学校生活(令和6年度~7年度)
練習の成果を発揮し輝いていた鼻ぐり井手祭
11月16日(日)に開催された「鼻ぐり井手祭」。そこで、南小の子どもたちが大活躍でした。
馬場楠の獅子舞は荘厳かつ華麗で、歴史の重みを感じさせてくれました。ステージの正面で鑑賞していた子どもたちは、獅子舞に噛まれ福をもらおうと楽しんでいました。
次に、3・4年生による音楽劇。鼻ぐり井手ができるまでの様子を劇と音楽で立派に表現していました。3・4年生は、「ボランティアガイド養成講座」を受けて、この日のために9月から練習を重ねていました。毎日、音楽室で自主練習をしていた子どもたち。その成果が見事に発揮されたひと時でした。
最後に5・6年生によるボランティアガイド。訪れた大人の方々(町長様をはじめたくさんの方々)に、鼻ぐり井手の歴史や魅力を堂々と説明することができました。
ふるさとの誇りを多くの人に伝えたい~鼻ぐり井手物語の完成~
鼻ぐり井手の絵本「鼻ぐり井手物語」遂に完成しました。町文化財ボランティアガイドの会の松永政秋会長の文に、本校の保護者である松野和宏さんが絵をつけ、その色塗りや題字を本校の4~6年生が担当しました。完成した絵本は、菊陽町全ての学校に送られ、今後のふるさと学習に生かされます。
11月14日の熊日新聞でも大きく報道され、16日の鼻ぐり井手祭の場で、松永会長から児童代表(6年:矢野優太さん)への贈呈式が行われました。
子どもたち、そしてたくさんの方々の「ふるさとの誇りを多くの人に伝えたい」という思いが、1冊の絵本という形に表れ、これから様々な人の目に触れ、拡がっていくことを想像すると喜びが溢れてきます。
すぎなみフェスタで、発信しました!
4年生が紫藤ご夫妻のご指導を仰ぎながら育てたゴーヤ。この取組を、11月8日に行われた「すぎなみフェスタ2025」で紹介しました。環境コーナーに一つのブース(テント)を構え、地球温暖化防止のための一つの実践として発信しました。
子どもたちは、大きな声でお客を呼び込み、新聞の紹介や、ゴーヤの種を入れたしおりを配ったりしました。また、子どもたちが作成した塗り絵も大好評でした。
町長様や教育長様も訪れてくださり、子どもたちの活動を応援してくださいました。
地域の伝統を守り継ぐ~お法使祭~
10月30日に、お法使祭り(おほしまつり)が行われました。お法使祭りは、毎年10月30日に行われる津森神宮の祭りで、益城町、西原村、菊陽町、の12地区を順次一年単位で廻る、津森神宮(益城町寺中鎮座)の付属神事の一つです。御法使の当番区では、それぞれ「御仮屋」を建て、一年間御神体を安置し、翌年、次の当番区へ「受け、渡し」が行われます。
この祭りの特徴は、オホシサンを神輿に安置し、この神輿を受け渡し場所へ運ぶ途中に、道や田畑に投げ落とす荒神輿で大変珍しい祭りです。
今年度は戸次地区に神様が来られ、戸次の子どもたちが祭りで大活躍していました。来年度以降は、馬場楠、曲手、辛川と伝わっていく予定なので、今から楽しみですね。
修学旅行に行ってきました
10月26、27日の一泊二日で、6年生の修学旅行を行いました。長崎県及び佐賀県での学習です。
一日目は、平和講話やフィールドワーク(原爆資料館・爆心地公園・平和公園・浦上天主堂・如己堂、山里小学校)と平和学習を頑張りました。
そして、お楽しみのホテルへ。夕食では、興奮して大量のご飯を平らげていた子どもたちでした。友達と過ごす一夜はどんなに楽しかったことでしょう。
二日目は、出島記念館、長崎中華街、大浦天主堂、グラバー園見学を経て、佐賀県の吉野ヶ里遺跡へ向かい、主に歴史と文化についての学びを深めました。
帰路に就くと「まだ帰りたくない。もう一泊したい。」という声や、「ホームシックになったから、早く家に帰りたい。やっぱり菊陽がいい。」という声もありました。
たくさん学び、友達と楽しく過ごし、思い出いっぱいの旅行となってくれたことでしょう。
すぎなみフェスタに向けての学習会
4年生が紫藤ご夫妻のご指導を仰ぎながら育てていたゴーヤ。今年度も涼しい日陰とおいしいゴーヤの実をたくさんの人に提供することができました。
いま、地球温暖化がどんどん進み、その解決が人類の大きな課題となっています。
4年生のゴーヤを育てるという取組は、その具体的手立ての小さな一歩なのです。そこで、この実践を「すぎなみフェスタ2025」(健康、福祉、農業、環境等の分野を含めた総合祭。11月8日に、杉並木公園で開催)で発信するために、紫藤ご夫妻をお招きして、再度、学びを深めました。
人から人へ、「大切なこと」が受け継がれていく・・・その瞬間を垣間見ることができました。
