せせらぎの人(学校生活)

せせらぎの人

冬を楽しむ・寒さを楽しむ

 この冬最大の寒波が押し寄せ、昨日と今朝、雪が降りました。ダウンジャケット、ネックウォーマー、手袋の完全武装で子ども達の登校を出迎えていても、やはり寒いものは寒い。早く職員室に戻りたいものです。

 しかし、子どもたちはいたって元気。餅つき用の臼に張った氷を手に手に、職員室に見せに来てくれた子どもたちがいました。薄く積もった雪を手袋で集めている子どもたちもいました。中庭を走り回って遊んでいる子どもたちもいました。

 1年生は、生活科の学習で、昨日から準備していた花氷の観察をしていました。お椀の中に浮かべた花弁が、きれいに凍って光り輝きとてもきれいです。そんな花氷を手に手に、みんなとても嬉しそう。

 厳しい寒さを楽しみに変える子どもたち。考え方をちょっと変えるだけで、こんなにも心が豊かになるのですね。

勇壮!鹿北太鼓その後は授業参観

 本校6年生は、毎年鹿北太鼓の演奏に取り組んでいます。しかし、今年は、「かほく祭り」が中止となり、その発表の場がないまま月日が過ぎていきました。

 考え続けていた担任の岩田教諭が思いついたのが、授業参観。授業参観前のオープニングセレモニーとして、中庭を特設ステージにして発表の場を設けました。

 子どもたちは、一生懸命練習を続けてきたこともあり、やや緊張した面持ち。しかし、演奏が始まると颯爽たるばちさばきで、保護者や在校生をひきつける見事な演奏を披露してくれました。

 演奏を終えるとホッとしたのか笑顔があふれていました。本当に勇壮で立派な演奏委でした。

 本日までご指導くださった中満様、本当にありがとうございました。

 その後は、本年度2回目となる授業参観でした。平日、しかもコロナ禍での開催となりましたが、多くの皆様に参観いただきありがとうございました。

人権について考えました

 12月の人権旬間に実施した人権学習の成果を発表し合い、人権意識を高めるために『人権集会』を10日(木)に開催しました。

 
 まず、全員で鹿北小学校人権スローガンを唱和し、各学年の発表へ移りました。

 1年生は、『みんなといっしょに』を学習しました。車いすで生活するただしくんの作文を読んで、「みんな一緒に活動することが楽しい」と、ただしくんの思いと重ねました。

 2年生は、『りゅうへいくんとなかまたち』の学習でした。足に障がいをもったりゅうへいくんの姿から、「助けることだけが優しさじゃない。じっと見守る心も大切にしたい。と結びました。

 3年生は、『島ひきおに』の学習を通して、「見た目だけで決めつけない」「もっとその人のことを知る」ことが大切であり、「気づき、考え、行動しよう」と呼びかけました。

 4年生は、『できないことないですか』の学習です。「だれにでもできないことがある」自分のこととして考え、4年生の人権スローガン「仲良しでいじめのないクラス」を設定しました。

 5年生は、『水俣に学ぶ』です。学習を通して、みんな同じ命を持つ仲間。笑顔で生活できるよう、差別は絶対許さない。と力強く訴えました。

 6年生は、『わが子とともに』の学習です。障害のある人についての理解を中心とし、障がいの有無にかかわらず、誰に対しても「心のバリア」を解消できるようにすること。互いに助け合って生きていくと決意を新たにしました。

 

 各学年の発表後には、「友達に嫌なことを言ったり、したりするのは絶対にいけない」「差別は絶対許されない」など、いじめや差別をなくす取組みへの意識の高まりが感じられる感想発表がありました。
 鹿北小学校関係者の皆さんのご支援をいただき、子どもの笑顔あふれる学校を目指します。

 

児童集会

 鹿北小には、「鹿北小幸せの木」という掲示コーナーがあります。人の心を温かにする言葉(ふわふわ言葉)や友達にしてもらって嬉しかったことを木の葉や木の実のメッセージカードに書いて張っていくというものです。この取組を情報委員会の子どもたちが担当しています。

 

