すべき日に、多くの方々と、校歌と唱歌「ふるさと」を歌うことができたらと一人思いを馳せております。
子どもたちの将来の姿は未知です。どこに住み、どんな生活をしていくのかわかりません。
しかし、どんなに時代が変わっても、景観が変わっても、遠く離れた地で暮らそうとも、「南小校歌」と「ふるさと」を歌えば、そこには自分だけのふるさとが再現され、人生の応援歌となり、たくましく生き抜いていく礎になってくれるのではないでしょうか。
ふるさととは、自分の生きてきた証であり、足跡であり、人生を豊かにしてくれるものなのですね。だからこそ、菊陽町そして本校では、ふるさと教育に力を尽くしてまいります。
8月27日に、前期後半の開始式を行いました。夏休みに入り、各地で悲しい事故が起きていたので心配していたのですが、大きな事故や病気等もなく、夏休みの思い出を胸に、子どもたちが元気に登校してくれたことが何よりの喜びでした。
前期後半の開始式では、「道は二つに一つ」という話をしました。
私たちは、毎日生活していく中で、いろいろな道を自分で選んでいます。あいさつも、勉強も、物事の取り組み姿勢も、友達に対する行動も、実は分かれ道があって、どちらに進むかは、自分で選んで、自分で決めています。だからこそ大事なのは、自分を高めるということ、そして、人を大切にするということです。子どもたちが、どのように道を選んで、すてきな人へと育っていくか、楽しみにしています。
4年生が植えたゴーヤ。毎日、子どもたちが水やりをし、その成長を観察していました。
自分たちで植えたゴーヤへの愛情が、その水やりの姿からあふれていました。本当に愛おしそうに、大事に見守っていました。
葉っぱ1枚1枚に、そうした子どもたちの思いをのせて、上へ上へと伸び行くゴーヤカーテン。
涼しい話題なのに、なぜだか温かい。!(^^)!
1年生の学級花壇を見ると、ひまわりをはじめとする花々が、美しく、元気に咲いています。
その姿を見ながら、『子どもたちも元気に夏休みを過ごしていてくれているのだろうなぁ』と思いを巡らせ、シャッターを切りました。
菊陽南小学校の子どもたちよ、夏休みにも、元気にすくすくと伸びて、前期後半の開始式にすてきな姿を見せてください。
夏休みに入り、校舎及び体育館入口のバリアフリー化の工事が進んでいます。
本校の校舎は古いつくりであったため、いたるところに段差がありました。体育館が避難所に指定されていることもあって、誰にでもやさしい校舎及び体育館へと変容します。
現在、本棟玄関、本棟と新棟の間、本棟児童昇降口、体育館入口スロープ設置、給食棟横の倉庫解体(エレベーターが設置できるように)と、工事が急ピッチで進められています。
前期後半の学校生活に支障をきたさないように、工事関係者の方々が土曜日も作業を進めてくださっています。
菊陽中学校の2年生4名が、本校で3日間、職場体験を行いました。
4名とも本校の卒業生です。まだ、職業的な夢ははっきりとしていないこの時期に、こうした体験をすることは有意義なことです。
最初は緊張していたものの、次第に小学生の目線に高さを合わせて話したり、一緒に遊んだり、授業の支援をやさしく行ってくれました。
卒業生が、このように一歩一歩成長してくれることを、うれしく思いながら観ていました。
小学生も、以前仲良しだったお兄さん・お姉さんと共に過ごすことができて、とても楽しそうにしていました。
小学生にとっても、中学生にとっても、とても意味ある3日間でした。
先日の、授業参観、家庭教育学級、そして学級懇談会と、多数の保護者にご参加いただき、ありがとうございました。子どもたちも、頑張っているところを観てもらうのがうれしかったことと思います。
子どもたちの授業中に頑張る姿はいかがでしたか?担任の考えや話し方、授業での姿もしっかり観られたことと思います。授業に参加いただいた学年もありました。ありがとうございました。
そして、家庭教育学級では、SNSとの付き合い方をテーマに学びました。夏休みという期間は楽しいものですし、スマホやゲームも正しい使い方をしていけば便利で生活を豊かにしてくれるものです。しかし、使い方を間違うと取り返しのつかない事態を招くこともある怖さがあります。ご家庭で、しっかり話し合って、ルールを決めて、徹底させていくことが、子どもを守ることにつながります。保護者の責任として、スマホ等の管理をよろしくお願いします。
前期前半、本校の教育へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。今後も、よろしくお願いいたします。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森田 富士夫
運用担当者 教諭 小嶌 幸陽