地域に支えられて~田植えから稲刈りまでの体験活動~
24日に、5年生が稲刈りを行いました。これは、西岡和明様のご厚意により成り立っている、田植えから稲刈りまでをとおした体験活動です。
大切なお米なのに、小学生の成長のためにお力添えいただけることに、深く感謝申し上げます。
西岡様は、よりおいしくて強いお米を育てることにこだわられ、常に米作りの研究をされています。小規模農業ゆえの悩みもあられながらも、ご自身が目指すところに向かってチャレンジしていかれるお姿に感銘を受けました。
こうした地域の方々との出会いと支えにより、貴重な体験を経ながら育つことができた子どもたちには、豊かな心が育まれ、これからの南小、菊陽町をつくっていってくれることでしょう。
鼻ぐり井手ボランティアガイド養成講座閉講式
24日に、鼻ぐり井手ボランティアガイド養成講座の閉講式が行われ、冨永南部町民センター長から3・4年生の子どもたちへ、修了証が渡されました。この日は、最後の受講日でもあり、バスに乗って井手の主要箇所を巡り、実際に目で確かめながら学びを深めていきました。
最後に、これまでの講座で多くのことを教え続けてくださった先生方お一人お一人から温かいお言葉をいただきました。
先日、スペインのサグラダファミリアの主任建築士である外尾悦郎(そとおえつろう)氏の講演を聴きました。世界で活躍する日本人である外尾氏の「心の中にある故郷(ふるさと)が自分の原点。故郷がある人間は強い。」という言葉が私の心に強く残っています。故郷である博多で、見たり、聞いたり、触れたりしたことや、多くの人から受けた眼差し・言葉、地域の文化・雰囲気・生活の息づかいなど、すべてが自分の中に「ふるさと」として流れているからこそ、遠い異国で踏ん張ることができるし、アントン・ガウディの世界を追究することができるそうです。
この南小で学んだ子どもたちが、将来、この菊陽で生まれ育ったことを誇りに思い、強く、たくましく、幸せに生きていくことを願ってやみません。
すぎなみフェスタに向けての学習会
4年生が紫藤ご夫妻のご指導を仰ぎながら育てていたゴーヤ。今年度も涼しい日陰とおいしいゴーヤの実をたくさんの人に提供することができました。
いま、地球温暖化がどんどん進み、その解決が人類の大きな課題となっています。4年生のゴーヤを育てるという取組は、その具体的手立ての小さな一歩なのです。そこで、この実践を「すぎなみフェスタ2025」(健康、福祉、農業、環境等の分野を含めた総合祭。11月8日に、杉並木公園で開催)で発信するために、紫藤ご夫妻をお招きして、再度、学びを深めました。
人から人へ、「大切なこと」が受け継がれていく・・・その瞬間を垣間見ることができました。
お礼と事故防止のお願い
保護者そして地域の皆様のご理解とご協力、ご支援のおかげで、前期終業式を無事に終えることができました。ここに厚く感謝申し上げます。
秋休みに、子どもたちの大切な命を守るために、暮らし方のルールを確認し、事故等がないようにお願いします。
前期最後の給食にわくわく!
昨日(9日)は、前期最後の給食の日でした。
午前中の休み時間には、給食見本と献立表の前に子どもたちが集まっていました。
写真は、1年生の子どもたちです。わくわくして、楽しみにしている様子が何ともかわいくて・・・。
最後の最後まで輝く授業と姿
3年生では、復習をする時、過去の板書写真を電子黒板に映して、内容を思い出す手立てとして使ってあります。中央の青チョークで書かれてある吹き出しがいいですねー。問題を解いていく上で貴重な考え(子どものつぶやき)(まだ分けられるよ→あと1ペア作れるよ!)が書かれています。重要なつぶやきを吹き出しで表し、視覚化し、全員で
共有しながら授業を展開する。頭の中の思考を、文字化・言語化してやることで、子どもの思考が明確になったり、強化されたり、たとえ思いつかなくても自分のものにできるのです。素敵な授業です。
次に5年生の授業。前期の復習です。写真手前には、黙々と一生懸命に問題に向き合う5年生のすてきな姿がはっきりと見られます。
さらに、奥を見てください。担任のところに列を作っています。ここに写っているのは、わからない問題をそのままにせず、質問して解決しようという積極的な姿なのです。担任に質問して、アドバイスやヒントをもらいながら、また問題にチャレンジしていくのです。人生の縮図のようですね。単なる学習。でも、将来生きていく上で大事な力を、このような一瞬一瞬で身に着けているのです。光り輝く姿です。
黙想で始める授業~心落ち着かせて授業に臨む~
昨年度から取り組んでいる授業前の「黙想」。子どもたちにすっかり定着しています。