 11日(金)の朝の時間に児童集会を開催しました。今回の発表は、情報員会です。そこで、幸せの木に掲示されていた「ふわふわ言葉」や「ありがとうメッセージ」の紹介がありました。どんな温かい言葉があるのか紹介した後、「ありがとうメッセージ」を書いた子から、本人に「ありがとうカード」のプレゼントが渡されました。

 温かい言葉、感謝の言葉で集会全体が温かい雰囲気に包まれました。また、プレゼントを受け取った子どもたちも大変嬉しそうでした。メッセージを書いた優しい子どもたちにも感謝したいものです。

ボランティア掃除

 本校の児童玄関は、車いすを利用する子どもたちが入学しても支障なく校舎内に入ることができるよう、段差のないフラットな造りになっています。

 そのため、外から戻ってきた子ども達の靴についている泥や砂も校舎内に持ち込みやすく、掃除が大変です。定時の掃除の時間以外にも、朝夕気がけて掃き掃除を行っています。

 そんな中、休み時間に自主的に掃き掃除をやってくれている子どもたちを発見しました。あいらさんとあやねさんです。学年は違いますが、何時とはともなく、砂まみれになった玄関を掃くようになったのだそうです。

 ちょっと外遊びでもしたり、ゆっくりくつろいだりしたい時間によく頑張ってくれているなと感心しています。

 「自分のことは自分でできるようになる。人の役に立つことに挑戦する。」という、工校長の子どもたちへの投げかけが、少しずつ浸透しているようです。

みんなで遊ぼう!

 3日(木)の昼休み時間を利用して、児童会主催の「みんなで遊ぼう!」が開催されました。

 本校では、1年生から6年生までの異学年を9つの縦割り班に分けて、様々な活動を行っています。今回は、みんなが仲良くなるために、縦割り班対抗でドッジビーや鬼ごっこなどを行いました。下級生でも楽しめるように特別ルールを定め、上級生がしっかりお世話をしていました。

 お昼になると気温も上がり、楽しい遊びをとおして、心も体もぽかぽかになったようです。

元気なあいさつ

 さきさんは、あいさつ名人。バスから降りると100mほど離れた工校長にまずは元気に一声「おはようございま~す!」。それに応じて工校長も「おはよ~う!」。道行く人にあいさつ続けること5,6回。そして、工校長が待つ横断歩道に近づくにつれて、あいさつの回数はさらに増し、その声もパワーアップしていきます。「おはようございます!」「おはようございます!」。「おはようございます!」「おはよう!」。

 登校指導後、各教室を巡回しているとまた彼女の元気なあいさつの声。それにつられたように近くにいた男の子も元気にあいさつ。

 「ゆうき君は、あいさつをして元気が出ましたか?」

と彼女。

 「うん!」

ゆうき君もにっこり。

 どうやら、元気な声であいさつすることで、今日1日のエネルギーを充填しているようです。あいさつには、自分自身を奮い立たせる効果もあるのですね。そんなあいさつで、私もまた元気をいただきました。

生徒会選挙投票

 12月2日(水)、来年度の鹿北中生徒会役員選挙が行われ、本校6年生も、朝の時間と昼休みに投票を行いました。

 次年度入学する児童に選挙権が与えられている学校は、正式な小中一貫校以外にはないと思われます。

 昨日、中学校選挙管理委員会の皆さんが、6年生教室横の少人数教室に投票所を開設してくれました。投票券、投票用紙も正式に作られており、投票台、投票箱は本物を市民センターから借り受けて設置されました。こんな貴重な体験をさせていただいたことは、4月の入学に向けて自治意識を高めるうえで貴重な体験になったことと思います。

 鹿北中の生徒会の皆さん、先生方、大変ありがとうございました。

寒さに負けず

 寒さが身に染みる季節となってきました。

 そんな中にありながらも、子どもたちは大変元気です。終日、半ズボン、半そでで過ごしている子がいるほか、朝のランニングタイムでも短パン、半そでの子どもたちがいます。

 「子どもは風の子」と言いますが、全くそのとおりだと思います。これからますます寒さが厳しくなる中、強い体と心でこの冬を乗り切ってほしいものです。

ばとん・ぱす

県内の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等の児童生徒の保護者、教職員向けに発行されている教育広報誌です。ぜひ、ご覧ください。
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