本校は、チャイムが鳴らない「ノー・チャイム・スクール」です。チャイムに頼らず、自分で時計を見て、自分の行動を決める。そこに主体性の土台が生まれます。
しかし、子どもですから、休み時間と授業時間の境目にけじめをつけることは難しいものです。だからこそ、黙想で始めて、心を落ち着かせて(切り替えて)授業に臨むようにしています。学力向上のための具体的手立ての一つ(学習規律の徹底)です。
3年生の黙想は、どこから見ても立派です。
人差し指の温もり~学び合いの意味~
授業で習う内容は、初めてのことばかり。学習内容の理解と定着だけを考えるなら完全個別の学習がいいかもしれません。しかし、全員で受ける一斉授業と学び合いには、もっと大切な意味があります。その一つが、心の育ちです。友達のことを理解し、想い、ともに成長していく・・・「やさしい子」が育つ大切な場なのです。
昨日の1年生の授業。算数復習プリントでの学びの時間。
子どもたちは、時には指やブロックを使いながら、一生懸命に解いていました。
そこで見つけた「人差し指の温もり」!これは、友達に問題の解き方等をやさしく説明する時に見られる素敵な姿なのです。自然に動かされた人差し指に、友達のことを大切に想い、行動する「人としてのやさしさ」が表れているのです。
子どもたちは様々な場面で、お互いに助け合って生きています。
自己表現力を高める授業②
4年生の国語の授業でも、すばらしい子どもたちの姿が光り輝いていました。文章にこだわった読み取り、意欲的な挙手発言、繰り出される鋭い質問、それに臆せず堂々とはっきりと答えていく姿、どれをとってもすばらしく、私だけが観るのがもったいなく感じたところです。
本校では、自分の考えを表現すること(書くこと、発表すること)にこだわっています。
受け継がれる誇り~鼻ぐり井手音楽劇~
11月16日(日)に開催される第15回菊陽町鼻ぐり井手祭に向けて、3・4年生の音楽劇の練習に熱が入っています。
本校児童にとって、3年生になったら、この鼻ぐり井手祭で音楽劇ができるというステータスや誇りがあります。だからこそ、昼休みとかも自主練習を重ねている子どもたちです。経験者の4年生が初参加の3年生にやさしく教える姿が素敵です。
自己表現力を高める授業①
「学べてよかった」熊本県人権子ども集会
10月4日に、熊本県人権子ども集会が県立劇場で開かれ、本校からも4~6年生の多くの児童が参加しました。
とても豪華なバスと県立劇場のコンサートホールにテンションが上がっていた子どもちでしたが、いざ集会が始まる
と、小・中・高・特別支援学校それぞれの代表発表をしっかりと目と耳と心で受け止め、お返しの発表のために一生
懸命手を挙げ続ける姿がありました。
「行ってよかった!」という子どもたちの声は、その場で、肌で感じ、何かしらを得ることができたから漏れる言
葉です。
「学べてよかった」という思いが、これからの自分たちの生活を見つめていく力になると思います。
1年生が喜んでくれて大成功~おもちゃまつり~
2年生が1年生を招待して、「おもちゃまつり」を開きました。そこには、これまでにしっかりと準備された「手作りのおもちゃで楽しむ場」がいくつも設置されていて、楽しみ方をていねいに、わかりやすく説明する姿がありました。1年生は、各ブースに列を作って並び、工夫されたおもちゃを楽しみ、笑顔でいっぱいでした。
2年生に感想を尋ねると「やってよかった!」と返ってきたので、さらに理由を問うと、「1年生が喜んでくれたからよかったです。」「1年生が・・・。」「1年生が・・・。」と、1年生の笑顔を生み出したことへの喜びが相次いで出てきました。
心の中に1年生のことを想い、精一杯頑張り、やり通した2年生の表情も、それはそれは晴れ晴れとしていて、笑顔でいっぱいでした。
ICTがもたらすもの②
もう一つ、おひさま2教室の様子から。
電子黒板に大きく映し出された国語の教材文。スピーカーから教材文の音読音声が流れ耳で聞くことができると同時に、読んでいる段落が色塗りされて表示されるので、目でも文章を追うことができます。
また、タブレットの音声認識機能を使えば、キーボードを使わなくても、子どもの音声で作文を書くことができます。
まさに個のニーズに応じた個別最適な学習を支えてくれるのがタブレットです。
さらに、ドリルソフトを使って、何度も学習を重ねれば、タブレット上でポイントやメダルをたくさんもらえます。ゲーム感覚で楽しく学習を重ねることができ、メダル等のうれしい評価をゲットして「できた」「やったー」という満足感を手にし、その継続により基礎・基本の力を定着させていくことが期待できるのもタブレットの効果としてあげられます。